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久々の劇場シリーズです。<br />新国立劇場の写真で過去にすでに1つ旅行記を作成していますが、今回はクリスマス特集です。<br />クリスマス・ツリーと電光のトナカイがあちこちにあるというだけの、比較的シンプルなクリスマス・デコレーションでしたが、今回は観客に子供もたくさんいたせいもあり、いつもはどこかとりすました大人の劇場が、子供も喜びそうな、夢のある空間に変身していました。<br /><br />クリスマスの特別演出で、そうでなくてもカメラを構える観客がたくさんいたので、私も気恥ずかしい思いをせずにじゃんじゃん写真を撮ることができました。<br />いつもならちょっと遠慮してしまう(ホントか?)ショップの品物も、品定めする人の間をぬってパチリパチリ@<br />写真はブログの日記用に数枚撮れればよいと思っていたのですが、ついつい夢中になってしまい、たくさん貯まりました。<br /><br />観劇の前や休憩時間にささっと撮ったし、なにぶん劇場のロビーなので明るさが十分とはいえず、お見苦しい写真もあるのはご容赦くださいませ。<br />えっ、このいい訳こそが見苦しいですか(苦笑)。<br />クリスマス・デコレーションはしているだろうと思いましたが、まさかあんなにそそる被写体があるとは思わなかったので、三脚なんぞ持って行きませんでしたから。<br />コンデジは常に携帯することにしていますけどね。<br />写真を撮ったときの勢いを優先させたということで、ご容赦くださいませ。<br /><br />新国立劇場の公式サイト<br />http://www.nntt.jac.go.jp/<br /><br />※今までアップした国内の劇場シリーズ<br /><br />東京宝塚劇場(有楽町)<br />「手にしたばかりのオモチャに夢中:デジカメ持って宝塚劇場へ(その1)」(2006年3月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10059201/<br />「手にしたばかりのオモチャに夢中:デジカメ持って宝塚劇場へ(その2)」(2006年4月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10062015/<br />宝塚劇場の公式サイト<br />http://kageki.hankyu.co.jp/<br /><br />東京文化会館(上野)<br />「何十回と訪れて、初めてまともに歩いた上野公園その3:もろもろ&最近の上野での過ごし方」(2006年5月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10065823/<br />東京文化会館の公式サイト<br />http://www.t-bunka.jp/<br /><br />新国立劇場(初台)<br />「今宵は初台の新国立劇場へ」(2007年3月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10130385/<br />新国立劇場の公式サイト<br />http://www.nntt.jac.go.jp/<br /><br />新橋演舞場(東銀座)<br />「今宵は東銀座の新橋演舞場へ」(2007年3月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10131883/<br />新橋演舞場の公式サイト<br />http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/<br /><br />国立劇場(半蔵門)<br />「国立劇場で文楽を見たよ@」(2007年5月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10150477/<br />国立劇場の公式サイト<br />http://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu/index.html<br /><br />帝国劇場(有楽町)<br />「帝国劇場でミュージカルを見よう」(2007年12月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10206152/<br />帝国劇場のお知らせサイト<br />http://www.tohostage.com/teigeki/index.html<br />劇場を直営している東宝の演劇サイト<br />http://www.tohostage.com/index.html<br /><br />東京国際フォーラム(有楽町)<br />「国際フォーラムでもバレエを見るよ」(2007年12月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10206978/<br />東京国際フォーラム公式サイト<br />http://www.t-i-forum.co.jp/general/index.php<br /><br />東京芸術劇場(池袋)<br />「池袋の東京芸術劇場、ミュージカル観劇の日は雪でした」(2008年1月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10216358/<br />※東京芸術劇場公式サイト<br />http://www.geigeki.jp/<br /><br />劇団四季劇場(浜松)<br />「劇団四季・自由劇場ときれいになった浜松町駅界隈」(2008年3月)<br />劇団四季公式サイト<br />http://www.shiki.gr.jp/index.html<br />春・夏劇場(東京・浜松町)<br />http://www.shiki.gr.jp/theatres/shiki/index.html<br />自由劇場(東京・浜松町)<br />http://www.shiki.gr.jp/theatres/jiyu/index.html

クリスマス色の新国立劇場でバレエ「シンデレラ」を鑑賞

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2008/12/22 - 2008/12/22

1753位(同エリア2774件中)

7

32

まみ

まみさん

久々の劇場シリーズです。
新国立劇場の写真で過去にすでに1つ旅行記を作成していますが、今回はクリスマス特集です。
クリスマス・ツリーと電光のトナカイがあちこちにあるというだけの、比較的シンプルなクリスマス・デコレーションでしたが、今回は観客に子供もたくさんいたせいもあり、いつもはどこかとりすました大人の劇場が、子供も喜びそうな、夢のある空間に変身していました。

クリスマスの特別演出で、そうでなくてもカメラを構える観客がたくさんいたので、私も気恥ずかしい思いをせずにじゃんじゃん写真を撮ることができました。
いつもならちょっと遠慮してしまう(ホントか?)ショップの品物も、品定めする人の間をぬってパチリパチリ@
写真はブログの日記用に数枚撮れればよいと思っていたのですが、ついつい夢中になってしまい、たくさん貯まりました。

観劇の前や休憩時間にささっと撮ったし、なにぶん劇場のロビーなので明るさが十分とはいえず、お見苦しい写真もあるのはご容赦くださいませ。
えっ、このいい訳こそが見苦しいですか(苦笑)。
クリスマス・デコレーションはしているだろうと思いましたが、まさかあんなにそそる被写体があるとは思わなかったので、三脚なんぞ持って行きませんでしたから。
コンデジは常に携帯することにしていますけどね。
写真を撮ったときの勢いを優先させたということで、ご容赦くださいませ。

