2005/07/13 - 2005/07/13
2661位(同エリア4268件中)
まみさん
プラハは夜、遊ぶところがたくさん!
女一人でも堂々と夜遅くまで出歩くことができました。
といっても、旧市街広場には警官がポリス・バンと共に常駐していたりするので、決して治安が良いというわけでもなさそうでした。私も心して、人けのないところは避け、人の多いところでは、スリなどに気をつけました。よくある犯罪手口というのも、ちゃぁぁんと行く前にチェックして、自分もひっかからないように、何度も読み返しました。そして、特になんのトラブルもなかったので、結果オーライというわけです。
ナイトライフといっても、残念ながら7月8月は正規の劇場……要するに、国民劇場、国立オペラ劇場、エステート劇場といった、襟を正して出かけたくなるようなものものしい劇場のことを言いたいのですが、それは軒並み休み。去年は運良く、エステート劇場でモーツアルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」を鑑賞することができたのですが。
でも、代わりのものがたんさくあります。プラハといえば、まずは、ブラックライトシアター。UVライトとブラックカーテン、そして黒子の人間を使い、モノが消えたり、空を飛んだり、数々の幻想的な物語が展開する劇やショーです。このシアターがいくつもあって、シアターごとに特徴が違います。
今回は、IMAGEシアターのショーを、去年も気に入ったので今年も違う演目で見ました。残念ながらそちらの写真はなしです。
ほかに、イヌも歩けば棒に当たる、ではないですが、観光客も歩けば教会コンサートに当たる、って状況ですよ、プラハは。ただ、夏限定かもしれませんが。
それから、チェコのマリオネット文化は見逃せません。かつてハプスブルグ帝国支配下でチェコ語の使用が禁止されていたときに、旅芸人のマリオネット劇でなら見逃されていたということで、チェコ文化の伝統が、民話や風刺などのマリオネット劇を通じて生き延びることができたようです。だから、子ども向けのお芝居ではなく、伝統文化なのです。ま、日本にも、人形浄瑠璃のような、人形の伝統文化がありますね。あれは私には敷居が高すぎますが(笑)。
今回のチェコ4泊、最初の1泊目は日本から深夜に到着したばかりなので夜遊びはかないませんでしたが、残りの3泊は、マリオネット劇を2つ、それからブラックライトシアターと、クジジークの噴水ショーを見てまいりました。
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王の道マリオネット劇場の「ドン・ジョヴァンニ」
カレル通りにあるマリオネット劇場です。
「ドン・ジョヴァンニ」の一シーン。何者かに父を殺されたドンナ・アンナが、婚約者ドン・オッターヴィオに嘆くシーン。殺した犯人はドン・ジョヴァンニ。その幽霊が、ドン・ジョヴァンニの節操ない女性遍歴をやめて改悛するよう、説得しに(脅しに?)来るのがハイライトシーン!……なのですが、観劇の最中にパチパチやってるわけでしょ、一番まともに撮れたのが、この写真なので……。
ここの劇場のドン・ジョヴァンニは、なんかチョビヒゲの口元がにやけた、コミカルなタイプ。劇全体もコミカルな演出で、おいおいっ、って言いたくなるくらい乱暴に人形が扱われることもありました。
ちなみに、「地球の歩き方」には、ここのマリオネット劇を見れば、そのチケットで併設のマリオネット博物館も入れる、とあるので、それはおトクじゃん!と思ってチェックしていたのですが(2004年度に行けなくて、今回はぜひ!と思って)、マリオネット博物館の方は移転していたから、ナシですって。何度もそれを聞かれるのか、係員の人が、またこの質問か……、みたいな顔をしつつ、すまなそうに説明してくれました。 -
国立マリオネット劇場の入口
可愛いですよね、これ。
王の道マリオネット劇場と同日に見ました。あちらの開演時間が早かったもので。
本当はこの日にIMAGEシアターのブラックライトシアターを見たかったのですが、当日直前ではさすがにチケットが取れなかったのです。
同じ演目「ドン・ジョヴァンニ」を劇場ごとに見比べるのもいいかもしれない、と思って、2つ続けて見ました。 -
国立マリオネット劇場の「ドン・ジョヴァンニ」
人形がでかかったです。王の道マリオネット劇場の人形よりもまじめで私好みの顔つきをしていました。
これもそんなに上手く写真が撮れませんでした。これでもマシな方なのです。
登場人物がほぼ勢揃いしています。 -
クジジークの噴水ショー
