旅記録海外編2009　エジプト〔17−赤のピラミッド編〕

2009/02/11 - 2009/02/11

【憧れのエジプトへ！ツアーに参加して遺跡巡りとナイルクルーズの旅】
久し振りの海外旅行は、長年の思いが叶って実現の運びとなったエジプトへの旅。
旅の６日目、今日の観光は当初の予定から順序を入れ替えて、カイロ市内から遠い順に遺跡を観光することになる。

【メンバー】
一人でツアーに申し込み、ツアーメンバー計５名。

【スケジュール】
2/ 6　京橋−＜ＪＲ大阪環状線及び空港線・特急はるか＞−関西空港
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320677/）
　　　　関西空港−＜エジプト航空＞−ルクソール
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320950/）
　　　　《ルクソール宿泊》
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320957/）
2/ 7　ホテル−王家の谷
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320966/）
　　　　−ハトシェプスト女王葬祭殿−センネジェムの墓−メムノンの巨像
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320973/）
　　　　《クルーズ船乗船・船中泊》
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320976/）
2/ 8　クルーズ船−ルクソール神殿
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320985/）
　　　　−カルナック神殿
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320987/）
　　　　−ルクソール出航−エスナの水門通過
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320991/）
　　　　−エドフ停泊・船中泊《ガラベイヤパーティ》
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320996/）
2/ 9　クルーズ船−ホルス神殿
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10320998/）
　　　　−エドフ出航−コムオンボ神殿
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321003/）
　　　　−コムオンボ出航−アスワン停泊・船中泊《ベリーダンス》
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321004/）
2/10　《クルーズ船下船》−切りかけのオベリスク−アスワンハイダム−アスワン空港
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321008/）
　　　　−＜エジプト航空＞−アブシンベル空港−アブシンベル神殿
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321012/）
　　　　−アブシンベル−＜エジプト航空＞−カイロ《カイロ宿泊》
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321017/）
2/11　ホテル−ダハシュール・赤のピラミッド
　　　　（以上の旅行記⇒本編）
　　　　−メンフィス遺跡
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321021/）
　　　　−サッカラ・ジュセル王のピラミッド
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321023/）
　　　　−ギザ・ピラミッドとスフィンクス観光及びショッピング
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321025/）
　　　　−カイロ市内エジプト料理店−ホテル《カイロ宿泊》
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321029/）
2/12　ホテル−エジプト考古学博物館−シタデル・ムハンマドアリモスク
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321033/）
　　　　−ハンハリーリ散策−カイロ空港−＜エジプト航空＞−
2/13　−関西空港
　　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10321035/）

【表紙の写真】
ダハシュールにあるスネフル王の北のピラミッド（通称「赤のピラミッド」）。

エリア ダフシュール(エジプト)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 日本旅行

■7:00　ホテルを出発
カイロでは私たち一行と同じホテルに泊まるのではなく自宅に帰るガイド・Ｆ君は、昨夜の解散が遅かった上に今朝も早くからホテルへ向かって来たためにまだ眠そうな顔をしている。
早朝からの行動に慣れた一行は、ホテル出発時はまぁ普通のテンションだが、遺跡に着いた途端に“爆発”したように行動するのは目に見えている(笑)。
ロビーで集合し、昨夜到着時に利用した地下の出口へ。

■ホテルを見上げる
車に乗る前にホテルを見上げてみた。
こちら側に私の部屋もある。
１１階と言ったら中程になるのかしらね。

■カイロ市内を走る?
ホテルを出発して間もなく見えたテレビ塔。

■カイロ市内を走る?
しばらくすると、午後に行く予定のギザのピラミッドが車窓からも見えた。
後で行くからね〜♪

■ダハシュールへ
本日最初の訪問地は、カイロから南へ約１時間のダハシュール。
当初は午前中にギザを観光する予定だったが、一行がガイド・Ｆ君に伝えた“探したい土産物”の立ち寄りの都合や時間を考えて順序が入れ替えとなったようだ。
かなり郊外まで走ってから、珍しく踏み切りに出会う。
近くに駅でもあるかのように、列車がスピードを落としながら通過する。

■街角
幹線道路から集落を通り抜ける道に入ると、途端に道行く人の姿が増えて、道端も賑やかになる。
車道にはみ出してまで並べられる商品。
オレンジが良い色してること。

