2009/08 - 2009/08
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tartaさん
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混雑と行列が苦手な私。しかし、まとまったお休みが取れるのは、やはりGW、夏休み、年末年始です。
旅行が大好き、でも混雑と行列は避けたい。
ということで、この時期を国内で過す場合にはいつも淡島ホテルに向かいます。ここは、駿河湾に浮かぶ無人島 淡島にあるわずか60室のホテルです。一度ホテル内に入ってしまえば、そこには都会の喧騒とは隔絶された静かな時間だけが流れています。
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本州側にあるレセプション前の車寄せに車を止めれば、後は、ホテルへ向かう船に乗るだけです。
ほどなく出発。ほんの数分間のクルーズ。そして近づく淡島ホテル。船の後尾で夏の日差しを浴びているとしばしの休暇がやってきます。今回も3泊します。 -
外は青空と暑い太陽。少し体を冷やそうと、夏季だけオープンする屋外プールへと向かいます。ゲストは年配の方が多いこともあり、あまりプールは使われません。まるでプライベートプールのようです。
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しばらく泳いで部屋に戻って夕食まで休憩。シャンパンクーラーを持ってきていただき。泡で喉を潤します。妻は露天風呂へ。
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ベランダでゆっくりと本を読んだりしていると、海に沈みゆく夕陽が綺麗に見えてきます。このオーシャンビューホテルの大きな売りは、夕陽と富士山。今日は少し富士山に雲がかかっていますが、滞在中にはその雄姿を見せてくれると思います。
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さて、妻もお風呂から帰ってきました。夕食に向かいましょうか。今回の夕食は初日を和食会席に、2日目を鉄板焼きに、3日目を欧風料理という順番で予約してあります。
失敗が一つ。鉄板焼きの夕食の際、お隣のご夫妻(偶然、去年もお隣どうしになったご夫妻です)とのお話しに盛り上がってしまい、写真を撮るのをすっかり忘れてました。ので、写真がありません(――;)。
静かな落ち着いた空間、「櫂」。地ビールを飲みながら待つとまずは、変わりサラダがやってきます。
7種の野菜、3種の魚介、軽く炙られた牛もも肉、これにさっぱりとした梅肉ドレッシングをまとわせ、ライムが添えられています。
ここで提供される魚介はその殆どが、地元の沼津港にあがるものです。この沼津港、非常に良いお魚が水揚げされ、私たちも淡島ホテルの帰りに必ず寄る鮨屋があるのですが、そのお話はまた別の機会に。 -
続いて、椀物の清汁。夏らしい涼しげな一品です。
夏大根、白身魚の白板昆布巻、水雲、茄子の揚げ煮、冬瓜などが一つの椀に盛られ、木の芽がさらに味を引き締めます。 -
向付として鮮魚盛り。これも沼津港からのものです。
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焼物は、金目鯛。沼津漁港に行かれたことのある方はよくご存知かと思いますが、金目鯛はここ伊豆地区が全国有数の漁場です。
お料理は、この金目鯛に蓼酢を掛けたものです。その上に打ち野菜が施されています。 -
口代わり(合肴)のうどんです(少し黒いのは「炭」を練りこんでいるからです。)
ここにナメコ、大和芋、桜海老などが乗ります。 -
中皿には、どーんと、アナゴの天麩羅!
結構な大きさがあり、妻は全部は食べられません(>_ -
まだ来ます。透明な葛の幕で覆われたお野菜とエビの冷製炊き合わせです。実はこれ、夏休みの淡島ホテルの楽しみの一品なのです。実に深い味わいです。
料理長、これを「冷し煮物葛水仙掛け」と名付けています(何度聞いても覚えられません(笑))。 -
あー、もうお腹一杯というところで食事と止め椀。
ご飯は、新生姜のご飯です(お腹一杯と言いながら、入っちゃうんです、これ)。 -
最後にデザートが出てきて、これにて初日の夕食は終わりです。く、く、苦しい。。。
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朝、目が覚めるとまずは富士山のご機嫌を伺いにベランダに出ます。います、雄大な富士山。これこれ、淡島のだいご味。
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夕食をたっぷり食べたのと、実は楽しみにしているお昼ご飯があるので朝食は抜いて、目覚ましにプールへ。うーん、夏の青い空。そして、プライベートプール(笑)。まさに都会の喧騒とは無縁の空間が広がります。
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そろそろお昼に行かない、という妻の声に促され、クルーザーで対岸へ。
対岸で待つホテルスタッフに「お昼御飯ですか?」と聞かれて「ええ(^^)」。
船着き場から歩いて数分のところに、私たち夫婦のお気に入りの食堂があります。いかにも漁師町にある風情のお店で、正直、観光客などは来ないような場所にあるのですが、いつ行っても地元の方と、どこからか情報を得た関東方面のナンバーの方々で満席です。
これには理由があり、東京ではちょっと考えられないようなお値段で新鮮な魚介をお腹いっぱい食べられるためです。
あふれそうな刺身の数々。 -
ビールをグイグイやりながら、今度はアワビを注文。コリッコリの刺身ととろける肝。うまーい!ビールお代わり下さい!!
