【国内5】2008.7秋田出張旅行1-岩城，亀田，大内

2008/07/25 - 2008/07/27

7/25-27と秋田羽後本荘への出張に行ってきた．土曜日午後からの仕事であるが，26日午前は休みでもあり，25日2000発のANA８７９便で向かう，途中前線を通り少し揺れた．秋田は前線の北側で涼しかった．翌27日朝830にホテルをタクシーで出発，岩城の道の駅，天鷺村，赤田の大仏，赤田大滝とまわり，羽後本荘へ．天鷺村は「はこもの」の典型であったが，亀田二万石の歴史や武家屋敷，農家など意外に面白かった．天鷺城は論外．よかったのは「赤田大滝」，道も厳しく，登山道もないせいか誰もいなかったが23ｍのきれいな滝であった．

エリア 本荘(秋田)

• 同行者: その他
• 交通手段: タクシー ANAグループ JR特急
• 旅行の手配内容: その他

フィンランド，ラトビア，ポーランド旅行から帰ってきて1週間後，感動と疲労が冷めやらぬうちに，秋田由利本荘市への講演出張があった．忙しい1週間で金曜日目いっぱい働いてから，羽田空港へ．ビールとつまみを，ゲート前のスナックで食べる．ANA879便2000発，到着が遅れたため，10分遅発．

席は1Aのプレミアムシート．東京秋田間に前線があり，そこそこ揺れる．ずっとシートベルト着用サインがついていて，わずか5分間程度の時間にそそくさと食事と，すでについである冷たいお茶をもらう．味噌汁，お酒はなし．．ちょっと残念．しかしスチュアーデスの方は大変．ごく短い間にデリバリーしなければならない．ちなみに普通席の飲み物サービスは中止．
秋田定刻より10分遅れて到着．東京はうだるような暑さだったが，前線の北側に来て21度と肌寒い．

秋田駅前の秋田ビューホテルに宿泊．疲れているのでそのまま休む．

部屋は広くきれい．海外に行っていると，日本のホテルの清潔さ，サービスの良さは抜群と思う．ウォッシュレットがあるのもありがたい．

朝のホテルからの風景，千秋公園がみえる．朝食も土地の食材もふんだんに使ったもの．よかった．1600円ではここの食事はお得．

0830にタクシーで本荘へ．午後1時からなので，その間途中の何箇所かの名所によって行ってもらう．運動公園のところを通り，秋田南バイパス，国道7号線に．途中に鷺の繁殖地があった．

風力発電機がたくさんある．日本海の強風を使っている．トンネル付近の電力をまかなっていると．

昔学生時代に下浜の民宿に泊まって事があるが，その付近の松林が害虫で根こそぎ枯れていた．

岩城の道の駅による．大きな駅だ

本日，有名な日本海洋城花火大会，明日の仕事がなければ，見て行けたのに残念，，，その準備をしていた．前の出島が面白い．「岩かき」採集禁の看板があった．もう少したつとこの道の駅でも販売するとタクシー運転手氏．

晴れているので海がきれい．

道の駅

温泉まであってびっくり．

道の駅の中に巨大な風力発電施設があった．ここは日本ロケット発祥の地と．

7号線から分かれて，田舎道を天鷺村にむかう．

旧亀田町が，町おこしに作った施設のようだ．500円．公務員のような人が，いろいろ亀田二万石の歴史を説明してくれた．秋田佐竹藩のそばの小藩で大変だったと思う．最後は伊達家から藩主を迎える．重隆という真田幸村の孫は名君だったようだ．

コンクリート製の天鷺城，こんなはこもの作らなくてもいいのに．

佐々木家という農家，豪農だったようで立派な風格

伊原恵美子さんの人形展をやっていた．

秋田の風物竿灯などをとりいれなかなかかわいい．

外に出る

次は鵠沼家，学者家老などを輩出した家だそうだ．

なかなかのまどり．書が飾ってある（大内町書家小松天嶺氏）

遠藤家の内部，２８石とか．馬術師範の家柄，ここの間取りも立派だ．人形が置いてある，百人一首．

一番おもしろかったのが天鷺ぜんまい織

ぜんまいの綿毛を横糸に紡いでいくのだが，羽毛も使う，防水にいいと，「つるのおんがえし」の世界．

羽毛も用いておられている．わずか２週間前に見た，フィンランドTurkuのLuonstamaki手工芸博物館の織機の実演を思い出す．

庭園もきれいだ，亀田歴史館では郷土史を展示．

天鷺城からの風景，正直言って，「郷土博物館」を箱もの主義的，ごった煮の味付けで作ったしろもの，あまり感心しない構成，観光客来て採算合うのかしら，このあたり名所旧跡が少ないから私たちのようにたずねるものもいるのかもしれない．しかし農家や武士の家，織物などはおもしろく，見て損した気はしなかった．もう少し一貫したテーマで考えて作ればいいのに，「藩政時代の家と手工芸博物館」みたいにテーマを絞れば，よい博物館にもなるとおもう．天鷺城，ワイン城は論外．

次に長谷寺「赤田の大仏」をみにいった．寺の前の木々がきれいだ．

本堂，大火で焼け明治２５年の再建．田舎でこれほどの社寺を再興した信仰心

長谷十一面観世音菩薩，明治の再建，9.1ｍ

駐車場に帰る，松がきれい，ここから7ｋｍのところに赤田大滝があるというので行ってみることにした．

舗装された農道が続く．

農道の半分を使って草を干していた．そのたびに徐行．これは今日ほしている草．

これは何日かたっている草．干し草にして家畜に与えるのだろうか．

ところが滝の1ｋｍ（表示にはそうなっていた）もうすこしあった2ｋｍくらいか，急に狭い砂利道になる．結構大変な道，運転手さんごめんなさい．

滝の上の１台くらい泊まれるスペースで降りて歩く，滝の音が聞こえる，今日は３０度位の気温で湿度も高くなく過ごしやすい，さらに4-5度は気温が違う．涼しい．滝までの道を下りる．

下までけっこうある．80ｍくらいは降りるだろう．

しかし予想以上に良い滝だった．登山道でもないため，７月の土曜日晴れというのに誰もいない！！23ｍとか．途中で岩に当って曲がるのが風情がある．

下流をみる．

あずま屋がある，ここにすわっても滝が眺められる．

帰りもすごい砂利道．それから農道にでて，それからまだ料金無料の高速道路に乗って，羽後本荘をめざす．