観光は初めて！沖縄本島編

2003/02 - 2003/02

２００３年の２月、沖縄本島を訪れました。
以前、仕事で１泊２日で那覇を
訪れたことがありましたが、観光は
この旅行が初めて。
真冬の東京から来たせいか、妙に疲れてしまい、
また天候も不順だったため、残念ながら
あまり良い印象は残りませんでした。
後日「八重山諸島で沖縄リベンジしよう」と思い、
「沖縄・離島情報」というガイドを購入。
巻末にある「沖縄の気候」というページを読むと、
「１月の後半から３月一杯は小雨が降り、曇りがちの天気が多い」
「梅雨の時期より、２月頃のほうが雨が続くこともある」
・・・単なる情報収集不足が発覚（自爆）
　　　　　　　

エリア 沖縄

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

琉球村（恩納村）。いかにもオキナワーな一枚。

玉泉洞王国村（玉城村）の獅子舞。
本土のそれより大きく、また迫力があった。

沖縄雑感その１
「ガラガラの高速道路を70キロ走行?」
沖縄旅行の一日目、夕方から雨が降り出した。
糸満に出来た真新しいアウトレットモールで
軽い夕食を済ませ、レンタカーで一路
ホテルのある恩納村へ向かう。
それほど急ぐ理由はなかったが、
インターチェンジが近かったので、
沖縄自動車道に入った。
しばらく走っていて、やがて違和感を覚えた。
高速の流れが、やけに遅いのである。
走行車線の巡航速度は、だいたい時速７０キロ前後か。
まだ雨は降っていたが、運転には何ら支障はない程度。交通量は、かなり少ない。
時たま追越車線を走るのは、大型車か
Yナンバーをつけた米軍関係者の車くらい。
その追越車線の流れも、
せいぜい１００キロ前後であろう。
「郷に入れば・・・」ではないが、私も、
もっぱら走行車線を走った。
よく沖縄の県民性を「のんびりしている」と
表現されるが、ほんの３０分ほど
高速を走っただけで、それを体感できた。

エイサー群舞。琉球村でも観ることができるが、
玉泉洞王国村のほうが数段素晴らしい。
どのくらい違うかというと、同じジャニーズでも
シブガキ隊の振り付けと、少年隊のダンスくらいの差。
比喩が古くてスミマセン（苦笑）

雑感その２
「まだ沖縄は植民地」
これもドライブ中に気づいたことである。
カーナビを見ていると、道の両脇が
真っ黒く表示されている場所が何度もあった。
そこは、米軍の基地もしくは関連施設である。
で、私が走っているの道がド田舎であれば、
「少しはヤンキーも騒音や環境、
住民感情に配慮して山の中に基地を作ったのかな」
とも思うのだが、その「両脇真っ黒エリア」は
沖縄の動脈である５８号線や
沖縄自動車道に点在していた。
これが東京なら、東海道や環七の両脇に
米軍基地が何ヶ所もある、ということである。
知識では「沖縄は基地の島である」と
知っていたが、これほどまでとは思っていなかった。
やはり、まだ「沖縄はアメリカ、
いや米軍の植民地だ」と断言できる。

美ら海（ちゅらうみ）水族館（本部半島）。
ジンベイザメを飼育している巨大水槽は圧巻。
那覇からだと高速を利用しても
２時間前後かかるが、オススメのスポット。

雑感その３
「修学旅行の行き先は、沖縄・広島・長崎へ」
私がが修学旅行で行ったのは、
中学・高校ともに京都・奈良だった。
正直、何も覚えていない（苦笑）。
そりゃそうだろう、１０代から
寺社仏閣に興味のあるヤツは、
はっきり言って「変わりもの」（笑）もとい少数派。
覚えているのは、奈良公園で友人が
鹿に弁当（昼食）を食われたこと、
自由行動の日に京都駅前の
マクドナルドに半日居たこと、
帰りの新幹線で「北斗の拳」の
最新刊を繰り返し読んだこと
・・・まぁ、どれも楽しい思い出（笑）
１９歳の時、新聞で読んだ投稿をきっかけに、
広島を訪れた。
来て良かった、と思った。
また「この場所は、より多くの人が
来るべき場所だ」と感じた。
このことは、今回の旅で
「ひめゆり平和祈念資料館」を訪れた後にも感じた。
まだ長崎へは行ったことはないが、
修学旅行の行き先は「沖縄」「広島」「長崎」こそ
ふさわしいと思う。

