2003/05/23 - 2003/05/30
49位(同エリア55件中)
いだてんさん
テレビで海外ロングスティの特集番組を見ていたら、ブルガリアのシプカという小さな町に、
長期滞在する日本人夫妻がいるとのこと。
町並は質素で、建物の屋根は赤レンガ色の瓦、道路は石が敷き詰められていたのが印象的だった。
物価は非常に安く、住居費は日本の約1割くらいとのこと。
シプカという小さな町に興味を持った。
よし、憧れのヨーロッパに行こう!と心に決めた。
HISで航空券を購入。
ソフィアで、最初と最終日に宿泊し、シプカで4泊する計6泊の旅。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- オーストリア航空
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-
航空券はHISでオーストリア航空のチケットを購入。
直前に新型肺炎サーズ騒動になり、渡航を中止するかどうか迷ったが、思い切って出発した。
機内はガラガラ状態で、飛行中は肘掛を跳ね上げて、座席を占領して横たわることができた。 -
ソフィア空港には、日本人夫妻の知人でガイド役の学生が迎えに来てくれた。
ホテルも夫妻が予約しておいてくれたので、タクシーでソフィアの市内に向かった。
リーズナブルなホテルですが、バスタブが付いているのが有り難かったぁ。
(Hotel Lion) -
翌朝、学生に現地通貨レヴァへの両替や市内を案内してもらった。
像はロシア皇帝アレクサンダル2世。(露土戦争によって、ブルガリアはオスマントルコから開放された) -
案内してくれたのは、ソフィア大学で日本語を専攻している学生だった。(有料のガイド)
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4世紀に建てられた聖ゲオルゲ教会。
周りはシェラトンホテル。 -
アレクサンダル・ネフスキー寺院。
露土戦争で死亡した20万人のロシア人兵士慰霊する目的で建設した。
1882年に着工し、40年かけて完成した。 -
ソフィアからブルガリアの中央にあるカザンラクという町まで、4時間ほどバスに乗って移動した。
カザンラクでタクシーに乗り換え、シプカという小さな町に日本人夫妻が住んでいる。
道路は石畳でできていた。
(左側の建物に夫妻が借家) -
右側の城壁の家にホームスティをさせてもらった。
車庫のある家は少なくて、古い車は路上に置きぱなしになっていた。
多分、部品取りに使われているのだと思う。 -
ホームスティした部屋。
8畳ほどの広さがあり、シャワーやトイレは共有だった。
料金は1泊2食で30レヴァ、約2,000円くらいかな‥。 -
窓から見た景色。
写真奥にこんもりした小さな山は古墳。 -
建物の屋根はどの家もレンガ色。
生産年齢の人たちは働きにでているので、町には老人と子供ばかり。
空き家も結構目立っていた。 -
夫妻と一緒に、露土戦争で最後の戦いが行われたシプか峠へと向かった。
知人のベトナム人に運転を頼み、借りてきたソビエト製の『ラダー』に載せてもらった。
この車は相当なオンボロで、エアコンは当然なし。
速度計は壊れていて、窓を開けるためノブを回していたら、外れてしまった(汗)。
床は穴が開いており、路面が見えていた‥。 -
露土戦争の最後の主戦場となったシプカ峠。
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露土戦争で使われた大砲。
-
ブルガリアの大統領がパヴェル・バーニャという町にやってくるとのことで、夫妻がイベントに招待されていた。
大統領の車が到着するところ。 -
真ん中にいる人が大統領で、思った以上に若くて二枚目だった。
-
このお祭りは、露土戦争戦勝125周年と何かの100周年記念とかいう、イベントのようだった。
-
私は、夫妻が持っていた招待券をコピーしてもらい、それで入場することができた‥。
何やら怪しい入場券だったが、日本とは違うのだから、細かいことは詮索しない‥。 -
このあたりは、有名なバラの谷に属しており、バラの花を見にいった。
花は朝早く摘まれてしまうので、あまり見かけなかったが、白馬が荷台で水を運んでいるのを見つけた。
日本ではあり得ないような、牧歌的で、のどかな風景を目にした。 -
こちらは、シプカという花。
白いコスモスのような雰囲気を持っていた。 -
シプカなどで4泊し、お世話になった夫妻に別れを告げた。
今日一日で、地図の中央にある?シプカからカザンラクまでバス、?カザンラクからプロヴディフまでバス、?プロヴディフからソフィアまで鉄道で行くことになる。
しかもこれからは単独行動となり、言葉にかなりの不安もあるので、今回の旅で最も苦難の一日になりそうな予感がしていた。 -
シプカからカザンラクまでバスに乗り、カザンラクでバスに乗り換えて、プロヴディフ市内に到着。
しかし、バスを降りた場所は、目的地ではなかった。
市内の手前でバスを降りてしまったのだった。
タクシーに乗り換えて、ようやく市内に着いた。
(写真は、プロヴディフのアレクサンダル・バテンベルグ通り) -
聖処女教会。
かなりの坂道に建てられたいた。旧市街地なので、石畳の道路が多い。 -
古代ローマ時代以前の古い石畳で、玉石を敷設しているので、ゴツゴツしていて歩きにくかった。
-
探してものが、ようやく見つけることができた!
紀元前4世紀に造られた要塞門(ヒサル・カピヤ)。
馬車の時代なのに、人と馬車が分かれている。 -
こちらも古い石畳で造られた道路。
クラシック調の車も趣があり、周囲とマッチしていた。
プロヴディフ市内の観光を終え、あとはソフィアまで鉄道に乗るだけとなった。 -
駅の窓口に切符を買いに行く。
ところが、切符を売ってくれない。
何か質問しているようだけど、当然理解できない。
英語も通じない。。。
困ったぁ!
そこに助け舟が現れた。
欧米系の若い人が、困っていることを見かねて、切符を買ってくれたのだった。
感謝!!
切符を買って列車に乗り込んだものの、不安になって乗客に聞いたら、ホーム反対側の列車だという。
乗る車両が分からず右往左往。
乗り込んだ列車が発車しそうになったので、意を決して、反対側の列車に乗り換えた。
乗り込んだのは一等車。ますます不安になってきた。
車両にブルガリアの親子がいて聞いたら、手持ちの切符でOKとのこと‥。 -
ソフィアに向かう車窓からの風景。
プロヴディフからソフィアまでは150キロくらいだが、駅での停車時間が長く、4時間ほどかかったが、長い一日は終わりを告げた。 -
ソフィア空港。
首都とはいっても人口800万人台の国なので、小さな空港だった。
初めての個人旅行は、一人になってから苦難の連続だったが、ソフィアから無事に飛び立つことができた。
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