初日の出！カンボジア～世界遺産3連発③シェムリアプ

2009/12/31 - 2010/01/02

旅行も最終局面
最後の世界遺産アンコールワットとその遺跡群だ。

カンボジアも5、6年振りである。
前回、遺跡はほとんど見たので目的はすぐに絞る事ができた。
・今は禁止になっているライスペーパーのレリーフ版画を入手
・タプローム
・アンコールナイト
・初日の出
・アンコールバルーン

そして、バンテアスレイ。
ここだけは絶対に行くつもりだった。


夜の22:00でも日本のUFJ銀行のカードで出金が出来た。
(但しUFJにインターナショナルカードの申込み要)

CANADIA　BANK(加華銀行)オールドマーケット近く
ドルでもリエルでも出金できた。
手数料は４００円位取られている様だ。

空港での両替は
60$　→　234,000リエル

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: バンコクエアウェイズ

タプロームホテル
(agoda予約　$43×3泊　$130.83　朝食、税込み)

いつもよりちょっと贅沢。
ホテルの感想はオススメ
・スタッフが一生懸命なのが良く分かる。
・部屋は板張りの床で気持ちいい。
・オールドマーケット、Barストリートのすぐ近く


agodaの口コミでは大して褒められてないが、結構オススメである。GHはちょっと…と言う方にはいいだろう。


日本人に対してとても親切だった。

7年ぶりのアンコールワット

工事箇所が多いような…

久しぶりに見て…え？って感じだ。
工事箇所が多すぎだ。

一気にやる事無いのに…
見所が一切なくなっている。

現状、
・3階にはあがれない。
・建物中央の通路は閉鎖
・1階の一番有名な(綱引き)のレリーフは見れない。


2009年12月段階で、今は見るべきではないと思った。
工事が終了してからの方が良いだろう。

印象が全然違った。


2009年夏時点の情報は、
・綱引きレリーフはOK
・3階はNG
程度だったらしい、工事範囲が広がっている様だ。
工事情報を集めてから行った方がいいだろう。

今回の旅行で7年前に来た時、撮影した地元の
人々の写真を数多く持参した。


撮影した場所は7年経っていても
意外と覚えているものだ。


撮影した寺院に行って写真を見せると
すぐに本人若しくは親、親戚を見つける事が出来た。


現像した写真を渡すと、大そう喜んでくれ、
懐かしそうに写真を眺めていた。
その時の小さな子供達は大きくなり立派な働き手になっていた。

見ず知らずの旅人からの小さなサプライズだった。


今回の旅行でも沢山の人たちを写真に収めた。
もしかすると、また来るかもしれない。

死者の門

7-14mmの広角レンズを使用(Panasonic)

バイクの後ろで、走りながら
レンズ交換はきつかった。(笑)

バイヨン


7年前は子供たちが沢山居て、頼みもしないの
勝手にガイドを始めて1,2$要求されたものだが


今は誰一人いない…


うっとうしくなくて良いのだが、悪い面もある。


昔いたガキ達は写真のスポットを良く知っていて
ガイド中に教えてくれたのだ。それは絵葉書になっていたり、プロの写真家が良く撮影している場所なのだ。

今居る管理人達に聞いても、写真スポットなど全く教えてはくれなかった。


これは、昔ガキから教えてもらった一ヶ所。
一番容易に見つけやすい。

スリースマイリーズ


これもガキに教わったポイント
プロがよく撮っていくらしい。

1枚に３つの笑い顔が入る所が無いと言っていた。
他にもあるような気もするが…

これもガキから教わった。


バイヨンで一番綺麗なレリーフらしい
東の下り階段を下りる所にある。

あと、もう一箇所は東階段を降りる際に上を見上げると、隙間からバイヨンの頂上が見える。


今回は写真を忘れていた。

タケオの尼さん

少しのお賽銭を払って線香を買う。
このお賽銭が遺跡に住む人たちの
貴重な収入源になるだろう。

多くは渡せないが気持ちだけ。

穏やかな顔が印象的だ。
こんなに穏やかな顔ができる人生って…


自分の今を考えさせられた。

Panasonic　DMC-G1ダブルレンズセット
Panasonic 広角7-14mm


このセットを今は気に入っている。
筐体が異常に小さいこの一眼は、荷物の多い
海外旅行に最適だ。


しかし、最近は解像度と抜けの問題で
レンズに不満を持ち始めている。


次に持って行くセットは

DMC-G1に
Olympsu　ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD
ED 50mm F2.0 Macro
で、行くつもり。

パナライカも検討したが、抜けるような
風景画と子供達の写真はこの2本が最適と
思う。


自分の撮りたい写真から導き出した答えだ。


SHGは片手に持って歩き回るにはちょいと無理
と、言うか遺跡にぶつけて壊すのがオチ(笑)

