レッサーパンダ研究の旅〈9〉よこはま動物園ズーラシア「ず～じゃん。動物園大学4in横浜」

2014/03/16 - 2014/03/16

ず～じゃん。にて、一年間の成果を発表して参りました。
動物園の飼育員さんや獣医さんによる講演会、動物園に関する研究を行った研究者または動物園関係者によるポスター発表など、盛りだくさんの1日！

…ですが。
せっかくのズーラシア！！楽しみたかった私は途中からズーラシア観光に切り替えて楽しんできました！！笑

エリア 神奈川

最初に言っておきましょう。

ズーラシアでは、レッサーパンダを見ることはほぼできませんでした。
日曜日のズーラシア、さらにリンゴタイムが終わった後のレッサーパンダのエリア…。撮影は完全に諦め、とにかく園内を見たレポートとなっております。

朝8時にズーラシアに到着。
ズーラシアがこんなに広い動物園とは思っていなかったので、門の前だけでテンションが上がってしまいました。

開園、そしてず〜じゃん受付も9時からということで、1時間も前に到着してしまいました。
にもかかわらず、結構たくさんの人がいます。ず〜じゃんの一般参加者の方がほとんどであったようです。
発表者はまだあまり見られず、並んでもいなかったので、私も適当に門の前をぶらぶら。

動物の形にカッティングされていて可愛いです。
そして、ショップもチラ見え。ここのショップにはレッサーパンダのスマホケースがあると事前調査済みでしたので、ぜひとも購入しようと考えていました（笑）

発表者の方もちらほらと来始めたため、即座に並びました。もちろん先頭です（笑）先頭だからといって何かあるわけではございませんが…。
発表者はやはり動物園関係者が多いため、発表者同士交流している様子も見られました。
私は発表者に知り合いがほとんどいなかったため、ぜひこのず〜じゃんを通して繋がりを作ろうと思いました。

受付を済ませて、ず〜じゃん参加者の証明として缶バッチをもらいました。コアラでした。
レッサーパンダもあったようですが、他にもゾウ、オカピなど何種類も用意されていたようです。

早速「みんなのはらっぱ大テント」に向かいます。ポスターは午後から発表ですが、展示は終日オッケーなので、朝イチで貼っちゃいます。
一番のりかと思いきや…

前の人「45番の○○です」
先を越された〜…

…ん！？
45番の方は確か…レッサーパンダの発表だった！！
思い切って話しかけたところ、京都市動物園のレッサーパンダの担当さんでした！

午後からよろしくお願いします、と挨拶を済ませ、ポスターを貼ります。

すると後ろにもポスターを貼っている方が。続々と集まってきたようです。
後ろでポスターを貼っている方は、背が高く、少しいかつそうな(ごめんなさい！！！)方。
ですが、貼っているポスターを見ると……え！流しカワウソ！！
……え！！！レッサーパンダの三つ子！！！

まさかの、市川市動植物園レッサーパンダの担当さんでした。
この時は話しかけられずじまいでした
^_^;笑

ポスターも貼り終わり、講演会に向かいます。

講演会では東山動植物園の新ゾウ舎(ゾージアム)完成から、ゾウたちがゾージアムに移動するまでのレポート、京都市動物園のペンギンの抱卵などとても興味深いお話を聞くことができました。

が。
講演会は1日続き、ポスター発表者であることも考えると、ズーラシアを見る時間が全く無いということに気づいた私。
休憩時間に外に飛び出し、そのままレッサーパンダのところに向かいました
^_^;

門まで戻り、動物園の順路へ。
…驚きました。こんな動物園は初めてです。
密林を抜けて出会えるゾウたち。オリのない、本当に自然の中にいるような猛獣たち。とにかく、自然の中にいる動物を忠実に見せてくる、そんな動物園でした。
場所も広々としており、のびのびと動物たちも暮らしているようでした。
見せ方一つ一つにも工夫があり、素晴らしい動物園ですね。

レッサーパンダはどこ…と半分迷子になりつつ楽しみつつ、やっとレッサーパンダの所に到着です。
看板にはララちゃん！

こちらで私の発表を聞きにきてくださった某熱狂的レッサーパンダファンのmさんと合流しました。
mさん曰く、レッサーパンダのリンゴタイムは大盛況のうちに終了したとのこと…。うーん残念。

