旅記録国内編2009　徳島・香川・愛媛〔32−四国八十八ヵ所霊場巡拝第３弾：第６１番札所・香園寺編〕

2009/09/13 - 2009/09/13

【四国八十八ヵ所を巡る第３弾！あの手・この手で１カ寺でも多く打つ一人旅】
４月の第１弾・７月の第２弾に続き、今回は第３弾。
旅の１日目は高速バスで徳島県に入り、タクシーで５カ寺に参拝して徳島駅前に宿泊。２日目と３日目はレンタカーを利用して、日和佐での１泊を挟み８カ寺ずつ計１６カ寺に参拝しながら高松まで移動。
旅の４日目、タクシーで１カ寺に参拝した後、参拝バスを利用して愛媛県東予地域の札所を巡る。次はいよいよ、バスツアーで巡る最終の札所、今回の旅で巡る札所としても最後になる。

【メンバー】
一人旅（参拝バスツアーに参加）。

【ルート】
9/10　枚方市駅−＜高速バス＞−徳島−〔タクシー〕＜県道３９・県道１４・県道１２他＞−熊谷寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10435236/）
　　　−＜県道１３９他＞−法輪寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10435271/）
　　　−＜県道１３９他＞−切幡寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10435604/）
　　　−＜県道１２・Ｒ３１８他＞−藤井寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10436988/）
　　　−＜Ｒ１９２・県道２０・Ｒ４３８・県道４３他＞−焼山寺−＜県道４３・Ｒ４３８＞−
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10439527/）
　　　−徳島駅前
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10439981/）
9/11　徳島−〔レンタカー〕＜Ｒ１９２他＞−観音寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10440042/）
　　　−＜Ｒ１９２他＞−国分寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10441810/）
　　　−＜Ｒ１９２他＞−常楽寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10444724/）
　　　−＜県道２０７・県道２１＞−大日寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10448831/）
　　　−＜県道２０８・Ｒ４３８・県道２０３・Ｒ５５・県道１６他＞−鶴林寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10450941/）
　　　−＜県道２８３・県道１９・ロープウェイ＞−太龍寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10454218/）
　　　−＜Ｒ１９５・県道２８４他＞−平等寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10454636/）
　　　−＜県道３５・県道２４・Ｒ５５＞−薬王寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10455209/）
　　　−＜県道２５他＞−日和佐うみがめ博物館
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10455916/）
　　　−＜県道２５＞−日和佐
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10456392/）
9/12　日和佐−＜県道２９４・Ｒ５５・県道２４・Ｒ５５他＞−恩山寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10457951/）
　　　−＜県道１３６・Ｒ５５・徳島自動車道（徳島IC〜土成IC）・県道１３９＞−安楽寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10458292/）
　　　−＜県道１３９・県道１２他＞−大日寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10458729/）
　　　−地蔵寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10460545/）
　　　−＜県道１２他＞−金泉寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10460738/）
　　　−＜県道１２・高松自動車道（板野IC〜高松檀紙IC）・Ｒ１１他＞−国分寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10461011/）
　　　−＜Ｒ１１・県道１８７・県道１６・県道１８０＞−白峯寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10462135/）
　　　−＜県道１８０＞−根香寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10463044/）
　　　−高松駅前
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10463452/）
9/13　高松駅前−〔タクシー〕＜Ｒ１９３他＞−一宮寺−琴電・高松築港駅
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10463568/）
　　　−〔参拝バス〕＜Ｒ１９３・Ｒ３２・高松自動車道・松山自動車道他＞−三角寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10463832/）
　　　−＜松山自動車道・Ｒ１１他＞−前神寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10463890/）
　　　−＜Ｒ１１・県道１４２・平野林道他＞−横峰寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10464210/）
　　　−＜県道１４２他＞−吉祥寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10464403/）
　　　−＜Ｒ１１＞−宝寿寺
　　　（以上の旅行記⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10464470/）
　　　−＜Ｒ１１他＞−香園寺−＜Ｒ１１・松山自動車道・高松自動車道他＞−高松
　　　−＜ＪＲ・新幹線＞−京都
　　　（以上の旅行記⇒本編）

【表紙の写真】
第６１番札所・香園寺の大聖堂２階入口に掲げられていた曼荼羅。

エリア 西条・石鎚山(愛媛)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス 新幹線 JRローカル 私鉄

