ひょんなことから、メキシコ・グアテマラを三週間ほど旅行することになりました。急に決まった旅行で最初は無計画だったものの、終わってみれば実に中身の濃い三週間でした。私が体験してきたユニークな日々を、１8本の旅行記を通して紹介したいと思います。<br /><br /><br />**情報は2012年6月のもの。1ペソ6円、1ケツァル10円で計算。<br /><br />==中米放浪記==<br />[1]中米の楽しみ方 <==<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10688306/<br />[2]メキシコ・シティ - 遺跡見学とピープル・ウォッチ<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10686493/<br />[3]トラコルーラ - エプロンの似合う田舎の定期市<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687397/<br />[4]サンファン・チャムラ - 神秘のドアを開け<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10689039/<br />[5]シナカンタン - 日曜朝に咲く教会脇の小さなスミレ畑<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687675/<br />[6]パレンケ vs ティカル　どっちの遺跡対決<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687162/<br />[7]チチカステナンゴ - キラリと光る市場の脇役たち<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687114/<br />[8]サンフランシスコ・エル・アルト - キング・オブ・定期市<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687872/<br />[9]スニル/トトニカパン - 野菜と温泉の時間<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687621/<br />[10]ソロラ/サンティアゴ・アティトラン - 男の普段着対決<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687955/<br />[11]サンペドロ・ラ・ラグーナ - 山男、雨季に泣く<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687447/<br />[12]アンティグア - 元祖・沈没地の微妙な味わい<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687243/<br />[13]サンファン・アティタン - パープルタウンにタイムトリップ<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10688519/<br />[14]トドス・サントス・クチュマタン - 秘境で生き残るアメカジ・ストリート<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10686652/<br />[15]カンクン - 雨季でも楽しめるリゾートタウン <br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10688720/<br /><br />==中米放浪記・番外編==<br />[1]アレナ・メヒコ - ルチャリブレ観戦記<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10686736/<br />[2]グアテマラチキンバス入門<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10689725/

中米放浪記[1] 中米の楽しみ方 (旅の目的、基本情報、交通事情、ハイライト)

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2012/06/01 - 2012/06/01

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その他の観光地(メキシコ)

[目次]

イントロ
旅の目的
　(遺跡、ビーチ、定期市、スペイン語習得
　、登山、温泉、雑貨集め)
基本情報
　(アクセス、言葉、両替、宿、食事、ガイドブック
　、安全、旅の季節、旅行期間)
交通事情 - メキシコ編
　(バス事情、ADO、チケットバス、荷物預かり、飛行機)
交通事情 - グアテマラ編
　(チキンバス、ツアーバス、トゥクトゥク)
旅のハイライト
まとめ
[イントロ]

　みなさん、「中米旅行」と聞いて、どんなイメージをお持ちでしょうか。私が持っていたイメージは、

　メキシコ - 遺跡だけ。
　グアテマラ　- アンティグア
　その他の国　- わざわざ行く価値なし。

こんな感じでした。そういうわけで、これまで、これらの国を旅行したことはありません。でも、一度くらいは..とは思っていました。それが、急にアメリカに行くことになり、それに無理やりくっつけたのが今回の中米旅行。「ついで」のつもりが、旅するうちに、いつの間にかフルスペックの壮大な旅行になってしまいました。ここでは、先にメキシコ・グアテマラの見所、交通などの基本情報を紹介した後、後半で今回の旅のハイライトをお見せしたいと思います。
[旅の目的]

　中南米の国は、ただ漠然と行っても、教会と公園とコロニアル風の街並みを見て終わってしまいます。これらは当たり前すぎて、あまり見所とはいえません。やはりはっきりとした目的をもちたいものです。旅の目的としてまず思いつくのは、遺跡、ビーチ、先住民のマーケットがトップ３。その他、スペイン語習得、山登り、温泉、雑貨集めなども一定の人気があります。これらを一つづつ見ていきましょう。
==遺跡==

　メキシコ・グアテマラには、マヤやアステカなど大小多数の遺跡が存在します。あまりに数が多いのでメジャーなのだけ行けば十分でしょう。私が訪れたのは、以下の６ヶ所。テオティワカンはメキシコ・シティ、チチェン・イツァーはカンクンから日帰りで行けます。入場料も安く、メキシコの場合、チチェンを除き、すべて57ペソ(342円)。

