2013/11/17 - 2013/11/17
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MILFLORESさん
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スペインはワイン用のブドウの栽培、そしてワインの生産にとても適した気候に恵まれています。
世界的にフランス ワインの陰に隠れてしまっている感がありますが、
声を大にして言いたい、 「スペインのワインは最高です!」
イベリア半島そしてバレアーレス諸島及びカナリアス諸島も含めて、スペイン全土でワインは生産されています。現在、スペインの Denominacion de Origen 原産地呼称は70もあるそうです。
http://www.winesfromspain.com/icex/cma/contentTypes/common/records/mostrarDocumento/?doc=4664265
マドリード州にも、その名も 《Vinos de Madrid》(直訳:マドリードのワイン) という原産地呼称があります。ワイン生産地域はマドリード州の東南と西南。
今までワイナリー見学&テイスティングに何度か参加していますが、マドリード ワインは初めて。しかも、オーガニック ワインを生産するワイナリーも初めてです。
今回行ったのは Cenicientos セニシエントスという、マドリード州の西南端にある田舎町の小さな家族経営のワイナリー。
見学とテイスティング+村のレストランでの食事が付いて、ひとり25ユーロ。
なかなか美味しい赤ワインで、既に輸出もしているという、頑張っている小さなワイナリーを今後も応援したくなりました。
BODEGAS LUIS SAAVEDRA http://bodegasaavedra.com/es/
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今までのワイナリー見学&テイスティング旅行記 ↓
D.O. リオハ (世界的に名声高いリオハ原産地呼称)
YSIOS http://4travel.jp/travelogue/10121347
DINASTIA VIVANCO http://4travel.jp/travelogue/10167550
D.O. リベラ デル ドゥエロ (最高級ワインの生まれる地域)
MATARROMERA & EMINA http://4travel.jp/travelogue/10276184
CEPA 21 http://4travel.jp/travelogue/10525440
EL LAGAR DE ISILLA http://4travel.jp/travelogue/10527637
D.O. モンデハル (グアダラハ県の生産量が非常に少ない原産地呼称)
テイスティングのみ http://4travel.jp/travelogue/10596780
D.O. サンルーカル デ バラメダのマンサニージャ (シェリー酒の一種)
LA CIGARRERA http://4travel.jp/travelogue/10608104
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- 旅行の満足度
- 3.5
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マドリード州ってほぼ正三角形なんですが、その左下の角の辺り、アビラ県とトレド県に挟まれた西南端へ、雨の中をドライブします。
ハイウェーを降りて、村々を繋ぐ州道を行きます。マドリードのど田舎です。 -
時々ブドウ畑が広がって、ワインの産地なんだということが分かる。
-
CENICIENTOS セニシエントスなんて名の村がマドリードにあることを知りませんでした。
ここが BODEGAS LUIS SAAVEDRA http://bodegasaavedra.com/es/
ルイス サアベドラ ワイナリー
家族経営の小さなワイナリーなので、外見はまるで車庫です。
狭い道路に車が続々と到着します。こんな所なのに、かなりの人数の見学者が集まっています。 -
入って、各自予約を確認。30人はいました。ワイナリー見学ツアー、そして村のレストランとタイアップしたパッケージを、あちこちでプロモーションしているようです。
本来ならばブドウ畑見学もやるのですが、この日は大雨だったため外見学はキャンセル。 -
このワイナリーで生産されているワイン。
カヴァもありますが(右から2本目)、これだけはカタルーニャ地方の知り合いのワイナリーで作っているとのこと。ただし、ここでとれるブドウを使用しています。
(夫撮影) -
オーガニック ワインは、当然オーガニック ブドウから作られます。
ワイン醸造過程でも、醸造方法、使用許可物質、使用量などが細かく EU で指定されています。
ひとつだけ許可されている添加物が、酸化防止剤の亜硫酸塩ですが、普通のワインと比べてその10%ほどと、量はかなり少なめです。この亜硫酸塩って二日酔い(頭痛)の犯人なんですね。特に白ワインは赤より酸化しやすいので、亜硫酸塩の量も多いとか。
ここのワインにも亜硫酸塩が入っていますが、普通のワインは飲めない亜硫酸塩アレルギーの人が飲んでも大丈夫な量だそうです。
(夫撮影) -
4世代に渡ってこの地でブドウ栽培をしていたサアヴェドラ家は、毎年ブドウを農協に売って生計を立てていたそうです。ワイン造りは息子2人が家のガレージで趣味で始めたこと。まずまずの出来だったので、樽ひとつ分のワインを瓶詰めして、近所知り合いに売り捌いたら好評だったので、年々事業を拡大、ついには会社も起こして、今では欧州や米国に輸出するまでになりました。
アメリカに輸出しているのはユダヤ教徒向けの「コーシャー ワイン」。
コーシャーって動物の屠殺方法だけにこだわるのかと思ったら、なんとワイン醸造まで! ちゃんとワイン製造を学んだラビが来て特別に作っているそうです。
(夫撮影) -
家族経営の小さなワイナリーですから、広く立派な施設はありません。
車庫か倉庫かと間違うような地上階のワイン醸造階の地下に降りると、部屋いっぱいに樽が並んでいました。ここではアメリカ オークを利用しています。
ひとつずつ人の手で持ち運ぶそうです。大変!
