京都の旅 ～カエル、うさぎ、猿に、会いに　

2014/06/22 - 2014/06/22

栂尾山 高山寺を　訪れました。
こちらのお寺は、京都の中心地から離れた、嵐山を登った、山の上にあります。
紅葉の季節だと沢山の方が訪れるようです。

この日は、梅雨の季節、雨が降っていて、しっとり暗い感じ・・・。
高山寺の石水院で、鳥獣人物戯画を見に来ました。
蛙、兔、猿、とは、この絵巻のことでした。

観る方へ、地味な旅行記ですから、期待しないで下さい。
しっとり、暗くなりたい方には、いいかも・・・。

エリア 京都

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

車をこの駐車場に停めました。
裏手の駐車場・バス停から境内に入る道が裏参道で高山寺に向かう。
近年はこちらを利用する人が多いようです。

駐車場前の茶店、10時なのでまだやっていません。

高山寺全体図

平成6年（1994）「世界文化遺産」に登録された。

苔に覆われた石垣と草木の中をのぼっていく。
足の弱い人には辛いかも

段を登り切ると、石積みの上に低い白壁が続く。

壁の向こうが石水院です。

国宝　石水院　拝観料　600円

石水亭の門です。

こちらが入口

拝観料を払いこちらの渡り廊下を通ります。

落板敷の中央に、小さな善財童子（ぜんざいどうじ）像が置かれている

石水院の西正面

左に曲がると南面。

石水院の南面は清滝川を越えて向山をのぞみ、視界が一気に開ける。

雨に濡れて、新緑が綺麗。

縁から一歩下がって畳の上に腰をおろしてみる。

風景が柱と蔀戸（しとみど）、広縁によって額縁のように切り取られる

鳥獣人物戯画は、写真は取れません。
絵はがきを買ってきたので、こちらを載せます。

甲乙丙丁4巻からなります。
甲巻は擬人化された動物を描き、乙巻は実在・空想上を合わせた動物図譜となっているそうです。

丙巻は前半が人間風俗画、後半が動物戯画、丁巻は勝負事を中心に人物を描く。
甲巻が白眉とされ、動物たちの遊戯を躍動感あふれる筆致で描く。
そうです。書籍より

甲乙巻が平安時代後期の成立、丙丁巻は鎌倉時代の制作。

カエル、うさぎ、猿、が、人間のように躍動的。
なぜか、おかしくて、かわいい。

左に曲がり、東側。

こちらの緑も綺麗。

広縁を渡り、もと来た所へ

広縁から見える池。

右下の方、木に?、白い泡の蛙の卵があります。
貴重な種類のカエルの卵だそうです。

石水院、出てきました。

見上げると、遺香庵と、新緑。

緑の中を、登っていきます。

日本最古の茶園が、あります。

お茶畑

( ^^) _U~~

開山堂

吊り鐘のような窓？の感じがいい

聖観音像

高山寺と名前が入っている鉢？

石段を登っていくと、御廟

明恵上人　御廟　です。

遠目に1枚。ここまでずっと登りです。

仏足石を見に向かいます。

仏足石。
足跡くっきり

こんな大木の間にあります。

金堂が一番高いところにあります。

金堂と同じ高いところに、旧石水院跡があります。石垣だけで写真はないです。

金堂

新緑の中に佇んでます。

格子が綺麗です。

裏は山になっています。

この石段を降りていきます。

参道正面から来た方は、この石段登ってくることになります。

金堂道と呼ばれています。

一木一草をそのままに、手を入れすぎない自然が美しい。

小川も流れててます。

石畳がいい感じ
こちらはしっかりお手入れが行き届いています。

緑もみじが沢山あるので、紅葉の時沢山の人が訪れるのがわかります。

左に曲がると、石水院の方に戻ります。

紅葉の石水院！

写真が飾ってあったので、カメラにおさめました。

見上げると雨が止んでいました。
緑がほんとに綺麗。

また長い石段を降りて駐車場へ

お疲れ様。
人のほとんどいない、梅雨のお寺でした。

鳥獣人物戯画の絵はがきは、額を作って、飾っています。

缶バッジも買ってきました。

こちらも額に入れてみました。

旅のお題通り、カエル、うさぎ、猿でした・・・。