2006/11/24 - 2006/11/30
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hirobekさん
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1846年にできたという中国で一番古いホテル−−−上海浦江飯店(ASTOR HOTEL)に泊まりました。
昔はバックパッカー専用で古びたまま修理もいい加減だったので泊まる気がしなかったのが、リニューアルして素晴らしくクラシックな雰囲気のホテルに生まれ変わっていた。
11月下旬だというのに暖房が無くて寒かったが、最後の日から暖房がはいった。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- JAL
PR
-
回転ドアをくぐると、かつて礼査飯店と呼ばれた頃が彷彿とする世界に入る。
1959年5月27日に現在の名称「浦江飯店」に改称される。 -
1846年(清道光26年)創設当初は、礼査飯店(Richard's Hotel)だったが、その後1860年(清咸豊11年)Henry Smithにより英文名称をAstor Hotelに改称されたが、中国語名称は変更せず。
1907年に現在の5階建ての建物に作り直される。
古典的な雰囲気のロビーにいると上海灘で活躍した様々な人物が通り過ぎた歴史を想像できる。
米国領事、銀行家、米国裁判官、外国航路の船長、船員などがこのロビーに立った。 -
ロビーの華麗な柱にはヨーロッパ古典主義の飾りが施されている。
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フロント
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1Fロビー横の喫茶室
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フロントも優雅な古典的な雰囲気であり
サービスも古典的中国風 -
縦に打ち込まれているという床のモザイク模様が見事。ダンスをしても床が凹まないように工夫されている。
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500名の宴会ができる孔雀庁(ピーコックルーム)
西太后の60歳の寿宴が開かれた素晴らしいダイニングでビュッフェスタイルの朝食。
種類は多い方ではないが、食べ過ぎない為には、これくらいでちょうど良い。 -
孔雀庁ホールの天井
当時の豪華なダンスホールが想像できる。 -
孔雀庁の2階桟敷
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立派な孔雀庁でバイキングの朝食
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3階の「中庁」への入り口。
「中庁」には展示物があるミニ博物館。 -
手動式のエレベーターが残っているのは上海でここだけ
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上海では唯一のヨーロッパ式の中庭のような
「中庁」。
ヨーロッパ中世の雰囲気がただよう。 -
部屋のドアの部屋番号表示
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廊下、階段も広く。
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リフォームされていないだけに、廊下の床が歴史をより感じる
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1879年にアメリカ18代大統領にもなった南北戦争の軍事家であるグラント将軍が世界旅行中、天津で李鴻章と会談する前に上海に到着して宿泊したという410号室が保存されている。
李鴻章は、17年後の1896年にアメリカを訪問した時はグラント将軍は逝去されていたのでお墓をお参り花輪を捧げたとのこと。
1862年5月−7月高杉晋作も上海を訪れているので、当時はこのホテルしかないので、やはりこのホテルに宿泊したに違いないとのこと。 -
チャプリンも宿泊したことがある。
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アインシュタインも宿泊
1911年フランスのマルセイユから日本に行くため日本郵船の「北野丸」で40日間の航海中、上海に寄る少し前、アインシュタインは船上で1921年度のノーベル賞受賞の知らせを受けました。 このニュースはもちろん日本でも報道され、来日中、アインシュタインブームの中を過ごすこととなります。 -
1920年10月12日 イギリス人バートランド・ラッセルが自分の学生のドーラを伴って1ヶ月の船旅を経て上海に到着。大勢に人々に出迎えられるが、当時彼は反戦を唱えていたのでイギリス政府からはお尋ね者で、イギリス領事館からは常に監視されていたようである。
上海到着して最初の5日間はイギリス租界内西蔵路漢口路にある「一品香旅館」に投宿していた。「一品香旅館」は2階建ての中国式建物であったが1920年代には大きな建物に改装し、外国人が宿泊していた。その後この礼査飯店に移ったのであろう。
上海を初め中国各地で十数回も講演している。 -
廊下もクラシックな雰囲気が満点
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小籠包もお上品
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2Fのレストランで夕食を取る
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2階 レストランの天井
柱の装飾に注目 -
ひっそりと静かな廊下
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1Fの下のネットバー
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奥に海鴎飯店が見える。
このホテルも、昔の愛想の悪い汚いホテルから見違えるようにきれいになっている。 -
リチャードホテル(礼査飯店)と呼ばれていた頃の最も初期の木製彫刻の階段手すり
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部屋も落ち着いた雰囲気であるが少し暗い
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部屋も落ち着いた雰囲気
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この旅行記へのコメント (4)
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- 井上@打浦橋@上海さん 2007/09/16 10:53:57
- 私、浦江飯店大好き!!
- hirobekさん、はじめまして。
浦江飯店の夜景、よく撮れてますね。
私は浦江飯店大好き。
いや、泊まったことはないんです。
何度も見学に来たり、知り合いが利用したときに部屋を見せてもらったり、
とかなんですが・・・。
木の廊下の磨り減り具合だとか、
広いユッタリした、明り取りが大きく取られた石の階段とか・・・
それのあの、3・4階の吹き抜け空間ですね。
ところでピーコックホールの木の床ですが、
アレを見て、ああ、これは、木の板を縦に打ち込んだものかも、
と私は想像したんですが、
ホントにそうだったんですか・・・・
手動式のエレベーターには気づかなかった・・・・
私の浦江飯店を取り上げたブログも
お暇なときにご覧ください。
「浦江飯店はエエでぇ、ほんまに」
http://4travel.jp/traveler/dapuqiao/album/10090571/
- hirobekさん からの返信 2007/10/17 15:46:48
- RE: 私、浦江飯店大好き!!
- ほんとだ、貴方のサイトは浦江飯店の写真詳しいですね。
廊下、床もよくとれていますね。
今年再度浦江飯店に夕食を食べに行きました。
-
- はんなりさん 2007/09/15 10:06:29
- 興味津々!!
- 初めまして!
マイページに
また京都にも(在住していますので〜笑)
お越し頂きまして有難うございます。
中国で一番古いホテル・上海浦江飯店に興味津々で〜す。
雑多な印象の上海ですが
外灘あたり同様
このような古い素晴らしい建築の保存もなされていることに
ホッ!!です。
眼の保養をさせて頂きました。
ありがとうございます。
はんなり
- hirobekさん からの返信 2007/09/15 23:53:00
- RE: 興味津々!!
- 見て下さり有り難うございます。
中国のお客さんを案内するので、京都は何回行ってもいつも同じ所ばかりです。
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