夏のヨーロッパの夜8時は暗くなく、こんなに明るいんですよね。観光するにはそれは都合よかったのですが、このショーでは魅力が半減。これでも暗ければ、カラフルなライトが噴水に映えて、もっと幻想的なショーになったはずなのです。
この噴水ショーは、2004年度にもチラシをゲットしていて、気になっていました。でも、開催場所がわからなかったので、自力で行けそうにない、とあきらめました。今回はツアーを見つけました。場所はプラハ6区、かつてのエキスポ会場の中にあり、ふつうの観光地図には載っていないところでした。
カラフルでない、ってところが残念でしたが、まあまあ良かったです@
ただ、チラシでは、噴水の真ん中の舞台でバレエが上演されるような写真になっていて、私はダンサーが出てくるのを、今か今かと待っていたんです。
。。。そういうのって、特別に上演されるやつで、ふつうに毎日催行されるのは、噴水ショーだけでした。なら、まぎらわしいチラシを作るなって。誇大広告で訴えるぞ〜(冗談です)。
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この旅行記へのコメント (7)
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- shinesuniさん 2005/12/14 16:34:55
- マリオネット
- 面白そうですね。この分野結構疎いんで参考になりました。
次回行く時にチャレンジしてみます^^。
PS 口コミの『プラハで両替する場合』読みましたが
チェコの両替は本当に目減りが激しいですよね。
ポーランドのKANTORみたいに良心的なところが全くなくて...
まみさんからみてポーランドとチェコとハンガリーの両替事情どう思いましたか?私はポーランド>ハンガリ>ーチェコの順でした。
チェコは両替に随分気を使っていたので、其れが私の中で少し苦手意識に繋がっていると思います。
- まみさん からの返信 2005/12/15 21:18:56
- RE: マリオネット
- shinesuniさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。
ナイトライフ、コンサートにしろ劇場にしろ、日本のチケットは高い!というのが定評ですので、海外旅行のときは、ぜひ行かないわけにはいきません!
そこで見た!という思い出も重なりますからね。
というわけで、いつも行き先でなにか楽しめるナイトライフがないかって、結構チェックするんですよ@
両替の話ですが、碓かにチェコでは、結構目減りするなぁと思いました。
私はほとんど現金を両替所で変えていました。
まだ、地方の方がレートがよかったです。プラハの観光中心地のレートは、まさに、足元を見られてるっ!ってかんじでしたものね。
ただ、やっぱりユーロ高に比べると、まだずいぶん物価的にもレート的にもおトク感がありました。
ポーランドでは、Kantorはたまにしか利用しなくて、わりとATMでのキャッシングを利用しました。Kantorを使うようになったのは帰国の日がそろそろ見えてきたあたりですね。
物価については、東欧はたしかに安いのですが、私みたいに、アクセサリー!とか本・パンフレット!とか、現地ツアー!とかコンサート!と言ってると、やはり札が飛んでいきます@
生活必需品じゃないですものね。
余談ですが、私もクチコミの方を読んで、書き込みしたいなぁと思ったことがあります@
書けるシステムならいいのに、と思いましたが、こうして掲示板を利用すればいいんですね。
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- おむさん 2005/10/22 23:21:36
- プラハのナイトライフ
- これはほんと同感でした〜
私ははじめてのおつかいのごとくドキドキの初一人旅でしたので
暗くなったら絶対外にでないぞーと警戒心バリバリだったのですが
(実際クラクフでは一人では一切出歩きませんでした・・)
いざプラハに行ってみると、夜も昼同様人通りが多く、日本人もうじゃうじゃいて、なんか全然歩けるかも?とか気が大きくなり、ついつい毎晩
一人でぶらぶらしてました(^▽^)
しかし、まみさんの旅行先での知識にはいつも脱帽です。
人形劇や、ストーリー、建物や町のヒストリーなどしっかり知識を持たれていていつも感心させられます。
へーそうだったのかーなんて感心しながら読ませてもらってます。
ちなみに、私はプラハ最終夜にブラックライトシアター見に行きました。
