東北3県 弾丸旅行 2014

2014/08/22 - 2014/08/23

震災後、3年を経て全面開通、運転再開をした「三陸鉄道」。

被災した直後から三陸鉄道を撮り続けてきたある写真家さんの、
「一人でも多くの人に復興した三陸鉄道に乗りに来てもらいたい」
という言葉がとても気になっていました。

そこで、、、
今年は短い我が家の夏休み、岩手・宮城・山形、東北 3県を
列車とレンタカーを使って、駆け足で廻ってみました。

エリア 平泉(岩手)

• 旅行の満足度: 4.0

実際に行くとなると、予想以上に時間が
掛る「三陸鉄道」。

そこで今回はJTBの東北フリープランを利用しました。

まずは東北新幹線で「新花巻」へ。

新幹線・新花巻駅改札を出て左の出口へ。

一旦外へ出て、案内板に従いJR釜石線のホームへ。

※駅弁等の食べ物は、新幹線・新花巻駅で購入
　しておいた方が良い様です。
　改札を出てすぐ右側に1軒 駅弁を販売するお店がありました。

　この先、三陸鉄道 南リアス線・「盛駅」に着くまで
　手近な売店は見掛けませんでしたし、乗換時間も少ない為、
　探している余裕もありませんでした。

無人改札の先、JR釜石線のノンビリとしたホームが
迎えてくれました。

快速「はまゆり」に乗って、三陸鉄道・南リアス線に
乗り換えるべく、「釜石駅」を目指します。

新花巻駅で購入した、「「帆立照り焼き弁当」と
「海鮮小わっぱ弁当」で少し早い昼食に。

心配していた天気も、海岸線に向かうにつれ、
青空が広がってきました。

駅弁を突っつき、先頭車両の運転席の窓から線路など
眺めている内、製鉄所が並ぶ釜石の街並みが見えてきました。

「あっ」という間の1時間半です。

JR釜石駅のホームから、反対側に停車している
三陸鉄道の可愛らしい車両が見えました。

乗換時間は6分でした。

車内のボックス席に1組づつお客さんが
座っている位で、空いていました。

みなさん観光でいらした様子。

車窓から見えるのはまだまだ復興に取り組む
風景で、とにかく重機が目立ちました。

とても物静かな列車の運転手さんが、停車した駅で
時間調整中、外を眺めていた私に「震災前にたまたま
ここから撮ったものです」と1枚の写真を見せてくれました。

その写真と目の前の風景は全く変わってしまっています。

改めて心の中で手を合わせ、ご冥福をお祈りしました。

途中駅の「恋し浜駅」には3分ほど
停車してくれました。

短時間ですがホームへ降りてみました。

有名な、復興を願った貝殻の寄せ書きも健在です。

列車は1時間程で終点の「盛駅」へ。

南リアス線の執着駅です。

ホームから改札へ向かう跨線橋にはイベントで
製作した手作り手袋がディスプレイされていました。

駅に併設されている唯一の売店がありました。

切符の販売の他、三陸鉄道のオリジナルグッズや
飲み物、お菓子等が販売されていました。

そこで見つけた「さんてつサイダー」200円也(^^)

夏らしい日差しが照りつける中、縁石に座ってサイダーを
飲んでいると、何故かJR東日本のCM、「行っくぜ〜、東ぉっ北ぅ〜」
というフレーズが頭の中をグルグルと駆け回り、より美味しく頂けました!!

ここから気仙沼まではBTRと呼ばれる
バスが唯一の移動手段です。

途中、「奇跡の1本松」がある陸前高田周辺は
自分が想像した以上の光景で、写真も撮るべきでは
ない気がして、ただただ車窓からの風景を瞼に
焼き付けていました。

気仙沼からはレンタカーで平泉へ向かい、
世界遺産で有名な中尊寺へ。

列車移動に2/3を費やしましたが、今回の旅の
目的地はこちらです。。。

ちょうど夕方の涼しくなる時間帯。

一通り見学を終えると、人も疎らに。

急に辺りが静かになった気がしました。

「何が」とはハッハリ表現出来ないのですが、
波長が合う、というのか、妙に落ち着く場所でした。

平泉からは一気に宮城へ移動し、作並温泉へ。

岩松旅館さんへ1泊。

普段ほとんど利用しない大型温泉旅館。

お風呂も大きく、特に問題はありませんでしたが、、、

ブュッフェスタイルの夕食が好みでない事を
2人で再確認致しました。。。

翌日、車を走らせ山形・七日町を訪れます。

旧県庁舎及び県会議事堂だった「文翔館」へ。

大正5年に建てられた、歴史を感じる建物です。

館内は無料で見学する事が出来ます。

最近公開の映画「るろうに○○」のロケに
使われた部屋もありました。

続いては、山形駅から車で30分程。

「山寺」(正式名は宝珠山立石寺)へ。

本堂でお参りをして、、、

「まぁ、行ける所まで。。。」という
弱気な感じで1050段の階段を登り始めました。

パワースポット的雰囲気の中、上を見上げながら
ゆっくりと登り続け、、、

40分程で山頂に到着。

が、、、

下りで「足が笑う」という知り合いの予言通りに^^;

良い運動になりました。

再び車を走らせ、今度は村山地方へ。

山形と言えば「板蕎麦」。

やって来たのは有名な「あらきそば」。

以前、仕事で山形を訪れる機会が多く、何度か
お邪魔していましたが、ほぼ10年ぶりの再訪です。

到着したのは13:00過ぎ。

ほぼ満席でしたが、ちょうど1卓空いて
すぐに席に着けました。

「板そば うす毛利」と「鮎の甘露煮」を注文。

まずは甘露煮とお漬物が先に運ばれます。

立派な板に盛られた御蕎麦。

一見、「少ないのでは?」と思いますが、
蕎麦1本が極太で、十分にお腹一杯になります。

好みが分かれるとは思いますが、この硬い御蕎麦が
私は大好きです!!

