2014/10/16 - 2014/10/19
41位(同エリア343件中)
penさん
JR九州が運行している数々の「観光列車」を乗り継ぐ旅をしてみたい。。
予てからそう思い、かなり遅めの夏季休暇、今年は九州へ。
色々なプランを比較する中、JTBさんの旅行商品が目に留まりました。
その名も「観光列車エンジョイ レンタカー付きフリープラン」。
レンタカーを借りる回数制限がなく、且つ乗り捨てが追加料金なしで
何回でもOKという商品。
(観光列車の代金は含まれない為、別途自分で購入が必要です)
鹿児島から熊本、福岡を経て長崎まで。
4日間で九州縦断の旅をしてみました。
- 旅行の満足度
- 4.0
PR
-
前々日、列島を縦断した台風19号も北に遠ざかり、
台風一過、晴天の鹿児島空港に到着。
そういえばJAL乗ったの久しぶりだなぁ。。 -
空港でレンタカーを借りて鹿児島市内へ。
途中、桜島が綺麗に見える「名勝 仙巌園」へ。
島津家19代・光久が造営した別邸と庭園を
桜島を眺めながら散策できます。 -
入園して桜島を真正面に眺めた瞬間、ドーン!!
間髪を入れず場内に「ただ今桜島、噴火しましたぁ〜」と
のんびりとしたアナウンスが流れました。
日常的に噴火しているとは知らず、いきなり驚くワタクシ。
まぁ歓迎されたと思いましょ!! -
途中、目に留まった「両棒餅」のお店へ。
鹿児島の郷土菓子だそうです。
二種類の味が楽しめる10本セットを2人でペロリ。 -
鹿児島中央駅でレンタカーを返却し、早速列車へ。
最初に乗車する観光列車は「指宿のたまて箱」号。
鹿児島中央駅と指宿駅を54分で結びます。 -
鹿児島中央駅 14:05発。
少し遅い昼食は黒豚弁当。
窓に正対する配置の座席で鹿児島湾を眺めながら
美味しく頂きました。
あっ、売店のおっちゃん、割箸入れ忘れてたで^^; -
列車ドアの上部からミストが霧状に噴射される事で
有名なこの列車。
指宿駅到着後も写真を撮っていると運転士さんが
サービスしてくれたのか、誰もホームにいなくとも
派手に噴射してくれました。
ど〜もです。
(その割に伝わらない写真ですみませぬ。。。) -
到着地の指宿駅で再びレンタカーを借りて
本州最南端の駅、「西大山駅」へ。
有名なアングルはまともに西日・逆光状態。
もう遠景はシルエットにしてしまえ!!と開き直ってパチリ。 -
沖縄に「ゆいレール」が出来てから「日本」で
一番南ではなく「本州」で最南端の駅となったそうです。
有名な黄色いポストもホーム出口に鎮座して
おられます。 -
近くの長崎鼻へ。
この日は気温も高く半袖で充分でしたが
目の前の景色には秋の気配がジワリ感じられました。 -
レンタカーに乗って鹿児島市内へ戻ってきました。
鹿児島中央駅でレンタカーを返却。 -
今日のお宿は鹿児島中央駅正面に建つ
「「ソラリア西鉄ホテル」。
大変綺麗な高層ホテルです。 -
初めての鹿児島、夕食は鹿児島らしいものを
少しづつ、何種類か食べたいね、という事で
ハシゴ作戦を決行。
まずはホテル地下レストラン街の
黒さつま鶏専門「鶏膳」へ。
手羽に薩摩揚、きびなごのお刺身を頂きました。 -
続いて駅から徒歩数分の「かごっま屋台村」街へ。
小さなお店が幾つも連なり、ハシゴ飯・酒に最適。
入り口横にいた店員さん、屋台村の見取り図をくれ、
自分の店だけでなく、他店の紹介もしてくれました。 -
黒豚専門店「南州牧場」さんへ。
凹形状のカウンターが雰囲気の店内は満席。
店先にあるテーブル席へ。
ここで豚しゃぶと焼豚をツマミに焼酎を堪能。
いい加減酔っぱらいながらまたフラリと場内を
廻ると雰囲気の良いイタリアンのお店が気になる。
「南国ピッツェリア ごわす」さんに何故かそのまま
吸い込まれ、ピザと芋焼酎で一日目撃沈となりました。 -
翌朝、ホテルの部屋から見える桜島が
日の出方向だと気付き窓から綺麗な朝焼けと
日の出を拝む事ができました。 -
この日は列車を乗り継いで熊本を目指します。
まずは鹿児島中央駅から普通列車で隼人駅へ、
ここで乗り換え、向ったのは、、、 -
大変歴史のある駅舎が立派な「嘉例川駅」。
-
鹿児島空港が近い為、レンタカーで見学に
訪れる方々が沢山いらっしゃいました。 -
駅の片隅で見つけた銘盤。
長い々時間、ここら日本の人々を見続けてきた
駅舎である事がよく分かります。 -
敢えて普通列車を利用して訪れた嘉例川駅でしたが、
ゆっくり1時間見て回る事が出来て我々にとっては
正解でした。 -
そうこうしている内に乗り継ぎの列車が
入線してきました。 -
観光列車、「はやとの風」号です。
-
木をふんだんに使用した内装とダークブラウンの
車体が沿線の雰囲気とマッチして、とても印象に
残る列車でした。 -
40分程の乗車で終点の吉松駅に到着。
-
この駅で真っ赤な車体が特徴の観光列車
「いさぶろう・しんぺい」号に乗り換えます。 -
急勾配が続く路線で、途中でディーゼル機関車を
連結して引っ張られたり、勾配対策で大きくループ
した線路を通ったりと何かと忙しく働く列車でした。 -
吉松駅ホームにポツンとある売店で買った
幕の内弁当をつつきながらノンビリ、、、
とするつもりでしたが、、、
台湾からいらした観光ツアーの方々が沢山
乗ってこられて大賑わい!!