新国立劇場の公式サイト
http://www.nntt.jac.go.jp/

※今までアップした国内の劇場シリーズ

東京宝塚劇場(有楽町)
「手にしたばかりのオモチャに夢中:デジカメ持って宝塚劇場へ(その1)」(2006年3月)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10059201/
「手にしたばかりのオモチャに夢中:デジカメ持って宝塚劇場へ(その2)」(2006年4月)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10062015/
宝塚劇場の公式サイト
http://kageki.hankyu.co.jp/

東京文化会館(上野)
「何十回と訪れて、初めてまともに歩いた上野公園その3:もろもろ&最近の上野での過ごし方」(2006年5月)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10065823/
東京文化会館の公式サイト
http://www.t-bunka.jp/

新国立劇場(初台)
「今宵は初台の新国立劇場へ」(2007年3月)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10130385/
新国立劇場の公式サイト
http://www.nntt.jac.go.jp/

新橋演舞場(東銀座)
「今宵は東銀座の新橋演舞場へ」(2007年3月)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10131883/
新橋演舞場の公式サイト
http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/

国立劇場(半蔵門)
「国立劇場で文楽を見たよ@」(2007年5月)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10150477/
国立劇場の公式サイト
http://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu/index.html

帝国劇場(有楽町)
「帝国劇場でミュージカルを見よう」(2007年12月)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10206152/
帝国劇場のお知らせサイト
http://www.tohostage.com/teigeki/index.html
劇場を直営している東宝の演劇サイト
http://www.tohostage.com/index.html

東京国際フォーラム(有楽町)
「国際フォーラムでもバレエを見るよ」(2007年12月)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10206978/
東京国際フォーラム公式サイト
http://www.t-i-forum.co.jp/general/index.php

東京芸術劇場(池袋)
「池袋の東京芸術劇場、ミュージカル観劇の日は雪でした」(2008年1月)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10216358/
※東京芸術劇場公式サイト
http://www.geigeki.jp/

劇団四季劇場(浜松)
「劇団四季・自由劇場ときれいになった浜松町駅界隈」(2008年3月)
劇団四季公式サイト
http://www.shiki.gr.jp/index.html
春・夏劇場(東京・浜松町)
http://www.shiki.gr.jp/theatres/shiki/index.html
自由劇場(東京・浜松町)
http://www.shiki.gr.jp/theatres/jiyu/index.html

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  • 入ってすぐ正面の大ツリー<br /><br />まっすぐ進むと中劇場で、左手に進むとオペラ劇場(大劇場)へと続きます。<br />今日はそのどちらの会場でも公演があるようです。<br />私はバレエ公演のあるオペラ劇場の方に用があるのですが、正面のあのトナカイが気になります。<br />

    入ってすぐ正面の大ツリー

    まっすぐ進むと中劇場で、左手に進むとオペラ劇場(大劇場)へと続きます。
    今日はそのどちらの会場でも公演があるようです。
    私はバレエ公演のあるオペラ劇場の方に用があるのですが、正面のあのトナカイが気になります。

  • 中劇場前の階段から正面玄関を見下ろして<br /><br />時間は18時半。<br />人々が次々とやってきます。<br />うーん、ちょいとピントが甘い写真になってしまいました。<br />

    中劇場前の階段から正面玄関を見下ろして

    時間は18時半。
    人々が次々とやってきます。
    うーん、ちょいとピントが甘い写真になってしまいました。

  • 渡り通路のトナカイさんたち<br /><br />中劇場のクローク脇の階段から接近@<br />左手のトナカイさんだけ、頭が動いていました。<br />こっち向くと、お耳がラブリー@<br />

    渡り通路のトナカイさんたち

    中劇場のクローク脇の階段から接近@
    左手のトナカイさんだけ、頭が動いていました。
    こっち向くと、お耳がラブリー@

  • 渡り通路のもう1対のトナカイさんたち<br /><br />ガラスの映りこみも狙って。<br />反対側のトナカイさんたちが、まるで宙に浮いているようです。<br />

    渡り通路のもう1対のトナカイさんたち

    ガラスの映りこみも狙って。
    反対側のトナカイさんたちが、まるで宙に浮いているようです。

  • 渡り通路のクリスマス・ツリーとトナカイさんたち<br /><br />あちこちにあった小型ツリーは、このように赤いリボンでデコレーションされているものが多かったです。<br />

