2002/06/27 - 2002/07/02
704位(同エリア1211件中)
タックさん
ふらり旅、前半のハイライト:サントリーニの5日間
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 船
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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午後7時に出航。船の窓からは、停泊中の別の船が見えた。この船も同じくらいのおおきさで数百人は乗れるが、乗客は少なかった。7月上旬のエーゲ海は、うねりもなく快適な船旅。クレタ島からの船は夜の11時にサントリー二のオールド・ポートに着。
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港はとても小さく、照明もなく、とても暗い。
ホテルの車のようだが10台ほど、客を待っている。
直前に予約したNOMIKOS VILLAの軽トラに荷物とともに乗せられて、急坂を登る。もしもホテルの予約なしで、深夜、この港に着いたら自力で岸壁上のフィラの町まで、坂道を登らなくてはいけない。多分,1時間では無理だろう。ホントに、ラッキーだった。ただ、このシャトルバス?サービスはホテルの請求書に含まれていた。 -
朝、部屋のドアを明けると、信じられないような景色が眼前に広がっていた。絵に描いたブルーのエーゲ海が広がっていた。事前によく調べずに、フィラのホテルとして直前に予約したので、うれしいサプライズだ。今日から、サントリー二・ライフがスタート。朝から強烈な陽射し。テラスの眼前には、どこまでもブルーなサントリー二の海と火山島が。
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エーゲ海が広がるバルコニーでいただく、プライベートな朝食。パン中心のかんたんなギリシャ風朝食に、フルーツの盛り合わせ。そして、たっぷりな時間。シンプルで贅沢な食事。サントリー二にいってみたーいと、ふくらませたイメージが、現実となった瞬間でした。
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飲み物は、フレッシュなオレンジジュースとコーヒーに紅茶。ひょろっと色白のボーイが、食事の用意をしてくれた。尋ねてみると、地元ではなく、東欧の学生で、夏休みのバイトとか。こんな、うらやましい仕事があるのだ。
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エーゲ海クルーズの船が停泊している。
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昼になったが、この景色から離れられない。眼下には
火口島が、よく見える。紀元前1500年前に大爆発をおこした火口だ。 -
部屋は、シンプルなベッド、クロゼット、ミニキッチン、冷蔵庫、バスと、簡素だが、ひととおり揃ってはいる。すばらしいのは、このエーゲ海の絶景と、広いバルコニー、離れの部屋。他の泊り客とは、最後まで会わなかった。なるほど、NOMIKOS VILLAと名乗るとおり、カテゴリー上、ホテルではなくヴィラ(離れ、別荘風) なのだと納得。
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シンプルなバス
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フィラの街を散策。階段が連なる小路を下っていくと
カフェやタベルナ、おみやげ店、旅行社が次々と現れた。バックパッカーの若者達が荷物をおろし、なにやら相談している。聞こえてくる言葉は、英語ではなく、ドイツ語のようだ。 -
9時になってようやく夜が始まる。明かりがぽつりぽつり灯りはじめたフィラの街は、おとぎの街のようだ。
ふらりと入ったタベルナで、なすのムサカとたらもサラダをいただく。とても素朴な味でおいしかった。
さすがに、この1週間、スブラキ漬けとなっていたので
さっぱりとした味が胃にやさしい。 -
ウィンドウ・ショッピング,.....
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昼にチェクアウト。お世話になった、東欧出身の若者にチップを渡す。つぎのホテルのチェックインまで時間があったので、ひなびた地元食堂で昼食。
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とても人のよさそうな老夫婦が店をきりもりしている。
きっと、素朴で本物の家庭料理が食べられると、うれしくなる。煮込み料理とスパゲッティボロネーズに、AMSTELビール。最高の昼ごはんのはずが、ん? なに,これ!というぐらいまずい。このサプライズに、思わず苦笑いが。料理の値段は、たぶんギリシャ一、高かった。
ハラがたちそうになったが、ひとのよさそうな老夫婦の
さびしそうな微笑みの前には、言葉がなにもでない。
教訓。そういえば、この店にはメニュがなく料理の値段がわからないまま注文していた。
帰国後、この失敗談を友人達に吹きまくり土産話としてはたぶん、元はとったと思う。 -
この2件目のホテルが、この旅行のハイライトか。絵葉書のようなホテルエントランスだ。半島の崖上の白い家並みは夕陽で有名なイアの町だ。
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このホテルの Web siteには、
Heliotopos hotel is proud to announce that it was voted the "Most Romantic Hotel" in Greece for a second consecutive year.
