北陸ミニ旅行②　戦艦三笠ミュージアム

2009/11 - 2009/11

河豚を堪能した翌日、せっかく北陸まで来たのでちょっと足をのばすことにしました。目当ては、「日本元気劇場」という施設にある「戦艦三笠」。NHKで放映される司馬遼太郎原作のドラマ「坂の上の雲」の撮影用に戦艦三笠が原寸大で再現され、ロケに使用された後は中にも入れるということです。
横須賀に保存されている三笠を見に行きたいと思いつつもなかなか機会もないし、とりあえずはこっちへ。

エリア 加賀(石川)

北陸自動車道を走って加賀で降りました。
あちこちにある「元気劇場」の看板を頼りに走ること20分くらい。「日本元気劇場」の駐車場に着きました。
おお、駐車場に停まっている車達の向こうに三笠が見えます。
駐車場に入る前に「元気劇場」の入園料600円を払いました。駐車場代金込み。

「三笠ミュージアム」の入場料は800円。
元気劇場のフリーパスを買うとそれに含まれているようですが、他に見たいアトラクションは特にないようなのでバラバラに払うことにしました。

ところどころでこのような「元気ボーイ」と「三笠ロボ」が日露戦争や戦艦について説明してくれます。

有名な「東郷ターン」などについてもわかりやすく掲示がありました。

実際に乗り込んでみると、思ったより小さいのに驚きました。今回は本来の姿の半分、前半分しか作られていないのですが、それにしてもこの大きさに８３０人もの乗員が乗っていたのですね。

40口径30センチの主砲。動かすのは４０人がかりだったそうです。

男性客が「大和は怪しい部分もたくさんあったけど、これはよくできてるなあ。さすがNHK」と同行者に話していました。
映画「男たちの大和」が撮影された時、同じように撮影用に再現された戦艦大和の事のようです。戦艦マニアでしょうか。

横須賀の「三笠保存会」HPより：
三笠は、明治35年（1902年）にイギリスで建造された戦艦であり、日露戦争においては東郷平八郎司令長官が乗艦する連合艦隊の旗艦として大活躍しました。特に、明治38年の日本海海戦では、ヨーロッパのバルト海から派遣されたロシアのバルチック艦隊を対馬沖で待ち構え、集中砲火を浴びながら勇敢に戦い、海戦史上例を見ない圧倒的な勝利に大きく貢献しました。

横須賀の「三笠保存会」HPより：
日露戦争は、帝政ロシアの極東進出により、存亡の危機に立たされた日本が、イギリスやアメリカの支持を受け、国民一人一人が力を合せて戦い抜いた防衛戦争であり、この戦いに勝ったことにより、日本は独立と安全を維持し、国際的な地位を高め、また、世界の抑圧された諸国に自立の希望を与えました。

マストは約50メートル。

三笠ミュージアムにはところどころにスタンプがおかれていました。ひとつくらい、と思って偶然押したのが東郷さんでした。

「妻が戦艦好きだったとは…」と呟いていた夫も結構楽しんだ模様。

撮影時は、体裁を変えて破壊されたロシア側の戦艦としても使われたそうです。これはロシア海軍戦艦「インペラトール・ニコライ?世」の破壊された甲板撮影用材。
「インペラトール・ニコライ?世」は降伏し、日本海軍に編入となり「壱岐」と命名されたそうです。しかし、旧式であったため現役期間は１０年と短く、最後は標的艦として実弾射撃の的となり沈没したそうな。切ないです。
この「インペラトール・ニコライ?世」の末路についてはなぜか至る所に記載があったのですっかり覚えてしまいました。

せっかく入園したので元気劇場の方もぐるっとひとまわりしてみました。入り口の巨大狛犬越しに三笠。

忍者村と映画村を混ぜ合わせて子供向きにアレンジしたようなちょっと微妙な施設。仮面ライダーショーなんかもやっているようで、ライダーの仮面を被ったちっこいライダー達は大喜びではしゃいでいました。

非常に小さい「忍者資料館」なるものがあったので入ってみました。忍者の術についての解説がはってあります。読んでみると、
『袋返しの術…長い間味方だと思わせておいて最後に袋の表裏をかえすように裏切る術』
そ、それって術なん？？
他にも『敵の内部に働きかけて内部崩壊させる術』など、思わず唸ってしまう術がいっぱいです！

忍者って今の私達が思っているような存在というよりはスパイみたいなものだったんでしょうね。

私達が思わずはまったのは懐かしのゲームをそろえた「レトロゲームセンター」です。インベーダーゲームやパックマン、ドンキーコング、野球ゲームやピンポン台など。
早速ビデオゲーム台に陣取る夫と私。
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あっ！いかん、もう５００円も使っちゃった！
いやー、ゲーセンって本当におそろしいです。