    渡り通路のクリスマス・ツリーとトナカイさんたち

    あちこちにあった小型ツリーは、このように赤いリボンでデコレーションされているものが多かったです。

  • 鏡に映る姿を眺めるトナカイさん

    鏡に映る姿を眺めるトナカイさん

  • オペラ劇場をうろうろしていたサンタさん<br /><br />何度撮ってもピントが甘い写真ばかりなったので、このポーズで待たせてしまいました@<br />

    オペラ劇場をうろうろしていたサンタさん

    何度撮ってもピントが甘い写真ばかりなったので、このポーズで待たせてしまいました@

  • オペラ劇場の光る水玉クリスマス・ツリー

    オペラ劇場の光る水玉クリスマス・ツリー

  • お菓子の星のよう

    お菓子の星のよう

  • オペラ劇場のロビーで見かけた、翼のある子馬

    オペラ劇場のロビーで見かけた、翼のある子馬

  • プレゼントの前のトナカイさん

    プレゼントの前のトナカイさん

  • メーキャップとネイルアートの無料サービスコーナー<br /><br />もちろんクリスマス限定です。<br />混んでたので、子供優先@<br />

    メーキャップとネイルアートの無料サービスコーナー

    もちろんクリスマス限定です。
    混んでたので、子供優先@

  • ネイルアートをしてもらっているところ<br /><br />大人気でした@<br />奥に、さっき撮った翼のある子馬が見えます。<br />

    ネイルアートをしてもらっているところ

    大人気でした@
    奥に、さっき撮った翼のある子馬が見えます。

  • 「きれいにしてもらえた?」<br />「うん」<br /><br />トナカイの格好をした人もうろうろしていました@<br />

    「きれいにしてもらえた?」
    「うん」

    トナカイの格好をした人もうろうろしていました@

  • 赤いお鼻のトナカイさん<br /><br />鼻の明かりは点滅していたので、明かりがついている瞬間をねらうのは難しかったです。<br />

    赤いお鼻のトナカイさん

    鼻の明かりは点滅していたので、明かりがついている瞬間をねらうのは難しかったです。

  • ガラスの靴を持った従者<br /><br />本日のバレエ公演は「シンデレラ」ですからねぇ。<br />クリスマスだからこその特別演出@<br />この衣装的から、モーツアルトの時代を連想してしまいます。<br />モーツアルトは18世紀の人で、「シンデレラ」の作者のシャルル・ペローは17世紀の人なので、ちょっと時代がずれますけど@<br />むしろペローはヘンデルと同時代ですね。<br />

    ガラスの靴を持った従者

    本日のバレエ公演は「シンデレラ」ですからねぇ。
    クリスマスだからこその特別演出@
    この衣装的から、モーツアルトの時代を連想してしまいます。
    モーツアルトは18世紀の人で、「シンデレラ」の作者のシャルル・ペローは17世紀の人なので、ちょっと時代がずれますけど@
    むしろペローはヘンデルと同時代ですね。

  • 美しく飾られたガラスの靴<br /><br />これを子供たちに履かせてみたりしていました@<br />サイズはいくつかしら。<br />足のサイズ24.5cmある私はきっと履けませんね。<br />

    美しく飾られたガラスの靴

    これを子供たちに履かせてみたりしていました@
    サイズはいくつかしら。
    足のサイズ24.5cmある私はきっと履けませんね。

  • ボロ服のシンデレラの衣装<br /><br />バレエの衣装がロビーに飾られていることはよくありますが、今回は背景がクリスマス・ツリーです@<br />灰色のボロ服ですが、スカートはドレープがたっぷりあり、くるくる回転するとパーッと広がったりして、なかなか可憐でした。<br />この姿で、箒を相手役に見立てて一人ダンスするシーンは、特にステキでした。<br />

    ボロ服のシンデレラの衣装

    バレエの衣装がロビーに飾られていることはよくありますが、今回は背景がクリスマス・ツリーです@
    灰色のボロ服ですが、スカートはドレープがたっぷりあり、くるくる回転するとパーッと広がったりして、なかなか可憐でした。
    この姿で、箒を相手役に見立てて一人ダンスするシーンは、特にステキでした。

  • 魔法使いの妖精の衣装<br /><br />バレエ「シンデレラ」の魔法使いは、おばあさんのままのバージョンはほとんどないです。<br />たいてい妖精のように美しく着飾り、魔法シーンでは仲間の妖精たちと一緒に、夢のような踊りを見せてくれます。<br />黒いマントをかぶった腰の曲がったおばあさんから、見事に転身するバージョンもあります。<br />ただ、今回の新国立劇場版の「シンデレラ」(振付:フレデリック・アシュトン)では、確かに魔法使いの妖精は最初に黒マントで登場しましたが、マントを脱いだのは舞台の奥の方だったので、あまり目立ちませんでした。<br />

    魔法使いの妖精の衣装

    バレエ「シンデレラ」の魔法使いは、おばあさんのままのバージョンはほとんどないです。
    たいてい妖精のように美しく着飾り、魔法シーンでは仲間の妖精たちと一緒に、夢のような踊りを見せてくれます。
    黒いマントをかぶった腰の曲がったおばあさんから、見事に転身するバージョンもあります。
    ただ、今回の新国立劇場版の「シンデレラ」(振付:フレデリック・アシュトン)では、確かに魔法使いの妖精は最初に黒マントで登場しましたが、マントを脱いだのは舞台の奥の方だったので、あまり目立ちませんでした。

  • たぶんシンデレラの衣装<br /><br />でもこれは今回の公演では使われませんでした。<br />新国立劇場版の「シンデレラ」では、ドレスアップしたシンデレラの衣装は、スパンコールで全身キラキラのチュチュです。<br />舞踏会のシーンでは、タテ襟のついた、まるで花嫁のような長いレースを2人のおつきの子供に持ってもらいながら登場しました。<br />

    たぶんシンデレラの衣装

    でもこれは今回の公演では使われませんでした。
    新国立劇場版の「シンデレラ」では、ドレスアップしたシンデレラの衣装は、スパンコールで全身キラキラのチュチュです。
    舞踏会のシーンでは、タテ襟のついた、まるで花嫁のような長いレースを2人のおつきの子供に持ってもらいながら登場しました。

  • いじわる姉さんの衣装<br /><br />今回はこの衣装ではありませんでしたが、別の公演で見たときはこういう衣装でした。<br />いじわる姉さんたちは、バレエ「シンデレラ」の中では常にコミカルで場面を盛り上げる役割を果たします。<br />新国立劇場のアシュトン版では、姉2人とも男性が演じました。<br />ピノキオみたいにとんがった鼻で、上の姉は髪の毛がものすごく薄かったです。あれも演出でしょう。<br />舞踏会では2人ともお洒落カツラをつけていましたけどね。<br />男性だから体格がとても良いので、姉たちがシンデレラを突き飛ばすときは、シンデレラが吹っ飛びそうに見えました。<br />踊りもわざとコミカルに、いかにもへたくそっぽく踊るのですが、もちろん音楽にきちんと合っていて、踊りとしてはちゃんと見応えあります。<br />そんな風にわざとへたくそに踊るのは難しかろうと思います。<br />