メキシコ - テンプロ・マヨール、テオティワカン、パレンケ、チチェン・イツァー、トゥルム

グアテマラ - ティカル
==ビーチ==

　主にメキシコにメジャーなビーチリゾートがあります。メキシコ・シティからのアクセスのいいアカプルコ。アメリカ人のバカンス地であるカンクン。この２つが有名です。特にカンクン近辺には、コスメルなどのダイビング・スポットや、スノーケリングを楽しめる場所が多数存在します。私が行ったのはカンクン。雨季でしたが、特に不便はありませんでした。

==先住民マーケット(定期市)==

　メキシコ南部とグアテマラの山岳地帯で、先住民系の住民による定期市が多数とり行われます。ここでの見所は、各地で異なる多様な民族衣装。今回、私は定期市訪問を中心に旅を組み立てました。私が訪れた定期市は、なんと12ヶ所！これだけの場所を約２週間で回ったのだから驚きです。

メキシコ - トラコルーラ、サンフアン・チャムラ、シナカンタン

グアテマラ - チチカステナンゴ、サンフランシスコ・エル・アルト、スニル、アルモロンガ、トトニカパン、ソロラ、サンティアゴ・アティトラン、サンフアン・アティタン、トドス・サントス・クチュマタン
==スペイン語習得==

　グアテマラはスペイン語が安く学べる国として長い間有名でした。今では言われるほど安くありませんが、多くの人が語学目的でグアテマラにやってきます。主にアンティグアやケツァルテナンゴなど、居心地のよさそうな町にスペイン語学校が多数存在しています。個人レッスン中心なので、一週間からでも参加可能。私は短期の旅行ということもあり、今回は見送りました。

==登山==

　グアテマラの山岳地帯、具体的にはアンティグア、ケツァルテナンゴ、アティトラン湖周辺に、登れる火山がいくつかあります。山の標高は2000メートル中盤から4000メートル前半くらい。難易度は様々ですが、基本的に特別な装備なしで登れます。かなり期待していたのですが、雨季のため思い通りにはいきませんでした。
==温泉==

　中米では、温泉はそれほど珍しいものではありません。グアテマラのケツァルテナンゴ周辺で温泉を集中的に体験してきました。

==雑貨集め==

　特にメキシコがそうですが、お土産の小物類がやたら充実しています。

これらの旅の目的を少しづつ組み合わせれば、短期間でも全部入り(Con Todo!)の旅が楽しめるはずです。
[基本情報]

続いて、旅の基本情報です。

==アクセス==

　中米旅行最大の問題点は、飛行機のチケットが高いこと。こればかりはどうしようもありません。南米よりは少し安いですが、それでも高い。トラベルコで調べてみると、今一番安いチケットで、羽田を深夜に出るデルタ便が５万前後。高い時期には７万以上、逆に安い時は３万円を切ります。これに、６万円程度の税金と燃料サーチャージが加わり、たいてい１０万円の大台を越えます。他の航空会社だと、さらに高くなります。

　では、アメリカのロスアンゼルスまで安いチケットを買って、バスや格安便でメキシコ・シティまで移動するのは、どうでしょうか。成田-ロスなら２万円を切る月もあります。これも、少しは安くなりますが、燃料サーチャージが高いので、トータルで10万切ったら御の字というレベルです。
==言葉==

　ベテラン旅行者によっては、「スペイン語しゃべれないと個人旅行は無理」と脅しのようなことを言う人もいます。でも、実際にスペイン語なしで旅行した人もいるわけだから、可能といえば可能なわけです。ただ単にストレスがたまったり恥をかく回数が増えるだけ。基本的に、今の世の中ガイドブックと少しの英語と少しの度胸さえあればどこの国でも旅行できます。

　とはいえ、スペイン語が少し話せるかどうかは大きな違いを生みます。私のスペイン語は、せいぜい初級に毛が生えた程度ですが、旅行中ほとんど困ることはありませんでした。旅行者が話すことといえば、せいぜい道をきいたり、値段たずねたりすることくらい。その程度のスペイン語なら３週間で習得できるはずです。
==両替==

　メキシコの通貨はペソ(メキシコドル)、グアテマラの通貨はケツァル(Q)。私はATMだけで旅行したので、その方面の情報です。メキシコもグアテマラも、ATMを見つけるのは比較的容易です。国際カードも問題なく使えます。ただし、引き出し手数料が徴収されるので、注意が必要です。

　その額はATMを所有している銀行によってまちまちですが、メキシコが一回20ペソから40ペソ程度(120円-240円)。私がいた時は、HSBCが一番低額で、21.92ペソ(132円)した。一方、グアテマラは最も普及している5BのATMで3.36ドル(269円)。他に2ドル(160円)の銀行もありますが、めったにATMを見かけません。これらの手数料はあまり安いとはいえないので、多め多めの引き出しを心がけましょう。
==宿==

