2013/03/19 - 2013/03/19
122位(同エリア389件中)
クッキーさん
グルメやショッピングには全く興味がないので、東京の街を歩こうなんて思ってもいなかったのに、東京の坂道にふと興味を抱いてしまいました。
東京散歩友の会なんていうのもあるんですね。他にも坂道に魅せられた人達のブログなどもチェックしました。極めつけはタモリの「TOKYO坂道美学入門」という本。
限られた時間でどこへ行こうかと悩んだ結果、まずは四谷荒木町の坂道に始まって、神楽坂、目白の諸々の坂です。
中井の四の坂周辺へも行きたかったのですが、時間切れでかなわず。次の機会があればいいのですが・・・
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 徒歩
PR
-
目白の坂道巡りの前に、
「日本のガウディ」と呼ばれる梵寿綱(ぼんじゅこう)という人が手掛けた風変わりな賃貸マンション「ドラード早稲田」の情報を、ぬいぬいさんの旅行記で知り、この機会に是非見てみたいと思い、行ってきました。
メトロ東西線の早稲田駅前から目指します。
もっと周りから浮いた建物を想像していたのですが、意外にも「探さなくてはいけない」位に街に溶け込んだ建物でした。
でもそれなりに目立つ建物であることは確か。 -
二つの道路に面した角にあります。
賃貸マンションということですが、ここを慕って住む人が多いのかしら。
気になる所です。
梅図かずおさんのお宅よりは気にならないかも。色彩の奇抜さの方がインパクトが強いような気がします。 -
と云いつつも、一階部分の彩色はかなりの迫力です。
-
入り口をちょっとだけ覗きます。
一人だと、もう少し中までお邪魔するところですが、連れがいると行動に制約が。
この部分だけでも異質な空間がうかがえます。 -
窓ガラスは、内側からだとステンドグラスかな。
-
この円形ドームのような形状が素敵。
形は奇抜でも色彩が落ち着いているのでしっくりきます。 -
こうしてアップにしてみると、バルコニーの手すりがすごいことになっています。
さらに壁一面の模様。 -
同じ興味関心を持つ連れでないと、単独行動ができません。さらっと見るだけで終わってしまいましたが、とりあえず目的を果たせました。
-
こちら側から見ると、さほど異質な感じはしませんね。
-
道路を渡った所の木瓜が見事に二色咲き。
-
神田川まで歩いてきました。
コンクリートに囲われた川ですが桜の縁取りが見事。 -
橋を渡った所には関口芭蕉庵。
神田上水の修復中に、事務職としてアルバイトをしていた松尾芭蕉が暮らしていたとされる場所らしい。
関口芭蕉庵は、芭蕉の死後、芭蕉を慕う人々によって建てられたもの。 -
いかにも江戸時代を思わせる佇まいです。
-
神田川沿いに椿山荘へ。
椿山荘の敷地は古くは上総久留里藩主・黒田家の下屋敷で、明治維新後は山県有朋の別荘となり、椿山荘の名も付近に椿がたくさんあったことから山県が付けたそうです。
目白台の傾斜地の自然地形を生かした庭園は明治30年頃に造られたもので、その後、大正時代に藤田観光の創業者・藤田家の所有となって現在に至っています。
ここはホテル所有の庭園ですが、一般の人でも無料で見学できると知り、お邪魔しました。桜の季節だけは立ち入り禁止ということも知っていたのですが、桜の咲き始めのこの日、入り口にいた係の男性が、快く通して下さいました。
ガーデンマップまでいただき、庭園を散策。
冠木門を入ってすぐの所には、風情のある長松亭。 -
無茶庵というお食事処を左手に見て、
-
ゆるやかな坂道を上がって行きます。
-
老木。
-
-
聴秋瀑の水車。
-
十三重塔。
ちょうど工事中で、全景が撮れません。 -
庚申塔。
-
弁慶橋を渡って、
-
素敵な小路を歩き、
-
ホテルの建物はすぐそこ。
-
-
弁慶橋のたもとには羅漢石。
江戸中期の画家・伊藤若冲の下絵による五百羅漢の内の約20体だそうです。
ちなみに羅漢とは〈人々から尊敬・布施をうける資格のある人〉の意で、悟りをひらいた高僧を指すのだそうです。
キリスト教にもたくさんの聖人がいるのと同じなんですね。 -
幽翠池は瓢箪型の形が特徴的。
チャペルルミエール脇の人工の滝が涼やか。 -
庭園では、ホテルでの結婚式の参列者らしき人々も数多く散策中。
-
庭園には「椿山荘の七福神」が点在。
これは弁財天。 -
-
滝の裏側に回れるようになっています。
-
福禄寿です。
この後は一つ一つ撮って行くほどのこだわりもないので省略・・・ -
