2010/04/15 - 2010/04/17
2107位(同エリア2719件中)
tonaさん
今回は「ガウディ詣で」メインで、マドリードは立ち寄り程度の気持ちだったけど、いや~、目もお腹も大満足!
2日目は、王宮、そして午後はトレドで中世へタイムスリップ!
朝起きると重たい雲が。
ときおり小雨がパラパラ・・・。でも傘を差すほどではないかと安心していたら、マヨール広場でランチの席についたとたん大雨・・・。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
-
昨日と同じくPRINCIPE PIO駅で降り、王宮へ。
観光客も門番(?)もいなくて、こっちでいいのかな・・・と歩いて行くと、背の高い迷路造りの庭園の向こうに王宮が。
気分は王宮へ招待された来賓。 -
王宮
入口にreal realって書いてあるので、本物?何がだろ?と思ったら「王の」という意味だそうで。レアル・マドリードって、「これぞ・マドリード」とかなのかと思ってた・・・。一つ勉強になりました。
「そのときどきの王が好みの部屋を作らせた」という通り、部屋から一歩出ると、床から天上まで別世界。どの部屋も隅々までびっちり飾られている。 -
駅も電車も驚くほどきれいだけど、街中もとってもきれい。
-
マヨール広場
時刻はそろそろランチタイム。
生ハムがずらりと並ぶバルに、食べるぞ〜、っと目では思ったものの、朝から生ハム三昧、夜も生ハムで、悲しくも甘党には早くも塩分オーバー。 -
広場のプーさん
マドリードではおじさんたちに人気なんだぁ〜と、前に回り込んで見たら・・・。シエスタ中かな。 -
イチオシ
春
-
床屋さん、かな。
-
MERCADO DE SAN MIGUEL(サン・ミゲル市場)
ガラス張りの市場は、反射して中が見えなくて、最初おしゃれなショッピングモールか何かかと思って素通り・・・。古くから食料品市場だったところを改築し2009年5月にオープンしたばかりだとか。
入ってびっくり、場内は人・人・人。グラス片手にみんなご機嫌。夕食はココに決定! -
お魚屋さんには、アンコウも。爪楊枝で留められた白い袋は肝?
-
イチオシ
トレド(タホ側対岸から)
午後はOPでトレドへ。マドリードから南へ約70km。途中、雷、大雨に降られたけど、到着目前に嘘のように晴れた!やった! -
昔のトレドの風景画を眺めていたら、絵から風が吹いて来て、「え?これ本物!?」っ、みたいな感覚に何度も何度も襲われつつ、深呼吸して中世気分に浸る。
ではではビサグラ新門より中世へ。 -
ソゴドベール広場
旧市街を周遊するミニトレインがいい感じ -
細い道をぐんぐん歩いていくと、前方に天をつんざくゴシック建築、あれがスペインのカトリック総本山カテドラル。
青空が目にしみる。 -
カテドラル、免罪の門
-
大聖具室(美術館)の壁には柱ごとに、エル・グレコの「十二使徒」、他にもラファエロ、カラヴァッジオまである。正面奥の祭壇内にはエル・グレコ「聖衣剥奪」。
のんびり見ていたら、そろそろ・・・とガイドさんに急かされ、サント・トメ教会へ。
サント・トメ教会(写真はないけど・・・)
今回見た絵画で一番衝撃だったのがこれ。
入口手前でストップ。ん?入らないの?っと思った右手に掲げられていたのがエル・グレコの「オルガス伯爵の埋葬」。
絵は上下2部構成になっていて、下はオルガス伯爵(この教会の再建に尽力した人)が息を引きとった場面で、トレドの有力者や著名人に囲まれている。その頭上は彼の魂が昇天していく様を描いている。昇る魂を包むように受けとめる聖母マリア、天国への扉の鍵を手に彼の生前の善行をキリストに伝えるペテロ、両手を広げるキリスト。肉体は土へ、魂は天へ。下界と天界の間にまったく隙間がない絵は、息苦しいほどリアルだ。
ふと下を見ると棺が。オルガス伯爵の棺だという。見上げると、つい今しがた息を引き取った青白い伯爵の顔。そう、まさに葬儀に立ち会っていたんだ。ふわっ、と鳥肌。 -
なんでも、世界三大名画は、選考者によって入れ替わりはあるけど、昨日見た「ラス・メニーナス」、レンブラントの「夜警」、ダヴィンチ「モナリザ」、そしてこの「オルガス伯爵の埋葬」のいずれかなんだそう。
スペインに2つもあるなんてすごい。しかも昨日今日でそれを見れたなんて、なんとも贅沢。
中は美術館にもなっているという「エル・グレコの家」の看板を泣く泣く早足で通過し、帰途に。
次来るときはトレドは泊まりだな。 -
中世にアスタ・ラ・ビスタ!
またいつか、きっと。 -
OP終了後、サン・ミゲル市場へ直行。
相変わらずすごい人。まずは一巡り。
大盛況の生ハム屋さん。店員さんのユニフォームもおしゃれ -
ビーンズ屋さん
-
お寿司屋さん
店員さんが、お客さんに「with わさび?」と聞いてる。 -
Croquetas屋さん
-
ピンチョス(@1ユーロ)
めぼしをつけたとこで、濃厚なサングリア片手に、人垣の隙間から指差し注文。なんとかテーブルの隙間に落ち着き、至福のディナータイム。 -
伝統料理コシード
ひよこ豆入りポトフって感じ。お豆がポクポクしてておいしい。
テーブルのお向かいさんご一行さんが、「サングリアに、コシードだね、素晴らしチョイスだよ」と笑顔で話してきて、お互い超片言英語でも楽しさ満開。 -
うぃ〜
-
食後のカフェ・コン・レーチェ
市場内にカフェもあって、至れりつくせり。エッグ・タルトとかカステラとか、ポルトガルのデザートがいろいろある。 -
0kmの道標(プエルタ・デル・ソル)
ちょっと遅くなって、地下鉄はちょっと不安なので、帰りはバスでホテル(HUSA CHAMARTIN)へ。終点がホテル正面なので安心。 -
マドリードのお土産:王宮編
王宮レシピで作っているという、アーモンド(蜂蜜味)とマロングラッセ -
マドリードのお土産:プラド美術館編
ミロの定規 -
トレドのお土産
カテドラルのポストカードセットと、トレドのポストカード
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- むんさん 2011/02/27 20:48:55
- オルガス伯爵の埋葬
- tonaさん、こんにちは!
お久しぶりです。
スペイン旅行記にお邪魔します。
トレドのサント・トメ教会。
エル・グレコの「オルガス伯爵の埋葬」の絵。
もう20年以上前なんですが、私も見たことがあり、
今もすごく印象に残っています。
世界三大名画の一つとも言われているんですね〜。
旅行記を拝見して改めてあの感動がよみがえってきました。
- tonaさん からの返信 2011/03/08 14:21:14
- RE: オルガス伯爵の埋葬
- むんさん、こんにちは♪
ご再訪ありがとうございます!
エル・グレコ、本当、圧倒・感動でした。
この旅でベラスケス、ゴヤ、ピカソなど鑑賞した中で、一番強く心に残っています。
20年前ですか〜。
私も何年経っても感動は薄れなさそうです。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
マドリード(スペイン) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
29