若者よ！奥入瀬へ行こう。2010

2010/06/12 - 2010/06/13

近頃のトレッキングブームにしっかり乗っかっての旅行でした。

今や、高尾山には若者が群がり、アウトドアファッション全盛ですが、ここ奥入瀬にはそんな東京の熱はまだまだ及んでいないようです。

だけど、日経プラスワン調べの『散策したい新緑の渓谷ランキング』堂々の1位ですよ！
ということで、この旅行記は奥入瀬でこんな楽しいことできましたよ、という25の自分からのお知らせです。

【日程】
6/11 23:40 夜行バスで東京駅発
6/12 05:00 仙台駅着（友達と合流）、レンタカー出発
6/12 09:30 八戸着(種差海岸・蕪島)
6/12 13:30 十和田湖でカヌー
6/12 16:30 奥入瀬渓流ホテル着
6/13 09:00 焼山→子の口(徒歩)
6/13 14:00 子の口→焼山(レンタサイクル)
6/13 15:00 酸ケ湯温泉
6/13 22:00 仙台着

エリア 奥入瀬・十和田湖(青森)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 観光バス レンタカー

9：30奥入瀬を目指す前に、八戸で寄り道です。
種差海岸へ来てみました。

海岸沿いに広大な芝生が茂っているそうですが、あいにくの霧で海岸がまるで見えません。今後の天気が危ぶまれるひと時でした。

続いて蕪島へ。
期待値が低かっただけに、ここのインパクトは衝撃ですよ。
もうBBCの地球伝説ですよ。

数万羽が小さい小さい蕪島に、繁殖のためにこの時期だけやってきます。

島全体が神社になっています。
漁師の守り神になっているそうな。

6月はちょうど孵化の時期で、ウミネコも気が立っています。
安易に近づくと威嚇されます。
と言っても、地表という地表にウミネコがいるので、意図せずともウミネコに近づく他ありません。

ふもとには親切に、傘が用意されています。
これをさせば、フンから身を守れるというわけです。

卵、ヒナ、親鳥。
ウミネコの成長過程がここに来れば、一目瞭然です。

あまりの数に、もはや怖さすら感じます。

柵にもびっちりとウミネコが陣取っています。

この島は、まさに「うみねこバクダン」です。

フンの匂いが非常にきついので、食欲減退には効果があります。

そうでない人は、蕪島の前に食堂がありましたのでご利用ください。

さぁ、八戸を後に、いよいよ奥入瀬・十和田湖へ！

途中、十和田市街でバラ焼きを食べました。
これも流行に便乗です。
なんてったってB1グルメグランプリ優勝ですからね。

そして13：30カヌーを乗りに十和田湖到着。
webで予約済みです。

うみねこバクダンのご利益で天気も急回復。

3時間のコースを予約しました。

実際に乗るのは1時間くらいかなーなんて想像してましたが、
レクチャーは10分で終了。すぐに湖上へ。実践あるのみです。
正味2時間は乗りましたね。

この日は自分たちを含めて2組で催行。
カメラを預けるので、写真を撮ってもらえます。
しかも上手い！贅沢ですよね。

カヌーだと、小さい波も大波に感じるんですね。

基本的に1隻に2人で乗ります。
チームワークが無いとコントロールできません。
でも楽しすぎる！

ここは青森県の十和田湖です。
沖縄でもなく、イタリアの洞窟でもありません。

1時間ほど乗ると、途中で休憩があります。
人気のないところに上陸して、紅茶とデザートのティータイム。

デザートもお手製だし、紅茶もここで茶葉から淹れます。

ライフジャケットを装着してのティータイムはなかなか経験できませんよ。

後半になると、操縦にも慣れ、行きたい方向に進めるようになってきます。

16：00過ぎにゴール！
いやー、満足です。

最後は参加者全員で記念撮影もしました。

5,250円でこの内容はお得ではないでしょうか。

ありがとうございました。

本日の宿泊場所は奥入瀬渓流ホテル。
yahooで予約してきました。1泊2食で12,000円/1人。

るるぶ青森県の背表紙にもなっている大型ホテルです。

1年でも5〜11月までの限定オープンです。貴重。

ラウンジにある名物のやつです。
岡本太郎が作った?そうな。

館内には韓国語表記も多く、韓国人も宿泊していました。

やはり、IRIS効果ですかね。

部屋も12.5畳あり広々！畳もnewな香りです。

部屋の掛け軸にも岡本太郎と書いてあった気が。
何の関係があるのか謎です。

夕食、朝食ともバイキングでした。
オープンキッチンではステーキ、天ぷら、ホタテ焼き、サラダの提供があって食欲がそそられます。列も常に出来ていますが、5分も待てばありつけます。