■8:10　ダハシュール到着?
集落を抜けて前方が開けたところで「赤のピラミッド」が見えてきた。

■ダハシュール到着?
横に遮るものがなくなると、少し離れたところに「屈折ピラミッド」も。
わぁーい、ピラミッド三昧だ〜♪

■赤のピラミッド?
車窓から見えているのはピラミッドの東側。
このままピラミッドの北側を通って・・・。

■赤のピラミッド?
西側に回り込んだところで一旦車を降りる。
青空に映える美しい四角錐。
ギザにあるクフ王のピラミッドより４０ｍほど低いが、傾斜も緩いので、優しい印象のあるピラミッド。

■入場
エリアの入口で払うダハシュールの入場料金は30LE（2009年2月のレートで約600円）。

■屈折ピラミッド?
光の加減でシルエットだけが見える「屈折ピラミッド」。
「赤のピラミッド」も「屈折ピラミッド」もクフ王の父・スネフル王が造ったそうで。
「屈折ピラミッド」を造っていて、「いけね、傾斜角間違えた(汗)」で急に傾斜角が変わり、「うーん、このままじゃ納得いかない」で「赤のピラミッド」できれいな形のピラミッドを造る、そしてクフ王は「オヤジに負けてなるものか！」とギザに更に大きなピラミッドを造った、と勝手に推測しているのだけれど(笑)。
もしもこれが当たりなら、何と負けん気の強い父子だこと(爆)。

■屈折ピラミッド?
「・・・で、あっちのピラミッドも見に行くんでしょ？」の問いに、ガイド・Ｆ君答えて曰く。
「砂漠の中を走ることになるから、大型のバスでないと走れない、僕たちの車じゃムリ」だそう。
なるほど、砂の丘にいっぱいタイヤの跡が残ってるな。

■黒いピラミッド
「屈折ピラミッド」よりも更に遠くに見えるのは「黒いピラミッド」。
ギザのピラミッドより後の時代に造られたそうだが、かなり崩れてしまってピラミッドっぽくない。

■縦フレームでは・・・
少し「赤のピラミッド」に近付いて、天辺まで入れようと縦に構えたら横が無理。
やっぱりピラミッドって、少し離れた所から見るのが良いみたい。

■北側へ
周囲を眺めて車に乗ると、ピラミッドの西側から北側に回った所でまた停車。
「ピラミッドの中、入って見て来て下さい」とガイド・Ｆ君。
ええーっ、入って良いの？
予定には書いてなかったけれど、良いの？良いの？良いの？
やったー！！

■ピラミッドに登る?
・・・と喜んだまでは良いものの、中に入るためにはあの入口まで登らなければならない。
折角だもの、行きますわよっ！

■ピラミッドに登る?
下の方は整備された階段で、段差も低い。

■ピラミッドに登る?
それが、入口に近付くほど、ピラミッドを構成する大きな石をそのまま階段に見立てているので、段差もかなり。
おまけに、木で造られた手摺りは結構ぐらぐら(汗)。

■ピラミッドに登る?
下を眺めると、私たちの車以外には警察官の姿ぐらい。
あ、いけね、下見ちゃマズイ、高所恐怖症が顔出しちゃった(滝汗)。

■ピラミッドに登る?
下はマズイが、遠くなら平気(笑)。
ガイドブックの地図によると、あの小山は「センウセルト３世のピラミッド」かしらね？

■入口
下から見ていたよりも実際にはかなり狭い入口。
険しそうだけど、折角のチャンスだししっかり見て来よう。
遺跡守りのおじさんがいるってことは、カメラはＮＧかな？と思ったら、中も写真を撮って良いと。
ホント？ホント？ホント？
やったー！！

■通路?
入口から斜め下に向かう通路は、滑り止めが設けられている。
天井が低いので、腰を曲げたままひたすら進むことになる。
おまけに幅もあまり広くはなく、やっとのことで行き違えるほど。

■通路?
「疲れた〜」と通路の途中で座り込むメンバーさん。
背の低い私でも、身体を折り曲げたままの進行はかなりきつい。

■第１の部屋?
恐らく地面の高さ位までは下りたであろう長い通路の先が急に開けた。
年末年始のテレビ特番でも見た、部屋のような空間。
メンバーさんは皆あのテレビを見ていて、「これ、石を少しずつずらして組んであるのよねー」と、映像で見たものの実物に対面して疲れを忘れる。
・・・いや、忘れてはないか(笑)。

■第１の部屋?
天井はかなり高い。
今から約4500年も前に、これほど計算し尽くされた大規模なものを幾つも造っていたなんて、古代エジプト王朝の力ってどんだけ〜？
さぁ、奥に見える通路を通ってどんどん奥へ進みましょう。