Heliotopos hotel was also shortlisted in the top 5 of the "Best Design / Boutique Hotel" category.
とある。 -
洞窟をイメージした部屋が多く、21号室の部屋に案内されると、中がメゾネットになっていて楽しそう。
この部屋は今晩限りで、明日は別の部屋に移ってほしいと言われたが、ここは部屋がそれぞれ違うつくりになっているので毎日、部屋を変えるのも楽しい。 -
部屋の外のバルコニーからは、エーゲ・ブルーの海。
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遠くに、白く輝く、イアの街。夕陽と日没を見に毎日たくさんの人が集ってくる。明日には、行ってみよう。
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29日 地元で人気とガイド本に出ていたフィラのニコラスNicolasで夕食。まだあたりが明るい8時で、すでに客でいっぱい。小テーブルが一つだけ空いていて、なんとか滑り込めた。タラモサラダにムサカ、それにメインは地魚のムニエル。これに冷えたAMSTELがよくあう。これで 2800円/2人. 夕暮れ時、灯りがともり始めるフィラの街は、祭りの晩のように人々であふれかえっていた。
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早朝、海上はガスっていて、ちょっと神秘的。洞窟のようなビュッフェ会場でとる朝食
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洞窟風のここは朝はビュッフェ、夜はバーとなる
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いたずら書きに見えてしまうが、このギリシャ絵画は
ドアに描いたものだ。 -
ベーコン、卵、ソーセージ、オレンジ, ヨーグルトどれも、自然そのものの香りがする。
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バスで20分のアクロティリAkrotiriの遺跡。3500年前のサントリー二島の火山の大爆発によって滅んだ古代都市だ。謎のアトランティス大陸は、ここなのか?
興味はつきない。 -
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30日13時 ランチをKOUTOUKIにて。フィラの大通り沿い。普段は飲まないが、これだけ暑いとビールが手放せない。
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今日は部屋替えだ。ホテル側の都合だが、スイートにアップグレードされた。上の階はリビングでバルコニーがあり、エーゲ海に落ちる夕陽を鑑賞できる。
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下の階への途中にバスルームがある
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下の部屋、階段を数段あがると、左がバスルーム、右がクロゼット。荷物はちいさなキャリーバッグ1つ/人なので、クロゼットはガラガラ。
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下の階のベッドルーム。 しっくい壁の白とブルーのドアのコントラストが、いかにもギリシャ風だ。両開きのドアの向こうは、バルコニーそして、エーゲ海。
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午後8時過ぎ、純白の建物が、夕陽に染まり始めた。
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日没30分前、夕陽が黄金色に。
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エーゲ海も、黄金色に染まった。
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じょじょに、沈んでいく、...
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もうだいぶ, ....