淡島ホテル滞在中のお昼ご飯は必ずここです。 -
再びホテルへ戻ります。淡島は静かな島ですが、ホテル以外にもう一つ施設があります。淡島マリンパークです。アシカやイルカのショーなどをやっており、特に夏休みは家族連れには人気のようです。淡島ホテルの宿泊者はここには自由に出入り出来ますので、島内の散歩の途中でショーや、ウミガメを間近に見たりします。なかなか楽しいですよ。
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デッキチェアから見える真っ青な空とクルーザー。あー、やっぱり夏はいいなぁ。
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鉄板焼きの写真を撮り忘れてしまったので、メインダイニング「アイランド」の夕食を。
まずは冷製カルパッチョ。涼やかな一品。 -
そして、アワビのリゾット。固めのライスが絶妙の食感です。
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お約束(笑)のイセエビ。
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そしてコンソメスープと牛フィレ(ちょっとコンソメスープが光ってしまいましたが、実際はとても澄んでいます)
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チョコレートとムースのデザート。うーん、今日もやっぱりお腹いっぱい(^^)
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このホテルに滞在するときは、観光などの予定は入れず、ゆったりと過ぎていく時間だけを楽しむようにしています
季節によって姿を変える雄大な富士と、海の恵みをたっぷりと提供してくれる駿河湾に感謝です(*^_^*) -
「行ってらっしゃい」、「また来ます」、と挨拶をして、さあ、東京に帰って頑張りますか。
淡島ホテルは自分の家のように、疲れた私をいつでも明るい笑顔で迎えてくれますから。
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この旅行記へのコメント (4)
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- 三昧さん 2010/04/29 21:24:48
- 淡島って、そんな感じなんですね
- tartaさん、はじめまして!こんばんは
西伊豆は年に何回か行くので、淡島を右に見ながら いつも通過で、そのくせ 何か釣れそうな島だな〜!なーんて、通過しちゃってますが。
tartaさんの旅行記を拝見して、ご夫婦での〜んびり過ごされる処としては、海外行くより世界最高の富士山と駿河湾を満喫できて、本当いい所ですね。
ところで、対岸のお手ごろ価格の美味しそうなお店の屋号は教えて頂けませんでしょうか。
黒鯛釣師
- tartaさん からの返信 2010/04/29 23:12:11
- RE: 淡島って、そんな感じなんですね
- 黒鯛釣師さん
こんばんは〜♪ご訪問、有難うございました。
先ほど、KUMAさんの旅行記(44マグナムの)からお邪魔させていただきました(^^)
黒鯛釣師さんは、とても楽しそうな日々を送られているようで、羨ましい限りです!
淡島ホテルの対岸にあるお店は、「磯料理 伊豆海」というお店です(http://www4.tokai.or.jp/amasa/)。
私はお酒を飲んじゃいますので、定食を注文しますとご飯とみそ汁でお腹一杯になってしまうのですが、単品よりも定食のほうがお得ですよ。
近くに行かれたらお試しになってみてください。
これからも、どーぞよろしくお願いします(^^)/
tarta
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- さすらいの食いしんぼうさん 2010/04/11 13:05:10
- エエとこ見っけ!
- いや〜知りませんでした。
最初、淡島ホテルのタイトルを見て淡路島ウェスティンかいな...? 路という字がぬけてまっせ。なんてくだらないシャレを思っていたら抜けていたのはボクの方でありました。(笑)
読みすすむにしたがって、おっとこんな至福のホテルがあるなんて!
早速Google Mapをクリック。ありました、ありました!と小躍りです。
久々の4トラでの大発見でした。
>お話しに盛り上がってしまい、写真を撮るのをすっかり忘れてました。ので、写真がありません(――;)。
わかります。わかります。ボクもお話しに盛り上がらなくても、湯気がたっているような料理や魚のヒレがまだ動いているような刺身が目の前に運ばれてくると、早よ食いたいし、写真は撮らなあかんし、「え〜ぃ面倒くさ!写真ヤメ!」の衝動にかられてしまいます。
でもやはりカップ麺をすすりながらブログを読んでいる人たちに「こんなごちそう喰うたんやぞ〜。ええやろ〜」とお伝えする使命感もあり、そのハザマで葛藤がおこります。
それにしてもホテルの食事もすばらしいですが、お昼の刺身の盛り合わせ!あわびのお刺身!!!たまりませ〜ん!
ためになるすばらしい情報をありがとうございました!こんなホテルを知らなかったなんてボクはまだまだ勉強が足りませんでした。(反省!)
さすらいの食いしんぼうより
- tartaさん からの返信 2010/04/11 18:27:29
- RE: エエとこ見っけ!
- さすらいの食いしんぼうさん
ご訪問と投票有難うございました(^^)/
そうなんです、淡路島ではなく淡島なんです(笑)
(淡路島のウエスティンも行ってます!→http://4travel.jp/domestic/area/kinki/hyogo/awaji/hokubu/tips/10139837/)
駿河湾にある小さな小さな島にあるホテルなのですが、部屋数が少ない上にお子が入れないので、静かに過ごすにはもってこいです。
滞在中のお昼ご飯を食べに行く食堂(伊豆海)はいいですよ!ホテル内は若干ドレスコードを気にしますが、この食堂はTシャツ・短パン・ビーサンの夏の正装が一番よく似合い、胡坐をかいてビールぐびぐびですから(オッサン?)。
あの値段で、あの魚介、たまりません、クーッヽ(^。^)ノ
これからもぜひぜひ、どぞお立ち寄りくださいませ!
tartaより
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