でもどうせチェコに行ったならやはり人形劇を見るべきだったかな?と
後悔しつつ・・。でもブラックライトシアター面白かったですねえ。
- まみさん からの返信 2005/10/23 14:22:07
- RE: プラハのナイトライフ
- おむさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。
そーそーそー、一人旅では治安の悪いところは、君子危うきに近付かず!、と私も思っていたのですが、プラハは夜遅くても人がうじゃうじゃいましたねー。トラムも、夜中すぎてもありましたものねー。もちろん本数は減りますし、ホテルの場所によりますが、これなら万が一、午前様になっても、帰れるわ〜〜と思ったりしました(笑)。
ブラックライトシアターについては、プラハの観光ハイライトをネットで調べているうちに突き当たり、なんだこれーっと調べて行きました。「歩き方」にも載ってますしね。あんなにたくさんブラックライトシアターがあるのなら、一つや2つは見たいと思いました。なにしろ私がプラハに行った7月は、めぼしい劇場がみんな休館シーズンでしたから。
人形劇については、「歩き方」にも見開きで解説がありましたが、下調べの一環で読んでいた本でもよく触れられていました。
西欧史が好きな私でも、東欧は全くわからないんで、貧乏性というか、やっぱり調べてから行きたいと思ったんですよね。
次の2冊だけでもだいぶ参考になりましたよ。記事ごとにピックアップできるから読みやすいし、入門として抜群!
行く前はもちろん、行った後にもう一度読み返すともっと頭に入りました@
「読んで旅する歴史と文化 中欧」新潮社
「チェコとスロヴァキアを知るための56章」明石書店
おまけ
「ヨーロッパ・カルチャーガイド 中欧」トラベルジャーナル社
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- ばりこ3さん 2005/10/06 11:29:55
- 夜遊び万歳!
- プラハの治安、とんでもなく悪いわけでもなさそうでしたよね。朝7時の飛行機に乗るため5時にホテルを出たら、朝方まで飲み明かしている若者達の集団を見かけましたが・・・
私は「夜は怖いから嫌」という母と一緒だったので、夜はご飯を食べてサッサとホテルに帰るだけで残念だったのですが、やっぱり見逃したものが多かったぁ〜・・・と益々残念です。
それにしてもずいぶんと長い期間、旅行されていてうらやましいです。
- まみさん からの返信 2005/10/06 12:45:02
- RE: 夜遊び万歳!
- ばりこ3さん、こんにちは。書込みありがとうございます!
夜遊び万歳!ですよね。
もちろん、トラブルにあったら元の木阿弥どころではないですし、ただでさえ自分は平和ぼけしている日本人なんだから、と心しながらも、でも渡航先でナイトライフを楽しめる機会があれば、ぜひ楽しみたいですよね。
プラハは遊べるところが一杯です。夏のハイシーズンということもありますが、去年はプラハに5泊して、今年とは違う人形劇場で「フィガロの結婚」、ブラック・ライト・シアター3件、教会コンサート、エステート劇場でオペラ「ドン・ジョバンニ」と、ほぼ毎晩のように夜遅くまで遊んでいました@
ばりこ3さんも、またプラハ再訪できたら、ぜひナイトライフをお楽しみください!
(ちなみに私の母も、夜遅いのことにはとても煩いので、一緒に海外旅行ということになったら、ばりこ3さんと同じようにいけなかったでしょう@)
ぱりこ3さんがアップしているオーストリアには一昨年行きました。懐かしく拝見させていただきました。実は、そのときもしっかり夜遊びしています。オーストリアはまだ表紙しかアップしていませんが、日程の一覧には、自分でもよくぞ、というくらい、夜遊びの記録が載っています@
ザルツブルグではマリオネット劇場に3回通いました@
- ばりこ3さん からの返信 2005/10/06 13:25:52
- RE: RE: 夜遊び万歳!
- まみさん、お返事ありがとうございます!
帰りの飛行機では、もう当分、母と一緒には行かないことを決心してました。親孝行したのでまぁいいかということにしているのですが、やっぱり旅は冒険もしたいですもんね。
ヨーロッパまで行けるのは年に一度が精一杯なので、次にいつ行けるかは分かりませんが、機会があったらまみさんの旅行記を参考にさせていただいて、今度こそナイトライフも楽しんで来たいです!
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