■14:11　香園寺に到着
宝寿寺を出発し、更に西へ向かうこと僅か４分。
札所の密集地帯なのだ。
本日のツアー最終地にしてこの第３弾の旅でも最後の札所となる香園寺に到着する。
（⇒クチコミ「香園寺−近代的建物の札所」
http://4travel.jp/domestic/area/shikoku/ehime/niihama/saijo/tips/10153388/）

■手水場
他の札所では立ち寄らなかったけれど、最後ぐらいは手水場で手を清めようと群がる一行。

■鐘楼
手水場から“回れ右”で鐘楼が見える。
その背後にあるのは、見取り図によれば本地蔵堂。
近くまで行って確かめる時間はないな、皆はもう先に進んでいるもの、着いて行かなくちゃ。

■大聖堂①
そして、先行隊は？と探した方向には、おぉ・・・。

■大聖堂②
開基が聖徳太子と言うから、相当古い歴史がある寺。
その本堂と大師堂を兼ねる建物がこんなに近代的！
手前に設けられた六角形の小さな建物が、蝋燭や線香を供える場所となっている。
いやぁ、なかなかインパクトありますなぁ(驚)。

■大聖堂③
山寺の石段代わりに、大聖堂外側の階段を２階へ。

■大聖堂④
靴を脱ぐお堂は弥谷寺（⇒http://4travel.jp/traveler/poi/pict/17826484/）で経験しているけれど、スリッパは初めて。

■大聖堂⑤
曼荼羅を眺めながら中に入ると・・・。

■大聖堂⑥
あらま、これまたビックリ！
映画館のように椅子がズラリと並び、納め札や写経を所定の箱に納めたら、着席して読経。
確かに楽ではあるのだけれど、これまでの札所と全く雰囲気が違う。
あ・・・正面に陣取りすぎて、ご本尊のお顔が見えな～い(汗)。

■大聖堂⑦
ご本尊の隣には大師像。
本堂と大師堂を兼ねているので、「どーする？」とベテランメンバーさん協議の結果、正面のご本尊に向いて本堂への読経を、続いて少し大師像の方へ顔を向けて大師堂への読経を。
つまり、般若心経２連チャン(笑)。

■大聖堂⑧
大聖堂外側の階段は結構長い。
何せ、内部の構造は２階建てでも、実質的な建物の大きさは４階建てに匹敵するのだから。
そんな上まで上がれない・・・でもご心配なく、１階からも拝むことができるようになっている。

■納経所
大聖堂の隣に建つ３階建ての方丈には、納経所の他に宿坊もあるみたい。

■ご朱印
中央に押されているのは、法具の三鈷杵を象ったもののようだ。
ちょっと珍しいかな？

■子安大師①
方丈と向かい合う位置にある小さな堂宇は子安大師堂。
かなりの数の参拝者がここにも参拝している。

■子安大師②
弘法大師がこの寺を訪れた際、門前で苦しんでいた妊婦のために祈祷を行い、そのお蔭で無事に出産できたことから祀られているそう。
子宝に恵まれるよう、安産であるよう、生まれた子が健康であるよう願う人が、子供を抱きかかえた旅姿のお大師様に一心に祈る。

■14:36　香園寺を出発
駐車場に戻りバスに乗り込む前に、預けていた納経帳や白衣と、今日参拝した６カ寺の御影を入れた茶封筒がドライバー氏から各自に渡された。
参拝装束のメンバーさんは、ここで装束を脱いで普通の人に変身(笑)。
本日の予定が無事に終了、そして私自身も第３弾としてプランしたすべての札所に参拝が終了したわけだ。
いよ小松ICまで僅かに５分、高速道に入り、一路高松へ戻る。

香園寺 寺・神社・教会

■府中湖PAで休憩
いつの間にかウトウトと眠ってしまったらしい。
目を覚まして車内を見ると、他のメンバーさんも船を漕いでいる(笑)。
香川県に入り、府中湖PAでトイレ休憩となる。
高松まではあと少しのロケーションだが、高速を下りてから渋滞しているとマズイので、ということだったようだ。

■府中湖
再び走り出すとすぐに見えた府中湖。
右の山の向こうを少し行った辺りに、雨の中の参拝となった国分寺（⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10461011/）があるはず。

