2009/12/07 - 2009/12/07
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まみさん
私が知っているささやかな(失礼!)イルミネーションのいくつかは、華やかさは去年と遜色ないのですが、不景気ゆえか、消灯時間が早まっているところが多いかもしれません。
今年もオペラ観劇のために、イルミネーション時期の三鷹駅北口に下りたら、記憶にある去年よりもカラフルなイルミネーションが広がっていました。
風が強くて揺れるから、キラキラちらちらと、それはもう美しかったです。
会場の武蔵野文化会館に向かう道すがらも、去年もイルミネーションをやっていたところは健在でしたし、あれっ、ここもイルミネーションをやっているんだ!と新しい発見もありました。
去年の武蔵野文化会館帰りの三鷹駅前までのイルミネーションの旅行記
「クリスマス・イルミネーションの三鷹ナイト」(2008年11月28日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10291942/
とはいえ、三鷹にやってきた目的はあくまでオペラ鑑賞。
駅前から徒歩15分ほどある武蔵野文化会館で開演18時半というのは、仕事を定時に終わらせて駆けつけるとぎりぎり。
開演前に撮影している余裕はありません。
そして終演後。
22時を過ぎてしまったため、恐れていたとおり、文化会館周辺のイルミネーションのいくつかは、もう明かりが消されていました。
22時なんて、私にとってまだまだ宵の口なのに〜。
でも、さすがに一番楽しみにしていた駅前のイルミネーションは大丈夫でした。
イルミネーションの形はだいたい去年と同じですが、色を変えて去年と同じにしていない工夫がいいですね。
三鷹駅でクリスマス・イルミネーションが始まったのは去年からですが、これから毎年のささやかな楽しみになるかもしれないです。
それに、今年は去年とカメラが違うせいで、去年に比べてイルミネーション写真の撮りやすかったこと!
去年と同じく、カメラを構える手が風で揺れてしまうくらい風が強い夜でしたが、去年より失敗率が低かったです。
今年の4月に手にした新しいカメラPowerShot SX 200 IX から手ぶれ補正機能がついたのですが、効果テキメンでした@
もちろん、ただ構えるだけでは(ストラップを首から下げて突っ張らせることで支えてはいましたが)やっぱりブレやすいので、近くの柱とか手すりで支えて撮ったりもしました。
電球が丸く撮れていれば合格としました。
暗いところで露出を合わせるほうが明るく撮れるのですが、かわりに電球の回りがぽわーんと撮れることもあります。
ま、それはそれで良しとしましょ。
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そしてプーシキン原作チャイコフスキー作曲のオペラ「エフゲニー・オネーギン」を観劇した後の武蔵野文化会館のホールから豪華なシャンデリア
……を撮ろうとしたら、ななんと、直前で、電気が消されてしまいました(泣)。
もたもたしていた私が悪い……。
明かりがついていなくても十分豪華なので写真を撮っておきましたが、去年のような写真が撮りたかったです。
去年のシャンデリアにちゃんと明かりがついていたときの写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14988752/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14988753/
関連の旅行記
「クリスマス・イルミネーションの三鷹ナイト」(2008年11月28日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10291942/ -
無人となった武蔵野文化会館のホールを振り返って
シャンデリアの明かりがついていたら、もっと豪華な写真になったと思うのに、悲しい……。
去年は無人になった時点でも、まだ明かりがついていましたヨ。
もちろん、省エネはいいことです。
が……(泣)。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14988755/
関連の旅行記
「クリスマス・イルミネーションの三鷹ナイト」(2008年11月28日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10291942/ -
あっ、ここのお宅のイルミネーション、去年とちょっとバリエーションが違う
一昨年は動くトナカイさんが中庭にいたのですが、去年はトナカイさんがいなかったです。
今年は動かないトナカイさんだったので、写真は簡単に撮れました@
去年のトナカイさんがいないイルミネーション写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14988759/
関連の旅行記
「クリスマス・イルミネーションの三鷹ナイト」(2008年11月28日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10291942/ -
こちらのお宅のイルミネーションもちょっとバリエーションを変えている@
去年は流れ星チックでしたが、今年はどちらかというと、メアリ・ポピンズのカサのクリスマス・バージョンってかんじ?
去年の同じお宅の流れ星イルミネーション写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/14988758/
関連の旅行記
「クリスマス・イルミネーションの三鷹ナイト」(2008年11月28日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10291942/ -
さて、いよいよ駅前イルミネーション撮影開始!
駐車場の脇から。
イルミネーションは、市民文化会館通りの隣の駅前から真っ直ぐ伸びた通りから始まっています。 -
駅前の通りのイルミネーション
木の形に合わせてちょっとずつ形が違うのが魅力的です@ -
シンプルなクリスマス・ツリーみたい@
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今年はグリーンのイルミネーションが仲間入り
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東京は紅葉が遅いから、イチョウにイルミネーションを飾るのが可能なんでしょうねぇ。
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光る蜘蛛の巣のように、我ら人間をからめ取る……!?