　私はだいたい、1000円前後の安宿を中心に宿泊してきました。例を挙げると、

メキシコ・シティのユースホステル・ドミトリー: 180ペソ(1080円)
カンクン・ダウンタンのエアコン・シャワー付きダブル: 400ペソ(2400円)
アンティグアのシャワー共同ダブル: 100Q(1000円)
ケツァルテナンゴのシャワー共同ダブル: 50Q(500円)
サン・ペドロ・ラ・ラグーナのシャワー付きダブル: 75Q(750円)

また、夜行バスで長距離移動すると、宿代を節約できます。今回、計４回夜行バスを利用しました。
==食事==

　食事に関しては、正直あまり合いませんでした。私は、アメリカのファーストフード店タコベルの味が好きなので、「好きなだけタコスやブリトー食べるぞ！」と期待していたのですが、現地の味はちょっと違います。なんというか..味が雑で.タコベルのようなマイルドさがありません。メキシコ・グアテマラ共に、屋台や安食堂のメニューはたいていタコス、トルティヤ、ハンバーガー、ホットドックの類。さらにフライドチキンやフライドポテトなどの揚げ物。だいたいこんな感じです。私がちゃんとした食堂探しに時間を割かなかったこともありますが、結局３週間この限られたメニューで乗り切りました。よくも体がもったものです。
==ガイドブック==

　とりあえずは定番の地球の歩き方「メキシコ」と「中米」。さらにロンプラがあればベストですが、今回それほど使いませんでした。メキシコとグアテマラに関しては、歩き方で十分なようです。定期市見学を中心に考えているのであれば、旅行人の2008年下期号(アマゾンで購入可能)が役に立ちます。私はこの本を読まずに旅行しましたが、もし先に読んでいれば、プランニングが多少楽だった気がします。

==安全==

　これは、正直何とも言えません。旅している間、危険を感じることは一切ありませんでした。目付きの悪い連中に遭遇することもなければ、値段をごまかされたこともありません。特にメキシコは安全な気がします。グアテマラの場合、たまにバス強盗やスリの話がネットに出るので、運が悪ければそのような事件に遭うかもしれません。少なくとも、命を奪われるケースはないようです。
==旅の季節==

　これは断然、乾季の12月-4月がいいでしょう。雨季に行けば、最悪の場合、一日のうち半分潰れます。私が旅行したのは、雨季ど真ん中の６月。なるべく、午前を観光、午後を移動に当てていました。雨季の不便さは山ほどありますが、一番きついのは景色がよくみえないこと。今回、風光明媚なアンティグアやアティトラン湖の景色を十分に味わうことはできませんでした。とはいえ、うまくやりくりすれば、乾季の７，８割は楽しめるかもしれません。実際、私も旅行記が沢山書けるほど充実した旅をすることができました。

==旅行期間==

　最後に、旅行に必要な期間。たった二カ国の話なので、三週間もあれば大部分回れてしまいます。テーマを絞れば二週間でも十分。実際私は最初の二週間で、見たい所ほとんど見終えました。一週間だと、複数ヶ所回るのにはちょっと厳しい。できれば日本からの移動を除いて１０日は欲しいところです。

[交通事情 - メキシコ編]

　続いて、両国の交通事情について紹介します。まずは、メキシコから。

==バス事情==

　メキシコは道路状態がよく、バス会社の競争も激しいので、都市間の移動は高速バスが中心となります。ただし、２つ問題があり、ひとつはメキシコがとても広いこと。カリフォルニアとの国境からメキシコ・シティまで24時間、メキシコ・シティからカンクンまで24時間。国土を横断するのに丸２日もかかってしまいます。よって、旅程をうまく刻んでいくか、時には飛行機も選択肢に入れます。逆に、長距離バスが多いため、夜行バスで宿代を浮かすこともできます。もう一つの問題は、運賃がそれほど安くないこと。特に外国人が多く利用するADO社のバスは、やや割高です。しかも、距離が長くても割安にならないので、メキシコ・シティ-カンクン間だと1500ペソ(9000円)もします。
==ADO==

　なぜ外国人やメキシコの中流階級はADOバスを好むのか。それは、路線の多さに加え、利用していて安心感があるからだと思います。現在、ADO社は４種類のバスを走らせています。３列シートのADO Platino。４列ながらシートピッチが長く、ドリンクや音楽サービス(イヤホン)の付くADO GL。付加サービスはないものの、ゆったりした配列のADOとOCC。バスはベンツやボルボなどの欧州製で、すべてが一等バスです。もちろんトイレ付き。

