2011/02/12 - 2011/02/12
67位(同エリア1063件中)
エンリケさん
インド旅行4日目。
この日はいよいよ今回の旅のハイライト、タージ・マハルへ。
歴史の教科書でその写真を見て以来、ずっと憧れていたタージ・マハルとついに対面しました。
その姿は思わず驚嘆の声を発してしまうほどあまりにも美しく、まさに“キングオブ世界遺産”というにふさわしい威容でした。
<旅程表>
2011年
2月 9日(水) 成田→香港→デリー
2月10日(木) デリー→ジャイプール
2月11日(金) ジャイプール→アグラ
○2月12日(土) アグラ→デリー→
2月13日(日) →香港→成田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 3.0
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
2月12日(土)
この日は今回のインド旅行の実質最終日。
いよいよ念願のタージ・マハルを観に行きます。
朝7時、ホテル(Yamuna View)の屋上へ上がりタージ・マハルを探しますが・・・タージ・マハルどころかヤムナー川さえ見えないですね。。
名前にだまされました・・・。
代わりに、密林のようなアグラの街から昇る、インド旅行最後の朝日を見ることができたので、まあよしとしますか。 -
朝食はホテルで。
当然カレーを選択。やはりおいしかったです。
このときのウェイターがわたしに関心あるような様子で、名前や出身国を聞いてきたりしたので、こちらも写真を撮ってあげるなどやりとりを楽しむことができました。
もしかしたらチップ目当てだったかもしれませんが、エジプト人と違って行儀がよく、露骨に口に出して求めるいやらしさはありませんでした。 -
8時にホテルを出発してガイドや他のツアーメンバーとともにタージ・マハルへ。
排気ガスからの遺跡保護のためでしょうか、入口の門から500mほど離れた駐車場でツーリストカーを降り、バッテリーカーに乗り換えて門を目指します。
また、この駐車場ではタージ・マハルに上がるための靴カバーと、観光中の水分補給用のミネラルウォーターを渡されました。 -
入口の門が見えてきました。
ここでバッテリーカーを降り、歩いて入口へ。
入口では、男女別にわかれて荷物検査をされます。
タージ・マハルは荷物検査が厳しいと聞いていたので、カメラ(2台でもOK)、財布、パスポート以外はツーリストカーの中に置いてきました。
が、以外にも検査はあっさりで、身体チェックをされることもなく、見た目だけで中へ通されました。
馴染みのガイドのいるツアーだったからかもしれません。
また、この日は土曜だったにもかかわらず、以外にも並ばずに中に入れました。
時間帯がよかったのでしょうか。
あっさりすぎて、なんとなく拍子抜けした感じがしました。 -
中を歩いて行くと、赤砂岩でできた大門の向こうに見覚えのある白いドームが姿を表します。
あれがタージ・マハル・・・。
あっさりと中に入れたので気分がトーンダウンしていましたが、再び気持ちが高ぶってきました。 -
大門の前に到着。
ペルシャ的イーワーンを中央に配し、屋上にインド風チャトリを加えたインド・イスラム建築の見事な造形で、これだけでも世界遺産級の素晴らしい門です。
屋上中央にある小さなチャトリは11個並んでおり、表裏対称をなすこの門の反対側のものとあわせて22個となることから、ガイドツアーでは“タージ・マハルの建設には22年の歳月を要し、その建設中、1年を経過するごとにチャトリをひとつ加えていった。”というような説明がされることが多いようです。
しかしそんな理由でチャトリの数が決まったとは到底思えず、旅を楽しませるための単なるガイドテクニックということでしょうか。 -
大門をくぐります。
この向こうにタージ・マハルが。 -
イチオシ
見えてきました。
一人で観ても、思わず感嘆の声をあげざるを得ないその麗しい姿。
