2014/11/02 - 2014/11/02
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jilllucaさん
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晩秋の北海道は秋を吹っ飛ばして冬の装いでした・・・。
今年は、北は旭川市の旭山動物園から南は鹿児島市の平川動物公園まで、日本全国17園で27匹のシセンレッサーパンダが、1園で2匹のニシレッサーパンダがすくすく成長してくれています。
今年はこれまで、南紀白浜アドベンチャーワールドの息子君&娘ちゃん、愛媛県立とべ動物公園の優砥君、千葉市動物公園のメイタ君、仙台市八木山動物園の双子の女の子、長野市茶臼山動物園の男の子と女の子の双子、周南市徳山動物園のヒコ君、そして、徳島市とくしま動物園のあんこちゃんときなこちゃんの計11匹のおチビちゃんに会うことができました。
今日は日本最北の動物園、ご存知、旭川市旭山動物園です。
2012年に当時11歳で栃ちゃんが徳山動物園から旭山に移動して来た時は、それまでの繁殖実績をいかに鑑みても、年齢的な問題で旭山での繁殖は難しいと僕自身は考えていました・・・しかし、スーパーお母さん・栃ちゃんはこの日本一有名な動物園で10歳を越えての2年連続の出産というミラクルを成し遂げてくれました!!
全く素晴らしい栃ちゃんです。
今日は7月27日生まれの栃ちゃんのおチビちゃんに会いに来ました、が、まだ正式公開ではなく、数日前から訓練がてら屋外放飼場に時々出てくる程度とのこと・・・。
みぞれ交じりの雨の中、おチビちゃんに会うまで帰らないと覚悟を決め、放飼場に向かいました。
これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280
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昨日は南紀白浜アドベンチャーワールドを楽しんだ(旅行記→http://4travel.jp/travelogue/10947151 )後、関空から新千歳へ飛び、旭川に泊まりました。
今朝は旭川駅前8時10分発の路線バスで出発、旭山動物園に開園40分前の8時50分頃に到着しました。
もう1本遅いバスでの開園に間に合うのですが、そのバスは札幌からの特急の乗り継ぎを受けるので結構混むことがあり、時間に余裕のある場合は8時10分のバスに乗るようにしています。
旭山動物園の正門の写真を撮り、 -
外周路沿いに3分ほど歩いて西門で開園を待ちます・・・こちらの方が各動物舎が近いので。
旭山動物園の入園料は旭山市民以外は大人820円ですが、年間パスが1,020円と金額差がないので僕はもちろん年パスを購入です。 -
9時30分開園です。
写真奥が正門です、西門から入ると開園前にこれだけの距離を稼げるて動物たちに早く会うことができます。 -
ここのところはまずはカバ館に行ってからレッサー舎の流れだったのですが、今日は何はともあれレッサー舎へ向かいました。
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旭山動物園には現在この個体紹介で紹介されている5匹と7月27に生まれたおチビちゃんの6匹のレッサーパンダが暮らしています。
何はともあれレッサー舎にやってきたのは、その7月27日生まれのおチビちゃんに会うため・・・だったのですがあいにくの天気のせいかお母さんの栃ちゃんとおチビちゃんは放飼場に出ておらず姿は見れませんでした。 -
旭山動物園には2つの屋外放飼場があり、現在は向かって左の放飼場をノノ君&栃ちゃんファミリー、向かって右の吊り橋のある放飼場をチャーミン君&渝渝ちゃんのペアが使用しています。
こちらは左側の放飼場、ノノ君と昨年生まれの娘の栄栄(ロンロン)ちゃんです。 -
ノノ君です。
ノノ君は2002年7月15日多摩度物公園生まれ、前妻の娘娘(ニャンニャン)ちゃん(すでにお星さま)との間に2007年生まれの息子の凌凌君(現、北九州市到津の森公園)、現妻の栃ちゃんとの間に昨年生まれの栄栄ちゃんと今年生まれのおチビちゃんがいます。 -
ここ2年ほどで他園からの来園、繁殖などでタレントの充実が叶った旭川のレッサーパンダではありますが、やはりどうしてもこのノノ君が大黒柱的存在なのです。
6年ぶりに子供を授かった昨年、そして今年と仔パンダとの同居で子煩悩ぶりを見せてくれています。 -
そして、なんとも言えず可愛らしいこちらが栄栄ちゃん、昨年の7月19日に生まれました。
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それぞれレッサーとしては個性的なお父さんのノノ君とお母さんの栃ちゃんですから・・・娘の栄栄ちゃんが個性的になるのも頷けますが、ポシャポシャな毛質に愛くるしい瞳がとても可愛いのです。
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そして、今年生まれのおチビちゃんもいよいよお外に出てくるようになりました。
先ほども書きましたが、残念ながら現在はバックヤードへの扉が閉められておりおチビちゃんが出てくることはありませんが、今日はおチビちゃんが出てくるまで粘る覚悟です。 -
こちらは右の放飼場。
東屋にいるのがチャーミン君、地上を歩いているのが渝渝ちゃんです。 -
綺麗なブラウンの毛色と可愛らしい顔立ちの渝渝ちゃん。
渝渝ちゃんは2011年5月28日中国の重慶市動物園生まれ、昨年7月に旭山にやってきました。 -
吊り橋の上から下の人を眺めてみたり愛嬌たっぷり、次世代の旭山レッサーを担う存在です。
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愛嬌たっぷりで次世代を担うと言えばもちろんこの方・・・チャーミン君も!!