　その他、チケット購入時の座席指定、荷物のタグ付け管理や傷害保険、充実のバスターミナル施設(ATM、売店、荷物預かり)など、すべてが揃っています。というわけで、ケチケチしない人はたいていADO系のバスを選ぶわけです。
==チケットバス==

　でも、もっと安い会社ないの？　そう思ってメキシコのバス予約システム - チケットバスを検索してみるのですが、出てくるのはADOやOCCばかり。もっと安い会社があっても中小の会社が中心なので、検索システムに出てこないのです。また、ADOが南部の長距離に強いという事情もあります。そうなると、知られざる激安バス会社を自分で探すか、おとなしくADOの軍門に下るしかありません。

チケットバス - http://www.ticketbus.com.mx/

写真：チケットバスに参加しているバス会社
==荷物預かり==

　メキシコ・シティの大型ターミナルやADOのバスターミナルには、たいてい荷物預かり所があります。その多くは２４時間営業。写真はメキシコ・シティの東ターミナル(TAPO)やADO系のターミナルに入っているGuarda Plus。この荷物預かり所があるおかげで、夜行バスで来て荷物を預けて観光し、また夜行バスで他の町へ..という芸当ができるわけです。ただし、問題がひとつあります。それは、あまり安くないこと(またかよ！)。１時間あたりいくらで計算され、バックパックなどの大きな荷物だと1時間12ペソ(72円)。朝8時に預けて夕方5時に取りに来ると、計9時間で108ペソ(648円)。倍払えば安宿に一泊できる値段です。その一方、メキシコ・シティの北ターミナルにある預かり所は、一日いくら(15-70ペソ)で計算するので、同じ大きなバックパックなら70ペソ(420円)、と少し安くあがります。
==飛行機==

　メキシコは新興の航空会社がどんどん誕生しており、国内線で激しい価格競争を繰り広げています。ただひとつ問題があり、それはたいして安くないということ(またかよ！）。その中で、比較的お得そうな便を見つけたので紹介しましょう。ひとつは、VIVAAEROBUSという会社のメキシコ・シティ-オアハカ便。朝６時発ですが、値段は安い時で、527ペソ(3162円)。ADOのスタンダードなバスと、あまり変わりません。

　もうひとつは、INTERJETとVOLARISのメキシコシティ-カンクン便。INTERJETが130ドル前後(10400円)。VOLARISの方は、日によって値段が大きく異なりますが、一番安い時で110ドル(8800円)。日本からのチケットが周遊やオープンジョーじゃない人にオススメです。

　ロンプラによると、メキシコ・シティにほど近いトルーカ(toluca)の空港が格安航空会社の拠点のようなことが書かれています。確かに、上記の２社がアメリカに割安な国際便を飛ばしています。

INTERJET - http://www.interjet.com.mx/
VOLARIS　- http://www.volaris.mx/
[交通事情 - グアテマラ編]

続いてグアテマラの交通事情です。

==チキンバス==

　グアテマラの交通機関といえば、何といってもチキンバス。アメリカのスクールバスを改造した庶民の足で、主に中ー長距離を走ります。乗り心地は最悪ですが、この派手なバスへの乗車は一生の思い出になるはずです。もちろん、グアテマラにもちゃんとした一等バスがあります。でも、全体的に本数も路線も限られています。よって嫌でもチキンバスに何度か乗車することになるでしょう。ちなみに私はチキンバスに20回以上乗りました。

参考: グアテマラチキンバス入門
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10689725/
==ツアーバス==

　グアテマラやメキシコの南部では、現地の旅行会社が観光地を結ぶ直行バンを走らせています。具体的には、サンクリストバル・デ・ラス・カサス、フローレス、アンティグア、ケツァルテナンゴ、サンペドロ・ラ・ラグーナなどの町から発着。バスを何度も乗り換えなければいけないルートだと重宝するでしょう。

==トゥクトゥク==

　最後に、市内交通について。グアテマラやメキシコの地方都市では、インド製のオートリキシャ(写真)がガンガン走っています。呼び名はトゥクトゥク。料金も安く、大変便利です。
[旅のハイライト]

　最後に、今回の旅のハイライトと、各旅行記へのリンクを載せておきます。

==ハイライト==

　飛行機に乗り、中米のゲートウェイ・メキシコ・シティに到着。本格的な旅を始める前に、まずは便利な首都の町で足慣らしをします。テオティワカンや国立博物館で遺跡見学に励む一方、メルカドで人間観察にもいそしみました。もちろん、名物のルチャリブレ（写真)も観戦。