さすがyahoo評価が高いだけあって、裏切られませんでした。

宿泊者限定の露天風呂が離れにあってバスが運行されています。

今回、ホテルの3箇所の風呂に入浴しましたが、運が良かったのか常に5人ほどしかおらず、貸切状態でした。

2日目、9：00。
今回の旅の最大の目的でもある奥入瀬渓流トレッキングです。

天気も昨日に引き続き良好。うみねこバクダンの御利益ですね。

ホテルがちょうど奥入瀬渓流のスタート地点、焼山になっています。

今日はここから14km先の子の口まで歩きますよ！

新緑が落ち着いたとは言え、まだまだ緑が鮮やかでした。

「キレー」と「スゲー」の連呼はスタートから全開です。

初めて見る植物もたくさんありました。

人工物でできた落差です。天然物ではありません。

焼山から途中、石ヶ戸までの5kmは人気がないのでしょうか。
遊歩道も1人が通れるのが精いっぱいでした。
もちろん、石ヶ戸までは1人もすれ違いませんでした。

三乱の流れと思われます。

これが三乱の流れでしょうか。
とにかく、こういう素敵なポイントがたくさんあることをお伝えしたいです。

こけと岩の上に生えた植物と、水の流れが絶妙にマッチしています。

天気が良くて本当に良かった。

阿修羅の流れ。
ここは、人気スポットでしたね。

観光客も多く、みなさん満足そうでした。

石ヶ戸から先の遊歩道はこのように整備され歩きやすいです。

遊歩道に使われている丸太にはコケが生えていて、渓流の雰囲気も一層アップです。

途中、車道に出たり、横断したりもあります。
車の往来も激し目です。

雲井の滝です。

こちらも人気スポットですね。
人気スポットには駐車スペースがあるので、老若男女気軽に楽しめます。

途中にはたくさん案内板も設置されているので、モチベーションが維持できます。

これもきっと何か名前が付いているのだと思いますが、ここまで来るとこの手の流れは多少満腹感がありますね。

そんな、「スゲー」「キレー」の言葉が少なくなってきたところですが、
奥入瀬渓流すごいです。私たちを飽きさせませんね。

後半は、滝が続くんです。

これは、九段の滝。

そしてクライマックス銚子大滝。1番人気です。
奥入瀬渓流のマストスポットですね。

シャッターを切る頻度もだいぶ少なくなってきますが、これは圧巻です。

とうとう奥入瀬渓流も終わりです。
この水門から向こうは十和田湖です。

ゴールの子の口到着。
焼山から14km、4時間半かかりましたよ。

十和田湖には遊覧船もあるようですが、どうなんでしょうね。

きりたんぽと奥入瀬コーヒーで元気回復。

さて帰りの14kmはというと、

子の口から焼山まではレンタサイクル。

素敵なママチャリにはギアは付いていません。
唯一の救いは下り坂だったってことです。
所要時間30分。自転車で切る風も気持ちいい！

2時間乗り捨てで1,050円也。

ホテルを14：30に出て、いざ帰路へ。

と、その前に汗を流すため名湯、酸ケ湯温泉へ。
酸ケ湯と書くだけあって、ぬるぬるしました。

目に入れてはいけないと目にお湯を入れて初めて思いました。

効能万能な感じがするお湯でしたね。

温泉でさっぱりして、青森ともお別れです。
八甲田にはまだ残雪が見られましたよ。

−−−−−−−−−−

いやー、奥入瀬ホントに大満足でした。
外国人も韓国人だけでなく欧米系の人もちらほら見かけましたよ。
日本が世界に誇れる観光地ではないでしょうか。

観光客は、おじさまおばさまが8割です。
ということもあり、昔ながらの温泉地の雰囲気が漂っています。
また不景気の影響か、閉館した旅館も多く見られました。

だからこそ若者よ！奥入瀬に行ってください。
僕たちも最高に楽しめる場所です。

以上

この旅行記へのコメント （7）

• みつひとさん 2011/06/05 23:51:42

  こんばんは

  こんばんは
  はじめまして
  
  八甲田山の登山を計画中です。
  すぐそばにこんな素晴らしい場所が
  あるなんて、nasundenさんの旅行記
  で初めて知りました。
  
  僕は１泊２日で八甲田山と岩木山
  の登山という予定でしたが、もう一度
  考え直そうかと今、思いました。
  
  八甲田山と奥入瀬を一日はやはり
  無謀ですよね？
  
  みつひと

  nasundenさん からの返信 2011/06/06 21:57:49

  RE: こんばんは

  みつひとさん
  
  はじめまして。
  メッセージとたくさんの投票ありがとうございます！
  
  奥入瀬渓流ですが、車だったら1〜2時間で主要スポットは回れると思います。
  奥入瀬から八甲田山登山口までは1時間見ておけば大丈夫かと。
  登山時間次第では、1日で満喫するのも十分可能かと思います。
  