私がやっと見れたのは、レンくんの寝姿のみ（笑）ララちゃんも一緒だったようですが…リンゴタイム終了とともに姿が見えなくなりました´д` ;
これだけ多くの動物がいるズーラシアですが、レッサーパンダの人気はすごい！
そういえば、5月ごろに人気投票でレッサーパンダのララちゃんが1位だったようですね。おめでたい、嬉しいニュースです(^ ^)

mさんから「オセロットって知ってますか？」とのお言葉。
おそらく初めて聞く名前の動物でしたので、ワクワクしながらオセロットを見に行くと…

ネコだ！！かっこいいネコだ！！笑

このときはかなり近くにオセロットがいました。かーわいいです。
ちゃんと野生のネコ科の証、虎耳状斑も確認できます。

缶バッジデザインにもなっている、オカピもこんなに近くに！！
キリンとウマとシマウマを混ぜて可愛くしたのがオカピという勝手な考えを持ちました。笑
以前オカピを見たのは上野動物園だったかと思いますが、そのときも見た目の不思議さと可愛さに夢中になりました。
神秘的な雰囲気の動物ですねぇ。

このときは、麻袋をもむもむしていました。おなかすいたん？

そんなこんなでもう13:00となり、ポスター発表の時間です。

こちらにも、某熱狂的レッサーパンダファンであるGさんに来ていただけました。もうかなり長い間レッサーパンダの家系を追いかけているということで、私よりも知識とレッサーパンダへの愛が溢れている方でした。足を運んでいただき、ありがとうございました。また、お話はできませんでしたが、他にも多くのレッサーパンダファンの方に見ていただけたとのことで、本当に感謝しております。ありがとうございました！

そして、京都市レッサーパンダ担当の方、市川市レッサーパンダ担当の方にも発表を聞きに来ていただけました。
ここで初めて市川市担当さんにご挨拶です^_^;
お二人はやはり飼育員ということで、レッサーパンダの相性について様々なお話をしてくださいました。

この研究が発展して実用化されるように頑張ってほしい、とのお言葉をいただくことができ、とても嬉しかったです。

この日、レッサーパンダについての研究発表者は私と、お二方の三人。ということで、私の発表が終わったら、三人で一緒に回ってお互いの発表を聞きに行きました（笑）

京都市の方の発表は、ウーロンとジャスミンが日本にやってきてすぐの行動についてでした。
ウーロン、ジャスミン、そして古都ちゃん(担当さんはこっちゃんと呼んでいました。かわいい！)がお互いに出会ってどのような反応をし、どのように行動が変化したかを非常に細かく記録していました。
飼育をしながら研究まで…京都市動物園は研究にかなり力を入れている動物園だと改めて感じました。
結果を聞くと、こっちゃんはわりと他の子と打ち解けにくいかも？とのことでしたが、ウーロンとこっちゃんは今年交尾が見られたとのことなので、きっと長い時間をかけて付き合うタイプの子なのかもしれませんね。

次に市川市担当さんの発表です。
こちらは、三つ子の優花、梨花、明登が人工保育に切り替わったときからの成長記録です。
人工保育、と一口に言っても、私たちには想像できないほどの苦労と試行錯誤が隠れているのだな、と感じました。メイファの死という悲しい現実を受け入れなければならなかった、担当さんと三つ子たち。大事に、大事に育てられて今の元気な三つ子がいるのですね。

京都市の担当さんは帰られて、mさん、市川市担当さん、私の3人で話が盛り上がり、気づいたらポスター発表の時間も終わってしまいました。そのまま盛り上がり続け（笑）、気づいたら4時。何時間話していたのでしょうか^_^;
市川市担当さんが「まだあんまり動物を見てないよ！」とのことで、閉園30分前に3人で早歩きでズーラシアをまわりにいきました。
もう1度ゾウを見て、ヤブイヌ(担当さんオススメ動物)を見て、オランウータンにロングコールをされ（笑）、閉園です。近道に案内されて帰りました。

ズーラシアで何より欲しかったのは、このスマホケース！ララちゃんなのです。
レッサーパンダデザインのスマホケースって、本当にどこにも売ってないので…ズーラシアにあると知ったときは絶対に買って帰ろうと思っていました。

わがままを言ってショップに行き、無事購入。(どうもすみませんでした…)
3人でバス、電車に乗り、新横浜までお二方に送っていただきました。ありがとうございました！


学生生活最後に、たくさんの出会いを持つことができ、とても嬉しかったです。
楽しい1日でした。ありがとうございました！！


そして、市川市動植物園に行くこともここで決意し、わずか10日後にこの3人は再会することになるのでした（笑）