ウガンダ一週間３　フォートポータル

2008/09 - 2008/09

ウガンダに来ています。


短い旅なので行けるところも限られますが、そんな中で今日は西部の町・フォートポータルに行ってきます。


フォートポータルの町は、カンパラからケニアやルワンダへ向かう幹線ルートから外れ、すぐ西は渡航が困難な旧ザイール東部という、とても行き止まり感あふれるところにあります。

今回の旅でフォートポータルを訪れるのも、そんなウガンダの西の終点みたいな町を見てみたかったからです。

エリア フォート・ポータル(ウガンダ)

ウガンダで初めての朝を迎えます。

カンパラは朝から暑いです。


まだ８時前ですが、宿の向かい側の建設現場ではガンガン工事をやってました。

宿をチェックアウトして外に出てきました。

日射が強いです。


道端に、誰かが運んできたニンジンがありました。
これから売るのでしょうが、これを郊外から運んできたとすると、けっこうな重労働です。

道の掃除をする婆さん。


ボランティアではなく、仕事としてやっているようでした。

朝からかなりの人出です。

西部の町へのタクシーが出ているニュータクシーパークに着いて、フォートポータル行きとして案内された車に乗り込みます。

あと５人くらい乗り込めるスペースがありましたが、30分も待たずに満員になり、発車。

しかしそこからが大渋滞。

各地へ向かう車でタクシーパーク周辺は身動きがとれない状態でした。

５kmも離れていない街外れのガソリンスタンドに着くまで、１時間近くかかりました。

カンパラからフォートポータルまでは約300km。

そのちょうど中間にあるムベンデの町に到着しました。

特に降りる人はいませんが、ここで５分くらい停車して休憩します。

車が停まるところには物を売る人がいて、やってきた車に群がってきます。

ウガンダではとにかく、この、串刺しになった何かの肉（名称不明）が最高です。

肉をただ焼いただけにしか見えませんが、それがなんでこんなにおいしくなるのかわかりません。

ムベンデでは一本500シリング（30円くらい）で、しっかり火が通ってるので衛生的にも心配なく、オススメです。

ムベンデを過ぎると、ぱらぱらと人の乗り降りがあります。

そして13時ごろ、フォートポータルに着きました。

一応ここがタクシーパークなのですが、端っこの町だけあって、タクシーはほとんどいませんでした。

さっそく町を歩き回ります。

特に目的地はないのですが、画像中央にある丘の上の綺麗な建物が目についたので、行ってみます。

行ってみると、トロ王国の宮殿でした。

この町がトロ王国の都とは聞いていましたが、こんな宮殿らしくない建物が宮殿だとは思いませんでした。

王国の財政も厳しいのか、敷地内に入るには「寄付」を強要されます。丘の上からの景色は良いですが、宮殿自体に金を払ってまで見るところはありませんでした。

町に戻ります。


←よくわからない看板。

アフリカではおなじみのトタルとカルテックスのガソリンスタンド。

VOICE OF TORO。

ラジオ局のようです。

マークは、なんとなくビクターのマークに似てますが、こちらはライオンが何か吹いてます。

ウガンダテレコムのマーク。

図書館がありました。

冊数はそれほど多くありませんでしたが、町の規模を考えると図書館の存在は意外な感じです。

東西に走るフォートポータルのメインストリートから、西のほうを見渡してみます。


直線で40km西に行けば、そこはもうDRコンゴの領内です。

キサンガニまでは550km。


今のところ、素人がコンゴの東部に入るのは難しいようですが、いつかは踏み込んでみたい場所です。

屋外でミシンを操る人々。

ミス・フォートポータル・コンテストが開かれるようです。

どんな人が出てくるのか観てみたかったところですが、残念ながら今晩の開催ではないようです。


…いま思えば、人身売買っぽい匂いもしますね。

町には大学もあるようです。

求人票。

雑貨屋。

だんだん日が暮れてきました。

山の向こうはどんな夜を迎えているんだろうなあ、、、などと考えている間にもどんどん暗くなっていきます。

町にはろくな両替屋もないので、明日のバス代を考えると今日はあと3000シリング（約200円）ぐらいしか使えません。

ただ、この小さな町には飲食店もほとんどないので、夕食に困ります。

結局、今日の夕食はこれが限界でした。


フォートポータルは少し標高の高いところにあるので、朝晩は冷えます。

翌朝。


宿のフロントには、トロ王国の王ルキディ４世の肖像が飾ってありました。

泊まった宿「Rwenzori Travellers Inn」の前の道です。

バスでフォートポータルを離れて、カンパラに戻ります。


何も無い町でしたが、行き止まり感はたっぷりな場所でした。


（つづく）