良いんです、台湾の方は大歓迎ですよ(^^) -
終点の人吉駅に到着しました。
-
ホーム端からの景色。
遠くの車両基地で出発の準備をする
蒸気機関車が見えました。
あれはきっと、この後乗車する「SL 人吉」号ですね。 -
観光案内所を尋ねると歩いてすぐの所に
機関車の転車台があり、見学できるとの事。
この機関車の転車台、私は本当に小さい子供の頃に
見た記憶がどこかに残っていて強烈に懐かしさを
感じます。 -
年代的に関東圏で蒸気機関車はおそらくもう
走っていなかったと思うのですが、転車台だけは
どこかで確かに見た記憶があり、妙に魅かれるのは
何故でしょうか。 -
ホームに戻ると先ほど眺めていた蒸気機関車
「SL 人吉」号が入線していました。
これに乗って本日の目的地・熊本へ向かいます。 -
客車はとてもゆったりとした座席に加え、
先頭と最後尾には展望車両が連結されています。
もちろん先頭側の展望車の先には機関車が繋がれて
いるので、最後尾の展望車両からの眺めの方が
パノラマとして楽しめます。 -
人吉駅から熊本駅まで2時間35分。
ゆっくりとした速度で進み、各駅には10分ほど
停車して駅舎を見たり、地元の人が売りに来る
特産品を物色したり、ノンビリとした時間を楽しめます。
発車時刻が迫ると車掌さんが鐘を鳴らし歩いて知らせてくれます。 -
私は鉄道には全く疎いのですが、これだけ古い蒸気機関を
見事に再生し、最新の客車を繋いで快適に運行できる
日本の鉄道技術とオペレーション力の高さには驚くばかりです。
熊本駅に到着直前、他路線から同じく熊本駅を目指す
観光列車「あそぼーい」と並走します、と車内に
アナウンスが流れました。
いやぁ〜、時間通り並走区間に到着し、動力が異なる
電車と機関車が等速で並走出来るって、、、もう素人が
見てもスゲェ事だわぁ。。 -
途中駅で機関士さんが駆け寄って買っていた
「鯖寿司」を奥さんも見逃さず、購入。
バカウマでした。
お客さんの中に40回目の結婚記念日を迎えられる
ご夫婦がいらっしゃり、アテンダントさんがこっそりと
他のお客さんに「おめでとうコール」の発声を
お願いして回り、サプライズプレゼントをしたりと、
楽しい時間を過ごせました。 -
熊本でのお宿は「ANAクラウンプラザホテル」。
さすが熊本、客室がクマモンだらけ、、、
って、ウソです。
クマモンルームを自分達でリクエストしたので
こんな有様になっとります(汗) -
夕食に出掛ける時もコイツにガッツリ
見送られます!!