チャーミン君は2011年7月7日鯖江市西山動物園生まれ、美パンダで名高いミンファちゃん(現、神戸市王子動物園)の第3子でもちろん見栄えもいいのですが、とにかく西山時代から仰向けになってお腹の上に大きな石や枝を乗せてゴロンゴロン転がったり・・・遊び方に特徴がある愉快なパンダで有名でした。 -
チャーミン君は今年2月に旭山に来園し、来園直後から渝渝ちゃんとの同居を試したそうですが、大興奮のチャーミン君が渝渝ちゃんを追い掛け回して一旦別居に・・・、その後のトレーニングを経て今では普通に同居できるようになりました。
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暫くはおチビちゃんは出て来ない様なので他の子達にも会いに行きましょう。
ホッキョクグマのルルちゃん(左)とピリカちゃん。
相変わらずピリカちゃんは白くて可愛らしいですね。 -
今回はこの子に会うのも楽しみにしていました。
8月25日に遠くメキシコからやって来た百吉君のお嫁さんで2012年9月30日生まれの2歳の小さな可愛らしいカバちゃんです。
旭山で愛称が募集されて先日”旭子(あさこ)ちゃん”と命名されました。
来日当初からとても落ち着いており放飼場にもすんなり慣れたそうで、現在は午前中に屋外、午後に屋内で百吉君と交代で展示されています。 -
そして、屋内には百吉君。
3歳で育ち盛りなのかこのところ急激に大きくなっているように思います。
現在の百吉君のブームは半球形の覗き窓を噛むこと、そのせいで覗き窓は傷だらけに・・・そこで11月4日から2週間ほど掛けて半球形の窓を水平窓に改修する工事が行われるそうです。 -
窓ガジガジを楽しみ、ふわ〜と浮上し息継ぎ、
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そして、ふわりと水中に戻ってきます・・・何度見てもファンタジーの世界に思えます。
午後には旭子ちゃんの水中の姿も見たいと思いカバ館に足を運びましたが、残念ながら階上の方でお昼寝してて、泳ぐ姿はみれませんでした。 -
園内を軽く一回りしてレッサーパンダ舎に戻りましたが、左側の放飼場はまだバックヤードへの扉が開いていませんでした。
アクティブに一人遊びの栄栄ちゃん。 -
渝渝ちゃんは薄いアクリル板の上を器用に移動・・・彼らにとってはおそらくなんてことない芸当なのでしょうね。
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渝渝ちゃんとチャーミン君の若い2匹は木の枝から吊り橋へショートカットで飛び移る術を開発していました。
今までここから飛び移る光景は見たことなかったと思います。 -
この飛び移りも彼らにとってはきっと朝飯前の芸当。
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居心地がいいようで渝渝ちゃんもチャーミン君も結構吊り橋の上で寛いでいました。
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吊り橋に登りたいけど渝渝ちゃんがいるので遠慮しているチャーミン君。
このペアはどうやら渝渝ちゃんが精神的優位を持っているようですね。 -
でも、優しい渝渝ちゃんが場所を譲ってくれました、ご満悦なチャーミン君。
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園内をもう一回り。
今年、旭山動物園で一番悲喜こもごもだったのがホッキョクギツネでした。
5月18日に旭山動物園では初の繁殖に成功し7匹の仔ギツネが誕生したのですが、7月31日に母ギツネが肝臓の捻転による出血性ショックで死亡、仔ギツネ達も前後するように出血性腸炎で死亡してしまいました・・・現在は残った父親だけで展示が続けられています。
誰が悪い訳でもないことは十分承知しているのですが、それでも「なんとかならなかったのか?」と思ってしまいます・・・せめてお母さんと子供の1頭でも生き残ってくれたら・・・。
動物園では時としてこの様なことが起こります・・・それはおそらく自然界でも同じ、いや、自然界の方がもっと厳しいでしょう。
今はこの家族を失ったお父さんに新たなお嫁さんをもらって欲しいと切に願います。 -
そして、最近ビックリしたのが2頭のアムールトラの来園。
9月25日にアメリカの動物園より、5歳のキリル君、4歳のザリアちゃんが来園しました。
ひょっとして検疫も明けて、放飼場への慣らしが始まっているかも?と期待しましたが、放飼場には18歳ののんちゃんが出ていました。
2頭の若トラの来園でのんおばあちゃんの負担も減ることでしょう、長生きしてね。 -
そして、お隣のライオン舎にはライラ君とレイラちゃん、こちらも18歳と19歳の仲良し老ペアです。
寒さが得意のアムールトラと違い、これからの季節はつらいと思いますが、頑張って乗り切って欲しいです。 -
レッサーの園内カート!!