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そう言えば、この絵に描いたような日没は、このホテル HELIO(太陽) POTOS(場所)の名前そのものです。
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日没は9時をまわっていた。
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8時半から、太陽が目の前の海に落ちていくのを、ボーツと眺める。
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日没直前に、海から、もうれつなガスが湧き上がってきて、断崖を上昇してきた。一日中、夏の太陽にさらされて、上昇しきった海面温度が、日没とともに、冷やされ
水蒸気がガスとなったのか。以前、海岸沿いの小山の山腹に住んでいたときには、朝夕同じようなガスをよく見かけたので、なつかしい。夜9時半に徒歩7分のところにある SKAROS FISH TAVERNで食事。マンダリンとギターの二人で、哀調豊かなギリシャの曲を演奏している。すぐ眼下のエーゲ海は、停泊中の大型クルーズ船の灯り以外は、暗黒の闇。ムール貝のバターにんにくソース、揚げたてのカラマリア(イカのフライ)にレモン、ともに鮮度がよくシンプルな味付け。他に2品にワイン1本で、3000円/2人に届かない。この旅行記を作るので SKAROSのクチコミを見たらギリシャで最低というのがあった。ホント、食事のクチコミ評価は難しい。 -
朝のイアの町。直線で6kmほど。今日は、夕陽見物に行ってみよう。 このホテルは、とても小さなIMEROVIGLI村にある。フィラから2kmほど,イア寄り。フィラの中心部には景色の良い、断崖沿いの下り路を40−50分で着く。帰りはバス。
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パティオでは、朝食ビュッフェを楽しむ。
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7/1 12:50 木漏れ陽のなかでランチ
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このランチの後、フィラの街を歩き回った。
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夕方ホテルに戻ると、窓の外でなにやら、物売りらしい声が。それはロバをひいたトマト売りのおじいさんだった。とても酸味が効いたサントリー二産のトマト。日本の桃太郎種のトマトが苦手な私は、この強烈な酸味こそ本物のトマトの味と、うなった。
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夕方8時のバスで、イアの街へ。フィラと異なり大人のムード漂う小粋な店が、路地のあちこちに。
サントリー二最後の晩は、イアの町で、沈む夕陽を見物にと、バスで着いた。さて、今日は夕陽は出ていない。
空振りか。 -
イアの町から、泊まっている、IMEROVIGLI村の方向を撮る。
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今朝は風が強い。10:20離陸のミコノス行きは、大丈夫かと一瞬思った。パティオでの朝食は、とてもおいしかった。ホテルに呼んだタクシーには、ぼられた。こちらも、学習しているが、向こうは、四六時中、どうしたら一番金になるかを研究しているので、なかなか、勝てない。50人乗りのプロペラ機は、強風のため、
1時間40分遅れで飛び立った。 -
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この旅行記へのコメント (2)
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- ドク金魚さん 2010/10/15 17:14:37
- 青と白 静寂と喧騒
- タックさん 素晴らしい夫婦旅行ですね。
子供連れのワイワイした感じも好きですが〜貴重なひと時でした(実感)
宿泊先にヴィラもドク金魚好みです。
こじんまりしているのに、宮殿ホテルよりホントに贅沢です。
野性味のあるトマトに不味くて高いレストラン〜♪
ある作家も似たような事書いてましたよ〜
高い!! ぼっているはず しかしおばあちゃんがニコニコしていて
何も言えなかった・・・日本人の気質なんですよ〜
かと思えば、暇なレストランに入ると女2人だけの客の為に
店側がショー!
こりゃ高いぞ!! 適正な食事代だけ置いて猛ダッシュの予定が
メチャ安かった 店の子はチップも受けとらなかった等〜
人の旅物エピソードも楽しいです。
ギリシャとトルコは出来れば夫婦だけで行きたかった国
羨ましいです。
お邪魔しました 〜;〜¥
- タックさん からの返信 2010/10/17 15:13:34
- RE: 青と白 静寂と喧騒
- ドク金魚さん、
ご訪問ありがとうございました。
どうも、私の旅行は、失敗談だけが、いつまでも印象に残っていて、すばらしい思い出は、あったとしても、忘却ぎみなのですが、この旅行は、珍道中ながら、すばらしい思い出もあり、旅行記制作をと奮い立ちました。まだまだ、ふらり旅は続くのですが、撮った写真が見つからず、DVD化した、ビデオテープを静止画に落としているので、画質が粗いのですが、なんとか掲載しています。この旅行記は、最後まで行き着きたいです。
ps. ドク金魚さんの旅行記、すばらしいですね。私の行ったことのない旅行地がたくさんあり、毎回、ドク夫妻の強烈な個性にあふれた展開を、臨場感たっぷりに拝見しました。 豆タンク姫の成長と活躍も味わい深く、旅行記の続きもっとみたーいです。
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