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駅前ロータリーのグリーンのイルミネーションを中心に
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光の間を駆け抜ける騎馬像にフォーカスしながら
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地上に星を!───星ひとつ見えない都会の夜だから
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正面の見事なこの木はカエデかな?
もう葉っぱがほとんどないですけど、枝ぶりが立派だから、イルミネーションも華やか@ -
赤や青や緑で去年よりも一段と華やかな駅前ロータリーのイルミネーション
赤いイルミネーションの下の青い丸っこいのは、ゾウさんかと思ったんですが……@ -
カサみたいに見える可愛い赤いイルミネーションとイチョウ並木
青い丸っこいイルミネーションは、ゾウさんぢゃあなさそうですね。 -
駅前ロータリーから駅前イチョウ並木道まで
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文化会館通りにつながる駅前イチョウ並木のイルミネーション
去年はここのイルミネーションをズームで撮った写真を、旅行記の表紙にしたんでした@
<オペラ「エフゲニー・オネーギン」のざっくり感想>
今回観劇したのは、レニングラード国立歌劇団によるプーシキンの小説のチャイコフスキー・オペラ「エフゲニー・オネーギン」です。
この話は、原作を邦訳でも読んだことはないのですが、内容は知っています。
実は、これまでに2つのバレエ団でそれぞれ少しずつ違う2つのバージョンを見たことがあるからです。
バレエの方は、ヒロインの名前タチヤーナがタイトルになっています。
プーシキンはロシアが誇る国民的詩人で、きっとロシア語の原文もすばらしいのでしょうが、ストーリィ、特に登場人物たちの生き様はいろいろ考えさせられるものです。
人物考察をしたらきりがなくなりそうです。
言葉を使わずに感情を踊りに託したバレエですらそうでしたから、歌詞で言葉を存分に使ったオペラではなおさらでした。
もっとも歌詞は、字幕がなかったら全く太刀打ちできませんでした。いや、あっても太刀打ちできませんでした。
まともに聞き取れたロシア語のフレーズといえば、「あなたを愛している」だけ……。
字幕を観ながらなら、聞き取れるフレーズがもう少しあるかと思ったのですが、完敗でした。
私が今まで鑑賞してきたオペラはほとんどモーツアルトかイタリア・オペラですが、その範囲に限れば、他のオペラはもっと、アリアや歌によるセリフの内容に繰り返しが多かったり、それほど説明的なものはなかったりして、ストーリィーさえ知っていれば歌詞が分からなくてもなんとかなりそうと思った作品が多かったように思います。
いやはや、さすがに大詩人原作の小説のオペラ化ともなると違うのでしょうか。
もともとオペラにするために筆を起こした作品ではないので、プーシキンの原作の文章をできるだけ盛り込もうとしたのではないかと疑ってしまいます。
状況説明も全部、歌っちゃうんですからねぇ。
そのせいで、文楽を連想してしまいました。
文楽では、太夫が、情景から状況、そして人物の心の動きやセリフを全部一人で詠み上げています(複数の太夫で人形ごとに役割が決まっていることもあります)。
いや、他のオペラにそういうのがないとは言わないですし、そもそもオペラは言葉全てにメロディーをのせて歌にしているわけですから。
でも私が見た他のオペラはもう少し、舞台装置や演技っぽいところに状況説明をゆだねていました。
モーツアルトのオペラなど、貴族をバカにするためか、アリアのつなぎのためのストーリィでしっちゃかめっちゃか、という印象ばかり残っています。
音楽は登場人物の感情の高鳴りにあわせて、チャイコフスキーらしく盛り上がってとてもドラマチックでした。
でも表面的には、優雅なロシア貴族たちの日常生活が静かに流れています。
いや、悲劇が、あることはあります。
オネーギンは、おそらく成り行きと相手の真剣さをちょっとバカにしたせいで親友レンスキーからの決闘の挑戦を受け、その親友を殺してしまうのです。
しかし、そもそも決闘なんて、当時のロシア庶民や帝国に取り込まれた異民族の大半の状況を考えると、生活にあまり悩む必要のない、持てる階級の命を懸けた究極のエンタテイメントという気がしなくもない……と言ったら言いすぎかしら。
本人たちは大真面目で名誉のために命をかけていますが、ことオネーギンとレンスキーに関しては、決闘の原因はレンスキーが嫉妬に狂って、一人カッカしただけ、というのかんじでしたから。
