2011/07/19 - 2011/07/28
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うさちゃまさん
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帰省のたびに撮りためた故郷の風景を、旅行記としてまとめることにしました。
まずは試験的に、2011年から。
7月19日~28日まで、ふるさと高知に滞在しました。
この年は天気に恵まれず、終始うす曇りだったのが惜しいところです。
羽田空港から飛行機に乗り1時間半のフライトで、高知龍馬空港へと到着。
初日はそのまま実家に泊まり、翌日から散策スタートです。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
搭乗口が空港の端っこ…これは高知行きの宿命でもある。
ついでに言えば8割くらいの確率で、飛行機が遅れる。
離陸も着陸もだ。 -
ぐずついた天気だったのに、空へ上がればごらんの通り。
いいなあ。ここはいつも晴れてて。 -
連日の大雨で川の色が大変なことに。
何川だろ?関東に住みだして数年経つのに分からないとは。 -
土砂が大量に流れ出していた。
こりゃ高知の海もえらいことになってそうだ。残念な予感。 -
霞みがかる富士が見える。
宝永火口も確認できた。 -
飛行機から外の景色を眺めるのが好きだ。
雲の形が面白かったり、地形の妙に感心したり。
条件が良いと、飛行機の翼に虹のようなバリアができる。
とても幻想的な光景で、見られたときは得した気分だ。 -
高知に到着。残念ながら雨が降っていた。
うーん、抜けるような青空に迎えられたかった。 -
到着口に向かうと、目の前に必死なノボリが…。
最近、移住者誘致に力を入れてる高知県。
人口減少に歯止めを掛けるべく2013年現在『高知県はひとつの大家族やき。』を合言葉に、振興キャンペーンを行っている模様。
http://www.kochike.pref.kochi.lg.jp/~top/
故郷を出た者としては、なんとも心苦しいノボリである。
さて、空港の到着ロビーでは、母が迎えに来てくれていた。
ありがたやありがたや。
高知空港の駐車場は、空港利用者なら30分だけ100円で駐車できるので、急いで車に乗り込み帰路についた。 -
実家に帰る途中、お腹が空いていたので大黒屋飯店で中華料理をたらふく食べる。
久々の中華飯に心躍るよう。
この店は地元民憩いの食堂だ。 -
ここの酢豚が大好き。
食べれば食べるだけ食欲がわく、不思議な一皿でもある。
大黒屋飯店
住所 高知市旭町3丁目24
tel. 088-873-6673
営業時間 11:00〜15:00 17:00〜21:00
定休日 木曜日
駐車場 3台くらい -
翌朝。雲は多いが晴れた。
母、姉、私の3人で土佐久礼(とさくれ)までドライブすることになった。
このあたりは土佐市付近だろうか。
青々とした田んぼが前日の雨でなお鮮やかだ。 -
須崎市に入るころ、隣りの葉山村(現 津野町)に美味しいパン屋があるというので、寄り道することになった。
なんでも、住宅地の中に溶け込むようにして店があるらしい。
外見もほぼ民家だという。
まさに知る人ぞ知るパン屋だ。 -
新荘川(しんじょうがわ)が流れている。
ニホンカワウソの目撃例が多く残る川である。
昨日の雨で、うす濁ってはいるが十分きれいで穏やかな光景だ。 -
このような景色がひたすら続く。
ウィンドウをあけて走ると澄んだ空気が飛び込んでくる。 -
須崎東ICから車で道なりに走ること約30分。
のどかな風景に油断していると、右折ポイントを確実に見逃してしまうので要注意である。
隠れ家的というより、擬態しすぎなパン屋さん「はやまっと」に到着。
いやこれ地図見ても無理だわ〜。
グーグルマップですら右折後の展開を放棄している。
迷ったら素直に付近の住民へ尋ねてみるのが賢明でしょう。
ここでパンを選ぶのに夢中になり、店内や商品の写真を撮り忘れるという痛恨のミスをおかす。。。
どれも美味しいが、何気にベーグルがお勧め。 -
お店の周りにはブルーベリーやレモンが植わってました。
ちゃんとパン作りに活かされているそう。
