2011/07/16 - 2011/07/17
443位(同エリア801件中)
YODAさん
この夏の登山は、一年前からここにしようと考えていました。
標高差が千m以上あるので、この2ヶ月前からは会社の垂直移動も階段を使用する念の入れようです。
やっと常念小屋について、そこでの景観の良さにすべての苦労が報われた感じでした。
翌朝は天気もよく、日の出を観賞し、目的の高山蝶(タカネヒカゲ、ミヤマモンキチョウ)の撮影も終えました。
すぐ横に常念岳が見えますが、当地で偶然お会いした蝶撮影の知り合いの助言で、山頂への往復は結構大変で、その後撮影する気力もなくなるとかお聞きして、パスすることにしました。
そこで朝の9時には、早々に一の沢まで下山となりました。
後半、同行の家内の脚は棒状態になりながらも、なんとか下山できました。
やはり、我々のレベルでは常念岳まで登っていると、下山する余力はなかった模様で、貴重なアドバイスを下さった方に感謝です。
それでも、一ノ沢の駐車場の標高はたぶん1200mぐらいで、常念小屋が2466m(因みに常念岳は2857m)なので、1250m以上の標高差だったわけで、2009年の木曽駒ヶ岳・2010年の乗鞍岳とは比較できないくらい大変でありました。
とは言え、YODA夫婦は、2008年7月に火打山を、笹ヶ峰の方から長靴で登っていき、天狗の庭でギブアップして日帰りした経験があります。
このときの標高差は810mでしたが、途中に垂直によじ登るような場所もあり、山登りの大変さを痛感した体験があります。
その後上記のやさしい山での登山経験を積み、この2011年に北アルプスの高山蝶を目指して、標高差1000m以上にアタックすることになりました。
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埼玉の自宅を早朝に出て、関越・上信越道を経由し、長野自動車道へ。
途中で蝶のポイントに寄るため、麻績(おみ)のインターから少し山越えして池田町に抜けて、安曇野市にいくことにしましたが、山越え部分で山道の崖崩れで通行止め部分があり、迂回したりで時間を費やし、蝶ポイント立ち寄りもスキップしました。
常念岳登山口の一つである一ノ沢の駐車場に着いて、いよいよ登山開始がこの写真です。
登山にしては遅い10:30スタートになりました。 -
10:32
コヒョウモンの出迎え。 -
10:40
ゴイシシジミ。
途中で蝶名の質問された登山グループにゴイシシジミの簡単な生態を教えると、ビックリされていました。(簡単なことしかしりませんが) -
入り口で、登山届けを初めて記載しました。
駐車場からこの登山口まで1km以上はあり、途中でいろいろ蝶の撮影が始まったので、このときすでに11:04になっております。 -
11:22
山の神に到着です。
登山への気が引き締まる感じでした。 -
12:07
渓流沿いに来たので、さっそくカップ麺でのランチにしました。
ガスバーナーを使用するのも初体験でしたが、山の中での暖かいものはすごく美味しいのです。 -
12:09
山道含めて、そこいらじゅうにクロヒカゲ・ヤマキマダラヒカゲなどの蝶がいました。 -
12:55
移動再開です。
大滝という場所でのランチになった模様です。
駐車場の標高を1200mとすると、まだ410mしか登っていないのですが、ここまでは勾配もゆるくそんなに大変な感じはしませんでした。 -
13:44
登山者の汗に寄ってくるヒメキマダラヒカゲ。
この頃はまだ余裕がありましたです。 -
13:48
烏帽子沢到着。 -
14:31
笠原沢(1900m)到着。小屋まで残り2.2km(標高差560m)
やはり沢のある登山道は景観に変化があっていいですね。 -
14:36
途中で沢を何度か渡ります。 -
途中で、クモマツマキチョウもいて、今期初見となった家内は大喜びでした。
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15:10
沢の感じもだんだん高標高のイメージに。 -
15:29
ようやく「胸突八丁」に到着です。
小屋まで残り1.4kmで、標高差370mです。
ここからしばらく急勾配もあり、大変な思いをしました。 -
これは何でしょうか。
疲れで、ピントもよく合いません(笑) -
16:11
このような沢沿いの道が続きます。 -
シダの仲間。
葉の開く前の状態があばら骨みたいで面白いので撮影しました。 -
17:01
胸突八丁から小屋までに三箇所ぐらい休憩用のベンチがあり、よい指標になりました。
第一ベンチまでがかなり遠くに感じました。 -
17:17
小屋直前で咲いていたイワカガミ。 -
17:25
ようやく稜線の見える場所にきました。
雪がこのように少し残っていました。 -
17:34
常念乗越到着。
まあ小屋のある場所です。 -
常念岳がすぐ側に見えます。
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常念小屋にも到着!!