山形を後にして、高速道を利用して仙台へ。

仙台城跡から市内を一望。

「仙台の景色、変わったなぁ〜」と感慨に浸り、、、

伊達正宗像に久しぶりに対面して、、

そろそろ今回の旅行も終わりに近づきました。

仙台市内の定禅寺通り ケヤキ並木を散策。

仙台駅 20:00発の新幹線に飛び乗る前に、国分町に寄り、
「旨味 太助」本店で牛タンの夕食で締めました。

随分と駆け足ではありましたが、東北の夏らしい
景色を存分に堪能できた旅でした。

最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

この旅行記へのコメント （4）

• zunzunさん 2014/09/07 17:56:04

  こんにちは〜！

  penさん、もしかして初めましてかな
  
  東北３県の旅行、、、
  
  目をそむけてはいけないなと思いました。
  重機がある風景、この一枚を見つめてしまいました。
  深い意味を考えてしまいます。
  
  いつか訪れるべき場所だと思うのですが、
  もう少しあとになりそうです。
  
  あ、さんてつサイダー飲んでみたいなぁ。
  夏になると飲みたくなる炭酸飲料なんです。
  
  私の旅行記にたくさん投票いただきありがとうございました^^
  
  こらからもどうぞよろしくお願いします^^
  
  
  zun

  penさん からの返信 2014/09/08 23:26:05

  RE: こんにちは〜！

  
  こんばんは、zunzunさん。
  
  メッセージありがとうこざいます!!
  バタバタしていて、お返事が遅くなってしまい、すみません。
  
  東北旅行記にもご訪問＆投票下さり感謝です。
  
  zunzunさんの旅行記は以前に何度かお邪魔させてもらっておりました。
  南イタリア、とても素敵な所ですね。
  
  お写真から「明るい!!」雰囲気がビシビシ伝わってきます。
  早朝のナポリの街並みのお散歩なんて、もぉ〜羨まし過ぎます(^^)
  
  天空の街ラヴェッロという場所は恥ずかしながら知らなかったのですが、
  こんな素敵な場所にもし行ったら何時間でも写真を撮ってしまいそうです。
  
  楽しい旅行記、ありがとうございました。
  
  こちらこそ、今後とも宜しくお願い致します。
  
  pen
  
  

• taroトラベルさん 2014/09/06 00:52:14

  行っくぜ〜、東ぉっ北ぅ〜！

  penさん、こんばんは！
  
  旅行記、やっと拝見させて頂く事ができました！
  
  東北は名古屋に住んでいる私にとっては、ちょっと遠くて馴染みが無い場所です。
  
  『途中、「奇跡の1本松」がある陸前高田周辺は
  自分が想像した以上の光景で、写真も撮るべきでは
  ない気がして、ただただ車窓からの風景を瞼に
  焼き付けていました。』
  
  この言葉、とても印象深かったです。
  penさんのこの時のお気持ちはどんなものだったんだろう？と想像しながら旅行記を拝見していました。
  
  ですが、そんな事も含めて、訪れるべき場所なんだなと思っています。
  三陸鉄道にも乗ってみたいし、中尊寺にも行ってみたい。
  そうそう、さんてつサイダーも飲んでみたいです。
  
  冒頭のさんてつサイダーの写真、いいですね！
  なんか、penさんが撮ると青や緑が違うんですよ！
  上手く言えないんですが、とにかくステキなんです。
  中尊寺の緑深い写真も本当に見ていて心が落ち着いてきます。
  素敵な写真を今回もありがとうございました。
  
  taroトラベル
  
  

  penさん からの返信 2014/09/07 10:35:10

  RE: 行っくぜ〜、東ぉっ北ぅ〜！

  おはようございます、taroトラベルさん。
  
  いつも旅行記を読んで下さり、本当にありがとうございます。
  お褒めいただく写真はお恥ずかしい限りでいつも恐縮しきりです^^;
  
  岩手〜宮城沿岸部、一度訪ねてみようと思っていましたが、やはり
  考えさせられる旅になりました。
  
  taroさんが見て下さった冒頭のサイダー写真、瓶が真っ青で綺麗で、
  背景の売店のカラフルな看板に合うなぁ〜、と思ってファインダーも
  覗かず、低い位置から適当に1枚撮りました。
  構図もアングルもメチャメチャですね。。。
  
  それでも、いつも思うのですが、あれこれ考えて何枚も撮影した写真より、
  「これいいな〜」と感じた時に無意識に撮った1枚が自分の中での
  お気に入りになりやすいのは何故でしょうね??
  
  ん〜、写真は奥深く、楽しいですねぇ〜〜!!
  
  香港のご旅行、一時体調を崩されて残念でしたね。
  私も以前、香港で発熱し、予約したレストランの料理が堪能出来なかった
  経験があるので、その無念さ(?)、良く分かりますわ。
  
  春秧街のマーケットって、トラムとの距離、あんなに近いんですね??
  迫力の光景ですね。
  
  水平・垂直がキッチリ出ているtaroさんのお写真はとっても素敵だと
  思いながら、香港のカラフルな街並みや古い建物を楽しく見せて
  いただきました。
  
  ありがとうございました!!
  
  pen