お店のご主人と奥様は、もとは東京でパン屋を営んでいたのを、お子さんの進学を機に引っ越され、田舎でパンを焼く暮らしを始めたそう。
奥様いわく「田舎でのんびりお店を開こうかと思って。でもちょっと山奥過ぎちゃった。ふふふ。」
ここのご夫婦、とても人柄がよく、やさしくて温かい人達です。
ただでさえ過疎化が問題になってる高知県に、都会からわざわざIターンを決断されるとは・・・なんと天晴れ!頭が下がります。
その後も少しだけ会話を楽しみ、お店を後にしました。
はやまっと
住所 高岡郡津野町姫野々605-13
tel. 0889-55-2498
営業時間 水曜〜金曜7:00〜15:00
土曜・日曜8:00〜15:00
定休日 月曜・火曜
駐車場 2台 -
もと来た道を辿り、須崎の道の駅「かわうその里すさき」へ到着。
ここでトイレ休憩です。
ここはカツオの藁焼きたたきの実演を行っていたり、特産品直売所が賑わっていたりと人気のある道の駅だ。
そういえばアクセスしやすいのも大きな利点かも。
かわうその里すさき
住所 高知県須崎市下分甲263-3
TEL:0889-40-0004
FAX:0889-40-0077
営業時間
青空市:午前7時30分〜午後6時
特産品販売所:
夏 平日 午前9時〜午後6時
祝祭日 午前9時〜午後7時
冬 平日 午前9時〜午後6時
祝祭日 午前9時〜午後6時
(季節により変動あり)
定休日 年中無休
駐車場 駐車場大型4台・普通44台・身障者用2台 -
須崎はみょうがの名産地でもある。
まさに旬のみょうがが山のように売られていた。
新鮮なみょうががこんなに入ってたったの100円。
安ーっ!買って梅酢漬けにしたい。 -
ちなみに関東のスーパーでは、同じ時期の須崎産みょうがはこのくらいの値段で売られていた。
たった3つで何ができる。しかも高いぞ。
これじゃ薬味くらいにしかならないじゃないか。 -
さて、話題を特産品直売所へと戻そう。
-
懐かしい菓子類まで売っているのが嬉しい。
大好きな天保銭(銭型タマゴボーロ)を手に入れウキウキである。 -
車は再び走り出し、土佐久礼(とさくれ)を目指す。
遠くに見えるのは双子島。
須崎〜中土佐町までの道のり(安和の海岸線沿い)は、景観が良いのでドライブにうってつけだ。
ここはJRも通っているから、車窓からの眺めは最高だろうと思う。 -
中土佐町に入った。久礼港はもう目の前である。
しかしまともな写真がなかった。。。 -
久礼八幡宮の前を通る。
海の神様として、大漁祈願や航海安全を願う人が多い。
漁師町ならではの八幡さまなのだ。 -
車から降り、散策する前に神様にご挨拶。
神社のそばには児童公園があり、うっそうと木が茂るにも関わらず、和やかな空気で満たされている。
久々なのでゆっくりと境内を回りたかったが、母と姉はさっさと大正市場の方へと向かってしまった。
母「暑い〜。」
姉「先行っちょくで〜。カキ氷はよ食べたいきね〜。」
待って待って、なんでそんな急ぐん。
八幡さまに詫びて、帰りしなに又寄ることにした。 -
久礼の大正町へとやってきた。
いつきても閑散としていて心配になるが、どこかで安心する。複雑な心境だ。 -
まず最初に目に付くのが、茶房の古久家だ。
いつも入りたいと思っているが、散策のスタート地点であることから「今度でいいか…」と素通りしてしまう。
そうこうするうちに数年経ってしまった。
毎年言ってるが、今年こそは行こうと思う。 -
このように古看板がいたるところで存在感を放っている。
-
時系列は違うが、看板写真のデータがあったので、追加しておきます。
これは2008年に撮ったもの。
天気が悪く、若干暗い写りになっている。 -
同上。
-
同上。
-
同上。
-
老舗の西村菓子店にやってきた。
私が大正町で一番好きな店だ。
饅頭や餅に加えて、駄菓子、カキ氷、ドーナツにところ天と所狭しと並んでいる。
レトロ感漂う老舗菓子屋さんなのだ。 -
左下にあるわらじのような板菓子は中菓子(ちゅうがし)といって、高知ならではの郷土食だ。
煎餅ではなく、甘くてぺきっと固い食感の、キャラメルをカラカラに焼いたような感じの菓子である。
湿気ると固さに加えて粘りが出る。そうなるとお手上げだ。
ここでも懐かしの動物ヨーチを買った。 -
こちらは饅頭群。ドーナツは食べる際に砂糖をまぶしつけてくれる。