[2] メキシコ・シティ - 遺跡見学とピープル・ウォッチ (テオティワカン)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10686493/
　夜行バスで、メキシコ南部のオアハカに移動。近郊の町、トラコルーラで大規模な定期市(写真)を見学しました。メルヘンチックな民族衣装溢れる、とても興味深いマーケットでした。

[3] トラコルーラ - エプロンの似合う田舎の定期市 (オアハカ、イエルベ・エルアグア)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687397/
　再び夜行バスに乗り、オアハカからサンクリストバル・デ・ラスカサスに移動。こちらもオアハカと並び、先住民族が多く住む地域です。ここでは、近郊の２つの村、サンフアン・チャムラとシナカンタンの定期市を訪れました。チャムラでは、かなり風変わりな民族服、シナカンタンでは着物のような美しい民族衣装(写真)が必見です。

[4] サンファン・チャムラ - 神秘のドアを開け。
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10689039/
[5] シナカンタン - 日曜朝に咲く教会脇の小さなスミレ畑。
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687675/
　ラスカサスからパレンケに移動して、メキシコ最大のパレンケ遺跡を見学。さらに国境を越えて、グアテマラ最大のティカル遺跡(写真)へ。２日連続して有名マヤ遺跡を見学しました。２つの遺跡を見た感想としては、パレンケが「よく整備された公園」のような感じで、ティカルが「密林に眠る巨大都市」というイメージ。

[6] パレンケ vs ティカル　どっちの遺跡対決 (フローレス)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687162/
　グアテマラ・シティ経由で、グアテマラの山岳地帯に移動。ケツァルテナンゴを拠点としながら、サンフランシスコ・エル・アルト(写真)とチチカステナンゴの有名定期市を見学しました。さらに、スニル、トトニカパンで温泉も体験。このエリアも、女性の民族衣装率が高めです。

[7] チチカテンゴ - キラリと光る市場の脇役たち (パスクアル・アバフ)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687114/
[8] サンフランシスコ・エル・アルト - ザ・ティアンギス中米最大の定期市
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687114/
[9] スニル/トトニカパン - 野菜と温泉の時間 (フエンテス・ヘオロヒナス、アルモロンガ)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687872/
　ケツァルテナンゴから、もうひとつの定期市観光の拠点、アティトラン湖に移動。２日がかりで湖畔の村々を訪問しました。このエリアの注目は男性の民族衣装。ソロラとサンティアゴ・アティトラン(写真)では、男性の民族服が今も現役です。

[10] ソロラ/サンティアゴ・アティトラン - 男の普段着対決
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687621/
[11] サンペドロ・ラ・ラグーナ - 山男、雨季に泣く (サンペドロ火山、シン・サイモン)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687955/
　ずっと憧れていたグアテマラの古都、アンティグアへ。長期滞在者のようにのんびりと過ごしたかったのですが、短期＋雨季のダブルパンチで、微妙な結果に終わりました。

[12] アンティグア - 元祖・沈没地の微妙な味わい (十字架の丘)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10687447/
　グアテマラで最後に訪問したのが、いわゆる「秘境」と呼ばれるエリア。私が訪れたサン・フアン・アティタン(写真)とトドス・サントス・クチュマタンは、男性の民族衣装率が特に高い村で、またその衣装がオシャレでかっこいい！グアテマラ観光のラストを飾る充実の内容でした。

[13] サン・フアン・アティタン - パープルタウンにタイムスリップ
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10688519/
[14] トドス・サントス・クチュマタン - 秘境で生き残るアメカジ・ストリート
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10686652/
　最後、メキシコに戻った後、時間が余ったので、ユカタン半島のリゾート地でまったり。チチェン・イツァーやトゥルムのマヤ遺跡、カンクン周辺のビーチ、「泳げるセノテ」であるイク・キルなどを楽しみました。

[15] カンクン - 雨季でも楽しめるリゾートタウン (チチェン・イツァー、トゥルム、イク・キル)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10688720/
　三週間に渡る旅で、いろいろな経験ができました。そのうち、他の旅行者にも役に立ちそうな情報を、番外編としてまとめてみました。

中米放浪記・番外編
[1] アレナ・メヒコ - ルチャリブレ観戦記 (メキシコ・プロレス)
　http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10686736/
[2] グアテマラチキンバス入門
　http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10689725/
[まとめ]

　以上、「中米の楽しみ方」でした。ここまで読まれて興味を持たれた方は、ひきつづき本編をご覧ください。とっても詳しく、とっても興味深い旅行記が目白押しです。
[リンク集]

==中南米旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&level1=10285&level2=&level3=&sort=when

==海外旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&sort=when&view_mode=list

==国内旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=dm&sort=when&view_mode=list