人間の視覚にうったえる完璧なシンメトリー、女性的な白亜の清楚な造形。
そしてまるで空中に浮遊しているような門からの眺めの計算されたトリック。
もう9時近くになりますが、朝日を浴び、大理石の白地がうっすらと赤く染まっているのも美しさをひきたてます。 -
門を抜けました。
両側に同じ形のモスク(西)と迎賓館(東)を配し、正確に南側を向いているその姿はどこまでもシンメトリック。 -
正面にはインド内外の多くの観光客がわれもわれもと写真を撮りに群がっていますが、人だかりが空いた隙に写真を撮りまくります。
インド人の観光客はとても行儀がよく、他の人の撮影中に割り込んだり押してきたりするようなことはなく、落ち着いて写真を撮ることができました。 -
ズームアップしてパチリ。
まさに教科書のような、左右対称のお手本とも言うべき建物です。 -
池に映るタージの対称性もまた見事。
もう撮りまくりです。
正面からの写真だけでもいくつ撮ったかしれないくらい・・・。 -
ようやく正面からの撮影に気が済んで(笑)、タージに向かって歩いていきます。
タージ・マハルの前庭は例によってペルシア風の四分庭園(チャハール・バーグ)になっており、中ほどで振り向いて大門をパチリ。
当然ながらこちらも左右対称です。 -
日が昇り、だんだんと赤味がとれて、青い空に白く輝くタージ・マハルになってきました。
-
直前までやってきました。
下から見上げるかたちでパチリ。
左右のミナレットがないとバランス感が狂ってしまいますね。 -
タージ・マハルの立つ台座へは駐車場でもらった靴カバーをつけて昇ります。
気分を高めるため、いきなり本体には向かわず、まずは左手(西側)にあるモスク(マスジッド)へ。
屋上に三つの宝珠型ドームを戴く、単独でも世界遺産級の威風堂々たるインド・イスラム建築です。 -
中東など他のイスラム世界のモスク同様、正面真ん中のイーワーンの奥の壁には、西のメッカの方角を指すミフラーブがあり、手前には体を清める泉もあります。
ただ、中東のモスクと異なる点は、列柱等ではっきりと区分された“礼拝の場”としての中庭がないということです。
それは壮麗な墓建築であるタージ・マハルと一体的な建築物となってしまっているという理由もありますが、インド全体のモスクに共通する理由として、彫刻的建築物好きのインド人の美意識がモスクのメインとなる礼拝室を巨大にシンボリックに造らせ、結果として礼拝室が独立した建物のように突出し、中庭が目立たなくなったという説もあるそうです。 -
モスクの見学を終え、いよいよタージ・マハル本体へ。
タージ・マハルの立つ台座は二段式になっていて、本体はモスクから一段高いところにあります。
この階段を昇ると・・・。 -
ドームも隠れてしまうほどの巨大な白亜のイーワーンが正面にそびえていました。
ひとつひとつ輝きの違う大理石を組み合わせ、均整のとれた唐草模様の象嵌細工を施し、周りにコーランの一節を刻み込んだその姿は、圧倒的な美しさと存在感を誇っています。 -
西側のモスクの方向には白亜のミナレットが。
-
東側の迎賓館の方向にも対称をなすミナレットがそびえています。
-
そして振り返ると緑なす静かなチャハール・バーグが一面に広がっています。
・・・まるで楽園のようです。
愛妃ムムターズ・マハルの死後の世界を想うシャー・ジャハーンの愛が伝わってきます。 -
さて、タージ・マハル本体である墓廟の中に入ってみます。
言わずと知れた、ムガール帝国第五代皇帝シャー・ジャハーンが産褥熱で亡くなった愛妃ムムターズ・マハル(“宮廷の選ばれた人”という意味の称号。本名はアルジュマンド・バーヌー・ベーガム)のために建てた墓建築です。
インド中はおろか、遠くトルコやアラビアなどからも人材(2万人とも)や資材(大理石はラージャスターン、ラピスラズリはアフガニスタン、サファイアはスリランカ、紅玉髄はアラビア、翡翠は中国など)が集められ、1632年から1653年まで22年の歳月を要してつくられました。
