2010/02/27 - 2010/02/27
73位(同エリア264件中)
まりりんさん
「野崎邸であるお茶会行かない?」
なんて風情あるお誘い。作法も何も全然考えてなかった単純な私は、
即効「行く~!」と即答。
倉敷は独身時代ずっと働いていた場所でもあり、
ダンナの実家でもあるので庭みたいなもの??だけど、
瀬戸大橋ふもとの港町、ここ児島は何年ぶりだろう。
野崎邸も行ってみたいと思っていたのでわくわく、ドキドキ。
・児島でランチ「ふくろう亭」
・野崎家別邸 迨暇堂でのお茶会&お雛見学
・野崎家旧宅見学
・本藍染工房ぶらり
・ベティスミス ジーンズミュージアム&アウトレット
・甘月堂だいふく
・PIAGETでお茶
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-
おいしいランチを食べた後は、10〜15分車を走らせ、
野崎邸へ。
国重要文化財の旧野崎家住宅の塀。
巨大過ぎて・・・先が見えない(@@;
敷地面積3000坪、建物延床面積1000坪。。。
その昔、天保〜嘉永年間にかけ
製塩業と新田開発で財を成し、
築き上げていった民家なのです。 -
ここは後でゆっくり見よう。
とりあえず、お茶会がある
野崎家別邸迨暇堂へ向かう。
徒歩2〜3分離れた場所。
予め友人がチケット持参してくれていた。
一席500円。
お茶に関して私が知っていること。
絵柄の正面をずらし、3回時計回りに回す。
3口で飲み干し、最後ジュッと音をたてる。
たったこれだけ(^^;)
ダンナに綺麗に見える格好で行くことと、
指輪を外すことだけ教わり、今日ここへ来た。 -
門の前に到着。
お茶経験のある友人に作法のいろはを伝授してもらい、
なんとかなるだろうと安堵。。
友人のお姉さまは友達をお誘いしたら、
作法が分からないからとお断りされたらしい。
そんな事、考えもしなかった私って・・・。
無知と無謀さって恐ろしい・・・(^^;;
懐紙も会場で準備されているだろうと思い、
(実際、準備されていました)
何の下調べも準備もせず、
何が必要なのか尋ねることすらせず普通に来た私に、
友人は新品の柄入りの可愛い懐紙と
お菓子ようじをプレゼントしてくれた。
おぉぉ!ありがとう(;;) -
門の前には、
竹で作られた花器に生けられた椿のお出迎え。
なんか、
緊張してきた。 -
-
受付や入口には、こんな可愛らしい
チリメンのお雛さまが売られています。 -
-
小さな草履や、
-
お人形も。
-
そして、お花が生けられているこの花器は備前焼。
編みこんだ籠の様に焼かれています。
私は個人的に、焼き物は
土の風合いを感じる美濃焼や備前焼が好きです。 -
真正面には大きくて立派な屏風・・
何と呼ぶのでしょうか、分かりません(^^;
こちらは100畳敷きの大広間に
お雛さまがずらっと展示してあるのですが、
後でじっくり見ましょう。
右へ進みます。 -
-
廊下を渡り別棟へ。
-
待合。
ここにもお雛様が飾られていました。
何も知らない私は、
ここでお茶が振舞われるのかと勘違いし、
端っこの方に避難していました。 -
まず友人は深々と一礼し、名前を記入。
本日の亭主である笑顔の素敵な年配の着物の女性から
黄色いタグを2人分頂く。
このおひな同窓会茶席(裏千家)は2/20〜3/7の
土日のみ各10時〜15時の間開催されている。
人が一定人数集まるまで待つこともあるのだけど、
これから始まる席にまだ空きがあるらしく、
運よく、すぐに始まるらしい。 -
ぞろぞろとお茶席に向かう。
途中、着物を召された綺麗な女性に
先ほどのタグを渡すようになっていた。
こういう機会に着物きれるようになったらいいな。
そういえば19歳の時、振袖と訪問着小物一式
揃えてもらったなぁ。。振袖は4回着たのでいいけど、
訪問着なんて作ってかれこれ十うん年、
一度も日の目をみていない(*_ _)。
母親は兄妹が多く成人式の時はお下がりだったので
自分の娘にはちゃんと揃えてやろうという思いで
いろいろ揃えてもらった。
本当にありがたいなと思う。
でも親の想いとは裏腹につい、もったいないなぁと思ってしまう
現実的な私。。。です。。 -
立派なお庭。。。
今回のお茶席は裏千家で
大人数でもあり、
ほんの少しカジュアルなものらしい。
服装も落ち着いた感じの方が多く、
着物の方はいらっしゃらなかった。 -
まず扇子を前に置き一礼。
こうやって、にじって畳のへりを踏まないようにして
お茶室に入ります。
お茶用の扇子なんて持ってない!