D.O. Vinos de Madrid ではワインのカテゴリーは樽熟成期間とボトル熟成期間によって以下のように定められています。
CRIANZA クリアンサ トータル熟成期間2年以上(内、樽熟成期間6ヶ月以上)
RESERVA レセルバ トータル熟成期間3年以上(内、樽熟成期間1年以上)
GRAN RESERVA グラン レセルバ 樽熟成期間2年以上、ボトル熟成期間3年以上
この熟成期間によるカテゴリー付けは、各 D.O.(原産地呼称)で違います。
クリアンサの熟成期間を達していないワインのことは VINO JOVEN と呼びます。
値段は熟成期間が長くなるにつれて高くなるもの。ところが、上記のような知識があれば、例えば、樽熟成1年のクリアンサを買って、自宅で1年保存すればレセルバになっちゃう訳!
(もちろん、ワイン保存の好コンディションが必要ですが。)
今後のワイン選びに、もうちょっと頭を使おうと思いました。 -
樽にはチョークで日付が書かれています。
(夫撮影) -
樽の部屋の壁際には直接にボトルが寝かされていました。
圧巻です、この眺め! -
大きなワイナリーでは、ボトル熟成させるのにボトル棚が並んでいますが、そんなの必要ないですね。それに、こちらの方が上手くスペース活用できてます。
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瓶詰め及びラベル貼りのラインも、大きなワイナリーなら機械がいくつも並んでいるもんですが、ここはこじんまりした家族経営ですから1台だけ。
(夫撮影) -
ワイナリー見学後のお楽しみ、テイスティング♪
グラスの形も大きさもまちまち(笑)
赤ワインを4タイプ試飲させてくれます。 -
可愛いオブジェ
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テイスティングは、まずは色のチェックから。
その後、香りのチェック。香りは、最初はグラスに注がれたままで、次にグラスを回してワインを空気に触れさせてから再度チェックします。 -
コルクのチェックも。
保存が正しくされたワインはコルクの底がワインで湿ってないといけません。
でも、湿り過ぎているようなのは、低品質のコルクだった証拠。
世界のコルク生産はポルトガルが60%、スペインが30%と、イベリア半島で90%を占めています。 赤ワインのボトル熟成の過程で、コルクは重要な役割を担います。 -
原産地呼称 《Vinos de Madrid》のロゴ (左下)とオーガニック ワインのエコロゴ (右中央)
(夫撮影) -
こちらは、原産地呼称 《Vinos de Madrid》の古いロゴ。
こっちの方がマドリード州の地図がシンボルで好きだった。
(夫撮影) -
テイスティングした部屋からワイナリーを見下ろす。
会社名になっているお父さんとお嫁さんが、出荷するワインの箱詰めに追われていました。
(夫撮影) -
テイスティングしたワインの中から3種を購入。
ハーフボトルはお土産でくれました。
安くて美味しい、マドリードの赤ワインもなかなかいける!
今後、リオハやリベラばかりじゃなくて、マドリード ワインももっと勢力的に探そうと思いました。 -
さて、見学者の中で昼食付きプランを予約しているグループだけ、村のあるレストランまで案内されました。
我々以外はメニューがコシードと決まっているプランだったらしく、皆この暖炉(囲炉裏)で朝からコトコトと煮込まれているコシードをサーブされていました。 -
我々はパッケージのプランが違ったらしく、このレストランの定食の中から選ぶ形でした。
定食といっても、量があって、味もなかなかでした。
これは、モルシージャ(血のソーセージ)入りの炒り卵 revulto de morcilla。
(夫撮影) -
コシード メニューのスープをちょっとお相伴させてくれました。 温まる!
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キノコのソテー Boletus 旬だけあって、美味しかった!
(夫撮影) -
村の美味しいパン
テイスティングのパンも村のパン屋のもので、美味しかった。
(夫撮影) -
夫のメインはオックステールのミルフィーユ milhojas de rabo de toro
とても良い味だったようです。 -
私は地元牛のステーキ entrecot de ternera
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デザートは盛り合わせ。
ワイナリーとレストランとタイアップした、良い村起こしだと思いました。
(夫撮影)
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