    いじわる姉さんの衣装

    今回はこの衣装ではありませんでしたが、別の公演で見たときはこういう衣装でした。
    いじわる姉さんたちは、バレエ「シンデレラ」の中では常にコミカルで場面を盛り上げる役割を果たします。
    新国立劇場のアシュトン版では、姉2人とも男性が演じました。
    ピノキオみたいにとんがった鼻で、上の姉は髪の毛がものすごく薄かったです。あれも演出でしょう。
    舞踏会では2人ともお洒落カツラをつけていましたけどね。
    男性だから体格がとても良いので、姉たちがシンデレラを突き飛ばすときは、シンデレラが吹っ飛びそうに見えました。
    踊りもわざとコミカルに、いかにもへたくそっぽく踊るのですが、もちろん音楽にきちんと合っていて、踊りとしてはちゃんと見応えあります。
    そんな風にわざとへたくそに踊るのは難しかろうと思います。

  • ドリンク売り場の……たぶんワイン?

    ドリンク売り場の……たぶんワイン?

  • プログラム売り場を後ろから@

    プログラム売り場を後ろから@

  • 今度はギフトショップ探検@<br />バレエのオルゴールを中心に<br /><br />いつもステキな、写真に撮りたくなるような品物が並んでいるんです。<br />ふだんはあまりパチパチやるのは気がひけるのですが(ホントか?)、今回は写真を撮ってる人がたくさんいるので、そののりでおじゃましました@<br />

    今度はギフトショップ探検@
    バレエのオルゴールを中心に

    いつもステキな、写真に撮りたくなるような品物が並んでいるんです。
    ふだんはあまりパチパチやるのは気がひけるのですが(ホントか?)、今回は写真を撮ってる人がたくさんいるので、そののりでおじゃましました@

  • バレリーナのビーズストラップとテディベアとツリー

    バレリーナのビーズストラップとテディベアとツリー

  • バレエシューズやバレリーナのボックスと、クラシカル乙女チックな写真立ての一部

    バレエシューズやバレリーナのボックスと、クラシカル乙女チックな写真立ての一部

  • トルソーアクセサリー掛けと、鍵盤模様のリボンのついたトートバック

    トルソーアクセサリー掛けと、鍵盤模様のリボンのついたトートバック

  • わざわざ2階から撮ってみました@<br /><br />2階のロビーから見下ろすアングルも、ツリーがあろうがなかろうがなかなか良いことは知っていましたから。<br />ちなみに今回の私の座席は、12列目のど真ん中という、ものすごい特等席です。<br />というのも、2008/2009年シリーズのバレエ公演は、思い切ってセットチケットを購入したため、優先席が用意されていたのです、ムフフ。<br />端の席や2階や3階席以上になると見づらい席もあって、そういう点では評判がいまひとつのこの劇場ですが、特等席はさすがに特等席!<br />どの劇場でも、10列目より後ろから20列目くらいまでの真ん中が一番舞台がよく見える席なのです。<br />実際、舞台の端から端までをど真ん中からくまなく見ることができ、私の視界を遮るものは一切なし!<br />先月の今シーズン開幕時に初めてこの特等席に座ったときには、まるで私が舞台を支配しているかのような、えらそーな気分になったものです。<br /><br /><2008/2009年シリーズ・バレエのセットチケット「ソワレ」(平日夜)の公演一覧><br />11/19水 ビントレー振付「アラジン」(新作・日本初演)<br />12/22月 アシュトン振付「シンデレラ」<br />02/12木 プティパ振付/牧阿佐美改訂・演出「ライモンダ」<br />03/27金 「Ballet the Chic」<br />(バランシンの『セレナーデ』/サープの『プッシュ・カムズ・トゥ・ショヴ』(新作・日本初演)/ドゥアト『ポル・ヴォス・ムエロ』)<br />05/21木 プティパ振付/牧阿佐美改訂・演出「白鳥の湖」<br />06/29月 ローラン・プティ振付「コッペリア」<br />

    わざわざ2階から撮ってみました@

    2階のロビーから見下ろすアングルも、ツリーがあろうがなかろうがなかなか良いことは知っていましたから。
    ちなみに今回の私の座席は、12列目のど真ん中という、ものすごい特等席です。
    というのも、2008/2009年シリーズのバレエ公演は、思い切ってセットチケットを購入したため、優先席が用意されていたのです、ムフフ。
    端の席や2階や3階席以上になると見づらい席もあって、そういう点では評判がいまひとつのこの劇場ですが、特等席はさすがに特等席!
    どの劇場でも、10列目より後ろから20列目くらいまでの真ん中が一番舞台がよく見える席なのです。
    実際、舞台の端から端までをど真ん中からくまなく見ることができ、私の視界を遮るものは一切なし!
    先月の今シーズン開幕時に初めてこの特等席に座ったときには、まるで私が舞台を支配しているかのような、えらそーな気分になったものです。

    <2008/2009年シリーズ・バレエのセットチケット「ソワレ」(平日夜)の公演一覧>
    11/19水 ビントレー振付「アラジン」(新作・日本初演)
    12/22月 アシュトン振付「シンデレラ」
    02/12木 プティパ振付/牧阿佐美改訂・演出「ライモンダ」
    03/27金 「Ballet the Chic」
    (バランシンの『セレナーデ』/サープの『プッシュ・カムズ・トゥ・ショヴ』(新作・日本初演)/ドゥアト『ポル・ヴォス・ムエロ』)
    05/21木 プティパ振付/牧阿佐美改訂・演出「白鳥の湖」
    06/29月 ローラン・プティ振付「コッペリア」