坂道を上って、三重塔を裏側から。
-
たぶんこれは丸形大水鉢・車石。
-
いかにも春らしく撮れた一枚。
-
般若寺式石灯籠。
-
詳しい解説付き。
-
三重塔を正面から。
-
布袋。
-
白玉稲荷神社。
-
無茶庵入り口。
-
寿老人。
-
冠木門を内側から。
この門が神田川沿いに通じています。
ホテルの裏側ですね。
30分程のあわただしい散策でしたが、 -
椿山荘庭園でゆっくりし過ぎたので、関口芭蕉庵はもう閉館になっていました。
でも目的は、ここ胸突坂。
胸を突くほどの急坂という意味から胸突坂。
ここからの目的は、目白の急坂巡りです。 -
身近に坂がないわけではないのですが、わざわざ東京に来ているという気持ちからか、特別な坂のように感じられます。
右手の塀は関口芭蕉庵のもの。 -
坂の途中から神田川を見下ろします。
写真ではその角度がよくわかりませんが、実際にはかなり急坂です。 -
くつろぎ中の猫ちゃん。
近くに「猫に餌を与えないで下さい」と立て札があったので、猫ちゃん達には厳しい生活環境になりつつあるのかも。 -
胸突坂を上がりきって、目白通りへ。
目白通りを西へ進んで、坂道を探します。
小布施坂です。
上から見下ろします。 -
少し歩いた左手には富士見坂。
思わず、わっと声を上げるほどの、先程の小布施坂以上の急坂です。
歩いてみたかったのですが、連れはお疲れの様子。
一人勝手に坂を下りるのもままならず、心ならずもあきらめました。
このお宅を挟んですぐ左にあるのが日無坂。 -
日無坂は急な階段になっています。
-
この道を辿ってみたかったなあ。
目白通りから神田川に向かってたくさんの急坂が並んでいるのは、この辺りの地形が河岸段丘だからなんでしょうか。
そんな地形に興味がわきます。
この先にも稲荷坂、宿坂、のぞき坂が私を待っていたのですが、うしろ髪を引かれつつお別れです。 -
もう夕暮れ時。タクシーで池袋駅の近くへ。
先日のテレビ番組「孤独のグルメ」で知った中華料理の店。
山椒がビリビリとくるという噂の汁なし担々麺を食べてみようとやってきました。
店内は4人がけのテーブル席が5つに、カウンター席が6席。 -
ドラマと全く同じ、汁なし担々麺、焼き餃子、拌三絲(バンサンスー)を注文。
お約束通り「辛いけど大丈夫?」と聞かれたので、普通の辛さと、普通より辛くないものを注文。
出てきた拌三絲は、木綿豆腐の固い部分を麺のようにしたものと人参ときゅうりを酢であえたようなもので冷製。さっぱりとして美味しい。
噂の汁なし担々麺の具材は挽肉、ナッツ、小松菜だけのシンプルなもの。
よーく混ぜてまずは一口。麺はもちもち、山椒の痺れる辛さがなかなかのものです。が、これは最初だけ。
味に変化がない上に、麺のもちもち感がねっとり感になり、汁なしとあいまって、半分くらい食べた後、もう喉を通りません。
私たちより先に席についていた二人のうちの女性が、担々麺をほとんど残していたのを見て、お行儀が悪いなあ、なんて思っていたのですが、私たちも同じことになってしまいました。
でも、私たちの隣の席の男性は、あっという間にこの担々麺を平らげたのですから、これはもう好みの問題でしょうね。
焼き餃子は羽付き。すでに味はついているそう。餃子は皮が厚めで肉汁たっぷりです。皮はもう少し薄い方が好き。
黒酢と自家製ラー油を付けていただきました。
わざわざ食べに行ったのに、残念な結果に終わりました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (1)
-
- アルデバランさん 2013/06/06 20:42:41
- 目白界隈
- クッキー様
アルデバランです
「目白の坂道」拝見して思い出しました…
目白台や関口、とても懐かしいです。
40年前の大学3年になる春休み、学生部で紹介してもらって
1歳下の女子大に通う妹(血がつながってます…)と下宿探しにこの辺りをウロウロしたこと。
「一緒に住んだ方が安上がり」とか言って、妹の学校のすぐ近くなら友達がたくさん来るかも、と下心見え見えで…
お屋敷街を歩いていたら、散歩してる柳家小さん師匠とすれ違いました。
結局いいところが見つからず、二人して妹の先輩のアパートに転がり込んで1年間も過ごしてしまいました。
この辺り、坂や谷の地名が沢山残っているように結構が起伏有るんですよね。
武蔵野台地の筋が何本も西から伸びてきて、ちょうどその突端なんでしょうね。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
1
53