それに、やたら白い靴下が目にとまったけど、
何か決まりがあるのかな。。 -
こうやって、お席の交渉をされています。
私のお友達は初心者ですので、
末席にさせて下さいと。
私の方が超初心者です!
お席残しておいて下さい(><)
友人曰く、最初と最後は大役があるので
座らない方がいいよと。
まず、座る資格すらないですが。。。 -
終わった後に撮った写真。
10畳〜12畳くらいのお部屋に青い布が
コの字状に敷かれていて、
私達はその部分に座ります。
茶道具やついたての横が上席。
茶会の客の中で最上位の席に座る人を
「正客」と呼び、茶会は
この正客を中心に行われます。
脚が悪い方用に椅子席もありました。 -
本日の亭主、西原宗順さん。
亭主と正客が手をついて、ご挨拶。
正客のタイミングよい質問に次々と返答されます。
横にあるついたての様なもの越しに
会話されています。
後で聞くと、結界の意があるのだそう。
期間中6日間は、それぞれ亭主が違います。
お茶の時の別名なのかな。
みなさん、名前の上に「宗」がついています。 -
正客がまず、こちらのお床に飾られている
掛物、花入、香合のことに話をふれられていました。
お茶の経験が豊かであるのはもちろん、
さまざまな教養と人柄の魅力がプラスされ、
正客が務まるようになるのです。 -
まずは正客の方から順番にお菓子が運ばれます。
一礼して、お菓子を菓子器から懐紙に取り、
次客へ回し、取り回しが始まると
他のお客も同じようにお菓子を取り始めます。
口にするのも、まずは正客が口にしてから。 -
着物を召されたお弟子さんが
数名お部屋に入ってこられた。
ハッ!!(゚∀゚lll)oO気のせい!?
いや間違いない。
何と、
真っ直ぐに私の方に向かって来られるではないですか!
よりによって、何で超初心者の私が一番なの!(泣)
。。覚悟を決める。。
まず女性が座って一礼されるので、
前に三角に手をつき、私も合わせて一礼。
女性は去っていった。。
ホッ。
どうやら、大人数の為(15名程度)、
四隅から回していくようにしているみたい。
左側に置いていた懐紙を自分の前に持っていき
菓子器を手前に寄せ
端からひとつ箸で取った。
本当は菓子器を軽く持ち上げ一礼するらしいですが、
知りませんでした。
右隣の友人が横でアドバイスしてくれます。
掴みにくいお菓子もあるそうで、落として
コロコロ転がっていく事もあるそう(^^;
良かった、取りやすいお菓子で。 -
こちらの和菓子は児島市内の「よし屋」さんのもの。
春らしい、綺麗なお菓子。
写真を撮っていたら
正客には既にお抹茶が運ばれているので、
急いでお菓子を頂かないと。
決して一口でパクリといってしまってはいけません。
2〜3口に切るそうですが、
切りやすい4つに切って頂きます。
あらかじめこの二つに折られた懐紙(輪が手前)の
右端中に忍ばせている楊枝で切り、頂きます。
いっきにパクついたけど、
すごく上品な甘さでおいしゅうございました(^^)
食べ終わったら楊枝を懐紙で拭き、楊枝袋に戻し
懐紙は汚れた部分を内側に折って
バックの中にぽい。 -
-
続きまして、お抹茶頂きます。
正面になっている絵柄をずらし、
3回時計回りに回します。
3口では飲めませんが、最後にジュッと音をたてて。
飲み終わったら柄を正面に戻すのですが、
ぐるぐる回し過ぎて、
どこが正面なのか分からなくなった!(爆)
あっ、指輪も外し忘れてた(−−;) -