タ・プローム

写真の撮り処満載の遺跡だ。
但し、年末は欧米人のツアー客で
ごった返している。


写真を撮るのも順番待ち(笑)

そんなに喜ばなくても…
無邪気だな(笑)

じゃあな。
バイバイ。

タ・プローム裏門にいた子供達

少し観光客慣れしていて、1$、1$と
うるさかったが、写真を撮り始めると
こんな有様。

やっぱり子供だ。
子供はどの国でもかわいい。

バンテアイ・クディの仏像と尼さん

賽銭を置いて熱心に拝んでたら、
腕に赤い紐を結び付けてくれた。


これで神様と繋がっていられるそうだ。
ちょっと嬉しい。いいことあるかな。

撮影は揺れるので結構大変だ。

拡大してみて欲しい

12月31日のプノンバケン
遺跡にはカバー、人は鈴なり(笑)

空からのアンコールワット


工事であっちこっちをカバーして
あるアンコールを近くで撮影するより
これ位の距離の方が綺麗だ。

目的のひとつ
アンコールバルーン

昔はなかった。

年末年始の混雑を予想して、webで
現地代理店に予約を入れたが全く
意味がなかった。

予約無しでも充分いけた。
むしろ、わざわざピックアップの
ためにホテルに戻らなければならず


おまけに、日中雇ったバイタクと
ダブってしまい、丸っきりの無駄
だった。

12月31日のカンボジアの夕日

2009年サヨウナラ

夕日目的であれば、バルーンは最終便だ。

年末の日没は、確か16：45か17：45だった。

夜ごはんはオールドマーケット
Barストリートのクメールキッチンへ

外のオープン席を確保。

フィッシュアモック
カンボジア料理


最初、魚かチキンかビーフを聞かれる。
オススメは魚らしい。

骨とか皮とかが入っているか気になったが、
現物には入っていなかった。

タイ料理で辛いのに飽きていたので
おいしかった。

中に入ったら出れなくなった(笑)

