2015/01/04 - 2015/01/05
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特急サンライズさん
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藤子不二雄A先生作の半自伝的作品、『まんが道』において主人公の満賀道雄(A先生がモデル)と親友であり相棒である才野茂(藤子・F・不二雄先生がモデル)が上京するまでの青年時代を過ごした富山県の高岡に行き、作中に登場する場所を実際に訪れてみました。(いわゆる聖地巡礼ですね笑)
そして今回は18きっぷを使い、まだ通ったことのなかった大糸線・高山本線でぐるっと回りました。そのため旅の大半は列車に乗っているだけでしたが、一人列車の窓から雪景色をぼーっと眺めるというのもよかったです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
まだ暗いうちに家を出て、早朝の中央本線で松本までやって来ました。
そしてここから乗るのは快速「リゾートビューふるさと」!
JRの観光臨時列車に乗るのはずいぶん久しぶりな気がします。 -
車体側面に書かれた、HBの文字。
鉛筆の芯の硬さ…じゃなくて実はこの車両、次世代型のハイブリッド気動車なのです! -
全席指定の2両編成で、念のため1か月前から指定券をとっておいたのですが車内はガラガラで、自分を含めて20人ほどしか乗っていないようでした。
しかし観光列車ということで内装はいい雰囲気です。 -
前についているモニターで全面展望の映像を流していました。
電車でGO!みたい。 -
松本を出て程なくして穂高駅に到着。ここには30分近く停車し、その間に駅からすぐ近くの穂高神社の巫女さんが神社へ案内してくれるとのことでした。
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初詣にはもう行きましたが、せっかくなので行ってみることに。
ここ穂高神社は交通安全にご利益があるそうで、免許をとったばかりの自分にとっては丁度良い時に来られました。 -
神社は初詣の人たちで賑わっていました。
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列車に戻り、さらに北に向かいます。
車内では地元の人が郷土の昔ばなしと民謡安曇節を披露して下さるイベントがありました。
18きっぷに+520円の指定席券だけで色々なサービスを受けられるのは非常にお得な気分です。 -
信濃大町を過ぎたあたりから雪が強くなってきました。
仁科三湖沿いの景色の良いところで列車は一時停止してくれるのですが、この天気なので湖は鉛色のどんよりとした雰囲気で、遠くの山々も雪にかすんでいました。
この景色は是非とも夏にもう一度見てみたいですね。 -
列車は南小谷行きでしたが、その先に行く列車の乗り換え時間が長かったので白馬駅で下車し、次の普通列車に乗り込みました。
しかし途中で、沿線に倒れかかっている木があるという無線が入ってきました! -
まずい、こんな所で運休になってしまっては引き返すにもかなり時間がかかるし、仮に代行バスが出ても(乗りつぶしを目的にしているので)微妙な区間だけ乗り残すことになってしまう!
問題の現場近くに安全確認のために列車はしばらく停まっていました。 -
祈るような気持ちで待った結果、安全が確認されたので運転を再開するとのこと。18分遅れたものの、無事南小谷駅に到着しました。
それでもなお1時間以上の待ち時間があったので、雪の中を歩いて、昼食を食べられる場所を探しに行きました。 -
駅から歩いて少し行ったところのこちらのお店で、カレーライスのランチを食べました。
一人旅だと何を食べるか決めるにも気を遣わなくていいので気楽でいいですね。 -
南小谷からはJR西日本の非電化区間です。
新潟県の糸魚川駅までこの列車に乗って行きます。 -
外は雪がかなり深く積もっていましたが、自分は暖かい車内でウトウトしていました。
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糸魚川から北陸本線で富山へ。
ライトレールや城端線にも乗りましたがこのあたりはダイジェストで。 -
城端線には北陸新幹線の駅ができるそうですが、外は既に真っ暗で何も見えませんでした。
城端駅からただ一人、高岡行の列車に乗って引き返します。 -
城端線を往復し、高岡から金沢へ移動します。
金沢に着いたのは夜9時半。今回宿泊したのは金沢駅から歩いて数分のキャッスルイン金沢というホテルです。 -
1泊素泊まりで3200円。部屋は綺麗で特に不自由なことは無く、十分に満足できました。
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翌朝、せっかくなら数年ぶりの金沢観光もしたかったのですが、北陸新幹線開業前に乗っておきたい路線がまだあるので、今回は金沢は以上です。
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金沢から七尾方面に向かう列車に乗ったものの、この車両の乗客は自分以外誰もいませんでした。
電流が交流から直流に切り替わる区間で車内の照明が落ち、オレンジ色の電球の光だけで不思議な雰囲気でした。 -
外が明るくなり、車内も通学の学生たちで混雑してきたころ、列車は終点の七尾駅に到着。
ここでのと鉄道に乗り換えます。 -
車窓を眺めていると海が!
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そして能登島の向こうから朝日が昇ってきました!
