築城基地航空祭２００７

2007/11/23 - 2007/11/24

築城基地はあまり聞きなれない方も多いことでしょうが、F2、F15を配備し、今年の戦競で優勝した第304飛行隊を有する国内屈指のファイター基地である。

今年の航空祭は、前日のプラクティス日も当日も雲ひとつない青空が広がる最高のエアショウ日和でした。

前日のプラクティス日は、基地周辺にあるマニアの間で有名な堤防の撮影ポイントへ。この基地は終日順行な上、背景は海なので航空機の離着陸を撮影するには絶好のポイントとして有名です。外周のフェンスも比較的低めなので、高めの脚立があればタキシングや離着陸の瞬間も撮影できることでしょう。
今年は朝9:30頃からブルーインパルス、F2、F15とプラクティスが続き、午後からエアロックも練習を行いました。15:00頃、外来のホークアイも飛来しました。

イベント当日は、F2、F15だけでなくF4J改も機動飛行を行い、観客を大いに沸かせていました。F4、F15の機動飛行は、他の航空祭にくらべとにかく派手でダイナミックなのが印象的。戦競優勝の実力を存分に披露していました。先日の名古屋でのF2墜落、アメリカでのF15墜落を受け、一時は航空祭中止とのウワサもありましたが、それを払拭するかのような素晴らしいデモでした。
会場では、戦競優勝記念パッチが販売されましたが、あっという間に売り切れてしまったようです。

ちなみに、羽田から北九州へは憧れのスターフライヤーで。黒で統一されたシックな機材もマニアにとって魅力的ですが、ホスピタリティも実に素晴らしかったです。また、せっかく北九州に来たのだから、少し足を延ばして小倉や門司で夕食をとるのがオススメ。この季節、北九州では新鮮なフグ、カンパチ、シメサバを、東京では考えられないようなお値打ちな料金で頂くことができます。味は言うまでもなく、文句のつけようのない絶品です。

やはり、現地までの移動手段や夕食も含めて、これぞ航空祭の魅力と言えましょう。

エリア 福岡

• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

イベント前日、基地周辺の農道では日本中から集まった大勢のマニアたちがレンズの砲列を空に向けています。周囲に高い建物もなく、順光なので撮影にはもってこいの立地条件。

基地南側のフェンスは意外に低く、脚立を使って離着陸の瞬間を狙うマニアも多く見られる。ただし、当日基地の中での三脚や脚立の使用は禁止されているので注意。今回も基地の中で脚立を使う人の姿も見受けられましたが、マナーを守ってこそマニアを名乗る資格があります。

戦競優勝の横断幕が誇らしげ。記念パッチの販売もされたが、あっという間に完売してしまったそうだ。

ハンガーの中では、整備用のウマに載せられたF15が展示されていた。間近で、ランディングギヤやエルロン、ラダーが動く様子をじっくり見ることが出来る。

垂直尾翼の｢天狗道｣のマーキングが誇らしげなF15J。築城ならではの光景。

F2とF15。今回F2は単座型と複座型両方が飛んでくれたが、マニアにとっては非常に嬉しいサービスだ。

嬉しいサプライズとして、F4J改の機動飛行が行われたのも今年の大きな話題となりました。

偵察型RF4。残念ながら機動飛行はなかったが、随分ヤレてきた迷彩塗装が魅力的。

もちろんブルーインパルスはイベントの華。

陸自のヒューイコブラ。ベルトリンクで繋がった20mmバルカン砲弾やTOW対戦車ミサイルも単体で展示されていた。

日本を上空から見守る電子の目、E-2ホークアイ。

ここ築城では、救難デモも派手に見せてくれます。

いよいよブルーインパルスの演技。オープニングはお馴染みの｢ダイヤモンド・テイクオフ・ダーティターン｣で会場正面から進入。今回の演目は｢バーティカル・キューバン８｣を含む第１区分だった。

ファンの間でも人気の高い｢バーティカル・キューピッド｣を披露。

F15に搭載されている、ゼネラルエレクトリック社製20mmバルカン砲も地上展示されていました。

20mm対空機関砲に載れちゃうアトラクションは大変人気のようでした。他にも、スティンガー地対空ミサイルだって触ることができました。

北九州小倉は、松本零士の故郷ということで、北九州空港には案内役のメーテルがいる。話しかけると、ちゃんと答えてくれます。

北九州空港の展望デッキは、撮影をするには絶好のスポット。但し、スターフライヤーとJALしか乗り入れしていないので、頻繁に離着陸が見られるわけではないが・・・。