初のヨーロッパ周遊旅行（回想）

1979/05/29 - 1979/06/09

今から丁度３０年前の昭和５４年に、初めての海外旅行ツアーの旅行記です。
行先は、アテネ、ローマ、ジュネーブ、パリ、ブリュッセルと盛り沢山のコースでした。

アルバムの写真からデジカメに撮り直したため、写りの状態は良くありませんが、懐かしい写真なので、画像として残すことにしました。

エリア ギリシャ

• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

往路はＪＡＬ、帰路はサベナ・ベルギー航空という変則ツアー。
マニラ、バンコク、ボンベイ、ドバイに途中経由する『南周り』ルート。
成田からアテネまで、２４時間かかった。

初めて訪れる外国の地はギリシャのアテネ。
古代遺跡が多い国なので、とても楽しみにしていた。

アテネの外れにあるアクロポリスの丘。

アクロポリスの丘にある、パルテノン神殿。
古代ローマ時代の紀元前５世紀に建てられた。
１５世紀オスマントルコの占領の際、建物が破壊されたとのこと。

アクロポリスのパルテノン神殿にて。

アクロポリスの丘からアテネ市内を望む。

アクロポリスの丘から見下ろすヘロデス・アティコス音楽堂。
紀元２世紀に建てられたもので、現在は修復されて、野外コンサートなどに使用されている。

アテネの東北部にある尖った山、リカベスト山頂から市内を望む。
（ケーブルカーで昇るようですが、どうやって昇ったか記憶がありません‥）

アテネ市内の観光用に乗ったバス。
（３０年以上のバスとは思えないほど、デザインが現代的だと思います‥。）

アテネのピレウス港から、一日だけのエーゲ海クルーズに出発。
クルーズ港のため豪華客船も寄港するとか。

アテネのピレウス港から一番近いエギナ島。
面積は８７平方キロあり、結構大きな島だ。
ギリシャの中で最も美しいと言われる神殿がある。

エギナ島のアフェア神殿。
紀元前５世紀に建てられた。

パルテノン神殿同様、屋根部が無くなっているのは残念。

エーゲ海で二つ目に寄る島、イドラ島が見えてきた。

イドラ島は６４平方キロというから、こちらも結構大きな島。
ギリシャ特有の白壁の建物も見える。

イドラ島。
斜面に段々になった家並みが特徴的だ。

イドラ島のビーチ。
エメラルドグリーンが鮮やかだった。

ローマのポポロ広場。
アテネからオリンピア航空に乗りローマに着いた。
ここで、青年海外協力隊でモロッコに派遣されている友人と合流した。

ローマの路面電車。
この車両もレトロ感が漂っている。

スペイン階段。
現在は、観光客で溢れている階段だが、当時はそれほど多くなかった。

スペイン階段から広場を見下ろす。
前方の建物群には、バックなどの有名ブランドの店舗が立ち並んでいる。
広場の人出も少ない。

トレビの泉。
泉を背にしてコインを投げると、また来れるとか‥。
（普通の建物の側面に、泉が造られている）

紀元７２年に着工したコロッセオ。
野球場くらいの大きさで５万人が収容できた。

ローマ市内にあるバチカン市国のサンピエトロ寺院。
１６世紀に完成した。

ローマからナポリ・ポンペイの遺跡へ、日帰りで行くために友人と電車に乗った。

道を聞いたついでに、チェリーを買った。
安くて量が多く、美味しかった。

ナポリ市内。

ナポリ市内。

紀元７９年にべスビオ火山の爆発により、埋没したポンペイの遺跡。
この時代に、歩道と車道が分離されているのは驚きだった。
（車道の真ん中にある石は交差点で、歩行者が
渡る役割を果たしている）

下水も水洗化されており、石製の桝もあった。

ポンペイの遺跡。
建物の壁は残されているが、屋根が残っているのはほとんど見かけなかった。
まだ、遺跡は発掘途中だ。

ローマからスイスへは鉄道を利用。
ジュネーブから日帰りでシャモニーに向かう。

シャモニーの町。
スイス特有の雰囲気が漂っている。
後背にある中央の山頂が、これから昇るエキューディ・ミディ。

ケーブルカーに乗って、富士山より高いエキューディ・ミディに向かう。

エキューディ・ミディは標高３８４２ｍで積雪があり、平地より２０°以上気温が低いので寒かった。

可愛い山小屋があり、ここでアルプスの少女ハイジが遊びまわったような気がした。

スイスとフランの国境。
簡単なパスポート検査があった。
現在は国境の検問は無くなってしまったので、懐かしい施設となった。

憧れのパリに到着。
賑わいを感じる都市だ。

パリで行ってみたかったヴェルサイユ宮殿。
パリから西南２０ｋｍほどの位置にある。
電車に乗り、駅から宮殿の入り口までは徒歩で２０分くらい。

１６６２年、ルイ１４世が宮廷として建設した。
マリー・アントワネットも王妃としてこの宮殿で過ごした。
門から宮廷までは石畳みだが、デコボコが多く歩きにくかった。

宮殿内は壁画や天井画が多く描かれており、思わず見入ってしまう。

庭園はものすごく広く、宮殿から２ｋｍくらい先まで続いている。

庭園はまだまだ、先の方まで続いている。

パリ市内にあるルーブル美術館。
１２世紀後半に城塞として建てられた。
こちらも建物としてはとても大きく、東西約１０００ｍの長さがある。

ルーブル美術館内。
美術品、彫刻約３０万点を所蔵している。
そのうち約３万点を公開している。

コンコルド広場。
１７７５年にルイ１５世の時代に完成。
フランス革命後はギロチンが設置され、マリー・アントワネットはここで処刑された。

セーヌ川。
水は茶色に濁っており、綺麗とは言い難い。
川に近い建築物はノートルダム寺院。

パリから成田に向かう途中、乗り換えに時間があるので、ブリュッセル市内を見学することになった。

ブリュッセル市内はゴシック調の建築物が多い。

ブリュッセルは小さな街だが、小便小僧の彫刻も小さかった。

６月になっていたが、北極海には氷山が沢山見られた。
季節的に白夜の時期なので、日が暮れることはなかった。