2012/10/16 - 2012/10/19
35位(同エリア112件中)
地中海人さん
ギリシャ北西にタツノオトシゴのような形をした、オリーブが生い茂る島がある。
中央東に半島が突き出ており、突端のパレオ・フルリオ(8世紀ヴィザンチン時代の旧要塞)とネオ・フルリオ(16世紀の新要塞)の間に、ヴェネツィア時代の旧市街が今も残る城塞都市ケルキラ(コルフ)。
べッラ・ヴェネツィア・ホテルに3泊、旧市街街歩きとアヒリオン宮殿訪問。
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仙台発着パリイン、ロンドンアウトANA便はFクラス特典航空券(12万マイル)
「主な行程」
2012年10月12日仙台→パリ1泊(シャトーランドン レスト)
[パリ21時間トランスファー中、日仏サッカーとゴッホ広重展。 出発直後手荷物、旅行中航空機遅延!]
[https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10749050/]
10月13日パリ→ロードス3泊(プラザホテル )
[ロードス島を二度訪問、城壁に囲まれたロードスタウン旧市街散歩、滞在中高速船でコス島のアゴラ、リンドスのアクロポリスへ]
[https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10756145/]
☆ 10月16日ロードス→コルフ3泊(ベラ ヴェネティア ホテル 当初予定2泊(130EUR)+1泊(エーゲ航空負担)
10月19日コルフ→ロンドン2泊(ワン オルドウィッチ ホテル)
当初3泊(892.80ポンド)予定、18日キャンセル1泊分は旅行保険対応(2万円限度)。
10月21日ロンドン→機内泊
10月22日成田→仙台
交通機関
2012/10/12
NH3232仙台発8.00→NRT着8.55
NH205NRT発11.50→CDG1着16.00
2012/10/13
A3611パリCDG1 13.00発ATH着17.15 ANApp653
A3216 ATH18.30発ロードス着 19.30 ANApp177
以上2便A3扱い一人 215.28ユーロ
2012/10/16
ロードスA3215 16.15発ATH17.15着 ANApp127
A3406 ATH18.30発ケルキラ着19.30 ANApp123
以上2便A3扱い一人 149.64ユーロ
(10月18日ギリシャゼネストによる欠航で、19日はA3による手配)
2012/10/19
OA 603 ケルキラ09:55アテネATH着 11:00
A3 602 ATH13:30発ロンドンLHR着15:30 ANApp1050 以上2便A3扱い 一人 213.15ユーロ
2012/10/21 NH 0202 LHR発19.35NRT着15.20
2012/10/22 NH 3235 NRT発18.25仙台着19.25
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手荷物、航空機、遅延がありました。
手荷物及び航空機遅延はこれまで帰国時には数回ありましたが、出国直後の手荷物遅延、旅行中の航空機遅延の実例です。
1 2012年10月12日朝仙台空港でチェックインの際、成田→パリ(21時間トランスファー1泊)13日CDG1発→アテネATH→ロードス空港で受け取れるよう依頼したが、13日夜ロードス空港に荷物到着せず。
この日ロードス空港バッゲージクレイム室内に、10数個先客ロストバッゲージが並んでいるところを見ると、ままあるみたいですね。エーゲ航空でチェックインすると乗り換えのある場合は必ず緑色のトランスファータッグ(赤色のプライオリティータッグと同じ形)をつけますが。
まあ、CDG1で荷物を一泊させたことが災いのもとでしたね。
12日夜パリで日仏サッカー観戦,13日午前ピナコテーク2 でヴァン・ゴッホ・日本の夢展を見た冬支度のまま,14日炎天下のコス島まで行き、夏服一式に着替え、ついでに冬服を入れるデイザックを購入しました。
全部で100ユーロでしたが、後日領収書がない分も、保険会社からいただきました。(レートは保険会社に請求時11月 保険限度額10万円とは知らなかった。)
(CDG1では、2013年2月24日アテネから帰国時、8時間のトラスファーの際、スーツケースが開けられた状態で発見されたことがあり、ご注意。)
2 10月18日ケルキラ→アテネATH→ロンドンLHRのエーゲ航空便がゼネストのため欠航。
当日エーゲ航空の空港事務所で、翌19日の便を手配、18日の現地ホテルの手配(これは当方が2泊していたベッラ・ヴェネツィア・ホテルで、エーゲ航空負担)をしていただきました。
1回30ユーロ以内の食事代及びタクシー代をエーゲ航空が負担するとの説明を、全部で30ユーロ限度と聞き間違いをしていた。
19日エーゲ航空の空港事務所でチェックイン時、食事2回分(20+25ユーロ)、往復タクシー代20ユーロのうち、領収書のある分45ユーロを現金でいただいた。
ロンドンのホテル代18日から3泊892.80ポンドをクレジット決済済みで、18日に19日から2泊と変更した(リーダーズ・クラブ扱い)が、後日保険会社から保険限度額2万円いただいた。
航空機遅延の支払い対象となる主な費用は、「宿泊施設の客室料、食事代、国際電話料等通信費、目的地において提供を受けることを予定していたが、提供を受けることができなかった旅行サービスの取消料、交通費(宿泊施設への移動に要するタクシー代等の費用」とあります。
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保険会社手続き