■16:20　高松に戻る
高松市内の交通量は心配した程ではなく、スムーズに出発点の高松築港駅前に戻った。
琴平電鉄を利用するメンバーさんと別れ、残りのメンバーでＪＲ高松駅へ歩く。
当初の予定では高松帰着は１８時頃、１時間半以上早く戻れたのは、人数が少なかったことと、市街地で大きな渋滞がなかったためだそうだ。
１８時頃の高松帰着に合わせてＪＲの指定券を手配していた私、その時間まで待つのはもったいないので指定の変更をしなければならない。
メンバーさんと別れてみどりの窓口に向かう。

■一休み①
変更した列車の発車時刻まで余裕があるので、駅ビルの２階にあるカフェで一休みすることにした。

■一休み②
岡山からの新幹線は「エクスプレス予約」を利用して予約していたので、携帯を使って指定変更をする。
終わった途端、４日間の旅の終わりという実感がドッと湧き出した。
ふぅ～、暑いのに我ながらよく頑張ったじゃ～ん♪

■マリンライナーに乗る
発車時刻が近付いてきたので、階下に向かい、改札を通る。

■マリンライナー①
既にスタンバイＯＫの快速マリンライナー。

■マリンライナー②
桃太郎のイラストが描かれた列車の岡山に向かって最後尾が、私の座席があるグリーン車。

■マリンライナー③
最後尾の車両は２階建て、２階がグリーン席、１階が指定席となっている。

■マリンライナー④
グリーン席の座席はご覧の通り。
新幹線程の広々感はないが、通常よりも高い位置にある座席、少しは眺めも良いかしら？
日曜日の夕方とあって、このグリーン席も満席となった。

■アンパンマン列車
ホームの向かい側に停まっていたアンパンマン列車。
カワイイ〜、和むねぇ♪

■17:10　高松駅を発車
動き出したマリンライナー、更に第３弾の旅の終わりを実感する。
そうそう、昨日帰宅したプリウス・ゴローさん（⇒http://4travel.jp/traveler/poi/pict/19194898/）、もう新たな旅に出発したかしらね？

■四国バージョン
マリンライナーに乗り込む直前、高松駅のキオスクで入手しておいた旅のお供は、四国限定バージョンのお茶。

■五台山
窓に噛り付いて景色を眺めていると、今回の旅で巡った地を一層実感する。
特に、白峯寺（⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10462135/）や根香寺（⇒http://4travel.jp/traveler/poi/album/10463044/）があった五台山、雨の中、霧も立ち込めていたので、こうして眺めるのは初めて。
できれば今日のような快晴の日に走りたかったけれど、霧に包まれたのも思い出の一つよね。

■瀬戸大橋
スピードを落とした列車は、大きなカーブを描きながら瀬戸大橋へ。

■瀬戸内海①
２カ月ぶりのおヒサの風景だわ～（⇒http://4travel.jp/traveler/poi/pict/18083609/）。

■瀬戸内海②
とても穏やかな海に、旅の疲れがドッと出始めた。
帰ったら今日も湿布を貼っておこう(爆)。

■瀬戸内海③
ほんのしばらくの間、ごきげんよう～。
実は、今回の第３弾に出発する前に既に第４弾を手配済みなのでーす♪(笑)

■岡山駅乗り換え
第２弾と同様に（⇒http://4travel.jp/traveler/poi/pict/18083610/）、新幹線に乗り換える。

■のぞみに乗車
１時間程の道中、ゆったり過ごす間に・・・。

■駅弁
帰宅してからでは遅い時間の夕食となってしまい、折角動き回って少しは燃焼したはずの体脂肪がカムバックするじゃない？(笑)
岡山駅で調達した駅弁で夕食タイム。
おかずいろいろで満足♪