走ってるのは初めて見ました。
モデルはノノ君かな? -
レッサーパンダ舎に戻ると、左側の放飼場とバックヤードを繋ぐ扉が開かれていました・・・が、放飼場にレッサーの影なし・・・。
この扉開は、栃ちゃんとおチビちゃんが外に出てくる方向ではなく、ノノ君と栄栄ちゃんがお昼寝にバクヤードに帰る方向に作用したようです(苦笑) -
お隣が無人(無熊猫)なので気を使ってくれたのか左の放飼場ではチャーミン君と渝渝ちゃんが吊り橋の上からいろいろとサービスしてくれました。
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2匹が吊り橋を渡る度に黄色い歓声があがり人が集まってきます。
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レッサー舎からはホッキョクグマ舎が見えるのですが、あちらではルルちゃんが岩の上に登ってサービス中でした。
あまりに神々しい姿に思わずレッサーそっちのけで撮影してしまいました(笑) -
放飼場巡回中のピリカちゃんとの2ショット。
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そして、前に卓袱台を置きたいほどのルルちゃんのやさぐれポーズ・・・片膝縦で欠伸って・・・。
完璧ですルルちゃん、いろんな意味で満点です。
レッサーほったらかして撮りに行った甲斐があったというものです。 -
そして、レッサー舎に戻ると・・・なんと栃ちゃんが表に出ているではありませんか!!
栃ちゃんは2001年7月24日広島市安佐動物公園生まれ、長崎バイオパーク、周南市徳山動物園を経て2012年に11歳で旭山動物園にやってきました。
徳山動物園での3度の出産の経験を評価されての旭山への移動でしたが、10歳を越えての移動だったので正直言いまして僕はほとんど旭山での繁殖は期待していませんでした・・・しかし、栃ちゃんは僕なんかの浅はかな想像をぶっ飛ばしてくれました!!
昨年、今年と2年連続の出産!!
全くもって素晴らしいです!! -
バックヤードから「ピーピー」と甲高い声が聞こえ栃ちゃんが慌てて戻っていきました・・・、
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次の瞬間・・・栄栄ちゃんが現れ、その横に更に一回り小さい栄栄ちゃん似の仔パンダが!!
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季節感を完全に見誤り、もう笑えるくらいの軽装で10℃を切る雨の中5時間待った甲斐がありましたっ!!
7月27日生まれの女の子です!! -
昨年生まれの栄栄ちゃんは7月19日に生まれ、もうこの夏季営業の終盤期には吊り橋渡りもマスターして、命名式も行われていたのですが、今年のおチビちゃんは数日前からようやく外出の訓練を開始したところ、8日間の生まれの遅れ以上に外に出てくるのが遅れた感じがして少々心配していました。
でも、こうして会ってみると、昨年の栄栄ちゃんのこの時期とほとんど変わらない体格に思えました。 -
昨年の栄栄ちゃんの子育てを見た時に、これが栃ちゃんの最後の子育てシーンと思って見ていたのですが、今年も子育てを見せてくれるなんて・・・やはり栃ちゃんは素晴らしいです。
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真剣白刃取り・・・失敗っ!!
おチビちゃんの頭に手を乗せる栃ちゃんと何故かバンザイの姿勢で固まるおチビちゃん(笑) -
栃ちゃんも13歳とそこそこ高齢となり母乳の出なども心配されましたが、おチビちゃんのコロコロぶりを見ると問題はなかったようですね。
おチビちゃんもそろそろ離乳に入る頃だと思います、離乳が終ったら、栃ちゃんにはまずはハードな子育てで落ちた体重をベストの状態に戻して欲しいと思います。
そして、来年の繁殖は渝渝ちゃんとチャーミン君に若ペアに任せて、栃ちゃんには悠々自適の生活に入って欲しいと思います。 -
それにしてもおチビちゃんの明るい毛色は誰に似たんでしょうね?
栃ちゃんにも、ノノ君にも、お姉ちゃんの栄栄ちゃんとも違う明るい毛色です。 -
寒い雨の中5時間待ち、もう体は限界です。
今日はおチビちゃんに会えたことで全て良しとし、旭山を離れ札幌に向かうことにしました。
大好きな栃ちゃんのおチビちゃん・・・また、会いに来るからね!!
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