晩秋のレッサーパンダ紀行【1】 旭山動物園 晩秋と言うか真冬の旭山 ありがとう、渝渝ちゃん&はじめまして、リトルチャーミン・縞縞(ガオガオ)君!! 新脱走姫・友友ちゃんは今日も脱走路探しに余念なし(苦笑)
2015/10/31 - 2015/10/31
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jilllucaさん
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深まる秋を感じつつ、2015年の仔レッサーパンダ紀行は津軽海峡を越え北海道・旭川にやってきました。
訪問園はもちろん旭山動物園、晩秋を通りこして既に冬の様相の園内では冬が得意な動物達の動きが活発になってきていました・・・もちろんレッサーパンダもその仲間の一員です。
一昨年、昨年と、10歳を超えて旭山にやってきた栃ちゃんの大活躍で2年連続で子宝に恵まれた旭山動物園、今年はついに期待の若ペアであるチャーミン君と渝渝(ユウユウ)ちゃんの間に初めての子供である縞縞(ガオガオ)君が誕生しました。
中国からやってきたチャイナ美人の渝渝ちゃんと日本きっての美パンダを母に持ち本人はレッサー界きってのエンターティナーのチャーミン君との子供だけにどんな男の子に育ってくれるかのか、とても楽しみな縞縞君・・・そこかしこに大器の片鱗を見せてくれました。
これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280
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今回の北海道遠征は羽田空港から出発です。
羽田空港6時40分発のエアドゥ81便、全日空4781便、旭川空港行きです。
渡道は今まで数あれど旭川インは初めてなので少しワクワクです。
ANA4781(ADO0081) 羽田→旭川 1264PP
(2015年トータル 91740PP 内 ANA 47304PP) -
旭山空港には定刻の8時20分に少し遅れて到着、手荷物ピックアップのエリアからしてこんな感じ(嬉)・・・一地方動物園とそこに暮らす動物たちが成し遂げたことがどれほど地域に影響を与えたのか・・・すごい事です。
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旭川空港で朝食を食べるなどして過ごし、10時発の路線バスで旭山動物園に移動しました。
旭山動物園までの乗車時間は約30分、他にも旭川駅を介したバスの乗継ぎという方法もあるのですが、乗継時間も含めると1時間半ほど掛かります。
旭山動物園の入園料は市民ではない大人で820円、僕は明日まで有効の年間パス(1、020円)があったのでそれを提示して入園しました。 -
まだ10月と言うのに今日は冬の様な寒さ、生憎の小雨と言う事もあり園内は閑散としていました。
11月3日で旭山動物園は夏営業を終え冬営業への準備のための休園にはいりますが、今年の夏営業は特にお盆時期の天候の不良などにより昨年比でお客さんが1割減ったそうです。
今年はめぼしいリニューアルもなかったのでその影響もあるのでしょうね。 -
真冬に来ると最高気温がマイナスなんてことはざらの旭山ですが、この時期に3℃ってのもかなりずしんと来るものがあります・・・寒ぅ・・・。
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坂を登ってまずはレッサーパンダ舎です。
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現在、旭山動物園には6匹の大人パンダが暮らしています。
ノノ君と栃ちゃんの夫婦、その娘の栄栄(ロンロン)ちゃんと友友(ヨウヨウ)ちゃん、そして、チャーミン君と渝渝(ユウユウ)の夫婦です。
チャーミン君と渝渝ちゃんのペアには今年待望の第1子が誕生!!