もちろんこの子達、持ち帰りは出来ません! -
ホテルのコンシェルジェのお姉さんに
熊本らしい料理が安く食べられるお店を
尋ねると、居酒屋「おはこ」銀座通り店さんを
紹介してくれました。
彼女自身も個人的によく行くお店だそうで。
結果、我々のツボにハマリ大正解。
熊本ならではの料理がメニューにズラリ。
揚げたてのからし蓮根って初めて食べたけど
旨いねぇ、ホント。 -
すっかり酔って、年代的にもうやっては
いけないシメのラーメンへ熊本を理由に突撃。
酔っていてお店の名前は失念しちゃいましたが、
店先で飲んでいたおじさん2人に「ここ美味しい?」
と尋ねたら、「美味しいからここで酔ってるの」と
大笑いされました。確かに美味しゅうございました。 -
旅行3日目の朝となりました。
この日は早朝から市電に乗って熊本城へ。
開門時間10分前に到着。 -
開門と同時に「不開門」側から入場。
季節にもよると思いますが、朝方はこちらの入り口
から入った方がお城を撮影する時に順光で綺麗に
写真に写ります。
反対側の門から入るとモロに逆光でお城が真っ黒に
写真に写ってしまうかと。。 -
天守閣に登り熊本市内を一望。
さすが有名な熊本城。
早起きして来て良かったです。 -
ホテルをチェックアウト後、シャトルサービスを
利用して熊本駅へ。
ホテルのミニバンまでクマモン仕様だね。
このミニバンは熊本駅の新幹線側に到着しました。
連絡通路を使って在来線側へ移動します。 -
もうしつこいぞpen!!
というお叱りの声も聞こえてきそうですが、
これが最後の観光列車です。 -
「熊本駅」と天草地方の入り口、「三角駅」を
結ぶ観光列車「A列車で行こう」号に乗車です。 -
ジャズが流れるホームから列車内へ。
各所にステンドグラスをあしらった内装が
迎えてくれます。 -
熊本〜三角は40分の乗車時間。
この列車に乗る事が目的だった為、終点の
三角からは7分の待ち合わせで、そのまま
熊本に戻ります。 -
個人的にはこの列車が外観も内装も一番
恰好良いかな。
バーカウンターも併設されて名物のハイボールが
次々と売れて行きます。
この後運転だから飲めなかったケド。。。
名前の通り、大人向けに味付けされた列車でした。 -
列車の旅も終わり、熊本駅でレンタカーを借りて
阿蘇地方を訪れてみました。 -
草千里ケ浜を散策。
広大な草原で乗馬が出来るらしくチラホラ
遠くに乗っている人が見えました。
ブラブラ散歩し、さて今日の目的地博多へ
向わねば。 -
阿蘇から3時間程で博多に到着。
東京以上の車間距離の詰め寄り洗礼を久々に
受けつつ、無事にレンタカーを返却。
本日のお宿は渡辺通り付近のホテルニューオータニ。
お部屋はアップグレードされたらしくエグゼクティブフロアでした。
そのせいか、とても静かに過ごせました。 -
前回博多を訪れた時は「水炊き」だったので
今回の夕食は「もつ鍋」に。
知り合いに紹介してもらったお店「きんぎょ」さんへ。
住宅街の中、ひっそりとした佇まい。
ちょい場所が分かりにくいかもです。
googlマップもビミョーにずれて辿り着けなかったし。
もつ鍋屋さんとは思えない落ち着いた店内。 -
予約してあったのですぐに入れましたが、
店内は女性グループとカップルで満席。
コース料理を注文。
ボリュームは各品、十分かと思います。
普段もつ鍋はほとんど食べないので他店と比較
出来ないのですが、ここのモツは大変美味しく
頂けました。 -
翌朝、本日旅行最終日です。
再びレンタカーを借りて長崎へ。
今回のフリープラン、レンタカーはSクラス
(普通車で車格の一番小さいクラス)の車両を
選ぶと、ガソリン代が込みとなり、こまめに返却して
再び借りるとガソリン代が全く掛りませんでした。
昨日熊本〜阿蘇〜博多と走った車はその日のうちに
返却しているので、今朝借りる車はガス満タンで配車されます。
尚且つホテルの駐車場代も不要なのでお得。 -
長崎到着後、市内移動は市電が便利なので
レンタカーは返却。
早速「大浦天主堂」へ。 -
大変厳かな雰囲気で天主堂内は撮影禁止でした。
-
大浦天主堂の隣にあるグラバー園へ。
面白い!!、という声と、そうでもないなぁ〜、
という正反対の声を聞いていたのですが、、、 -
我々は大変楽しく過ごす事が出来ました。
園内には9棟の歴史ある洋館が建っています。
特に写真がお好きな方は楽しめると思います。 -
少し休みたかったので偶然見つけた
喫茶室「旧自由亭」へ。
入り口が2階で、ちょっと入りずらい
雰囲気があるせいか、店内は年配の白人
ご夫婦が一組、ゆっくり新聞を読みながら
お茶を楽しんでいるのみ。 -
外の混雑がウソの様に静かな空間で
コーヒーとカステラを頂きます。
ゆっくりとした静かな時間が流れる店内。
是非また訪れたいと思う場所を見付けました。 -
まだまだ見たいのですが時間の制約がある為、
駆け足で園内を廻り、グラバー園を後にしました。 -
天気に恵まれた今回の旅行、有名な眼鏡橋も
くっきりと川面に映し出されていました。
でもここで初めて眼鏡橋の意味に気付きました。
う〜ん、知らない事が多すぎて恥ずかしい。。。
ちなみに隣にいた家族のお父さんも私と同じ反応で、
奥さんと娘さんから「その歳まで知らんかったんか??」と
ウチと同じツッコミを入れられてました(汗) -
そして必ず訪れなくてはならないと
思っていた平和記念公園へ。
この旅行に先立ち靖国神社へも参拝してきました。
今自分が楽しく旅行が出来るのはこの方達の大きな
犠牲の上に成り立っている平和であるという事を
この先も決して忘れずにいようと誓い、手を合わせました。
本当に訪れて良かったと思っています。 -
その後、浦上天主堂を外から見学し
中華街で遅い昼食を摂った所で時間切れです。
再びレンタカーを借りて長崎空港へ。 -
念願の九州縦断旅行も無事に終わりました。
予想よりも遥かに内容の濃い旅が出来ました。
特に観光列車は家族連れのみならず、国内外・男女問わず
一人旅の方が沢山いらして、JR九州が仕掛けた
「列車旅の裾野を広げる」企画は大成功している様です。
最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- 宝石魚さん 2014/11/08 18:16:57
- すごくカワイイ!