写ってないが、柏餅やトチ餅なんかも売られている。
大人になった今でも、この光景を前にワクワクと落ち着かない自分に気付く。 -
しっかりイートインスペースもある。
まさに時が止まったかのような店内。 -
アンティークなものが現役で活躍している。
カキ氷機はもとより、奥の陳列箱の価値は博物館の展示品クラス。 -
何といっても自慢なのがここのカキ氷だ。
氷が軽くてしゅわっとすぐとける。
秘伝の氷みつがさっぱりとした甘みで更に良い。
早速体を冷やすべく店内でくつろぐ。 -
苺の中にも秘伝の氷みつ。
カキ氷なんて全部同じだろと侮るなかれ。
タイムスリップして食べられる店が、他のどこにあるのか。 -
店先を、咥え煙草のおんちゃんが疲れたエンジン音と共に走ってゆく。
-
昭和レトロな風景。
型によっては一皿6000円の価値がつくとか。もちろん現役。 -
こちらは素晴らしい存在感の蜜瓶。
東京の職人さんに特注して作ってもらったそうだ。 -
もう一つ有名なのがところ天。
店のおんちゃんかおばちゃんに頼むとその場でついてくれる。
生姜や酢みかんも、食べる直前にすりおろしてかけてもらえる。
高知のところ天はカツオ出汁で食べるのが通例なので、是非倣ってみよう。
最高に旨い筈だが、肝心の写真はない。何故か?
…私はところ天が苦手なのであった。克服すべきか。。。
西村菓子店
住所 高知県高岡郡中土佐町久礼大正町市場前
tel. 0889-52-2953
営業時間 9:00〜18:00
定休日 不定休
駐車場 大正市場専用駐車場(無料) -
大正町で一番賑わう大正市場へやってきた。
時間帯にもよるが、新鮮な魚がわんさか売られている。
食事処もあるので昼時は賑わう。 -
市場入り口付近の雑貨屋さんで可愛い髪止めを見ていたら、姉が買ってくれた。
思い出の品がまたひとつ増える。 -
果物も売られている。
-
巨大なタコもいる。
-
カツオは言わずもがな。
-
商店街の飾りも漁師町らしい。
浮き球はそこらかしこで見かけた。 -
市場の西口に出た。
-
店先に無造作に置かれた骨董品が可愛らしい。
市場を出て、母や姉に漁港付近を散策したいと伝えると、
「えー。暑いし。あんた好きに歩いてきいや。私ら車で寝よるき。」
との返事。
身も蓋もないと思いながらも、一人で周辺を歩くことにしたのであった。
大正市場
住所 高知県高岡郡中土佐町久礼6382
tel. 0889-52-2519(中土佐地区商工会)
営業時間 11:00位〜夕方暗くなるまで
定休日 正月三ヶ日と海が時化た日
駐車場 30台 -
堤防沿いに出ると、日差しを一層強く感じる。
このあたりに美味しいお好み焼き屋さんがあるらしい。
しかし、どう見渡しても民家ばかりだった。 -
久礼港には、一仕事終えた船たちが静かに揺れている。
-
台風や雨のせいで、浜は漂流物でぎっしり埋まっていた。
右手奥の高台に黒潮本陣が見える。
今日はそこで昼食の予定だ。
思えば大正市場に来ておいて、何故ここで食べていかなかったのか。
どう考えてもこっちの方が良かったろうに。 -
また一台、魚を積んだ船が帰ってきた。
-
汗をぬぐいながら海岸沿いを歩く。
この辺りには野良猫や野生化した鶏が多く生息する。
いつだったかラジオで、久礼の野生化した鶏を捕まえて食べようなるイベントの宣伝を耳にした。
あれは何だったのだろう?
かなり驚いた記憶があるが、聞き間違いだったのか、それとも…。 -
せっかくのベンチも台風の影響か、無残な姿に。
-
一通り歩き、車で寝ている母と姉のもとへと急ぐ。
-
発つ前に、今度こそ久礼の八幡さまにしっかりお参りするのであった。
こちらは八幡宮正面の一の鳥居。 -
神社内にはご神木の大楠木や、穴の開いた厄ぬけ石があります。
厄年ではないが、災いの多い年だと感じ一人で厄抜け。よっこらせ。
境内から一の鳥居を眺めると、その先に海が見える。
夕刻に訪れると、更に良い雰囲気を味わうことができるだろう。 -
黒潮本陣まで移動し、本館の隣りに位置する黒潮工房にて昼食をとることになった。
太平洋を望む南側の席は空いておらず、久礼港が見渡せる西側の席へと座る。
先ほど歩いた海沿いの遊歩道もよく見える。
が、しかし。
風下に座ってしまったばかりに、藁焼きタタキの灰が大量に降りかかってくるではないか!
