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梅雨明けを狙って、今日は長野県南木曽町にある南木曽岳(なぎそだけ。1677m)に登ってきました。<br /> <br />涼しい早朝に登ろうとして昨夜は近くの道の駅で車中泊することにしました。ところが夕方から雷雨が激しくなり熟睡はできませんでした。今朝の4時ごろまで雷の稲妻が数秒おきに光っていました。4時半ごろ雨が止んだので早速準備です。でも空は今にも雨になりそうな厚い雲に覆われていて、果たして晴れてくれるか心配でした。でもとにかく登山口まで行って雨になったら諦めようと思い登山口に向かいました。<br /> <br />ところが登山口600m手前で「先日の台風で登山道が崩れており危険なため入山禁止」の看板がかかり、ロープで立ち入りができなくなっていました。ここで諦めて引き返すか、天気の回復を待って登山を決行するか迷い、30分ぐらい空模様を見ていましたが厚い雲は消えません。ラジオの天気予報では、徐々に高気圧に覆われて青空が広がるということでした。これを聞いて、登山を決行することにしました。車をそこに置いて林道を歩いて登山口まで行くことにしました。<br /> <br />登山ルートは下記の地図の西ルートが登り、東ルートが下り専用になっています。<br />http://www.yamakei-online.com/cl_record/big_map.php?id=7585<br /> <br />やはり先日の台風でこの近辺が豪雨に見舞われ、土石流で中学生が亡くなったと報道されていましたが、目にした土石流の被害は大きなものでした。橋のかなり下を流れていた谷が、土砂が橋の高さまで埋まって谷の面影はありません。橋にも大きな石が当たって崩れかけているものもあり、通行止めの理由が分かりました。登山口に着いていよいよ登山が始まります。少し歩くと大きな倒木や土砂で通行できなくなっていました。土石流が発生して大木が流れ落ちてきたものです。こういう場所が何ヶ所かあり、歩くのには危険です。それを何とか乗り越えてルートをさがしながら進みます。谷を渡渉するのですが、谷が大きく改変してしまってどこを渡っていいのか分かりません。谷に沿った登山道が流されてしまっているからです。適当な箇所を渡って、対岸の登山道をさがします。そんな箇所をいくつかやり過ごすと、高度が上がってきて土石流もなくなってきます。上流は水量も少ないからです。周囲にはガスがかかり視界は50mもありません。木道や木のはしごがたくさんあるのですが、古くて朽ちかかっているものが多く、その上濡れているので滑りやすくなっています。雨で濡れたササに触れるため服はびしょびしょです。でもそれが天然の保冷剤になり、歩いているときは涼しくて気持ちがいいものです。<br /> <br />2時間50分かかって午前9時ちょうどに頂上近くの避難小屋に到着。中を覗いて見ると、わたしと同じ年ぐらいの男性がいました。話を聞いてみると今朝2時に北にある「上の原ルート」を登ってきたそうで、そこも登山道が大きく崩れて危険な箇所がたくさんあったそうです。早く着いたので小屋で休憩をしていたようです。彼はこれから地図の東ルートを下って、西ルートを登ってまた頂上に戻るそうです。それから北の「上の原ルート」を下って帰宅すると言って先に出発していきました。かなり健脚です。話をしているうちに、青空が顔を出してくれました。そうすると、今まではウグイスの声ぐらいしか聞こえなかったのに、急にホトトギス、コマドリなどの大合唱になりました。かれらも天気がよくなるのを待っていたようです。晴れ間の一瞬に御嶽山や中央アルプスがきれいに見えましたが、すぐ真っ黒な雲が出てきて見えなくなってしまいました。気温は17度で、濡れた服が冷えてきます。急いでランチを済ませ、下山することにしました。<br /> <br />下り専用ルートも豪雨で登山道が崩れ、残った部分も下がえぐれてなくなっている箇所があり、大変危険です。濡れたはしごから滑り落ちないように慎重に下りました。下りルートは急なはしごが多く、しかも壊れたものが多いので危険です。なんとか無事に下山できました。<br /> <br />登山口から車まで林道を歩きます。広い川原のある場所に出て川原を見ると、コンクリート敷きの上で裸の人物が寝ています。こんなひと気がない場所で何をしているのかと近づいて見ると、何と若い女性が一糸まとわぬ姿で日光浴?をしていたのです。わたしのクマ除けの鈴の音で気が付き、起き上がった彼女は素っ裸でした。急いで下着で体を隠していましたが、なぜこんな姿をしていたのか分かりません。こちらも動転していて写真を撮るのも忘れていました。残念です! 離れた林道には彼女のスポーツタイプの赤い車が停まっていました。不思議な体験でした。<br /> <br />汗を流そうと温泉を探しましたが、今回は柿其温泉(かきぞれおんせん)の「渓谷の宿 いち川」の温泉に行きました。ヒノキの小ぢんまりした温泉で、最近リニューアルしたばかりで真新しい湯船に浸かって汗と疲れを流しました。大きな窓は開け放たれて鮮やかな緑が目にしみるようでした。付近の道路沿いには食べごろのタラノメがたくさんあり、今夜はこれの天ぷらでいっぱいやりました。<br />