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終点の穴水で折り返しの列車を待ちます。
きっぷ売り場の駅員さんに尋ねると、のと鉄道の廃止区間の駅のスタンプを出してくれました。 -
七尾まで引き返し、JR七尾線と北陸本線を乗り継いで高岡に向かいます。
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到着しました、高岡駅。
橋上化工事が完成したばかりのきれいな駅でした。
いざ、藤子不二雄先生関連のスポットを巡っていこうと思います。 -
駅前のウィングウィング高岡前にあるドラえもんのブロンズ像です。
奥の建物は市の図書館もある複合施設で、図書館には藤子不二雄コーナーも設けられているそうです。 -
プレートには藤子・F・不二雄先生のお言葉が書かれています。
どうやら別の場所にあった像を近年こちらに移したようですね。 -
スネ夫のポーズがすごく気になりますが、よく見ると静香ちゃんの目もおかしなことになっている気が…(笑)
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駅前の通りにある文苑堂書店です。『まんが道』では満賀と才野が漫画雑誌や手塚先生の単行本を買うために何度も訪れていました。
現在は規模が大きくなり、各地で支店もあるそうです。
売り場の一角に藤子先生に関連する書籍のコーナーがあったので、折角の機会に『Fライフ』という雑誌を買っていきました。 -
高岡駅前の通りを東に進むと間もなく左手に現れる、『まんが道』で満賀のお気に入りの富士山の絵が描かれていた銭湯、養順湯の跡です。現在は名前はそのままに焼肉屋さんになっていました。
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銅器の街高岡のシンボル、高岡大仏です。『まんが道』の作中にも頻繁に登場し、いくつかの印象的なシーンもこの大仏をバックに描かれていました。
高岡大仏 寺・神社・教会
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大仏と仁王像の構図も度々使用されていましたが、仁王像の裏の銘板を見ると昭和43年に造立されたとあり、さらに大仏の位置も若干変わっているので藤子先生が高岡にいた時とは違う光景であると思われます。
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大仏から歩いてすぐ、高岡古城公園にやってきました。
加賀藩2代目当主の前田利長が築いた高岡城の址が公園として整備されています。高岡古城公園 公園・植物園
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『まんが道』でも満賀と才野はしばしばこの公園を訪れます。
作中のシーンと同じアングルで写真を撮ろうとしたら、除雪されていない雪だまりに膝まで突っ込んでしまいました。 -
満賀の初デートの話に登場した忠魂碑です。
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ふたつ山こと卯辰山の相撲場。
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満賀と才野が初めて手塚治虫の漫画に出会った場所です。
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古城公園の中心あたりに射水神社という神社があります。
昨日の穂高神社と同様、正月の初詣客でにぎわっています。 -
まんが道でもたびたび紹介されています。
上京後、一時的に帰省していた満賀らはここのおみくじで大凶を引いてしまい… -
高岡城を築いた前田利長の像です。高岡発展の祖ということで高岡市のキャラクターにもなっています。
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古城公園内には他にも随所に『まんが道』で出てきた風景があります。
漫画のコマと同じ風景を発見して「ああ、これか!」と思うととても楽しいですよ。 -
古城公園東側の動物園にある絵筆塔です。藤子不二雄両先生をはじめとする大勢の漫画家のカッパの絵をまとめたレリーフが刻まれているのですが、残念ながらこの日は動物園が休園だったので近くで見られませんでした。
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古城公園のすぐ北側にある、F先生が通っていた高岡工芸高校です。
A先生はかつてはこの隣にあり、今は移転した高岡高校に通っていました。 -
丁度バスがあったので一旦高岡駅に戻り、氷見線の列車に乗車します。
忍者ハットリくんのラッピングが施された列車ではハットリくんの声で沿線の案内を聴くことができます。しかし列車のエンジン音が大きくて車内放送を聴くのに一苦労しました。 -
雨晴‐越中国分の間では海のすぐそばを走ります。
もう少し晴れていれば海の向こうに立山連峰が見えるそうなのですが、あいにく今日は見られず。 -
終点氷見駅に到着。
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時間があったらA先生の生家の光禅寺を訪れたり、旬の寒ブリを食べに行ったりしたのですが、歩いて往復すると次の列車に間に合わないので、駅周辺をブラブラしながら時間をつぶしました。
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帰りは高岡駅の2つ隣の能町駅で下車。自分以外は地元の高校生ばかりでアウェーな気分です(笑)
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能町から近くの新能町駅まで歩き、万葉線の路面電車に乗って高岡市街に戻ります。
万葉線ではドラえもんのデザインの「ドラえもんトラム」という列車も走っているのですが、本日は点検のため運行していないとのことでした。
この車両は約50年前に造られたもので、昨日の富山ライトレールの車両と比べるとまた面白いですね。 -
坂下町で下車し、重要伝統的建造物群保存地区(略して重伝建)に指定されている山町筋を訪れました。
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ところどころに古い建物が見られます。
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山町筋からさらに北へ向かって少し歩いたところに、こちらもまた重伝建に登録されている金屋町というところがあります。
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1611年に高岡の城下町を開いた前田利長が鋳物師を集住させたのが町の始まりで、江戸時代から昭和にかけて建てられた町屋が並んでいます。
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石畳風の舗装がされていて山町筋よりもこちらの方が古い街並みの雰囲気はありますね。
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再び藤子先生関連スポットで、こちらは高岡郵便局。
高岡で漫画を描いていた時はここから東京の雑誌社へ原稿を送っていたそうです。 -
再び高岡駅方面に戻ります。高岡駅古城公園口を出て右に進んだあたりの桜馬場にA先生は住んでいました。
駅から歩いてすぐの良いところに住んでいたんですね〜。 -
高岡市立定塚小学校です。
藤子不二雄両先生は小学5年生の時、ここで運命的な出会いを果たします。
いわば伝説の始まりの地、まさに藤子ファンの聖地ですね。 -
十分高岡を満喫したところでまだ16時前ですが帰途につきます。
北陸本線で富山に移動し、高山本線の列車に乗車。 -
JR東海と西日本の境界駅の猪谷は雪深い山に囲まれた場所でした。
こんな山あいに鉱山関係の大きな建物がたっているのが何とも不思議な感じです。 -
美濃太田行きの列車は何とロングシート!実に4時間近く、効きすぎてもはや暑い暖房に耐えながら名古屋を目指しました。
高山での停車時間がもう少し長かったら高山ラーメンでも食べようかと思ったんだけどな…
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