松島「松庵　松島佐勘」宿泊記

2016/01/23 - 2016/01/24

他県にいる親を招待して宿泊。
全１１室の宿は、最初に駐車場への出迎えの方に名前を名乗って以降、
翌日の朝食やチェックアウトに至るまで、一切名前を名乗る必要がありませんでした。
サービスは行き届き、お風呂も料理も最高。

良い親孝行になりましたが、
価格を考えると１月にして今年最初で最後の親孝行かな･･･

エリア 松島・奥松島(宮城)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車

仙台駅まで他県から招待した親を迎えに行き、そのまま松島へ。
松島の独特の地形を喜んでくれた様子。
そしてそのまま瑞巌寺を案内。
2016年4月まで、本殿は災害復旧の工事中。
その期間、御本尊が公開されています。

車で松庵へ向かい、チェックイン。
松島から徒歩で行くのは無理がある距離でした。
駐車場に車で到着すると、宿の方が迎えに出てきてくれ、
そのまま客室に案内してもらえます。

松島佐勘 松庵 宿・ホテル

客室からは松島の景色。
チェックインの記帳は客室でウエルカムドリンクの抹茶をいただきながら。
松島の中心付近の大型旅館では味わえない雰囲気。

客室。全１１室の宿は、廊下も静かでとても居心地が良かったです。
これを知ったら、大型旅館ではもう満足できません。

無料のドリンク。
コーヒーがちゃんとしたコーヒーメーカー。
紅茶も葉でした。

夕食前にお風呂へ。
全１１室なので、他のお客さんと会う確率は低いです。
ほぼ貸切でゆっくりできました。
ヒノキにジャグシーで運転の疲れを取ります。

続いて露天。
冬の東北の気温の元で入る露天風呂は最高です。
遠くには松島の景色が見れます。
男女が朝夕逆になり、
翌朝は露天風呂がヒノキでした。

部屋に戻って、冷蔵庫の瓶ビールをいただいた後、
ルームサービスで生と白ワイン。
同時に食事の準備をしていただきました。
夕食は客室か、専用の個室かを選べます。

まずは前菜。
どれも美味しかったですが、奥の赤貝が旬だけあって美味しかった。

続いて刺身。塩釜港でとれたもの。
冬は三陸のバチマグロが旬。
とても脂がのっていました。

宿のプライベートブランドの日本酒。
松島産のお米が使われています。
蔵元は塩釜。
宮城のお酒らしく濃厚な味わいで美味しかったです。

メインの焼き物は、お肉と魚から選べます。
甘鯛のカラスミかけ。
料理長お手製のカラスミが、
甘鯛にとてもよくあいました。

箸休めの松島のトマト。
信じられないほど甘くて美味しかった。

トマトで口直しをして、仙台名物のセリの鍋。
シャキシャキが出汁にからんで美味しいです。
また、手前にあるのは生のきくらげ。
とても肉厚で美味しかった。

〆は穴子ご飯。土鍋で供されます。
穴子のピークシーズンは夏なので、
今はオフシーズンですが、ふっくらしてそれでも美味しかった。
普通はこれで〆るのでしょうけど、私はこれで日本酒をいただきます。
米で米を飲む・・・

土鍋で供されるということは、おこげがあります。
香ばしさが加わり、日本酒に最高に合いました。
(まったく〆る気がなく、さらに日本酒を追加注文。)

それでも土鍋に残った穴子ご飯は、
仲居さんが「夜食にされますか？」
と聞いてくれました。
「お願いします」と答えたところ出てきたのがコレ。

期待しながらも、先にお風呂に入ることにします。

風呂上り、フタを開けると、そこには穴子ご飯の握り。
海苔はおそらく三陸産でしょうか。
すごく良い香り。
ご飯が冷えたのがまた良い感じ。
日本酒がよく進みます。
夕食時のドリンクメニューは、そのまま食後もルームサービスをお願いできます。
見守られてる感があってうれしい限り。

早起きすると、客室から松島からの日の出が見られるそうです。
でもあれだけ日本酒飲んで早起きできるわけがありません。
というわけで翌朝の朝食会場からの景色。
ここでランチをいただくこともできます。
また、宿泊無しの夕食のみも可。

れすとらん海音 グルメ・レストラン

朝食は和食と洋食を選べます。
食材は松島筆頭に宮城産が中心。
ご飯がとても美味しかった。
よくぞ日本人に生まれけり。

松島産の野菜を出汁で煮た鍋。
野菜の甘さが出て、とても美味しかった。
これだけでもディナーのメインはれるくらいです。

かまぼこを炭火で焼くという贅沢。
かまぼこもちゃんとした白身魚が使われた美味しいやつ。
食後のコーヒーには、ちゃんと暖めたミルクがついたり、
最後まで手抜きがありませんでした。

またぜひ泊まりたいと思わせる旅館でした。