保険会社へ上記2件請求し、エーゲ航空発行の手荷物遅延証明書、パスポートの写し、Eチケット、ホテルレストランの領収書、航空券半券などを提出しました。
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写真はスピアナダ公園から見た旧要塞。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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ケルキラ3泊の旅。
10月でもまだまだ夏、ブルースカイのロードス島から、ギリシャ北西部、緑滴る、朝は長袖を着るコルフ島へやってきました。
べッラ・ヴェネツィア・ホテルを東へ数分。木々に覆われたスピアナダ公園と芝生が美しいクリケット場を隔てる通りにはタクシー、観光馬車、ミニトレインが待ち構えていた。 -
ケルキラの街歩きは、リストン通りから。
ケルキラ一の大通り、クリケット場西側にあります。並木の下は全てテラス。
10月17日午前中、ゼネスト前日ですが、子供達が占領していました。
ややエーゲ海諸島の中世都市旧市街とは印象が異なる。
朝早くからテラスに陣取る子供達も色白が多い。
ゼネスト(10月18日)前日ではあるがこの日授業は無い?。 -
リストン通り
リストン通りは全てカフェ、レストラン。 -
アジア美術館
クリケット場の北側にイギリス占領時代(1819年)の建物がリストン通りを見下ろしており、一部が国立アジア美術館として利用されている。(入場料3ユーロ)
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二階左側が中国部門、右側にインド部門があり、その奥に日本の屏風が4隻ほど展示されていた。
ここには写楽の肉筆画があることで有名。2013年一般公開の予定。 -
旧市街
聖スピリドン教会が見えます。 -
16世紀後半に建てられた聖スピリドン教会前
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やや広い通りの交差点にはかならず地図があり、この町はコンパスがあれば迷うことはありません。
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この島はエーゲ海諸島と異なり、トルコから攻撃を受けるも占領されたことは無く、イスラムの痕跡はありません。
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カフェが立ち並ぶリストン通りを北へ道なりに進みつつ海沿いで出て西へ曲がるとすぐビザンチン博物館がある。
外側は装飾は無いが、中はすばらしい。今も市民が集うギリシャ教会だ(入場料2ユーロ)。
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オールドハーバー近くにあり、15世紀末、トルコ海軍が東地中海に乗り出してきた頃建てられたギリシャ正教教会は外側の装飾もなく、閑散としていた。
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往時は地中海で唯一冬季も艦隊を常備していたヴェネツィア海軍の下級船員が多く住んだところなのでしょう、絵も庶民的な感じです。
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オールドポート前広場から見た新要塞です。
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タウンホールの前に出て検討を付け、そこから旧市街の西端を護る新要塞(入場料6ユーロ)に入る。
レパントの海戦完勝後、ヴェネツィアは1573年に弱体化しつつあったトルコと単独講和するも、警戒怠り無く1577年から新要塞を築城し、1588年完成。
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全く無骨で、十字軍要塞の趣があります。
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全く無骨な石作りの砦、内部には何も展示無し。
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新要塞から旧要塞を見通すことができます。
この二つの要塞と常備艦隊により、キプロス陥落後もヴェネツィアはトルコに対抗し、守り抜きました。 -
オールド ポート
新要塞の中には見るべきものは無く、ただ北側にオールドポート、東側に旧市街を見下ろすことができます。
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往時ヴェネツィアは冬季でもここに4隻のガレー船を常駐させており、キプロスを失う直前の1570年8月4日、ヴェネツィア本国からとクレタ島からの艦隊がここに合流したとあります。
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新要塞の直下に今も市場があります。
昼過ぎで閑散としています。 -
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新要塞から旧要塞に至る道。
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旧要塞です。この写真の手前左にチケット売り場があります。(入場料6ユーロ)。
中にイオニア大学音楽部があり、広々とした公園といった感じです。 -
旧要塞は防備を固めるため出島のようになっています。
堀を広げて旧市街と切り離した。 -