■第２の部屋?
短い通路の先に、第１の部屋とまったく同じ構造の部屋のような空間。
その奥には、木で造った階段が。
登るしかありませんな。

■第２の部屋?
階段を登るにつれ、尖がった形の天井がどんどん近付いて（当たり前でしたね　笑）。

■通路の先に
階段を登り切ると、第１・第２の部屋を繋ぐ通路より少し長めの通路がある。
ここは身体を曲げなくても楽に通れる高さ。
その先には・・・。

■第３の部屋
もう一つ、同じ構造の部屋のような空間が。
更にその奥に柵が設けられていて・・・。

■玄室？
柵の向こうには崩れた空間がある。
棺を安置する玄室では？という説をどこかで見たような。
何かと謎が多いピラミッド、これもその謎の一つということで。

■戻り道?
行き止まりでは戻るしかない。
第３の部屋から階段を下りるが、最初の通路で“屈折”のまま進行したのが早くも堪え始めている。

■戻り道?
最後の難関は、最初に通った長い通路、しかも上り坂(笑)。
途中に設置されたライトが眩しくて、見えるはずの出口が見えない。
ここからワープできるはずもなく、とにかく進みましょ。。。

■ピラミッドを出る
出て来ました・・・。
息が切れてゼイゼイいってます、目もかすみます・・・。
身体を曲げて通路を往復したから、腰痛いです・・・。
足の筋肉は、日頃の運動不足が祟って既に大笑いしてます・・・。
下を見たら、怖くて余計に足が固まってます・・・。
でも、まだ本日の１ヶ所目、下に下りなきゃ次へ行けません・・・。
エーン、誰か助けてーーー！！！

この旅行記へのコメント （2）

• nonmamさん 2009/05/25 14:20:42

  ピラミッドだぁ

  この日、ピラミッドを３つ？も見るから早朝出発だったんだぁ。
  
  ■カイロ市内を走る?
  
  テレビ塔の前の建物が、気になります。周りの景色（想像）とあわせるとハウルの動く城みたい。
  
  
  ■屈折ピラミッド?
  「屈折ピラミッド」を造っていて、「いけね、傾斜角間違えた(汗)」
  
  ホントかと思った(*^ｍ^)o==3
  
  ピラミッドの中って寒いのかなぁ、めちゃくちゃ暑いのかなぁ。
  以前栃木県の大谷の石切場に言ったことがあるけれど、夏なのに寒くて震え上がった記憶があります。
  
  Poppyさんやツアーの方々を写真で見る限りでは、あまり暑そうではないみたいだけれど。

  Poppyさん からの返信 2009/05/25 18:44:52

  RE: まずは１つ目♪

  すべてカイロ周辺とは言え、移動と買い物の時間を考えると、
  こんな時間になっちゃうみたいですね。
  ダハシュール・メンフィス・サッカラは、カイロ市内から同じ方向へ行けば良くて、
  それぞれの遺跡間もあまり距離は離れてないんです。
  でも、ギザだけは別の方向だったし、夕食がホテルとは別のレストランだったので、
  前夜のように遅くはなれない、というのもあったでしょう。
  それに、一行がそろそろ買い物のラストスパート狙ってたので(*^^*ゞ、
  ガイド・Ｆ君が「この人たちの買い物は長くかかる・・・」と読んだんじゃ？ww
  
  > テレビ塔の前の建物が、気になります。周りの景色（想像）とあわせるとハウルの動く城みたい。
  
  地元のアパートじゃないかな？
  ホテルからあまり離れてない地域ですけど、
  ドバイみたいなスラ〜ッとスマートな建物はまず見かけないです。
  ちょっとデコボコしたこんな建物、香港のアパートにもありませんでしたっけ？
  
  > ■屈折ピラミッド?
  > 「屈折ピラミッド」を造っていて、「いけね、傾斜角間違えた(汗)」
  
  でも、途中で傾斜角を変えたのはホントらすぃーんですよ。
  「いけね」はなかったとは思いますが(⌒▽⌒)アハハ!
  
  ピラミッドの中、この「赤のピラミッド」は思っていたよりムッとはしませんでした。
  よく、中はほこりっぽいだとか、マスクしといた方がいいとか、
  変なニオイがするとか、そんな感想を見たり聞いたりしていたのですが、
  外界もそんなに暑い時期じゃなかったせいか、中の温度もあまり・・・でした。
  湿気は少々高め、温度は外界よりはちょっぴりヒンヤリってとこかな？
  その代わり、かなりの角度の斜め下に延びる通路を往復したら、
  「痩せたぜ♪」と実感しそうな汗かきます。
  往路は羽織ったままだった長袖を、復路では脱いで上がってきましたもん。
  で・す・が！
  後で訪れるギザのピラミッドは、空気が重かったんですよ。
  やっぱり、ギザより小規模だったせいかもしれませんね。
  
  Poppy