  • オペラ劇場前からガラス窓を通じてロビーの方を眺める<br /><br />正面入口前のツリーと渡り通路のトナカイさん、それから3階のギャラリーに常時展示されているバレエやオペラの衣装を着たマネキンたちが見渡せます。<br /><br />でも、公演が終わったあとなので、人がいない写真が撮れたのはいいけど、なんだか寒々しい……。<br />

    オペラ劇場前からガラス窓を通じてロビーの方を眺める

    正面入口前のツリーと渡り通路のトナカイさん、それから3階のギャラリーに常時展示されているバレエやオペラの衣装を着たマネキンたちが見渡せます。

    でも、公演が終わったあとなので、人がいない写真が撮れたのはいいけど、なんだか寒々しい……。

  • オペラ劇場前からガラス窓を通じてロビーの方を眺める<br />ホワイトバランスを変えて<br /><br />赤みが強くなりましたが、ホワイトバランスをきちんと電球に合わせたクールなさきほどの写真と違った魅力があります@<br />今回の写真のほとんどは、こちらの赤みの強いモードで撮りました@<br /><br />マネキンを近くで撮った写真は、こちらの旅行記にあります@<br /><br />関連の旅行記<br />「今宵は初台の新国立劇場へ」(2007年3月)<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10130385/<br />

    オペラ劇場前からガラス窓を通じてロビーの方を眺める
    ホワイトバランスを変えて

    赤みが強くなりましたが、ホワイトバランスをきちんと電球に合わせたクールなさきほどの写真と違った魅力があります@
    今回の写真のほとんどは、こちらの赤みの強いモードで撮りました@

    マネキンを近くで撮った写真は、こちらの旅行記にあります@

    関連の旅行記
    「今宵は初台の新国立劇場へ」(2007年3月)
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10130385/

  • 正面入口のツリーの天使<br />光を背景に<br />

    正面入口のツリーの天使
    光を背景に

  • 正面入口のツリーの天使<br />星降るような光と共に<br /><br /><新国立劇場バレエ「シンデレラ」の感想><br />バレエ「シンデレラ」はすでに何バージョンか見たことがあります。<br />ややコンテンポラリーっぽい演出のものもあれば、衣装・舞台などの演出すべて、なるべく童話の世界を再現させたわかりやすいものもありました。<br />新国立劇場バレエのアシュトン版は、わかりやすい部類に入ります。<br />そして、あれならもう一度見たいなと思えるくらいの魅力があります。<br />どちらかというと日本の劇団で上演される古典バレエは、衣装・舞台などストーリィのイメージに近いものが多いです。<br />観客の想像力や見立てに頼ることなく、見たまんま。<br />バレエ鑑賞において衣装や舞台の美しさも楽しみにしているミーハーな私は、その方が嬉しかったりします。<br />そして、バレエ「シンデレラ」はプロコフィエフの音楽も見事です。<br />ロマンチックなだけではない、独特で時にちょっぴりコミカルで印象的なメロディーがたくさんです。<br /><br />今回の公演ではキャストで残念なことがありました。<br />チケットをとった当初は、シンデレラ役はアリーナ・コジョカルさんでした。<br />バレエダンサーの本などでよく紹介されている彼女はとても可愛らしい方でとても楽しみにしていました。<br />ところが数ヶ月前、コジョカルさんがケガで降板となり、ラリーナ・レジニナさんという方に変わったとのお知らせが来ました。<br />ラリーサさんという方も可愛らしい方で楽しみにしていたのですが、当日、なんと彼女までケガで降板、新国立劇場のソリスト・さいとう美帆さんに変わっていました。<br />がっかり。<br />2度目なので、どうせなら海外からのゲストダンサーが良かったなと思ってしまうのは偏見もちょいとありますが、日本にいれば日本人の踊りを見るチャンスは海外の人より高いですからね。<br />海外を中心に活躍している方ではない限り。<br />それに前回見たときも新国立劇場のソリストで、確か、酒井はなさんでしたから。<br />王子様役は当初どおり、ヨハン・コボーさんでした。<br /><br />さいとうさんのシンデレラは、第一幕のボロをまとった時のシンデレラが抜群で、とても奮闘していました。<br />今回のアシュトン振付のシンデレラは、ときどきオルゴール人形をマネしたのでは、というような、足さばきや手のふりが、ロマンチックとコミカルさすれすれ。<br />さいとうさんのシンデレラは、とても快活で無邪気で元気のよいシンデレラで、気持ちよく見られました。<br />ただ第二幕の舞踏会のシーンからは、彼女の踊りに見慣れてしまったかもしれません。<br />主役をはるだけの実力はあるなと思いましたが、もっと世界的に活躍したことのある超上手い人のソロを思い浮かべて、ちょっと比べてしまいました。<br />王子役のヨハン・コボーさんとは息が合っていたと思います。<br />それに第二幕の舞踏会でのシンデレラは、最初はたぶん恥ずかしさとおそれ多い気持ちから逃げ腰だったのでしょうが、途中から王子をからかって逃げるふりをするような小悪魔っぽい魅力もありました。<br />第三幕では、華やかな舞踏会に出て、王子とも恋をして、それまでの無邪気なシンデレラがちょっぴり大人のけだるさを見せるようになった変化は、若干でしたが、感じられました。<br /><br />新国立劇場のアシュトン版の「シンデレラ」は、魔法使いの妖精たちの出番がたっぷりでした。<br />中心となる魔法使いの他に、4つの季節を象徴する4人の妖精が登場します。<br />どの方も新国立劇場では主役をはったことのあるソリストばかりです。<br />そして20人近い群舞。<br />さすがにシンデレラがボロ服からスパンコールたっぷりのきれいな服に着替えるのは時間がかかるのでシンデレラは途中で舞台のそでに引っ込んでしまいますが、その間の妖精の群舞が見事です。<br />舞台そでに引っ込む前に、シンデレラは妖精の言いつけで、大きなカボチャを舞台の中央に持ってきます。<br />妖精たちの群舞が終わった後に、メインの妖精がそのカボチャを舞台のそでに投げたとたん、光とドライアイスの煙の中から、馬車に乗ったシンデレラが現れます。<br />この趣向はとても気に入っています。<br />惜しむらくは、2年くらい前に初めて見たとき、この馬車を牽いていたのは本物の白馬だったのですが、今回は四人の従者が牽いていたこと。<br />経費の関係かしら。<br /><br />第三幕の舞踏会シーンは、両脇に並ぶ列柱のだまし絵効果で、舞台の奥行きを実際以上に見せていました。<br />これはヨーロッパのルネサンス時代くらい昔の劇場を連想させました。<br />宮廷人たちの衣装も、ワインレッドのドレスで頭に羽根をつけた、古典的な雰囲気がたっぷりでした。<br />いじわるな姉2人の相手役として、背高のっぽのウェリントンとチビのナポレオンが登場しました。<br />姉たちはかっこいいウェリントンを取り合い。<br />いつも上の姉に負ける下の姉がナポレオンに相手してもらいます。<br />そのナポレオンは髪はカツラでハゲでした。カツラをうっかり取られて、大あわてする場面もあります。<br />振付家のアシュトンがイギリス人であればこその演出ですね@<br /><br />着飾ったシンデレラと王子は始終キラキラです。<br />スパンコールたっぷりの衣装に、彼らのパ・ドゥ・ドゥを周りで飾る群舞は、濃厚な色彩のドレスの宮廷人ではなく、淡い緑がかった水色の、スパンコールでキラキラの衣装の妖精たちです。<br />2人の登場シーンはとことんロマンチックでした。<br />12時の鐘が鳴って、シンデレラの魔法が解けるシーンも見事です。<br />大勢の宮廷人の人垣に遮られて、なかなか退出できず、うろたえるシンデレラ。<br />そして、舞台の前をたくさんの人々が横切って、観客の目から一瞬シンデレラが消えた後、シンデレラはボロ服となって現れ、宮廷から逃げ出します。<br />ボロ服のシンデレラは後ろ姿しか見せないようにしていて、別人が演じているはずですが、あの入れ替えはホント見事でした。<br /><br />第三幕では、アシュトン版では王子はすぐにシンデレラの家にやって来てしまいますが、たぶん、幕が完全に開ける前のシーンから、宮廷専属の道化役がシンデレラの後をついて行った可能性があります。<br />ただ、王子自らがガラスの靴を持ってシンデレラの家を訪れるのなら、ボロ服のシンデレラにすぐに気づかないのは仕方がないにしても、2人の姉が自分が惚れた女に似ても似つかないことはすぐに分かるでしょうにねぇ。<br />それでもちゃんとストーリィ展開上、必要なので、2人の姉に靴を試させます。<br />シンデレラの正体がバレるのは、彼女がそのガラスの靴を見てたまりかねて近寄ったときに、自分のスカートに忍ばせていたもう片方の靴を、みんなの前でポロリと落としてしまうからです。<br />そしてこのバージョンではシンデレラはしっかりガラスの靴を履いてみせます。その靴のまま踊りもします。<br />たぶん、いや間違いなく、あれは本当はガラスの靴ではなく、スパンコールでキラキラ飾られただけの、ちゃんとしたバレエシューズなのだと思います。