8世紀初頭ビザンチン時代に作られ、内部の建物はヴェネツィアがトルコに対抗しアドリア海の外港として強固なものにする必要があった16世紀に建てられた。
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聖ゲオルギオス教会
旧要塞にある19世紀前半に建てられたギリシャ正教教会。
紀元前5世紀の神殿と比べて質素な装飾は、ギリシャ人の精神が宗教によってどんな変遷をたどったのかと考えさせますね。 -
旧要塞最上部
この下は広い公園となっていて、海に面したカフェテラス(ビール5ユーロ)があります。
まわりはいくつもの建物があり、イオニア大学音楽部の表示がありました。
小さな門をくぐると最上部の砦。 -
最上部の砦は、今は灯台(午後四時閉鎖)。
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ケルキラは、この二つの要塞により、 オスマン帝国の攻囲を凌いだといわれており、他のギリシャ領土と異なりトルコ支配400年を免れた。
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Dousmari通り
スピアナダ公園とクリケット場の間のDousmari通りにはタクシー、観光馬車が待ち構えています。
考古学博物館は閉鎖中、午後四時。予定していなかったアヒリオン宮殿まで20ユーロのところ15ユーロに負けるというタクシー運転手の誘いに乗った。
運転手は、ギリシャ人に珍しく大柄、イタリアに出稼ぎに行っていたことがあるという。ここのサッカーチームは一部で強い、この島は緑が多く、別荘があるガストーリ村は高台にあり、邸宅が多いという。到着するまで話しっぱなしである。 -
アヒリオン宮殿
コルフ島が1864年イギリスから返還されギリシャ王国領となった後である1891年に建てられた。
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1837年に生まれ、1854年にオーストリー皇妃となった建築主エリザヴェートの思いが詰まった別荘。
専用の贅を尽くした船や列車を利用しての豪華旅行を繰り返していた建築主は、1898年に暗殺されました。生前ここを何度訪問したのでしょう。 -
ゼウスとヘラに迎えられ階段をのぼります。
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4階まで上ると外へ出ることができ、皇妃お好みの神々の彫像がたっています。
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アヒリオン宮殿玄関に。
皇妃?
「皇后・妻・母としての役目は全て放棄かつ拒否しながら、その特権のみほしいままに享受し続け、皇后としての莫大な資産によってヨーロッパ・北アフリカ各地を旅行したり法外な額の買い物をしたりする等、自己中心的で傍若無人な振る舞いが非常に多かった。」とのきびしい評価ですが、「ただしハンガリー統治に関しては非常な関心と情熱を傾けたため、過去に近隣の大国に翻弄され、分割・被支配と様々な苦難の歴史をたどったハンガリーが現在平和な独立国家となった礎を築いた人物として、今もハンガリーの人々には慕われている。」とされているので、数世紀経てばこの後段のみが記憶に残ることになるかもしれません。
宮殿前にある見晴らしの良い土産物店兼カフェで休憩、その向かい側にバス停からケルキラ行きの始発便で帰った。
クテルのバス
コルフ島 ケルキラ 発着
「http://translate.google.com/translate?depth=1&hl=en&rurl=translate.google.com&sl=en&tl=ja&u=http://www.ktelkerkyras.gr/%3Fmodule%3Ddefault%26pages_id%3D7%26lang%3Del」 -
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Bella Venezia Hotel
ケルキラのスピアナダ公園まで数分のところにある、全31室、邸宅を改装した小規模、家族経営。
どの口コミサイトを見ても満点に近い評価。 英国女優マギー・スミスに似た女将さんと美人の娘さんがフロントに交代で客を迎え、老練のスタッフ達の対応に納得。一番若いボーイはタクシーから部屋まできびきびと荷物を運ぶ。
ここを舞台に映画でもできそう!
3つ星。部屋は広いとはいえないが天井が高く、バスローブ、スリッパ、簡便なセキュリティーボックス、バルコニーがある。洗面所に椅子があるのは珍しい。ミニバーには白ワイン(小)2本と水2本あり(チェックアウト時水1本飲んだ旨伝えると無料だと言う。)。エアコンの音がせず、全く静か。
コンチネンタル朝食(ミニトマト、ゆで卵、プラム、桃、りんごあり。)は中庭にあるテラスか東屋で。バー兼ロビーは居心地が良い。
WiFi無料、朝食付き、2012年10月16日から3泊した。
ホテルズコムから一人2泊最安130ユーロで予約のためシャワーのみ。
3泊目は宿泊代、2食、タクシー代をエーゲ航空負担(10月18日ゼネストによるフライトキャンセルのため)。
近くのレストラン
ホテル向かいの小広場を出ると北へタウンホールへと通ずる庶民的な小道沿いに、旅行社、店前にイスを数個置いた広さ数坪のミニスーパー、レストラン「ポルタ・レモンタ」「ヴォーゲンヴィレア」「オリーヴ」が並んでいる。いずれもビールとシーフード料理とで20ユーロ前後。
このホテルは、ヨーロッパ人に非常に人気があるという。
私も、コルフ島再訪の際は、ここ以外考えられない。今もケルキラというと、真っ先にこのホテルを思い出す。
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