お江戸の夜空に華が咲く

2012/10/13 - 2012/10/13

隅田川の花火はいつもタイミングが合わない。
前回の単身赴任時からずっとそうである。
今年もそうだった。
だが今年は荒川の花火を見物出来た。
足立区の北千住の住人となったからである。

買ったばかりのカメラを携行しノコノコ出かけた。
三脚なんか持ってない。
しかも相手は夜間の花火だ。
どうなる事やら・・・。

先ずは北千住側から荒川を渡る。
スカイツリ〜を向こう正面に捉える作戦である。
第一にこっち側の方が比較的空いてるとの情報であった。

東武スカイツリー線を一駅乗り小菅で降りた。
露天商が準備で忙しそうに仕込んでいる。
駅周りを一巡しオムライスで胃袋を黙らせる。

いよいよ荒川河川敷に上がってみた。
既にかなりの人で埋め尽くされてはいたが隙間は充分あると感じた。
反対の道路側を見下ろすと何処からこんなに人が集まって来るのか不思議な光景であった。
間もなく隙間は埋め尽くされるのであろう。

スカイツリ〜正面を求め堤防を上下左右に行き来した。
やはり堤防の舗装路からの撮影がベストポジションのようである。
自分の場所を確保する頃にはもう自由に歩き回る事は出来なくなっていた。

開演まであと40分程。
暗くなる待ち時間を利用し撮影の訓練を行った。
女性のアナウンスと共にいきなり花火は打ち上げが開始された。
見惚れながらも指はシャッタ〜を押し続けていた。
とにかく数打ちゃ当たるだろうとの単純な想い。
音と光の世界で勘を頼りに指に指令する。
其の間は脚、膝、腰、脇、肘、手首もガチガチに固めての連写であった。
とても35ミリフィルムの時代には出来なかった贅沢な撮影法だろう。
あっと云う間に一時間は過ぎて行った。

終わってみれば大半はピンボケ、ズレのオンパレ〜ドであった。
翌日は筋肉痛のためアチコチが悲鳴を上げていた。

いやはや花火大会には辛いものがある。

エリア 北千住・南千住(東京)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配