    正面入口のツリーの天使
    星降るような光と共に

    <新国立劇場バレエ「シンデレラ」の感想>
    バレエ「シンデレラ」はすでに何バージョンか見たことがあります。
    ややコンテンポラリーっぽい演出のものもあれば、衣装・舞台などの演出すべて、なるべく童話の世界を再現させたわかりやすいものもありました。
    新国立劇場バレエのアシュトン版は、わかりやすい部類に入ります。
    そして、あれならもう一度見たいなと思えるくらいの魅力があります。
    どちらかというと日本の劇団で上演される古典バレエは、衣装・舞台などストーリィのイメージに近いものが多いです。
    観客の想像力や見立てに頼ることなく、見たまんま。
    バレエ鑑賞において衣装や舞台の美しさも楽しみにしているミーハーな私は、その方が嬉しかったりします。
    そして、バレエ「シンデレラ」はプロコフィエフの音楽も見事です。
    ロマンチックなだけではない、独特で時にちょっぴりコミカルで印象的なメロディーがたくさんです。

    今回の公演ではキャストで残念なことがありました。
    チケットをとった当初は、シンデレラ役はアリーナ・コジョカルさんでした。
    バレエダンサーの本などでよく紹介されている彼女はとても可愛らしい方でとても楽しみにしていました。
    ところが数ヶ月前、コジョカルさんがケガで降板となり、ラリーナ・レジニナさんという方に変わったとのお知らせが来ました。
    ラリーサさんという方も可愛らしい方で楽しみにしていたのですが、当日、なんと彼女までケガで降板、新国立劇場のソリスト・さいとう美帆さんに変わっていました。
    がっかり。
    2度目なので、どうせなら海外からのゲストダンサーが良かったなと思ってしまうのは偏見もちょいとありますが、日本にいれば日本人の踊りを見るチャンスは海外の人より高いですからね。
    海外を中心に活躍している方ではない限り。
    それに前回見たときも新国立劇場のソリストで、確か、酒井はなさんでしたから。
    王子様役は当初どおり、ヨハン・コボーさんでした。