  でも1泊2日で2つの山を登るなんてタフですね！
  いつぐらいに行かれるのでしょうか。
  これからは梅雨なので、天気に恵まれるといいですね！
  是非、緑が深くなる前に行かれることをお勧めします。
  
  nasunden

  みつひとさん からの返信 2011/06/07 03:33:26

  RE: こんばんは

  早速のお返事ありがとうございます。
  
  奥入瀬、写真を拝見しさらに行きたくなりました。
  ガイドブックなどでもう少し調べて短時間でも
  行きたいです。
  
  nasundenさんも登山をされるんですか？
  僕は去年ぐらいからはじめたばかりで
  まだまだ初心者ですが、白神岳の旅行記を
  拝見し、悪天候なら「撤退する勇気」
  を持つことを学びました。
  
  アイスランドも町並みや自然が素晴らしいですね。
  今後も旅行記を参考にさせていただきます。
  
  みつひと

  nasundenさん からの返信 2011/06/08 22:33:03

  RE: こんばんは

  こんばんは。
  
  自分も山登りは去年からです。
  といっても、本格的な山は経験なく、日帰り登山専門です。
  
  なかなか周りにそこまでの山好きもいないので、
  ホントに年に2、3回程度です。
  今のシーズンはそこまで暑くもないし、いい季節なんですけどね。。
  
  みつひとさんのページも拝見させていただきましたが、
  マップが大変なことになってますね笑
  日本制覇まであと少しですね！すごいです！
  
  nasunden

• honeyさん 2010/07/29 08:50:32

  はじめまして

  nasunden様
  
  奥入瀬のお写真すばらしいですね！
  秋に友人と秋田に行こうか？なんて話しをしていて
  奥入瀬・乳頭温泉辺りを中心に見ていたところで
  nasundenさんの旅行記に出会いました。
  １４Ｋ歩かれたんですね〜上りですよね？
  帰りは自転車とのこと
  体力に心配のある私・・
  バスで十和田湖まで行って自転車で下りながら
  見てくるというのはどう思われますか？
  ホテルも奥入瀬渓流ホテル（か十和田湖プリンス）
  がいいかななんて思っております。
  奥入瀬渓流ホテルもよかったようですね。
  もしかしたらまったく変わってしまうかもしれませんが・・
  写真の奥入瀬渓流みましたら
  一層、川の音と山草に触れてみたくなりました。
  nasundenさんの旅行記とても参考になりました。
  ありがとうございます
  投票させていただきます。
  
  honey

  nasundenさん からの返信 2010/08/01 00:07:20

  RE: はじめまして

  honeyさん
  
  はじめまして。
  メッセージ、投票ありがとうございます！
  
  さてさて、奥入瀬旅行を検討中とのこと。
  
  > バスで十和田湖まで行って自転車で下りながら
  > 見てくるというのはどう思われますか？
  
  体力的にも無理なく、とてもいいと思いますよ。
  ただ、旅行記にも書いたように、自転車にギアがありません。
  下りとは言っても、全く上りが無いわけではなく、
  下り90％、上り10％ぐらいの割合でしょうか。
  なので、正直ペダルをこぐのが面倒な箇所も若干あるので、そこは覚悟してください。
  
  それから、せっかくなので徒歩も行程に組み込んだ方が、奥入瀬渓流をより堪能できると思います。
  自転車や車とは違った、渓流からの音や匂い、ひんやりした空気を楽しんで欲しいです。
  
  紅葉シーズンに行かれるのでしょうか？
  ベストシーズンですもんね。乳頭温泉も非常に羨ましいです。
  ではでは、楽しい旅行になることを願ってまーす。
  
  nasunden

  honeyさん からの返信 2010/08/02 23:00:17

  RE: RE: はじめまして

  nasunden様
  
  早速のお返事ありがとうございました。
  やはり徒歩の方が堪能できそうですね。
  紅葉は混みそうですし・・遅い夏休みの予定です。
  友人の病のこと等もでてきまして
  悩み中です。
  ありがとうございました。
  
  > honey