天空の遺跡　アンコールワット 　前編

2008/10/11 - 2008/10/15

世界遺産のアンコールワットが見たい。今ならまだ雨季だから安く行ける、じゃあ行こう！なーんて簡単ではないけれど・・・
世界遺産のＤＶＤを集めて楽しんでる義父が７７歳の喜寿だし、今年の暮れのボーナスも何とかすずめの涙くらいは出るだろう　ということになり、出発進行！
生まれて始めて乗るベトナム航空、雨季のため毎日のスコール、心配の種は尽きない。カンボジアへの直行便がないためベトナムかタイ経由になる。今回はベトナムのホーチミン経由、乗り継ぎの時間が行きに２時間　帰りはなんと４時間４５分もあり　お手上げでした。やっぱり安いツアーですから・・・
夕暮れのシェムリアップに無事着いたとき、飛行中の雷雨がウソみたいに上がり始めました。滞在中は４星ホテルのＣＩＴＹ　ＡＮＧＫＯＲ　ＨＯＴＥＬ、落ち着いた感じのホテルです。今夜はカンボジア唯一のビール　アンコールビールで乾杯。翌日からいよいよアンコール遺跡の観光です。

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ベトナム航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

たそがれのシェムリアップ空港、しゃれた山荘みたいです。スコールも通り過ぎました。

滞在中のホテル、シティアンコールホテル。支配人が松岡秀司さんと言う日本人でした。松岡さんは日本にいるころから衣類を送るなどボランティアをはじめ、カンボジアに移住してからは学校運営や井戸掘りのボランティアをやり　いまや支配人です。

ホテル入り口のガラスにもアンコールワット。

ホテルレストランにもアンコールワットの大きな絵画が飾ってあります。

部屋はｼﾝﾌﾟﾙでゆったりしています。

いよいよアンコール遺跡の観光です。全ての人がここに来て観光のためのパスを発行してもらいます。１日２０ドル、写真付です。遺跡の入り口で係員が確認します。
我々は３日間パスで４０ドルでした、もちろんツアー代金に入っています。

これが３デイパスポートです。これがないと入り口で追い出されます。

まず最初はアンコール最古の遺跡ロリュオス遺跡群観光。

東西メボンの原型「ロレイ」遺跡。

アンコールの華「デヴァター」、デヴァターとは女神のことで　どこの遺跡でもみられます。

せっかくの世界遺産も原形をとどめません。

すぐ近くにあるプリア・コー遺跡。

ほとんど崩れかかっているか既に崩れています。

これも女神です。

３箇所目はバコン遺跡。９つの頭を持つ蛇がお出迎え。

象さんが沢山いますがほとんど鼻が欠けています。

昼からカンボジア唯一のビール、アンコールビールを飲んでお昼寝です。高温多湿で日中は３３度くらいまで温度が上がり、昼食後はホテルに戻り２時過ぎまでお休みです。

午後からいよいよアンコールワットに入ります。

入ったとたん目にしたのはなんと野生のサルです。

これがアンコールワットのメインです。

アンコールワットには三重の回廊があり、それぞれの物語が絵巻物のように展開するレリーフを見ることができます。

こんな回廊が続きます。

時々あでやかな衣装のお坊さんを見かけます。

ほとんどの像は頭がありません。

宗教戦争のときに皆壊されてしまいました。

危険なので今は上まで登れません。

建物には３０００体の女神たちが描かれている。

同じﾃﾞｻﾞｲﾝはひとつもありません。

西参道正面から入り、東門から出るときには日が翳り始めました。

残念ですがどんどん崩れていきます。

こういった像もひび割れていきます。

プレ･ループ遺跡よりサンセットをみるため、急な階段を登りました。

空の色がきれいです。

期待が大きくて夕日は少し残念！オーと声が上がったのは夕日に浮かぶ虹でした。見えますか?
　　　　　　　　　　　　つづく