写真は内部の一部屋のドーム。光沢を帯びた清楚な白亜の大理石の表面に、うっすらとイスラム建築に特徴的なムカルナスのような彫刻がほどこされています。
残念ながら内部中央のムムターズ・マハルとシャー・ジャハーン(彼を幽閉した息子アウラングゼーブが母の隣に葬った。)の眠る部屋は撮影禁止でしたが、白大理石の薄暗い空間の中、たくさんの観光客の熱気が伝わってくる異様な雰囲気に満ちていました。 -
内部はムムターズとシャー・ジャハーンの墓のほかは白い空間がいくつかあるのみで、10分足らずであっさりと見学を終え外へ。
イーワーンの天井の彫刻も、近くで見ると幾何学的で凝ったつくりをしています。 -
脇にある象嵌細工も幾何学的な配列をなしており、調和のとれた美しさを感じます。
現代のIT人材の隆盛につながる数学の国の原型がここにも? -
タージ・マハルの北側にはヤムナー川がゆっくりと流れています。
このゆったり流れる大河も、イスラム世界が理想とする楽園の一類型をなすものなのでしょう。 -
タージ・マハルの裏側にも観光客がこんなにたくさん・・・みんな思い思いの眺めを楽しんでいます。
-
一方、西側のモスクはこんなに閑散・・・。
これだけでも世界遺産級の建物なのに、あまりにも墓廟が素晴らしすぎるせいでしょうね。 -
しばらくタージ・マハルの周りで写真を撮りまくったあと、墓廟の立つ基壇を降り、東側の迎賓館にやってきました。
反対側のモスクと対をなす建物です。 -
迎賓館側からタージ・マハルをパチリ。
四面どこから見ても同じ姿・・・。
10時近くなり、すっかり高くなった太陽に照らされ、青空にその白亜の優美な姿をくっきりと浮かび上がらせています。 -
迎賓館に入ると、建物の主のようなおじいさんが現れ、“ここから眺めるときれいに撮れる”と撮影ポイントを指示してきます。
その指示に従い、イーワーンの奥からタージ・マハルをパチリ。
両脇にそびえるミナレットがないと、そのシンメトリーな魅力も半減、といったところでしょうか。
この後もおじいさんの指示に何回か従いましたが、さらに奥に連れて行こうとするので、チップをせびられると思い、それ以上は無視して離れてしまいました・・・。
撮影ポイントぐらい自分の感性で決めたいですよね。 -
そのまま迎賓館の別のポイントで撮影を続行。
タージ・マハルとは異なる赤砂岩の建物で、この赤と白の対比もタージ・マハル自体に大きなインパクトを与えますね。 -
迎賓館内部のドームです。
幾何学模様はそれなりに美しいですが、装飾がはげていたり、ところどころにハトが止まって羽毛がついていたりと、タージ・マハルと一体を成す世界遺産にもかかわらず管理が行き届いていない様子です。
今でも現役の反対側のモスクと比べ、こちらは現在は迎賓館として使われていないせいか、ちょっとみすぼらしい感じ・・・。 -
撮影をしている最中は気付きませんでしたが、写真を見返してみると天井のドームの模様がそれぞれ異なっており、なかなかおもしろいです。
ただこちらもハトの羽毛だらけ・・・。
もっときれいであれば言うことはないのですが。 -
すっかり撮影に夢中になり、気が付くともう10時近く。
ガイドとの待ち合わせの時間です。
あっという間に1時間がたってしまいました。
もう少し、ゆっくりしていたかったなと思いつつも、タージ・マハルを後にし、大門へと向かいます。
振り返ってみるタージもまた壮麗。
何度撮ってもあきない姿です。 -
大門では先ほどと同じようにたくさんの観光客がひしめきあい、タージ・マハルをバックに記念撮影に興じていました。
-
最後にもう一度その白い姿をパチリ。
タージ・マハルはまたいつか、ゆっくりと訪れてみたい世界遺産ですね。
インドがこれからどんどん経済発展していっても、ここだけは永遠に変わらずにいてほしいものです。
・・・シャー・ジャハーンのムムターズに対する想いのように。
(アグラ城塞観光に続く。)
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