この子については後ほどご紹介いたしますね。 -
2つある放飼場のうち園路から向かって右側のあの”レッサーパンダの吊り橋”がある放飼場ではチャーミン君、栄栄ちゃん、友友ちゃんの3匹が同居していました。
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今年2歳になった栄栄ちゃん。
両親に似て毛並はボソボソ系なのですがお目目が真ん丸でそのアンバランスさがとても可愛らしい女の子です。
旭山では久々に生まれた子なのでスタッフさんやファンの皆さんにとての愛されている存在です。 -
栄栄ちゃんの妹で1歳になった友友ちゃん。
10月4日に発生した脱走騒ぎ(→http://www.asahi.com/articles/ASHB453Y8HB4IIPE00T.html )の下手人です。
お隣のウンピョウやアライグマの獣舎の上を駆ける写真がとても可愛く、脱走自体は憂慮すべき事柄だと思いつつも、レッサーの可愛さをより広く知らしめたと言う点は認めてあげたいと思います(苦笑)
ちなみに友友ちゃんの脱走は2度目だそうで、今日も何度も脱走を計画している素振りがありました。
若くて運動能力が高く体重が軽い女の子(脱走の際に約10kgと報道になりましたが、もちろんそんなに重くないと思います・・・あって6?台?)だけにこれからもスタッフさんとの知恵比べが続くと思われます。 -
そして、今年初めてお父さんとなったチャーミン君。
本格的なペアリングの初年となった今年の恋のシーズンでは、奥さんである中国娘の渝渝ちゃんとの間に繁殖行動が確認されず、園としても今年の繁殖は半ば諦めておられたそうですが・・・さすが、やる時はやる男ですね。
ただ、その”繁殖行動が確認できなかった”ことが原因で悲しい出来事も起きてしまいました・・・そこだけが少し残念ではあります。
でも、チャーミン君がお父さんになって、渝渝ちゃんがお母さんになってくれて心の底から嬉しいのです。 -
園路から向かって左側のサンルームのある放飼場にはノノ君と、
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栃ちゃんのベテランペアがいました。
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栃ちゃんは徳山動物園時代も含めて5度の出産で6匹の子供を育てあげたベテランお母さん、特に10歳を過ぎてからの移動となった旭山での2度の出産、育児はさすがと言うほかありません。
ノノ君は前妻の娘娘ちゃん(すでにお星さま)との間に1匹、栃ちゃんとの間に2匹の子供がいます。
今年は、娘娘ちゃんとの間の子供の凌凌君(現、北九州市到津の森公園)に第1子が誕生し、ノノ君もおじいちゃんになりました。 -
ノノ君と栃ちゃんの展示は午前中、午後からは渝渝ちゃんと今年生まれの男の子が展示に出てきます。
案内版にはおじいちゃん&おばあちゃん、そして、お母さん&こどもと書かれていますが、渝渝ちゃんとノノ君&栃ちゃんには血縁関係はありません。
でも、お客さん向けにはこの案内でなんら問題ないと思います。 -
チャーミン君と渝渝ちゃんの子供は6月26日に生まれました。
先ほど”悲しい事があった”と書いたのは・・・、
今年の恋のシーズンにチャーミン君と渝渝ちゃんの間に繁殖行動が全く確認できず、園としても渝渝ちゃんの妊娠、出産を全く想定していなかったそうで、また、渝渝ちゃんも妊娠、出産を窺わす行動を見せなかったために出産の当日も渝渝ちゃんは産室に入らずに展示に出ており、第1子の出産を放飼場でしてしまったのです。
残念ながら第1子は死亡してしまいましたが、更にもう1匹の出産の可能性を考えすぐに渝渝ちゃんは寝室に隔離、渝渝ちゃんは放飼場での出産と言う異常事態を乗り越え見事に第2子の出産し、子育てをしてくれたのです。
詳しい経緯は旭山動物園のしいくにゅーすでどうぞ→http://www5.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/ -
例年だとお客さんから名前を募るのですが、今年はキーパーさんが名前を決めたそうです。
その名も縞縞君!!
”縞縞”と書いて”ガオガオ”と読みますが、何とも面白い名前となったものです。
最初に聞いた時はびっくりしましたが、慣れると可愛らしい名前ですね。 -
4歳のチャーミン君、2歳の栄栄ちゃん、1歳の友友ちゃんが暮らす右側の放飼場はいろいろと動きがあって面白いです。
吊り橋の上でくつろぐ栄栄ちゃんと吊り橋に上がりたい友友ちゃん。 -
お姉ちゃんの栄栄ちゃんに気を使いつつも一瞬の隙をついて吊り橋に上がる友友ちゃん。
この辺りは昨年から同居していた2匹だけあって勘所を弁えていますね。 -
未だにこの姉妹との距離感に戸惑っているのがチャーミン君(苦笑)
そう言えば奥さんの渝渝ちゃんとの距離感の取り方にも独特のものがありましたもんね、彼は。
こもチャーミン君+姉妹の同居は来年のペアリングを見越してのものなのでしょうかね?