南木曽岳登山記

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2014/07/21 - 2014/07/21

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地酒大好きさん

梅雨明けを狙って、今日は長野県南木曽町にある南木曽岳(なぎそだけ。1677m)に登ってきました。

涼しい早朝に登ろうとして昨夜は近くの道の駅で車中泊することにしました。ところが夕方から雷雨が激しくなり熟睡はできませんでした。今朝の4時ごろまで雷の稲妻が数秒おきに光っていました。4時半ごろ雨が止んだので早速準備です。でも空は今にも雨になりそうな厚い雲に覆われていて、果たして晴れてくれるか心配でした。でもとにかく登山口まで行って雨になったら諦めようと思い登山口に向かいました。

ところが登山口600m手前で「先日の台風で登山道が崩れており危険なため入山禁止」の看板がかかり、ロープで立ち入りができなくなっていました。ここで諦めて引き返すか、天気の回復を待って登山を決行するか迷い、30分ぐらい空模様を見ていましたが厚い雲は消えません。ラジオの天気予報では、徐々に高気圧に覆われて青空が広がるということでした。これを聞いて、登山を決行することにしました。車をそこに置いて林道を歩いて登山口まで行くことにしました。

登山ルートは下記の地図の西ルートが登り、東ルートが下り専用になっています。
http://www.yamakei-online.com/cl_record/big_map.php?id=7585

やはり先日の台風でこの近辺が豪雨に見舞われ、土石流で中学生が亡くなったと報道されていましたが、目にした土石流の被害は大きなものでした。橋のかなり下を流れていた谷が、土砂が橋の高さまで埋まって谷の面影はありません。橋にも大きな石が当たって崩れかけているものもあり、通行止めの理由が分かりました。登山口に着いていよいよ登山が始まります。少し歩くと大きな倒木や土砂で通行できなくなっていました。土石流が発生して大木が流れ落ちてきたものです。こういう場所が何ヶ所かあり、歩くのには危険です。それを何とか乗り越えてルートをさがしながら進みます。谷を渡渉するのですが、谷が大きく改変してしまってどこを渡っていいのか分かりません。谷に沿った登山道が流されてしまっているからです。適当な箇所を渡って、対岸の登山道をさがします。そんな箇所をいくつかやり過ごすと、高度が上がってきて土石流もなくなってきます。上流は水量も少ないからです。周囲にはガスがかかり視界は50mもありません。木道や木のはしごがたくさんあるのですが、古くて朽ちかかっているものが多く、その上濡れているので滑りやすくなっています。雨で濡れたササに触れるため服はびしょびしょです。でもそれが天然の保冷剤になり、歩いているときは涼しくて気持ちがいいものです。