■19:31　京都駅に帰着
ただいま〜、第３弾の旅、無事に終わったよ〜♪

■今回のルート
１日目：自宅〜枚方市駅〜徳島駅〜熊谷寺〜法輪寺〜切幡寺〜藤井寺〜焼山寺〜徳島駅前（紫色線）。
２日目：徳島駅前〜レンタカー営業所〜観音寺〜国分寺〜常楽寺〜大日寺〜鶴林寺〜道の駅・鷲の里〜太龍寺〜平等寺〜薬王寺〜日和佐うみがめ博物館カレッタ〜日和佐（茶色線）。
３日目：日和佐〜恩山寺〜上板SA〜安楽寺〜大日寺〜地蔵寺〜金泉寺〜国分寺〜白峯寺〜根香寺〜高松駅前（緑色線）。
４日目：高松駅前〜一宮寺〜高松築港駅〜三角寺〜前神寺〜横峰寺〜京屋旅館〜吉祥寺〜宝寿寺〜香園寺〜高松〜京都（赤色線）。

■巡拝進捗状況
第１弾の巡拝札所は５カ寺（地図中の黄色囲み）。
第２弾の巡拝札所は１４カ寺（再訪の出釋迦寺を除く、地図中の青色囲み）。
第３弾（今回）の巡拝札所は２８カ寺（地図中の緑色囲み）。
通算で４７カ寺（やった〜、過半数♪）。

＜県別進捗＞
徳島県：１９カ寺（２３カ寺中）
高知県：１カ寺（１６カ寺中）
愛媛県：１２カ寺（２６カ寺中）
香川県：１５カ寺（２３カ寺中）

この旅行記へのコメント （2）

• ホーミンさん 2010/05/29 10:10:21

  近代的！

  Poppyさま
  
  おはようございます。
  
  西条まで来られましたね〜。
  
  「近代的建物の札所」に導かれてやって来ました。
  本当に近代的 (@o@)
  パッと見たら、お寺には見えません。
  また聖徳太子のイメージではありませんね。
  こういう札所もあるのですね。
  しかし近代的なのも、またその良さがあっていいものです。
  
  弘法大師さまは、お産のお手伝い（？）までされたのですね。
  赤ちゃんを抱いた弘法大師さま、初めて見ましたが、ほのぼのとした感じがします。
  こういうお姿もいいですね。
  

  Poppyさん からの返信 2010/05/29 20:03:28

  RE: 近代的！

  ホーミンさん、こんにちは！
  いつも本当に有り難うございます。感謝・感謝でございます<(_ _)>
  
  やっと、ホーミンさんが「西日本一高い場所に立つ女性」になられた足元でウロウロし、
  大阪へ帰って来れました(^^ゞ
  一体、何ヶ月滞在したでしょうね？
  あとは３２冊の【作成中】を取り外しつつ、表紙にルートをペタッと貼り付け、
  「旅タグ」を確認しながら戻せば、自宅で一服できそうです〜(^^;
  
  > 本当に近代的 (@o@)
  > パッと見たら、お寺には見えません。
  
  そうなんです。境内に入って正に「おぉ〜！」という感じでした。
  ８８ヵ所の中でも、いわゆるお寺建築でないのはここだけでした。
  
  > また聖徳太子のイメージではありませんね。
  
  聖徳太子と聞くと、法隆寺や四天王寺のイメージが湧きますものね。
  見た目では分からないって、このことかもしれません。
  
  > しかし近代的なのも、またその良さがあっていいものです。
  
  参拝する場所が映画館のように椅子を並べてあるのも、
  来る人が楽に参拝できるように、と考えられたものなのだそうです。
  意外性があって、１カ寺ぐらいこうした近代的な造りがあってもイイものですね。
  
  > 弘法大師さまは、お産のお手伝い（？）までされたのですね。
  
  お産の間接的手助けだけでなく、病気を治したり、
  井戸を掘って水不足を解消してあげたり。
  香川県の満濃池も弘法大師が監督したものと聞いていますし、
  今や世界遺産の高野山は開くし。
  そして、その足跡を辿って多くの人が遍路するんですものね。
  国家から庶民まで、幅広いレベルに手を差し伸べてるって感じがしました。
  
  > 赤ちゃんを抱いた弘法大師さま、初めて見ましたが、ほのぼのとした感じがします。
  > こういうお姿もいいですね。
  
  「子安観音」は、これまでにも何箇所かで見かけていましたが、
  お大師さまでは初めて。
  大師像のお顔も、他の大師像と比べると優しいなと思います。
  他のお寺に比べ、境内に子供連れが多かったですし、
  「私の両親がここにお参りに来て私が生まれた」という方がお礼参りをしておられました。
  いろんな点で、なかなか見ごたえのある境内でした。
  
  Poppy