あまりのバカ騒ぎに疲れ
カウントダウン前にホテルに
帰ってしまった。

おまけにカンボジアでNHK紅白歌合戦を
見ている始末。カンボジアで美川憲一。


しかし、ゆく年くる年の除夜の
鐘は聞いてない。


どっちにせよ中途半端だな。

12月31日のオールドマーケット
Barストリート


もう大変な騒ぎ。

月夜のアンコールワット

初日の出見物で物凄い人だ。

朝焼けのアンコール

この日は綺麗な朝日ではなかった。
それより、物凄い人だ。


正直、年末年始にメジャースポットに来る
日本人観光客のマナーの悪さに
呆れてしまった。


人より早く来て、三脚立てて
カメラの準備をしているのに、隙あらば
後から来て無神経にその前に立つ始末。


この時期の日本人観光客にはあきれる。
フランス人の女性フォトグラファーも
声を上げて激怒していた。


年末年始のメジャースポットに
もういかない。

スラ・スランで干してあったシジミ。

生のシジミを干して、半分口のあいた状態だ。
現地の女の子に「食べる？」と聞かれ
躊躇したがトライした。


生ではなかった。
ニンニクとナンプラーに漬け込んだ物だ。
口が開いたら食べれるそうだ。


要は日光で煮ているようだ。
驚いた事においしい。
レストランでは出ないだろうな。

クバルスピアンの親子


お母さんは軍服を着ていた。
元クメールルージュだろう。


7年間もここには軍隊らしき
人間が沢山居て、現地のバイタクに
教えてもらったのだが、全員クメール
ルージュとの事。


紛争終了後、国の軍隊として
雇われているらしい。
今はこの親子だけだった。

今はライフルも携帯していなかった。

遺跡は入り口から約1.5kmにある。

軍服を着たお母さんに誘われたが
この先に違う遺跡と滝があるらしい。

行って見たいが時間が無かったので
断念。

きっと旅行ガイドには無い
色々な所を案内してくれたに違いない。


元クメールルージュと行く遺跡ツアー
魅力的だ。

現地の人が滝で遊んでいた。
楽しそうだったので1枚

東洋のモナリザらしい


前は見る事が出来なかったが
今は見る事が出来るらしい。

本当にこれだろうか？

バンテアスレィ

ここも大混雑だった。

バンテアスレイも昔に比べかなり綺麗に
整備されていた。


7年前、ここに来た時遺跡の中に全身に大火傷を
負った小さな女の子がいた。
火傷も生々しく遺跡の隅にうずくまっていた。


弱々しく手を出して物乞いをしていた。
一度通り過ぎたが戻って少しだけお金を渡した。
火傷が酷かったが少し笑ったのが判った。


あの子は無事生きているだろうか。
ずっと気になっていた。


結論からいうと彼女は生きていた。
遺跡の外、大きな木の下に座っていた。
近づくと彼女もじっとこちらを見ていた。

Do you remenber me？

覚えている訳はないが、聞いてみた。
それしか言葉を思いつかなかった。
彼女が笑い返した。

多分、英語なんて理解してないだろうし、
耳も聞こえているか判らない。
だけど、彼女は嬉しそうに笑い返してきた。

涙が沢山出た。
元気で良かった。

この旅行記へのコメント （5）

• ishicameraさん 2010/02/10 18:31:03

  笑顔

  タロさん　はじめまして。
  
  旅行記すっごく感動しました！！！
  ちょっと涙ぐみながらカキコミ中です。
  
  私も旅先で、人の写真を撮るのが大好きで、いつも子供達の写真を撮っています。
  最初は”Money!!!”なんて言ってる子供達も、カメラを向けると急にはしゃいで、”やっぱ、子供はかわいいなぁ〜”といつも思ってるので、すっごく共感しちゃいました。
  
  そして。。。
  火傷を負った少女の話。
  
  いつも写真撮って、本当に貧しそうな物乞いの子供に小銭をあげることしかできない自分。でも、写真を渡す旅をして、たくさんのみんながちゃんと成長していて、あの物乞い子供が苦しいながら大人になり、微笑み返してくれたら、どんなに嬉しいだろうと。
  
  自分の旅と重ねながら、とっても感動しました。
  素敵な旅行記をありがとう！！！
  
  
  ishi

  タロさん からの返信 2010/02/12 00:22:27

  RE: 笑顔

  こんばんわ
  ishiさん
  
  
  GWにイランへ行くので
  ishiさんの日記かなり見てました。
  
  被写体が似てたので、同じ気分で旅行してる人かな？
  なんて思ってました。
  
  
  海外で貧しい子供見てお金を渡すのが良い事か
  悪い事か未だに判断に迷いますが、カンボジアでは
  渡すと決めていました。
  
  
  もし、カンボジアに行く事があればバンテアスレイの
  道すがら、大きな木下に彼女は毎日座ってます。
  彼女には不幸中の幸いで両親が健在ですが裕福ではないです。
  
  
  彼女と会うことがあれば友達になってあげて下さい。
  
  これからもお互いいい旅行しましょうね。
  因みにishiさんの写真の綺麗さにも関心してたのですが
  カメラは何使われてます？
  
  僕はpanasonic G1でレンズにパナライカをを使うようにしてます。

  ishicameraさん からの返信 2010/02/12 02:43:01

  同じ気分の旅♪

  タロさん　イラン行かれるんですね。
  
  すっごく良いところでした。
  意外と近代的ですし。快適に旅できました。
  どの辺りいかれますか？
  私は行けなかったけど、途中で仲良くなったバックパッカーがタブリーズの人がめっちゃ優しかったと言ってました。
  私はカシャーンが楽しかったかなぁ。。。
  
  カメラはニコンのD300です。
  レンズはタムロンとニコンを使ってます。
  
  カンボジア、まだ行ったことがないので、少女と友達になるために旅してみるのもいいなぁ。
  
  タロさんがイランを旅したら、きっと素敵な笑顔が撮れそうですね！！！
  
  ishi
  
  

  タロさん からの返信 2010/02/12 13:32:42

  RE: 笑顔

  こんにちは
  ishiさん
  
  まだ、イランの日程は決めてないんですが
  テヘラン(夕方）inで同日空路でシーラーズ
  その後、エスファン→テヘランで
  考えています。
  
  カシャーンも考えてみたいですね。
  実質6泊７日間しかないので、ちょっと駆け足です。
  
  今はプランニング中で到着日の「宿をどうしよう」とか
  「初日のシーラーズ行きの航空券どうしよう」と言う
  
  段階です。
  ishiさんは現地で手配されました？
  
  

  ishicameraさん からの返信 2010/02/13 14:43:05

  夜行バス

  タロさん　こんばんは。
  
  私は現地移動をすべて夜行バスや長距離バスにしました。
  実はマシュハドという聖地に行きたくて、現地で旅行会社と航空会社まわっったのですが、航空券全くとれませんでした。
  マシュハド行き以外はそれほどでもないようですが。
  
  最近イランの国内線が日本で取得可能になったという口コミみましたよ。
  http://4travel.jp/overseas/area/middle_east/iran/tips/10144692/
  
  バスもすっごく快適だからお勧めなんですけどね♪
  
  ishi