2016/01/10 - 2016/01/10
13位(同エリア149件中)
かっちんさん
遠州森町は火伏の神・秋葉山への宿場町、お茶や古着などの商家が並ぶ町として栄えてきました。
中心部にある本町の町並みは、格子や蔀戸(しとみど)建築の町家が点在しています。
蓮華寺には木喰上人晩年作の木喰仏、旧周智郡役所だった歴史民俗資料館には江戸時代から昭和までの生活用具が展示されています。
天竜浜名湖鉄道天浜線の遠州森駅は、昭和10年に国鉄二俣線が部分開業し、その当時の駅舎がそのまま残され、今でも現役です。
そして、夕暮れ時に見た「火の見櫓のある町に沈む夕陽」は素晴らしかったです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
二俣本町駅
二俣町を散策後、ここから天浜線に乗り、遠州森駅へ向かいます。 -
イチオシ
風情のあるホーム(二俣本町)
掛川行き列車がやって来ます。 -
華やかなデザインの車内
この列車は「スローライフトレイン」と呼ばれています。
フィンランドのライフスタイルブランド「マリメッコ」生地のカーテンやヘッドレスカバーが車内を飾っています。 -
車窓から見える三川茶(みつかわちゃ)畑
袋井市北部に位置する三川地区は、温暖な気候と良質な土壌の環境で茶作りをしています。 -
イチオシ
昭和を感じさせる遠江一宮駅に進入
国鉄二俣線全線が開通する昭和15年に建てられた駅舎です。 -
森の中を走る天浜線
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窓の外に夏みかん
ただ今、円田(えんでん)駅に停車中。 -
遠州森駅に到着
ここで降ります。
昭和10年に国鉄二俣線の掛川〜遠江森(開業当初の駅名)が開通し、当時の駅舎がそのまま残っており、貴重な遺構になっています。 -
出札窓口
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駅を守る駅員さん
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窓際に残る開業当時のベンチ
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古い窓ガラス
窓の木製建具には開業当時の古い歪ガラスがはめられています。 -
遠州森駅正面
駅舎は切妻造りの車寄せが突出し、出入口の扉は開業当時の二枚引き腰付ガラス戸です。 -
遠州森駅舎の全景
では、遠州森町の街歩きを始めます。 -
のんでくだ茶い 森の茶
遠州森町は昔からお茶の産地なんです。 -
蓮華寺
遠州森駅から歩いて15分位のところにあります。
木喰上人が晩年(83歳)に制作した木喰仏を拝観しました。
落ち着いたお顔でした。 -
イチオシ
旧周智郡役所
蓮華寺の隣にあります。
明治18年に周知(しゅうち)郡役所として森小学校南側に建てられ、昭和49年にこの場所に移築され、現在は森町立歴史民俗資料館として公開されています。
木造2階建ての正面中央に2階分の大きな張り出しを設け、玄関ポーチも兼ねています。 -
郡役所の玄関ポーチ
歴史民俗資料館には当時の家具や調度品などの日常生活用品が展示されています。
休館日は月曜・火曜、観覧料は無料です。 -
周智郡役所
では、歴史民俗資料館に入り、昔の生活用品を見学します。 -
石油発動機
点火プラグのある石油発動機で、主燃料が灯油、始動にガソリンを使用します。
農業機械の動力にしていました。 -
消火ポンプ車
荷車に手押しポンプを搭載した車です。 -
薬箱棚
どこかの引き出しを押し込むと別の引き出しが飛び出し、いつまでも遊べそうな棚です。 -
製麺機
うどんを作ったのでしょうか。 -
手回し計算機
電卓が登場する昭和40年代より前は、機械式計算機を利用して掛け算、割り算を計算していました。
メーカーは日本計算機です。 -
圧力釜
頑丈な造りです。
蓋を抑えるハンドルは、昔の水道の蛇口を思い出します。 -
実物幻灯機
写真や絵をスクリーンに大きく映しだします。
映画の幻灯機ではなく、紙の絵を映しだす幻灯機なんですね。 -
郡長室
玄関ポーチの2階部分が部屋になっています。
三方に窓があり見晴らしがいいところです。 -
帳場格子
帳場の囲いに立てる2枚または3枚折りの低い格子です。
朝ドラ「あさが来た」の帳場でよく見かけますね。 -
長火鉢
鉄瓶の奥にある2つの蓋をとると壺になっています。
この壺に水を入れると炭火でお湯になり、そこに徳利を入れると熱燗ができます。 -
掛看板
薬の商標です。 -
国鉄時代の駅名板
国鉄だった昭和62年までの駅名板です。 -
タブレットと記念切符
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オルガン
足踏み板や外観の装飾が凝っています。 -
地の神さま
屋敷内に祀られる神様です。 -
ラジオ
昭和初期のラジオは電池式でした。 -
竹こうり
かっちんの家にもまだあります。
本来衣類入れですが、この中に子供を入れ、電車ごっこをして遊びました。
出発進行〜 茄子のおしんこ〜(笑) -
氷冷蔵庫
毎日、上段に氷を入れ、下段に食料を入れて冷やしていました。 -
大八車
荷物の輸送に使われた木製の人力荷車です。
昔の生活道具を見て明治・大正・昭和にタイムスリップした気分になったので、これから当時の町並みが残っている本町へ向かいます。 -
本町の町並み
遠州森町は、火伏の神・秋葉山への宿場町、お茶や古着などの商家が並ぶ町として栄えてきました。
本町はその入口に位置し、町家が並んでいます。 -
町家
2階には古い手すりと雨戸があります。 -
木造2階建ての町家
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蔀戸(しとみど)のある珍しい建物
1階の左側に上下に分かれる蔀戸があります。
戸を開けるときは、上の戸を水平に跳ね上げて留め、下の戸を上に引き抜きます。 -
格子窓のある建物
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風情のある格子の町並み
町並みはさらに仲町、横町、新町へと続きます。
今回は本町だけで引きあげ、天浜線遠州森駅の隣「戸綿(とわた)」駅へ向かいます。 -
元祖「梅衣」
途中で栄正堂に立ち寄り、遠州森町の銘菓「梅衣」を購入します。
餡が入った餅をシソで包み、食べてみると甘みとしお味が口の中でうまく調和します。 -
森川橋
太田川に架かる森川橋を渡ります。
この近くに甘柿の代表種「次郎柿(治郎柿)」の原木があります。
江戸後期に「松本次郎」が太田川沿いの田の畔で柿の幼木を見つけ、これを持ち帰り自宅に植えたのが始まりです。
遠州森町は柿の産地で、秋には皇室に献上されています。 -
イチオシ
夕暮れの大田川を渡る天浜線
ちょうど列車がやって来たので、夕陽と一緒に撮りました。 -
築堤の上にある戸綿(とわた)駅ホーム
太田川鉄橋の近くにあります。 -
イチオシ
火の見櫓のある町に沈む夕陽
戸綿駅ホームからの眺めです。
これで、天竜二俣と遠州森の街歩きを終え、東海道本線で川崎に帰ります。
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この旅行記へのコメント (2)
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