南部アフリカ旅行　～ヨハネスブルク市内を探索！編～

2007/09/13 - 2007/09/13

　伊丹から、成田・シンガポールと経由して、南アフリカはヨハネスブルクまでやって参りました。長いっ！　でも、シンガポール航空さんの機内食がおいしかったのと、ちゃんと寝れたので疲れはありません。さて、予定ではここから短時間の乗り継ぎでビクトリアフォールズ空港に向かう予定でしたけど、謎の欠航でヨハネスブルク空港に足止めされることになっちゃいました。

　ということで、そんなに時間ないけど、せっかくなのでということで、車の中からヨハネスブルク市内を案内してもらうことにしました。スラムと高級住宅街がすぐ近くにある街。スラムのほうは、本当に貧しい生活をしてるというのを目のあたりにしました。言葉も出ないんですよ。ショックで。あと、申し訳ないですけど、怖くて。車から降りるなんて考えられないし、車に乗ってても、にらまれますしめっちゃ怖かったです。

　さぁ、今回の旅行記は、そのヨハネスブルク編です。

エリア ヨハネスブルグ(南アフリカ共和国)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: シンガポール航空

　ヨハネスブルク空港に着いて、「なんで欠航やねん！　どないしてくれますねんや！」と南アフリカ航空の人に詰め寄るも、悲しいかな事態は改善されず。仕方なく後の便で行くことに。でも、このまま空港で過ごすのはもったいないので、世界で一番危ない都市と言われるヨハネスブルク市内に行きたいなぁと思っちゃいました。

　とは言うものの、２時間後くらいには空港に戻ってこないといけません。とりあえず、観光案内所で話を聞こうと、到着ロビーにある観光案内所に行ってみました。がしかし、やはり２時間は短いようで。。。　どうしようかなぁと思ってると、黒人のお兄さんが近づいてきて、「２時間で車の中からヨハネスブルクを案内してあげるよ」って言いました。本当は、怪しまないといけなかったんだろうけど、折角だと思ってお願いすることに。

　写真は、そのお兄さんの車に乗って、空港から市内に向かっている時のものですっ。

　空港から市内へは綺麗な高速道路です。思ってたよりもねぇ、かなり綺麗な車が沢山走ってます。日本車・フォルクスワーゲンなどが多かったかな。うちらの乗ってるお兄さんの車、フロントガラス割れてるんですけど。ど、どうして。。。

　高速道路、結構交通量多かったな。渋滞にも巻き込まれたし。３０分走っても、目的地に着く気配なし（っていうか、目的地がどこか分からん）。ここにきて、「ヨハネスブルクはとっても危険な町で、車ででも観光するのは危ない」ってガイドブックに書いてることを発見。そもそも、このお兄さんは良い人と信じていいんだろか？　誘拐されたらどうしよ。拉致されたらどうしよ。と正直不安になって来た時期でございます。

　高速道路からの風景。その１。

　高速道路からの風景。その２。

　そろそろ、一つ目の目的地付近に着くようです。

　ヨハネスブルク中心部より北側にある、「ホーデン」という街にやってきました。スラム街です。

　あ、ここまで来て、今のところ、このガイドさんは危ない感じでは無いと分かってほっとしましたよ。

　トタンの屋根、ボロボロです。

　露天のようですが、売り物はあまり無いみたい。

　狭い道に入れば、更に、汚く貧しいエリアになっちゃうみたいです。

　こうやって、普通に街中に動物がいます。

　何なんでしょ？　自宅？

　たくさんの洗濯物。大家族なんかな？

　露店。フルーツも売ってるんですね。

　屋根、直さないと。。。

　小さな子供。

　ホントにゴミの中で住んでるって感じなんですよ。こりゃ、衛生状態も悪いし、伝染病も蔓延するよなぁ。

　車でスラムの中を通ると、こういう風に睨まれるんですよ。ホントに、これは怖いですよ。

　みなさん、何をしてるかわからないけど、せっせと家事をしてるのかな。

　子供がこっち向いてくれてます。カメラ目線だよ。

　このように。やっぱり街にはゴミが多いです。

　この小屋みたいなところに５人家族が住んでいるんだとか。

　スラムはおしまい。ここからは、すぐ近くにあるアレクサンドラっていう街に向かいます。

　このアレクサンドラという街は、さきほどのスラム街とは一転、豪邸ばかりです。車で１０分も移動していないのにこのギャップ。すごすぎ。。。

　どの家も、大きすぎですよ。大豪邸街。富豪さんの街なんだろね。

　あの、ノーベル平和賞のマンデラさんの自宅らしい。ってことは、黒人の人も、もちろんお金持ちなら住めるのね。このマンデラさんの家の玄関には警察車両が止まってました。

　ヨハネスブルクの中心部にやってきました。夜は危なくて誰も出歩かないのかもしれないけれど、昼間は結構活気がありました。

　普通に高いマンションやビルがありました。街を歩く人の大多数が黒人さんという風景を見ると、ここが日本じゃないんだと思い知らされます。遠いところまで来たもんだ。

　分かりにくいかもしれませんけど、地下鉄の工事をしていました。ドライバーのレイモンド（名前）曰く、アフリカ大陸初の地下鉄だそうです。かなり自慢げに説明されました。2010年ワールドカップに向けての基盤整備なんでしょね。

　道端で会議中のようです。

　これもヨハネスブルク中心部。

　移動も含めて、あっという間に２時間経ちました。結果的には大丈夫だったけど、冷静に考えると、どのガイドブックにも「世界一危ない街」と書かれているヨハネスブルクで、空港で声を掛けられた人の車にひょこひょこと付いていくという無謀なことをしちゃってました。無事に帰れたから言える事だけど、たった２時間の、それも車からの観光でしたけど、ショックの大きい２時間でした。あんなゴミの中で衛生状態もひどいところでみんな住んでるとは…　印象が強すぎです。かとおもうと、近くに豪邸が。これが、最近までアパルトヘイトをしていた国の現実なんですね。

　さて、ここからはヨハネスブルク空港に戻って、やっとジンバブエは、ビクトリアフォールズに向けて出発です。では、次の旅行記もよろしくお願いします。

この旅行記へのコメント （2）

• nh155さん 2007/10/23 10:28:33

  地下鉄

  tanippiさん
  
  ご訪問ありがとうございました。
  南ア旅行記楽しく懐かしく拝見しました。
  
  ヨハネスはラッキーでしたね！
  
  でも地下鉄は確か既にカイロにもあったような...
  次回はレイモンドくんに｢なんでやねん｣と突っ込んであげて下さい。
  
  続きの旅行記も楽しみにしています。
  
  nh155

  tanippiさん からの返信 2007/10/24 00:24:45

  RE: 地下鉄

  nh155さん
  
  　コメントありがとうございます。
  
  　地下鉄、カイロにもあるのですか！　知りません
  でした。レイモンドくんは、とっても自信たっぷりに
  「アフリカで初めてなんだよっ」って言ってたので
  すが（笑）
  
  　nh155さんは、すごく沢山の国に行かれているみたい
  で、うらやましいです。旅行記も沢山お書きなので、
  見せてもらうだけでもすごく時間かかりそうですが、
  少しずつ読ませていただきます！