2002/09/18 - 2002/09/18
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旅人のくまさんさん
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尾張四観音の一つ、荒子観音の紹介です。正式の名前は、浄海山圓龍院観音寺です。円空仏でも有名です。円空が当寺を数回訪れ、山門の仁王像や1200体を超える木彫仏像を残しました。これは日本全国で現存が確認されている約4500体の円空仏の内、実に4分の1以上に当たります。
尾張四観音プラスαの大須観音の旅行記一覧を記しておきます。
○笠寺観音(名古屋市南区)
http://4travel.jp/traveler/tabitonokumasan/album/10400293/
○荒子観音(名古屋市中川区):この旅行記です。
http://4travel.jp/traveler/tabitonokumasan/album/10400345/
○甚目寺観音(海部郡甚目寺町)
http://4travel.jp/traveler/tabitonokumasan/album/10400360/
○龍泉寺観音(名古屋市守山区)
http://4travel.jp/traveler/tabitonokumasan/album/10401817/
○プラスα:大須観音(名古屋市中区)
http://4travel.jp/traveler/tabitonokumasan/album/10408212/
http://4travel.jp/traveler/tabitonokumasan/album/10400339/
- 交通手段
- 私鉄
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荒子観音の正式名称は、『浄海山円竜院観音寺』です。地下鉄の高畑駅で降りて、歩いて10分足らずの距離です。荒子観音寺の写真入りの看板が見えてきました。円空仏の写真です。
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荒子観音に到着しました。寺伝によれば、天平元年(729年)、泰澄による創建とされます。天台宗のお寺です。尾張三十三観音の12番で、尾張四観音の一つに数えられます。
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日露戦争の戦没者の慰霊碑です。古い神社での境内では、、日清・日露戦争の慰霊碑を良く見かけます。
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山門のアップ光景です。『浄海山』の金文字の額がありました。天正12年(1584)の太閤検地により寺領が没収されましたが、徳川義直公の庇護を受け、江戸時代に入り、再び栄えました。
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山門の軒下の光景です。獅子の彫刻がありました。後に加賀百万石の城主となった前田利家公は、荒子の土豪の家に生まれ、寺の近くに荒子城を構えていたとされます。
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荒子観音の山門付近の光景です。織田信長の比叡山焼き打ちに絡んで焼失しましたが、前田利家によって天正4年(1576)に再興されました。利家の菩提寺です。
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多宝塔の屋根のアップ光景です。平成13年(2001年)に解体修理を終えています。上層は唐様、下層は和洋です。室町末期の禅宗様式とされます。
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天文5年(1536年)に再建された多宝塔です。逆光で、シルエットになりました。名古屋市内に現存する最古の建物とされ、国の重要文化財に指定されています。 室町時代末期の建築物です。
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観音寺多宝塔の由来を記した立看板です。1536年に再建された時の大工棟梁の名も記されています。寺院の建物の中から、昭和50年に1020体の円空仏が見つかりました。
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鐘楼の建物光景です。再建されたばかりなのでしょうか、新しい造りです。
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荒子観音の境内の光景です。中央付近に見える三角屋根の建物は、六角堂です。その手前に水子地蔵が見えます。
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境内の光景を続けます。境内の外からの撮影です。右の塔が多宝塔、左が仁王門です。
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境内の光景です。右の建物が六角堂、左手の茅葺屋根の建物は、隣接する神明社のようです。
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荒子観音の本堂の全景です。天正4年(1576年)に前田利家公により再建されましたが、その後幾多の変遷があり、現在の本堂の建物は、最近再建されたものです。
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左手のシルエットが国の重要文化財の多宝塔、右奥の建物が平成9年に再建された本堂です。
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荒子観音の境内の光景です。荒子観音寺本坊の大きな表札がありました。
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この建物は、山門の側面光景です。左手奥には、梵鐘が吊り下げられた鐘楼が見えます。
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多宝塔は名古屋市内で一番古い建物ですが、本堂は1994年に火災に遭い、3年後に再建されたものです。その本堂の祭壇です。
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同じく本堂の祭壇の光景です。沢山の仏像が飾られています。きらびやかな仏像ですから、円空仏とは違います。
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開け放たれていた建物内部の写真です。本堂ではなかったようです。荒子観音の提灯が見えました。
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仁王門には付き物の草鞋です。このお寺にも飾ってありました。
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境内に在った石碑です。『瑞草庵緑水翁』の文字がありました。荒子観音に縁の方でしょうが、詳細は分かりません。
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おそらく江戸時代からの古い石碑でしょう。荒子観音の文字と、観音様らしいレリーフが刻まれています。
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仁王門越しに眺めた本堂の光景です。これで荒子観音の紹介はお終いです。
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締め括りは、荒子観音付近で見かけた花の紹介です。訪れたのは9月のことでした。赤いベゴニアの花です。
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花の数がやや少ないベゴニアです。こちらは白地に薄くピンクが入った花の色です。
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まrく刈り込まれたアベリアの白い花です。スイカズラ科の植物です。と良い香りを持ち、蝶や虫がよく集まります。
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ユリオプスデージーの花です。木質化するキク科の多年草です。蕾も一杯です。
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白とピンクの花が混じって咲いています。サルビアと同じ仲間のセージの花のようです。シソ科の植物です。
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律義にお彼岸の頃に咲く、ヒガンバナです。暑さ寒さも彼岸までの言葉がありますが、この年は残暑が厳しい夏でした。
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旅行記グループ 2002秋、尾張の観音巡り
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