そうなら面白いんですけど・・・。
現状でのパワーバランスは・・・栄栄ちゃん>友友ちゃん>チャーミン君に見えましたが、チャーミン君には彼独特のキャラがありますので、そこまで深刻なアンバランスではないようにも思いました。 -
栄栄ちゃん。
彼女の所属はどこなのでしょうね?
僕的には、彼女には旭山に残ってもらいたいです。 -
木の枝を楊枝風に咥える栄栄ちゃん。
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楊枝を咥えたまま”よっ”と右手をあげる栄栄ちゃん。
本当に愛らしい子ですね。 -
渝渝ちゃんと縞縞君が出て来る前に他の子達にも会いに行きましょう。
レッサー舎のお隣のホッキョクギツネ舎のお父さん・・・と言っても、お母さんと子供達は全員伝染病で天国に旅立ってしまい、お父さんだけなんとか一命をとりとめました。
悲しい経験をしたお父さんに是非、新しい家族を作るチャンスを与えてあげて欲しいです。 -
そして、ホッキョクギツネのお隣は言わずと知れたホッキョクグマ館。
手前の放飼場にはルルちゃんとピリカちゃん。 -
手前がピリカちゃんで奥がルルちゃんだと思うのですが、最近、ピリカちゃんがお母さんのララちゃん(現、札幌市円山動物園)に似てきた様に思うのです、そして、そのララちゃんとルルちゃんは双子姉妹・・・結果、僕にはルルちゃんとピリカちゃんの見分けが難しくなってきています。
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プールのある放飼場にはイワン君とサツキちゃん。
もう11月になりますがサツキちゃんの体型は比較的スレンダーのままのように見えます。
出産を前提とした給餌量の増加などの措置は行われていないようにも感じました。 -
カバ館横のアミメキリン舎では小柄で可愛らしいお嫁さんの姿が見られました。
手前がゲンキ君、奥が10月8日にアメリカからやってきたお嫁ちゃん、まだ1歳10カ月だそうです。 -
放飼場を走り回るお嫁ちゃん。
大好きだったマリモちゃんが天国に旅立って以来寂しい一頭暮らしをしていたゲンキ君も大喜びでゲンキで可愛いお嫁さんの後をついて回っていました。
妊娠中に天国に旅立ってしまったマリモちゃんの分もこの2頭には幸せになって欲しいです。 -
若(すぎる)奥様のお名前も募集していました。
僕はストレートの”亜美”さんで応募しておきました。 -
カバ館の屋外放飼場には旭子ちゃん。
相変わらず小柄で可愛らし旭子ちゃんです。 -
屋内プールにはもちろん百吉君。
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育ち盛りの百吉君は旭山に来てから本当に大きくなりましたね、でも、もっともっと大きくなるんだろうな。
百吉君と旭子ちゃんの同居も早く見てみたいですね。 -
一旦、レッサー舎に戻りましたが、まだ交代の雰囲気ではなかったのでネコ科の皆さんにも会いに行きました。
今日も同居中のヤマト君とジーマちゃん。
手前がヤマト君で奥がジーマちゃんだと思います。 -
アムールヒョウはアテネ君とルナちゃんが出てました・・・もちろんこちらはまだまだ別居での展示です。
写真はルナちゃん。 -
再びレッサー舎へ。
こちらは等間隔で思い思いに過ごす若者3匹組。 -
アクリル板の上を器用に歩くチャーミン君を上から興味深そうに眺める友友ちゃん。
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チャーミン君の向こうでは隣の放飼場が気になって仕方ない栄栄ちゃん。
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生まれ故郷の鯖江市西山動物園時代からチャーミン君の一匹遊びは有名でした。
大き目の石や木の棒、ご飯の竹の枝や時には自分の尻尾をお腹の上に載せてゴロンゴロンと転がります。 -
一匹遊びは旭山でも健在!!
