2011/09/14 - 2011/09/15
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pirokumaさん
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グルジア共和国トビリシから
国境を越える夜汽車に揺られ、アルメニア共和国へ。
コーカサスの大地を走り、
アララト山の麓の街・エレバンを目指します。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
トビリシ中央駅。
国際列車のチケットを買いに来ました。 -
国際列車のチケット売り場。
昼休み明けですっきり顔のお姉さんが、
てきぱきと切符を発行してくれます。
※トビリシ→エレバン1等寝台
寝台料金など込みで、79ラリ。約4000円
※国際列車のチケットを発売する時間は
限られているようです。
窓口に取扱時間が書かれているので、
確認するといいでしょう。 -
駅の中は、とても近代的。
階下は、ファッションモールっぽい感じです。
輸入品を中心に高級家電を扱う店なんかも。 -
使い古された
ソ連製の客車たち。 -
ホームへ降りてみましょう。
-
ガタガタです。
近代的な駅舎内とは対照的。 -
既に乗客が降りて、
無人の回送車。 -
表示がアゼリー語。
アゼルバイジャンのバクーから来た列車のようです。 -
トビリシ駅の最上階は、グルジア料理・イタリア料理・
ギリシャ料理などのファストフード店が並んでいます。
ファストフードと言えど、なかなか旨いものを出してくれます。 -
お店のお姉ちゃんたち。
決めの角度とポーズで
撮れ撮れと迫るので、撮影。
許可もらい、掲載です。笑。
このお姉ちゃんが作ってくれる
ペリメニ(ロシアの水餃子)入り
ガルショーチキ(パイ包みつぼ焼きスープ)が
激ウマでした! -
乗車前の腹ごしらえ。
これがそのガルショーチキ。
具だくさんで
大飯喰らいの俺でも大満足w -
イチオシ
満足してホームに降りると、
お目当ての列車が既に入線していました。
グルジア西部の港町・バツミを発ち
ここトビリシを経由し、アルメニアのエレバンまでを走破します。 -
旧ソ連の長距離列車は、
車両ごとに女性スタッフが乗車し
各種サービスにあたってくれるのが通例です。
この列車にも、恰幅のいい(笑)
アルメニア人女性スタッフが。
チケットには3番の部屋とありました。
この女性スタッフ(以下、おばちゃん)にチケットを見せても、3番の部屋へは通してくれません。
1等車は、2人部屋。
おばちゃんなりに
乗客をカップリングして
部屋を割り当ててくれちゃいます。
適当〜
とはいえ、
一人旅なら見知らぬ人と同室になるわけですから
特に女性ひとりの乗客には有難い
臨機応変さですね。
俺は、そこにいる
大柄なおじさんと同室でいいのですがね。笑。 -
トビリシ20:35定刻発車〜
ゆっくりと車体を揺らしながら
トビリシ駅を離れる列車。
列車旅、最高!!!
旅の気分が盛り上がります。
※国際列車ですが、車内での英語案内は一切なしです!
ここでは露語が国際語扱いです... -
あてがわれた部屋には先客が。
イランのイスファハンから来ている学生さんと
同室と相成りました。
ペルシャ語とアルメニア語を話す学生さん。
エレバンに留学中とのこと。
言葉は通じませんでしたが、
なんだか意思疎通できました。不思議です。 -
部屋は、なかなか快適。
日本のJRのB寝台よりかは、
確実に居心地いいです。
アルメニア国鉄車両なので、
アメニティもアルメニア仕様。
タオルやハミガキ、スリッパなど
ひととおり。それとミネラルウォーターも1本。
車内で食べ飲みするものは、
乗車前に買っておいたほうがよさそうです。 -
夜中に国境を越えます。
グルジア出国手続きは、簡単。
おばちゃんがパスポートを集め、
しばらくして手元に戻ってきたパスポートを眺めると、
すでに出国スタンプが押されていました。 -
夜汽車での時間は、
何だか特別な気がします。
普段は思い出さないような
昔のことを思い出したり、
気分よく本を読めたり、
お酒が旨かったり。
夜汽車での自由な時間を
愉しむ、贅沢。 -
ガタンゴトン・・・
月夜に照らされた大地を進みながら
一定のリズムが心地よく身体に響きます。
ウォッカがうまい〜 -
酔いかけていたところに、
おばちゃんが慌しく車内を駆け出します。
いつの間にか国境を越え、アルメニア側最初の駅です。
簡単だったグルジア出国とは事情が違います。
今度はちょっと面倒です。
※ぼけぼけ画像で、ごめんなさい -
日本人をはじめ、多くの西欧人は
アルメニア入国に際し、査証(ビザ)を要します。
前もって車内で記入しておいた査証申請書類を持って
一旦下車します。
しかし、
車内からは、にわかに動揺の声が聞こえてきます。
おばちゃんが車内の乗客へ査証取得について説明するのですが、おばちゃんが露語とアルメニア語しか話さないために多くの外国人乗客がおばちゃんの説明を理解できない様子です。
そこで急遽、
おばちゃんからの要請により通訳をすることに^^; おばちゃんの早口な露語を、酔っぱらいながらも必死でテキトーに英訳(笑)
車内一丸となって、助け合いです! -
夜12時前。
駅舎のような場所で、アルメニアの係員が手際よく査証を作成。
できあがった査証が、これ。
シール式で、ホログラムが美しいビザです。
ちょっとした記念^^
昔の旧ソ連の国境越えのように、
賄賂を求められるようなことは、ありませんでした。
査証取得を済ませ、
おばちゃんが全員の乗車を確認した後、
列車は再び動き出します。 -
夜汽車の雰囲気がたまらなく気に入り
ずっと起きていようと思っていたら、
いつの間にか眠りの中にいたようです。
窓の外は
漆黒の原野の風景から
薄紫の空と街の風景に変わってゆきます。 -
終着のエレバンが近づくと、
再びおばちゃん始動〜
手を打ち鳴らしながら
「はい、はい〜っ」
と乗客を起こして回ります。
「毛布はたたんで置いといて」
「タオルはあそこへ戻して」
「枕、上の棚に上げたの?」
「シーツ外してたたんどいて!」
次々と仕掛けてきます。笑。
もはや寝台列車のサービススタッフではなく
学生寮の管理人おばちゃんのノリです〜。 -
7:20
時間通りにエレバン到着です。 -
12号車1等寝台車両を
体を張って守り抜いた
愛すべきおばちゃんと、一枚。
一緒に撮りましょう、というと
おばちゃん「化粧崩れしてないかしら・・・」
学生寮の管理人おばちゃんから、
国際寝台列車女性乗務員の顔に変わっていました。笑。 -
イチオシ
エレバン駅。
近代的な設備はないものの、
品のある美しい駅舎です。
美という点では、
トビリシ駅を大きく上回っています。 -
駅舎の表示は、アルメニア文字。
昨夜まで見慣れていたグルジア文字とは
まったくの別物。目に新鮮に飛び込みます。
さあ!両替商が開くまで、
早朝のエレバンを探検することとしましょう。
ところが
この後、この旅最大の大失態をしてしまうことに・・・。
つづく。
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