2020年東京五輪の旗印の下変わり行く東京散策その３五反田の目黒川の畔

2014/04/24 - 2014/04/24

郷里出身の大学の同級会の会場は、五反田駅にほど近い、メンバーの一人が若き頃毎夜に通ったと云う”酒蔵　ごたん田　”。

少し時間が有ったので、近くを流れる目黒川に沿ってそぞろ歩く。

桜の散り落ちた花弁が目黒川を覆っている。

近代的なビルやマンションのなかにあって、一軒だけ何やら由緒のありそうな、料亭の様にも見える建物を発見して覗きに出向く。

近づいて見ると”海喜館”とあり、日本風旅館らしい。

傾いて今にも崩れそうな築地塀で囲まれた庭は、そこだけ周囲の町並みとは各別した木々が生い茂る。

一寸だけ門から中を覗くと、可成り古びた玄関が現れる。

後でネットで検索して見たが、”海喜館”の由緒等はよく判らないらしい。

しかし”海喜館”に宿泊した方のブログを発見。

”海喜館”の内部は外見より遙かに立派な様子。

海喜館
hanaiti.fc2web.com/060501.html

何れにしろ何時消えても可笑しくない環境の中の貴重な存在。

私事ながら五反田には懐かしい思い出を連想させる施設があった。

富士通（株）が昭和44年(1969年)に設立した、日本で最初の本格的”コンピュータ・サロン”。

まだ日本のコンピュータ（当時は電子計算機）が一人立ちするのに四苦八苦していた頃、当時の日本ＩＢＭに居られた安藤馨氏（馨氏の母は幸田露伴の妹でヴァイオリニストの幸田幸さん）が、日本ＩＢＭから富士通（当時の富士通信機）に移られ、
富士通ＦＡＣＯＭを設立、初代の社長になられ、日本のコンピュータ発展の為にと、当時の日本に無かった米国風のコピューターライブラリイを設立せれたのが、”コンピュータ・サロン”の始まりと記憶する。

その頃安藤氏には何かとお世話になったし、”コンピュータ・サロン”にも伺った。

その”コンピュータ・サロン”も五反田を去ることになったそうだ。　

エリア 大崎・五反田(東京)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配