正客らは茶碗をいろいろと眺めて質問されています。
-
上位2〜3名以外はこのお茶碗。
お値段も全然違うのでしょうね。
ここにも格差社会?。。(^^; -
-
亭主の前に茶道具や茶碗が並べられ、
後で見ることができるようになっています。 -
掛物と花入れ
-
-
掛け軸の解釈文。
-
香合。
-
-
木箱の端に、朱色でマークが描かれています。
友人曰く、こちらは煙草盆。
ひし形の陶器のものが灰皿、
竹筒が吸い殻入れらしい。
後でダンナに聞くと、このマークは
鵬雲斎大宗匠(ほううんさいだいそうしょう)という裏千家の先代、要するにボスです。
ボスの書付(かきつけ)、、
ボスの気に入った道具ですよ
という意味合いのマーク。
これがあるとないとでは
お道具の格が違ってくるそうです。 -
茶碗を見る時は一礼するけど、
釜、棚の時は一礼なし。
ん〜分からない。 -
左から茶碗、黒楽茶碗(くろらくちゃわん)、
茶杓(ちゃしゃく)、お棗(おなつめ)
それはそれは、高価なものなのでしょうね。
お茶碗を拝見する時は
自分の膝より高く上げないそう。
そういえばさっき、正客の方も
下の方でご覧になっていた。 -
あっという間に終わり、退席。
いやぁ~~、初めてのお茶席は緊張して
周りを見る余裕もなかったです(××)
もっと経験を積むと楽しめるようになるのでしょう。
細かい作法は無限にあるのだろうけど、
こんな貴重な経験をさせてくれた友人に感謝。
とても良い勉強になりました。
③お雛見学へつづく・・・
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この旅行記へのコメント (2)
-
- zzr-cさん 2010/03/06 16:02:46
- 緊張します
- まりりんさま こんにちは
zzr-cです。
鳥料理に続き見させていただきました。
こ、これは緊張しますねぇ〜
どうでしたかぁ〜楽しめましたか?
きっとお茶と茶菓子は美味しいんでしょうね〜
あの最後にズズーってやるのは聞いたことあります。
そういえばzzr-cの実家に茶道具が置いてありましたが、
使ったのを見た事ありません^^;
zzr-c
- まりりんさん からの返信 2010/03/06 20:10:05
- シャキンッとします
- こんばんは〜。
お茶会ご覧いただきありがとうございます。
> こ、これは緊張しますねぇ〜
> どうでしたかぁ〜楽しめましたか?
いきなり、ど素人の私の方に来られたので
私達:「えぇぇ〜〜〜〜っ!!そうくる!?」(横の友人と小声で)
お弟子さん達:「あ〜ら、あの小娘きっと初めてよ。(  ̄ノ∇ ̄) ̄ー ̄)ヒソヒソ
ちょっと生意気ねぇ。一番に行ってさしあげましょっ」
と、試されたのかも(^^;;
> きっとお茶と茶菓子は美味しいんでしょうね〜
はい、とっても(^0^)
> あの最後にズズーってやるのは聞いたことあります。
そうなんです。ズズッ〜が上手く出来ていなかったので微妙にお茶が残り
お茶碗を裏返し見ることができなかったです。
> そういえばzzr-cの実家に茶道具が置いてありましたが、
> 使ったのを見た事ありません^^;
あら、お母様も昔されていたのですね。
うちの母も道具一式だけはもっていたようですが、
今となっては・・・・。
まりりん
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