2012年紅葉絶景スポット巡り（１０）熱海梅園編

2012/11/25 - 2012/11/26

昔の職場の仲間達との下田一泊旅行の帰りに、仲間達と別れて熱海で途中下車。実家に里帰りしていた奥方と合流し、会社健保組合の保養所に格安で一泊し、熱海の梅園の紅葉を楽しんできました。
熱海梅園は、その名の通り、早春の梅が有名ですが、モミジの紅葉も美しい庭園なのであります。11月17日〜12月9日まで紅葉のライトアップがされています。
保養所での夕食を早々に済ませ、さっそくライトアップされた紅葉を見に出かけ、翌日はあいにくの雨でしたが、めげずに昼間の紅葉狩りです。紅葉絶景巡りシリーズは（９）花貫渓谷編で打ち止めのつもりでしたが、またまた紅葉が見たくて、熱海梅園まで来てしまいました。こうなると、紅葉中毒のようなものです。

エリア 熱海(静岡)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

ライトアップされて漆黒の背景に浮かび上がった紅葉は、昼間の紅葉とは違った美しさがあります。下手な文章での説明は無しです。目で見た美しさは表現しきれていませんが、ぜひ拡大した写真でご覧下さい。

月と紅葉

同じ場所で翌朝撮影。

梅のシーズンは梅園の入場料をとられますが、紅葉の時期はタダです。（駐車料金は￥３００必要）
この日はどしゃ降りの雨。自分の体は濡れてもカメラは濡らさないように気を使いながらの撮影です。

庭園の中央を初川という小川が流れています。

雨に濡れ、しっとりとした色合いのモミジです。

中央広場の梅の木に、もうふくらみ始めた梅の花を発見

一輪だけ咲いた梅の花がもう散りかかっていて一枚だけ花びらが残っていました。梅の花と紅葉が同時に見られるのは、熱海梅園ならではです。

一輪の蕾をつけている梅の木の近くに松尾芭蕉の句碑があります。
「のっと日の出る梅が香に山路かな」
芭蕉が熱海に来たなんてことは聞いたことがありません。なぜ、芭蕉の句碑がここにあるのだろうか？？

梅見の滝

澤田政廣記念美術館の庭園の彫刻。
ＨＰ資料によると、澤田政廣（1894〜1988）という人は、”本名、寅吉。文化勲章受章芸術家、熱海市名誉市民。熱海の海辺に育ち19歳で彫刻家を志し、 高村光雲（たかむらこううん）の高弟：山本瑞雲（やまもとずいうん）に師事しました。93歳で没するまで、多くの木彫作品をはじめ、絵画、陶芸、版画、書など、 さまざまな芸術領域にわたり創作しました。”とあります。
まだ朝早いため、開館していませんでした。

梅園の一番奥には足湯があります。

韓国庭園。
2000年9月に当時の森首相と金大中大統領との日韓首脳会談が熱海で行われた際に、 熱海梅園を訪れ園内を散策し歓談し、日韓の友好の絆を深めた事を記念して造園されたそうです。
この頃から、雨は激しさを増し、写真にも雨粒が写っています。

中山晋平記念館。
大正期の著名な童謡作家で、「てるてる坊主」、「肩たたき」など生涯で700曲もの童謡を作曲した人です。熱海市西山町の中山晋平の別荘を梅園内に移築して一般公開しています。