今日は木の棒が遊び相手のようです。
こう言った一匹遊びを日常的に継続的に行うレッサーも珍しいと思います、僕の知っている範囲ではチャーミン君は図抜けた存在です。 -
そして、そのチャーミン君よりも面白い(?)行動を見せてくれたのが友友ちゃん・・・脱走路探しに余念がありません。
一番驚いたのが、写真にはありませんが、何度か吊り橋の上からウンピョウ舎の屋根を狙っていたこと・・・「飛べるかな?・・・いや、無理っぽいね」と言う友友ちゃんの思考が体全体の雰囲気から僕にも伝わってきました。 -
この彼女の脱走癖(と言うか思考)が単に好奇心の旺盛さからくる物ならばキーパーさんとの知恵比べを笑い話的に楽しんでもいいのですが、もし、彼女が放飼場から逃げ出したい何らかの切実な欲求を持っているのなら・・・そこはしっかりと見極めないといけないでしょうね。
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左側放飼場ではお昼寝していたノノ君が起き出してきました。
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続いて栃ちゃんも。
僕は全然気づきませんでしたがバックヤードにキーパーさんが入ったのを雰囲気で感じ取ったのでしょうか? -
今年14歳、旭山では一番の年齢の栃ちゃん。
今年は換毛に少し失敗したようでこれから冬を迎えるにあたっては毛並がいまいちではありますね。
11歳での移動で旭山に来て、一昨年、昨年と繁殖を成し遂げた栃ちゃん、旭山での活躍は十分すぎるものですよね、来年以降は繁殖からは離れノノ君とゆっくり過ごして欲しいです。 -
若者3匹はバックヤードを気にしていますね。
どうやらキーパーさんが出て来るようです。 -
13時を少し過ぎ、左側の放飼場にキーパーさんが登場、ノノ君と栃ちゃんがバックヤードに帰って行きました。
「お疲れさま、また今度ね」 -
そして、いよいよ渝渝ちゃんと縞縞君登場です!!
縞縞君の第一印象は・・・でかっ!!
もちろん実際の体重はまだまだお母さんの半分程度でしょうが、幼児体型なだけに逆にとても大きく感じます。 -
右の放飼場の若者3匹に新鮮な竹が補充されました。
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左の放飼場でも渝渝ちゃんが台の上に乗って美味しい竹が来るのを待っています。
縞縞君は放飼場を探検中。 -
孟宗竹来たっ!!
早速お食事を始める渝渝ちゃん。 -
縞縞君も上がって来て、ママに負けずにがんがん竹の葉を食べます。
まだ離乳はしていないでしょうが、竹の葉も食べれるようになっているのですね。 -
可愛い母子のツーショット!!
男前のチャーミン君と美少女の渝渝ちゃんとの子供ですから美形になるのは生まれる前から分かっていましたが・・・やはり整ってますね。 -
毛色や顔全体の雰囲気はお母さんの渝渝ちゃん譲りですが、何と言ってもお目目がチャーミン君!!
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遺伝って面白いなぁ〜、これだから仔パンダ巡りはやめられません。
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パパ似のジト目ですがこう言う子供っぽいポーズを取るとやはり可愛らしいのです。
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そして、行動はもちろんまだまだ子供。
ママを追尾してサンルームへ。 -
渝渝ちゃん、出産の話を聞いた時には本当に驚きました。
緊急事態に渝渝ちゃん自身もきっと驚いたことでしょうね、でも、それにも関わらず縞縞君を育ててくれて本当にありがとう。 -
縞縞君、立派なお母さんの許ですくすく育ってくださいね。
中国レッサーの血を半分受け継ぐ君は日本のレッサー界の希望の星なんだよ。
生まれて来てくれてありがとう。 -
お客さんの手の動きに釣られる縞縞君。
無邪気な表情がとても可愛らしいです。 -
そんな縞縞君を毛繕いしてあげる優しいお母さん。
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やんちゃな息子と初めての子育てに奮闘するお母さん・・・、
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子育て楽しいね、渝渝ちゃん!!
お母さんと一緒が嬉しいね、縞縞君!!
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