2時間50分かかって午前9時ちょうどに頂上近くの避難小屋に到着。中を覗いて見ると、わたしと同じ年ぐらいの男性がいました。話を聞いてみると今朝2時に北にある「上の原ルート」を登ってきたそうで、そこも登山道が大きく崩れて危険な箇所がたくさんあったそうです。早く着いたので小屋で休憩をしていたようです。彼はこれから地図の東ルートを下って、西ルートを登ってまた頂上に戻るそうです。それから北の「上の原ルート」を下って帰宅すると言って先に出発していきました。かなり健脚です。話をしているうちに、青空が顔を出してくれました。そうすると、今まではウグイスの声ぐらいしか聞こえなかったのに、急にホトトギス、コマドリなどの大合唱になりました。かれらも天気がよくなるのを待っていたようです。晴れ間の一瞬に御嶽山や中央アルプスがきれいに見えましたが、すぐ真っ黒な雲が出てきて見えなくなってしまいました。気温は17度で、濡れた服が冷えてきます。急いでランチを済ませ、下山することにしました。

下り専用ルートも豪雨で登山道が崩れ、残った部分も下がえぐれてなくなっている箇所があり、大変危険です。濡れたはしごから滑り落ちないように慎重に下りました。下りルートは急なはしごが多く、しかも壊れたものが多いので危険です。なんとか無事に下山できました。

登山口から車まで林道を歩きます。広い川原のある場所に出て川原を見ると、コンクリート敷きの上で裸の人物が寝ています。こんなひと気がない場所で何をしているのかと近づいて見ると、何と若い女性が一糸まとわぬ姿で日光浴?をしていたのです。わたしのクマ除けの鈴の音で気が付き、起き上がった彼女は素っ裸でした。急いで下着で体を隠していましたが、なぜこんな姿をしていたのか分かりません。こちらも動転していて写真を撮るのも忘れていました。残念です! 離れた林道には彼女のスポーツタイプの赤い車が停まっていました。不思議な体験でした。

汗を流そうと温泉を探しましたが、今回は柿其温泉(かきぞれおんせん)の「渓谷の宿 いち川」の温泉に行きました。ヒノキの小ぢんまりした温泉で、最近リニューアルしたばかりで真新しい湯船に浸かって汗と疲れを流しました。大きな窓は開け放たれて鮮やかな緑が目にしみるようでした。付近の道路沿いには食べごろのタラノメがたくさんあり、今夜はこれの天ぷらでいっぱいやりました。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配
  • 手前に見える橋の高さまで土砂で埋まった谷川。以前は橋のかなり下を谷川が流れていた。先日の台風8号で起こった土石流で起きたもの。

    手前に見える橋の高さまで土砂で埋まった谷川。以前は橋のかなり下を谷川が流れていた。先日の台風8号で起こった土石流で起きたもの。

  • 奥の山から落ちた土石流で埋まった手前の登山道。巨木や土砂が大量に流れ落ちていた。

    奥の山から落ちた土石流で埋まった手前の登山道。巨木や土砂が大量に流れ落ちていた。

  • 南木曽岳登山道にはたくさんの木道や木のはしごがあるが、中にはかなり朽ちているものや壊れているものがある。慎重に歩かないと危険。

    南木曽岳登山道にはたくさんの木道や木のはしごがあるが、中にはかなり朽ちているものや壊れているものがある。慎重に歩かないと危険。

  • 南木曽岳頂上にある無人の避難小屋。立派な建物で、寝具や食料を持ち込めば大自然に囲まれた環境の中で静かな夜をすごすことができる。星空はすばらしい。

    南木曽岳頂上にある無人の避難小屋。立派な建物で、寝具や食料を持ち込めば大自然に囲まれた環境の中で静かな夜をすごすことができる。星空はすばらしい。

  • 豪雨で流れ落ちた登山道。一部だけが残っているが、それでもその下はえぐれていて、歩くのは危険。

    豪雨で流れ落ちた登山道。一部だけが残っているが、それでもその下はえぐれていて、歩くのは危険。

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