お膳にも体にも容赦なく襲いかかってくる。
しかも手で払うと黒ずんで取れない。 -
考えなしに席についたことを悔やみながら、注文したもの(ちまきタタキ定食)を見ると…
なんだこれはーーーー。
あまりのやっつけ仕事に言葉を失う。
カツオが小さすぎる。何故こんな尾に近い部分を出してきたのだ。
こういう部分は炊き込みご飯にでもしてしまえと…っ。
しかもこれで980円もするのである。
相場よりはるかに高い。
黒潮工房はいつから殿様商売に走り出したのだろう。
少なくとも2006年の時点では、カツオも太く大きな切り身で、惣菜もしっかりした煮物が付いていた。
おまけに780円くらいで食べられた筈だ。
しばらく行かない間に、観光客目当ての商売に走り出してしまったのか。
良く観察してみると、藁焼き体験客には愛想いいが、他の客に対しては何のフォローもない。
こちらの質問にもスルーだ。
こんなことなら大正市場で久礼丼を食べておくんだった。 -
一方、姉は干物七輪焼き定食を楽しんでいた模様。
「あんた可哀想やき姉ちゃんの干物わけちゃお。」
姉の優しさに触れ、何とかダークサイドに落ちずに済んだが、危なかった。 -
どうでもいいが、スイカの厚さも適当すぎた。
これが桃とか葡萄だったら、私は確実にシスの手先だ。
あまり書くと私の器が小さいと誤解されるのでここらでやめておこう。
スイカくらいなんでもない。なんでもないのだ。ぐすん。
黒潮工房
住所 高岡郡中土佐町久礼8009-11
tel. 0889-52-3500
営業時間 11:30〜14:00
定休日 第4木曜(祝日、祝前日は変更の場合あり)
駐車場 無料 大型バス:2台 普通車:約80台 -
気を取り直して今度は高台下にあるケーキショップ「風工房」へ食後のデザートを食べに行った。
ここでも接客と会計の際に不誠実な対応をされガッカリしてしまったが、ケーキ自体は美味しいものであった。
注文したものは小夏のタルト。
大粒の実がブリブリしていて、とてもジューシーで美味しかった。 -
イートインスペースは2階にあり、海が見渡せるようになっている。
OPEN当初は気取らないデートスポットだったが、今や観光客だらけ。
昔は苺農家のおかみさん連中がせっせとケーキを焼いて、お店を交代で切り盛りしていたけど、最近はバイトの学生さんが多い。
愛想のいい子もいるが、この日の学生さんは壁にもたれかかって暗い顔で同僚とぶつぶつ話しており、何だかこの店の今後を心配してしまった。
そしてこちらの店も値上げしていた。それは仕方のないことだと思うけど。
もう昔のようなとっておき感はなくなってしまったのか。
風工房
住所 高知県高岡郡中土佐町久礼6782-1
tel. 0889-52-3395
営業時間 10:00〜18:00
定休日 木曜日(祝日、祝前日は変更の場合あり)・年末年始
駐車場 11台 -
ドライブの後半、少し残念な気持ちにもなったが、こういう日もあるさと思い直して帰路についた。
途中、祖母の家に顔を出したり。
家畜の鶏にスイカの皮を与えると、我先にと群がるわけで。
その隙に生みたて卵を拾うと、まだ温かい。
卵はお土産にと持たせてくれた。 -
仁淀川橋にて。
連日の雨のせいで川が増水していた。
この橋は昭和5年に完成したもので、耐久年数はとうに過ぎている。
加えて交通量が多く、日々の渋滞にもよく耐えてくれている。
(全景写真がなくてごめんなさい)
平成24年、高知西バイパス(枝川IC-是友IC-天神IC-鎌田IC-波川IC)のうち、天神IC〜鎌田IC間が開通し、仁淀川橋に代わる「いの大橋」が誕生した。
全ての区間が開通した暁には、仁淀川橋の負担もずっと減ることだろう。
全区間開通はいつになるのか、早く渋滞が緩和されるといいねなどと話しながら、渋滞の車中で高知の未来を思う親子なのであった。
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