余りに遅い到着で、小屋宿泊者も多いので午後8時半ぐらいの夕食タイムになりました。 -
18:21
この日の夕方は残念ながら槍ヶ岳方向は曇りがちで、いい感じの日没シーンはありませんでした。 -
20:54
山小屋内部。
それは多くの登山客でぎゅうぎゅう詰め状態です。
YODAも家内と敷き布団は共有で、一部屋に16人ぐらいが隙間なく寝る状態です。 -
2011.7.17 4:06
翌日早朝です。
常念岳と出ていた満月。
多くの登山者はヘッドライトで、常念岳に向かっています。
ご来光を観賞するためでしょうか。 -
04:09
槍ヶ岳方向もこんなに明るくなっております。 -
04:44
雲海の向こうで日の出ショーが始まりました。 -
04:44
日ノ出で生じる撮影者自身の影も画面作りに参加しております。 -
04:47
槍ヶ岳も朝日を受けて気持ちよさそう。 -
04:48
日の出に立ち会うYODAの家内も気持ちよさそう。 -
04:50
朝日を受ける雲も気持ちよさそう。 -
05:54
すっかり朝になりました。 -
目的の高山蝶の撮影が、快晴の山頂で楽しめました。
画像は「タカネヒカゲ」
連写画像を合成しています。 -
ミヤマモンキチョウも飛んでいました。
これは06:54の撮影ですが、山頂は天気がよければ蝶たちも活動開始が早いのを実感できました。 -
目的の高山蝶も撮影できたので、早々に下山することに。
これはその下山開始時に見たホシガラス。
幼鳥のようです。 -
途中で家内がアサギマダラを発見です。
-
ニホンザルの姿もありました。
-
タカネキマダラセセリもいてビックリです。
-
宇宙から来たと思われる緑色のハバチもいて、
さらにビックリです。 -
ユリは普通でしょうが、綺麗でした。
種名は調査後に掲載です。 -
12:57
途中の沢で、休憩&水分補給。 -
13:27
烏帽子沢到着。
垂直方向にはかなり降りたのですが、水平距離がかなり残っている感じです。
もう家内はかなり脚にきています。 -
15:29
なんとか山の神まで戻ってきました。 -
15:50
ようやく登山口に到着でした。
朝9時に降りはじめて、途中の胸突八丁でしばらく一時間以上は休憩しましたが、約7時間かけての下山となりました。
この後家内は登山口に留まって、YODAはさらの駐車場に車をとりにいきました。
もうへとへとですが、成果のある登山で、気持ちのよい疲れでもありました。
来年はどの山目指すか今から楽しみではあります。
多くの画像をご覧いただきありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- 潮来メジロさん 2011/08/13 21:11:58
- ホシガラス、羨ましい・・・。ヾ(^o^)
- YODAさん、こんばんは! ヾ(^o^)
珍しい蝶がたくさん見られて良かったですね。
> 目的の高山蝶も撮影できたので、早々に下山することに。
>
> これはその下山開始時に見たホシガラス。
> 幼鳥のようです。
今度はホシガラスですか・・・。羨ましい・・・。(^_^;
私は体力的にも高山には登れないので、ホシガラスは上高地で一度見ただけです。
車で行けるような所は、なかなかホシガラスは出てくれません。(T-T)
マァ、運もあるかも知れませんが、昨年あたりから体力低下とともにツキにもちょっと見放されているような気が・・・。(T-T)
また、珍しい蝶の写真、どんどんアップして下さいね。
ではまた・・・。(^o^)/~~~
(潮来メジロ)
- 潮来メジロさん からの返信 2011/08/13 21:16:08
- RE: ホシガラス、羨ましい・・・。(間違い修正)
- YODAさん、こんばんは! ヾ(^o^)
すみません、間違えました。
> 私は体力的にも高山には登れないので、ホシガラスは上高地で一度見ただけです。
ホシガラスを見たのは上高地ではなく、立山でした。
ではまた・・・。(^o^)/~~~
(潮来メジロ)
- YODAさん からの返信 2011/08/18 20:59:55
- RE: ホシガラス、羨ましい・・・。ヾ(^o^)
- 潮来メジロさん。
いつもコメントありがとうございます。
結構年配の方々もエッサ、エッサと快適に登っていますが、
YODAもあのようになれたら最高だと常々感じております。
目的の蝶とかいるので頑張れるのですが、登ること自体では難しいかも。
ホシガラスは高所によくいるので、例えば高峰高原などでは、
少し浅間山方面に行くだけで観察できる可能性があるかと思います。
八が岳の白駒池でもたまに観れるし、一番楽なのは富士山五合目の有名な野鳥観察場所でしょうか。
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