- はじめまして、宝石魚と申します。
先日は、私の拙い旅行記に投票いただき、
ありがとうございます。
九州の観光列車、
レトロな感じがすごく素敵ですね。
写真を見ていて、乗りたくなりました。
駅舎も、趣があって、興味が沸きました。
そして何より、くまモンルーム、可愛すぎです!
熊本に行くことがあれば、ぜひ泊まりたいと思いました。
素敵な旅行記をありがとうございます。
宝石魚
- penさん からの返信 2014/11/09 17:21:08
- RE: すごくカワイイ!
こんにちは、宝石魚さん。
こちらこそ九州旅行記にご訪問下さりありがとうございます。
実は以前より宝石魚さんの旅行記には度々お邪魔させて
いただいておりました。
ご挨拶が遅くなってしまい申し訳ありません。
小浜島、素敵な所ですね。
しかも、星野リゾートの宿泊体験モニター!! 羨ましすぎます。。。
10〜15年も前ですが、一時期アジアのリゾートにハマリ、こんな
ホテルや景色が日本で見られるのはいつかなぁ〜、と思って
いましたが、それ以上のクォリティで実現していますね〜。
是非一度訪れてみたいと思います。
クマもんルーム、、、お恥ずかし限りです。
妻の熱烈な希望で宿泊致しました!!
通常のお部屋と比べ、1部屋 4.000円/日 UPの
クマもんルームで、存分に戯れた次第でございます(汗)
-
- レイジーガーデナーさん 2014/11/07 00:43:48
- こんばんは♪
- お久しぶりです!
4日間とは思えない、すごく充実した旅ですね。
鉄道とレンタカーを上手に使いこなしていらして。
地元民としては、知ってはいるものの、いまだ実体験
していないところばかりで、本当に羨ましいです。
こんなに素敵に鉄道の旅を紹介されたらJRの人も
感激しちゃいますね。すごーく旅ごころ、そそられました。
それに写真の透明感、スゴイ! キレイです! 美味しそうです!(^^)
今度、急に東京に行くことになりましたが、penさんの
情報のお陰でステーションホテルのカフェかレストランに
行けるかも!?と期待しているところです。
- penさん からの返信 2014/11/09 17:10:17
- RE: こんばんは♪
こんにちは、レイジーガーデナーさん。
ご無沙汰しておりました。
いつも旅行記を読んで下さり、ありがとうございます。
今回は九州、お邪魔致しました。
熊本は仕事で4年程前迄は何度か訪れてはいたのですが、
いつも福岡から車で往復していたので、観光したのは今回が初めてでした。
(駅前の風景が随分変わっていて驚きました!!)
路面電車が走り、土地の方達もとても親切で本当に良い所ですね。
初めて市電に乗って、駅前から熊本城までノンビリと風景を楽しみました。
有名な「県民百貨店」も車窓から眺める事ができました。
是非またゆっくりと訪れたいと思っています。
東京にいらっしゃるのですね。
東京駅の再開発で最近は大変な賑わいです。
その中でステーションホテルは比較的ゆっくりと過ごせると
思いますので、お勧めです。
それでもフレンチ等のお店は予約をしないと当日は厳しい様です。
トラヤカフェもランチの時間帯はお店の前に列が出来ているのを
見掛たりもします。
楽しいご旅行となる事をお祈りしております。
それではまた。
pen
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