    さいとうさんのシンデレラは、第一幕のボロをまとった時のシンデレラが抜群で、とても奮闘していました。
    今回のアシュトン振付のシンデレラは、ときどきオルゴール人形をマネしたのでは、というような、足さばきや手のふりが、ロマンチックとコミカルさすれすれ。
    さいとうさんのシンデレラは、とても快活で無邪気で元気のよいシンデレラで、気持ちよく見られました。
    ただ第二幕の舞踏会のシーンからは、彼女の踊りに見慣れてしまったかもしれません。
    主役をはるだけの実力はあるなと思いましたが、もっと世界的に活躍したことのある超上手い人のソロを思い浮かべて、ちょっと比べてしまいました。
    王子役のヨハン・コボーさんとは息が合っていたと思います。
    それに第二幕の舞踏会でのシンデレラは、最初はたぶん恥ずかしさとおそれ多い気持ちから逃げ腰だったのでしょうが、途中から王子をからかって逃げるふりをするような小悪魔っぽい魅力もありました。
    第三幕では、華やかな舞踏会に出て、王子とも恋をして、それまでの無邪気なシンデレラがちょっぴり大人のけだるさを見せるようになった変化は、若干でしたが、感じられました。

    新国立劇場のアシュトン版の「シンデレラ」は、魔法使いの妖精たちの出番がたっぷりでした。
    中心となる魔法使いの他に、4つの季節を象徴する4人の妖精が登場します。
    どの方も新国立劇場では主役をはったことのあるソリストばかりです。
    そして20人近い群舞。
    さすがにシンデレラがボロ服からスパンコールたっぷりのきれいな服に着替えるのは時間がかかるのでシンデレラは途中で舞台のそでに引っ込んでしまいますが、その間の妖精の群舞が見事です。
    舞台そでに引っ込む前に、シンデレラは妖精の言いつけで、大きなカボチャを舞台の中央に持ってきます。
    妖精たちの群舞が終わった後に、メインの妖精がそのカボチャを舞台のそでに投げたとたん、光とドライアイスの煙の中から、馬車に乗ったシンデレラが現れます。
    この趣向はとても気に入っています。
    惜しむらくは、2年くらい前に初めて見たとき、この馬車を牽いていたのは本物の白馬だったのですが、今回は四人の従者が牽いていたこと。
    経費の関係かしら。

    第三幕の舞踏会シーンは、両脇に並ぶ列柱のだまし絵効果で、舞台の奥行きを実際以上に見せていました。
    これはヨーロッパのルネサンス時代くらい昔の劇場を連想させました。
    宮廷人たちの衣装も、ワインレッドのドレスで頭に羽根をつけた、古典的な雰囲気がたっぷりでした。
    いじわるな姉2人の相手役として、背高のっぽのウェリントンとチビのナポレオンが登場しました。
    姉たちはかっこいいウェリントンを取り合い。
    いつも上の姉に負ける下の姉がナポレオンに相手してもらいます。
    そのナポレオンは髪はカツラでハゲでした。カツラをうっかり取られて、大あわてする場面もあります。
    振付家のアシュトンがイギリス人であればこその演出ですね@

    着飾ったシンデレラと王子は始終キラキラです。
    スパンコールたっぷりの衣装に、彼らのパ・ドゥ・ドゥを周りで飾る群舞は、濃厚な色彩のドレスの宮廷人ではなく、淡い緑がかった水色の、スパンコールでキラキラの衣装の妖精たちです。
    2人の登場シーンはとことんロマンチックでした。
    12時の鐘が鳴って、シンデレラの魔法が解けるシーンも見事です。
    大勢の宮廷人の人垣に遮られて、なかなか退出できず、うろたえるシンデレラ。
    そして、舞台の前をたくさんの人々が横切って、観客の目から一瞬シンデレラが消えた後、シンデレラはボロ服となって現れ、宮廷から逃げ出します。
    ボロ服のシンデレラは後ろ姿しか見せないようにしていて、別人が演じているはずですが、あの入れ替えはホント見事でした。

    第三幕では、アシュトン版では王子はすぐにシンデレラの家にやって来てしまいますが、たぶん、幕が完全に開ける前のシーンから、宮廷専属の道化役がシンデレラの後をついて行った可能性があります。
    ただ、王子自らがガラスの靴を持ってシンデレラの家を訪れるのなら、ボロ服のシンデレラにすぐに気づかないのは仕方がないにしても、2人の姉が自分が惚れた女に似ても似つかないことはすぐに分かるでしょうにねぇ。
    それでもちゃんとストーリィ展開上、必要なので、2人の姉に靴を試させます。
    シンデレラの正体がバレるのは、彼女がそのガラスの靴を見てたまりかねて近寄ったときに、自分のスカートに忍ばせていたもう片方の靴を、みんなの前でポロリと落としてしまうからです。
    そしてこのバージョンではシンデレラはしっかりガラスの靴を履いてみせます。その靴のまま踊りもします。
    たぶん、いや間違いなく、あれは本当はガラスの靴ではなく、スパンコールでキラキラ飾られただけの、ちゃんとしたバレエシューズなのだと思います。

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この旅行記へのコメント (7)

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  • 白い華さん 2008/12/27 21:16:52
    まみさんの 解説!で 解り易い。
    今晩は。
    まみさんの 旅行記!では、
    私の 考え!も しない 場所 「新国立 劇場」の
    オペラや バレエの お出掛け!の 様子が 描かれていて、 
    (知らない! でも とっても 素敵な 夢の 世界!!!)
    とっても 興味深く! 楽しませて 頂いてます。

    オペラと いえば、
    作家の 林 真理子が、 好き!な 様で 思い出す・・・私。(笑)