お互いに親友同士なのに。
原因となったレンスキーの恋人でタチヤーナの妹のオリガは、ちょっとコケテッシュで、まじめな恋人をからかっただけでしょうに。オリガは単に舞踏会でオネーギンとばかり踊っただけです。ちょっとレンスキーを無視した形になりましたが。そしてオネーギンは、オリガが親友が熱愛する恋人だと知っていながらそんなオリガを相手にしたのです。それともひょとして当時のロシア貴族社会では、恋人以外とばかり踊る行為は、恋人以外とラブホテルに行くくらい、はしたないことだったのかな(なぁんてことはないと思いますけどネ)。
また、ベタなメロドラマもあります。
オネーギンはヒロインのタチヤーナが純朴な田舎貴族娘のときには目もくれず、数年後に再会したとき、彼女が結婚後、垢抜けた貴婦人に脱皮していたものだから、逃した魚の大きさにはじめて気付きますが、相手が知人の妻でも構わずにがんがんアタックするのです。
タチヤーナも実は初恋のオネーギンが相変わらず好きで、タチの悪いことにオネーギンはそれに気付いているようです。
タチヤーナの旦那は放蕩貴族のオネーギンですら姿勢を正して接していたくらい、地位が高くずっと年上です。ちったぁその旦那のことも考えてやれ、っていいたくなります。
オネーギンはおじさんから財産を受け継いで、一生、遊んで暮らせる身分です。
そして貴族としての立場で働くこともなく、退屈な田舎をバカにして刺激を求め、まじめな小娘だったタチヤーナの純情を軽視し、貴族社会という限られた世界の中でしがらみや格式を無視しようとする、井の中の蛙の消極的な異端児です。
決して本人なりの人生観や悩みがないわけでもないようですが、病気のおじさんを看病していたとき、さっさと亡くなって財産を渡してくれないかと内心思っていた、なんてタチヤーナに打ち明けてしまうような、悪ぶるところがあります。
それに対してタチヤーナはまじめで、思い切ったことがあまりできない代わりに、地に足の着いた常識人です。
再会したオネーギンにがんがんアタックされて、心が揺れても、人妻である自分の立場を忘れません。
結婚した相手は、オネーギンのような若者ではなく、身分も金もありそうなかなり年上の男性です。
タチヤーナの夫は、タチヤーナへの愛を歌ったアリアを聴く限り、現代ならまだ壮年くらいかもしれませんが、当時の社会ではもう老人の域に入るようでした。
おそらく、見染められたか、親の薦めによる結婚でしょう。政略結婚めいたところが全くないともいいきれません。
でも、タチヤーナは愛することより、愛されることを選びました。
そして最後にはきっぱりとオネーギンをはねつけます。
決して情熱に身をゆだねたりしません。
そんなタチヤーナと対照的な女性として思い出すのは、アンナ・カレーニナです。
自分の情熱のままに激しく生きたアンナの生き方も、自分はそうするか、私は、そうできるかということは別として、完全な第三者の立場でなら、否定はしません。
周りにいたり、身近な人がそうだったら、どう感じたりどう説教したりするかは分からないですけどね。
なにしろアンナは、結局、ノイローゼになって鉄道自殺をしてしまうのですから。
当時のロシア貴族社会はアンナの生き方を認めない閉塞的な社会で、アンナはそんな社会にそむいて自分の心に従って生きようとしたわりには、後足で砂をかけたはずの社会でなきゃ生きられない女性でした。
自分の心だけに従って生きられるほど強くない女性だったのです。
タチヤーナはそれをわきまえていたというかんじです。
オペラの感想なのでこのあたりで、歌はどうだったかということにひとことでも触れなくちゃダメですね。
みなさん、すごく上手だったと思います。
あぶなっかしさがなく、安心して聴けるような上手さ。
ロシア人がロシア語でロシアの国民的詩人とロシアの国民的音楽家のオペラを歌ってるんだから、自分たちが一番上手でなくてどうする?───みたいな誇りと自信のほどが、歌にみなぎっている気がしました。
ちなみに、以前、バレエで2回も観た作品なので、オペラ歌手らしいどっしりタイプのタチヤーナが登場したときには、違和感を覚えてしまいました@
少女時代の薄物のドレスが、ぽっちゃり体型を目立たせていたせいもあります。
でも第二幕の舞踏会のシーンで、クリノレンがゆらゆらゆれる揺れる、半円のように裾が広がった真っ白なドレス姿は、とても似合っていました。
顔つきはもともと可愛らしい歌手だったので、若くてまだ初々しい人妻という役柄に似合っていました。
もちろん、第一幕の少女のときも、純朴で初々しい田舎貴族の娘らしさはちゃんと出ていて、オペラ歌手に必要な演技は上手い方だと思いますけど、最初のうちはどうしても、ほっそりとしたバレエダンサーと比べちゃいましたから@
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