飯塚・直方

2011/06/22 - 2011/06/22

門松→（福北ゆたか線）→飯塚→（徒歩）→新飯塚→（福北ゆたか線）→直方→（福北ゆたか線）→折尾→（鹿児島本線）→吉塚→（福北ゆたか線）→門松

という、福岡近郊区間の大回りをちょっと活用したルートで行きました。

一度も行ったことのない飯塚・直方の探険が今回の旅の目的でした。

直方の石炭記念館を訪れたことで、炭鉱での仕事がいかに大変なもので、しかしながら労働者たちはいきいきと誇りを持ち一生懸命働いていた、ということがよくわかりました。

筑豊から炭鉱が消えておよそ４０年、街は活気を失ったけれども、彼らの努力の結晶は、ボタ山となって今日も残っています。

エリア 飯塚・中間・直方(福岡)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満

今回の旅の出発地は、福岡県はJR福北ゆたか線の、門松駅です。
粕屋町の東端に位置する駅です。
ここからまずは飯塚駅を目指します。

817系です。単線区間だけれども、電車は新しいです。

飯塚駅舎です。国鉄の雰囲気ですね。

飯塚駅前です。ここから、飯塚市街地を散策しました。

駅から歩いて10分ほどで、穂波川が見えてきます。
のちに遠賀川に合流するようです。

穂波川を渡ると、まもなく嘉穂劇場です。
１０年くらい前に椎名林檎がライブをやったとか。
潰れかけたけど、なんとか復活を遂げたそうです。

飯塚の商店街その１

飯塚の商店街その２

ん！？ドラえ・・・

穂波川、並行して流れる遠賀川を渡ると、まもなく新飯塚駅に着きます。

新飯塚駅舎です。かなりきれいですね。
飯塚市役所はこのすぐ近くだから、飯塚市の中心駅はこっちのようです。

直方駅舎です。ごく最近建て替えられた模様です。
飯塚〜直方は電車でおよそ１５分かかります。

旧直方駅舎です。趣きがあってこっちのほうが良いなあ

直方の商店街です。飯塚より若干さみしい感じがしました。

成金饅頭です。直方名物とのこと。
中は白あんで、どら焼きっぽいお菓子です。
成金という名は炭鉱王に由来してるとかしてないとか。

鳥居をくぐって、階段を上がると、JRの跨線橋です。
その先には石炭記念館があります。

直方市石炭記念館が見えてきました。

石炭記念館入口です。

炭鉱作業員の石像と蒸気機関です。
背後の蒸気機関で石炭を運搬していたらしいです。

セム１号車

蒸気機関を正面から。かっこいいですね。

説明板です

いいですね、こういうのって。

訓練用の坑口です。
実際の炭鉱の多湿状態を再現するため、蒸気を中に取り入れたんだとか。

近づいてみました。

掘削機です

なんかかわいい。
後ろに人を乗せていたらしいです。

資料館のすぐ下を電車が通ってゆきます。

筑豊電鉄・筑豊直方駅です。
JRとは徒歩１０分ほど離れたところにあります。
駅から東へ歩くと、すぐ遠賀川の河川敷が広がります。
ちなみにJR直方駅に乗り入れているのは平成筑豊鉄道という、別物らしいです。
ややこしや。

今、直方市が街おこしの一環として名物にしようとしている、焼きスパです。
今回は、JR直方駅から徒歩５分ほどの「光陽うどん」さんでいただくことに。

焼きスパとは、90年代まで直方市内の喫茶店で愛されていた看板メニュー。
当時の学生たちの間で、デートで食事言えば「焼きスパ」と言われるほど。「焼きスパ」そんな甘酸っぱい青春の味が詰まった直方のＢ級グルメ。
2010年秋、市内店舗の協力により、見事復活を遂げたそうです。

うどん屋。でも、焼きスパ！

直方出身、魁皇関の写真が飾られている店内です。
彼は直方の英雄なのでしょう。
（JR特急の名前の由来になってるくらいですし。）

(*^_^*)いやあうまそう！
麺はスパゲティだけれども、具材は焼きそば、という不思議な料理。
直方における焼きスパの定義とは、
〈１〉パスタを使う
〈２〉キャベツ、タマネギ、豚肉を入れる
〈３〉トマトベースのソースを使う
〈４〉焼いて作る

の４つなんだとか。

温泉卵と、トマトソースが絶妙に絡んで最高にウマい！

お値段６００円。
これを食べるためだけにきたといっても良いくらい、おいしかったです。
目指せ全国区！