    まみさんが、 いろんな 「シンデレラの 舞台」を すでに 観賞されているので、
    出演者の 衣装の 説明!も 
    いろんな お話!が 聞けて、 とっても 解り易く、
    「なるほど〜〜」と、いちいち 納得・・・しながら、 拝見するのでした。

    「クリスマス・ツリーの 廻り!を 衣装が 囲む」
    とっても いい! 飾り方・・・で 両方が、 一度に 目に 入ってきますね〜。

    オシャレな 大人の 女性ならでは・・・の ご趣味!
    これからも 楽しんで 下さいね。
       それでは また

    まみ

    まみさん からの返信 2008/12/28 15:57:27
    RE: まみさんの 解説!で 解り易い。
    白い華さん、こんにちは。書き込みと投票ありがとー@

    一度観劇されるとハマるかもしれませんよ@
    問題はチケット代ですれど。
    欧米などではもっと庶民が気軽に通える値段なんですけどねーっ。

    バレエやオペラの夢の世界。
    毎回入り口のチケットもぎりの前で今後の公演チラシをもらい、つい誘惑されて次の予約を入れてしまいます。
    何回か見て素人なりのウンチクを身に付けたので、ついついたくさん書いてしまいました@

    新国立劇場ではバレエやオペラの衣装をいつも飾っているのですが、さすがにツリーの前というのは期間限定@
    いいときに観劇に行けたと思ってます@
    初台はおかげで何度も足を運んだことがあるのですが、おとなりの高層ビルのショッピング街はおっしゃれーで、こういう目的でもなければ敷居が高く感じられてとても歩けません@

    林真理子さんはバレエがお好きなのですか。
    ひょっとして何か著書出されてるかな?
    バレエ趣味にハマッてから、素人向けのバレエ鑑賞のための本を昔読みあさりました。
  • 一歩人さん 2008/12/25 16:09:19
    とても楽しかったです
    まみさんへ
    本筋を行って見たくなりました。
    イルミネーションよりも、熱気を
    感じました。
    ありがとうございました一歩人です。
    ワールドですよね。
    一歩、踏み入れたら、二度と戻れない
    世界と思います。
    ふ、ふ、素人ぽっく、分かります。
    では、また。




    まみ

    まみさん からの返信 2008/12/26 09:28:23
    RE: とても楽しかったです
    一歩人さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    楽しかったと言ってくださって、そして勢いを認めてくださって嬉しいでーす。
    ちょいとピントが甘いの、ありましたでしょ@

    歌舞伎、能、文楽のファンなのですか。
    私は日本のものは、文楽ファンですよ。
    マリオネットが気に入ったところからきていますが。

    今度、一歩人さんもバレエ観劇デビューされますか@
    渋谷の文化村のスペイン舞踏団のフラメンコとバレエのミックスの舞台は、私も見たのと同じではないかと思います。
    きれーでしたねー。
    本格的なフラメンコファンの方の中にはちょっと中途半端だといってらした方もいたみたいですが、私はとっても気に入りました。
    パレエとフラメンコの華やかさのいいとこどりみたいで。

    スタンディングなんとか、うんうん。
    私はテレやさんなので、なかなかそういうのは表現できず、ましてや「ブラヴォー!」と叫ぶなんて、とてもとても。
    なので、拍手の勢いで称賛します。

    国立劇場でもとぎき、「よおっ、大将!」ってかんじの掛け声が太夫に向けられてありますねー。

    一歩人

    一歩人さん からの返信 2008/12/28 07:41:03
    2004年のサロメですよね。オーチャードホール
    まみさんへ
    ふ、ふ、私の感があたりました。
    もしやと思い、前回は、この話題を入れてみました。
    オーチャードホールのご常連では?
    熊哲さんも復帰されたし、
    え〜?あの大バレリーナも帰国されたし、
    う〜ん。思い出せない?一歩人でした。

    まみ

    まみさん からの返信 2008/12/28 15:49:36
    RE: 2004年のサロメですよね。オーチャードホール
    一歩人さん、おーっ、なかなか情報通ですねっ!

    私は自分自身実際にバレエを観劇するようになるまで、なぁんにもほとんど知りませんでした@
    帰国されたあの大バレリーナというのは、ロイヤルバレエの吉田都さんでしょうか。えっ、話題が古いですか@
    クマテツの舞台は二回見たことがあります。
    いやーーー、それまで名前だけ知っていて、一見の価値あるダンサーだというのは知っていましたが、まじです、大まじです。
    今度の彼の復活公演は見にいく予定です。
    まあもっとも最初にそそられたのは、着ぐるみバレエの「ピーターラビットと仲間たち」からですけど。
    彼が出演するときって高いから、いつも狙ってるほどではないのですが、前のように切れの良いすばらしい踊りで感激させてもらえることを楽しみにしていまーす@
    オーチャードホールは何度か足を運びました。
    いくつか劇場シリーズの旅行記を作った中で、オーチャードホールはなかったかも。
    それから来年また二月にはまた文楽公演に行きたい@

    一歩人

    一歩人さん からの返信 2008/12/29 15:36:27
    RE: RE:ローザンヌ国際バレエコンクール
    まみさんへ
    といいますか、NHKのローザンヌを見てからでしょうか。
    おやあ!大屋政子さんからでしょうか?ちょっとファンに。
    そうそう、吉田都さんです、ありがとうございます。
    こちらもNHKで存在を知りましたが、ほどなく、
    帰国と聞いて、まさに奇跡が現実に。しかも、
    熊哲さんとも、組まれるとか!?
    しかも、英国と掛け持ちとは、
    恐るべし才能ですよね。どちらも。
    奇跡は、何度起こるのでしょうか。
    アーメン。

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