美ら海水族館から２キロほどのところにある
備瀬集落にて撮影。
海風から家々を守るフクギ並木が有名。
集落の迷路のような道を歩き、
砂浜で貝殻を拾い集め、沖縄情緒を味わった。
もし本部半島へ来る機会がある時は、
ぜひ寄ってほしい場所。

座喜味城跡から望む東シナ海。
他に今帰仁城跡にも寄ったが、
沖縄の城跡は写欲が湧かず、旅情も感じなかった。
事前に沖縄の中世史を学んでおけば、
また違った見方ができたかもしれない。
かなり分かりづらいが、左下に見えるのが
有名な「象の檻」と呼ばれる米軍の通信施設。

３連泊したルネッサンスリゾートオキナワのビーチ。
このホテルに決めた理由は、
イルカと触れ合える「ドルフィンエンカウンター」に
参加したかったから。
プログラムの都合上、至近距離での
写真・ビデオ撮影ができないのが残念。
ちなみに、このアクティビティには
宿泊していなくても参加できる。
「泳ぐ魚たちを見ながら食事ができる」
という炭火焼きレストランに行ったが、
見れるのは「海中」ではなく「水槽の魚」だった。
正直しょぼい。
当時、中日ドラゴンズがキャンプで
同じホテルに宿泊中だった。
山田監督と同じエレベーターになったが、
元野球少年の私にとっては「監督」より
「阪急のエース」という印象のほうが強い。
最後に、「もし天候が安定している時期なら、
もう一度、沖縄本島を訪れるか？」と
問われたら・・・う〜ん、すごく微妙。
気分によって答えが変わるかも（苦笑）

最後に雑感その４
「沖縄の味は・・・？」
沖縄料理、多少は期待していたものの、
私とカミサンの共通の意見は
「味がボヤけている」だった。
まあ、パンチに欠ける
中華料理とでも形容しようか。
ただ、この一年半後に訪れた八重山での
ローカルフードは美味かった。
本島より内地向きの味付けなのだろうか・・・。
唯一（？）気に入ったのは「ジーマーミー豆腐」。
みなさんも沖縄へ行かれた時は是非！
他に強列なインパクトを与えてくれた味がふたつ。
宜野湾のステーキハウスで出たサラダにかけた
「ブルーチーズのドレッシング」。
数種類のドレッシングから選べたのだが、
好奇心旺盛な私は聞きなれない「それ」をオーダー。
・・・ゲロ不味だった（苦笑）。
しかし、残すのがイヤな私は、
無理やり胃袋へ、そのサラダを押し込んだ。
一緒に頼んだエスカルゴが美味だったのが、
せめてもの救い・・・。
もうひとつがファストフードのチェーン
「A&W」のドリンク「ルートビア」。
レンタカー屋でもらったA&Wのタダ券を使うべく、
名護店で注文してみたのだが
・・・これまたゲロ不味（涙）
どんな味かと聞かれれば
「イソジン味のコーラ」とでも言おうか（笑）
「ヤンキーは、こんな不味いモンを喜んで飲むのか!?　連中の味覚は理解不能！」と断定した私だった。

この旅行記へのコメント （2）

• 唐辛子婆さん 2007/06/17 17:30:17

  修学旅行の行き先

  Morikonさん、こんにちは
  
  >修学旅行の行き先は「沖縄」「広島」「長崎」こそ
  >ふさわしいと思う。
  
  まったく同感ですね。
  平成生まれのなかには
  「えっ日本てアメリカと戦争したのぉ？ウッソー」
  という人もいるそうですからね。
  
  また、アメリカの若者は人が月面を歩いたというのを
  「作り話だろ？それ」だそうで。
  
  歴史は伝えていかねば、ですね。
  もっとも月面歩行をわしらは信じているけれども
  あれはホントは作り話じゃったんかいのー？
  
  ブルーチーズドレッシング、私は大好きだし
  特別ゲロ不味と思ったことないのでもしかしたら
  別のカビでも混入してたんではないかと・・・（笑）
  お腹、大丈夫でしたか？
  
  ブツクサいいながらも最後の〆の写真、Morikonさんらしくて素晴らしい！
  
  　　〜唐辛子婆〜
  
  

  Morikonさん からの返信 2007/06/20 22:48:31

  RE: 修学旅行の行き先

  唐辛子さん、こんばんわ。
  沖縄本島ページへのご感想、ありがとうございます。
  
  小・中・高と日本史を習いましたが、
  きちんと近代まで学習した経験がありません。
  だいたい大正デモクラシーあたりでオシマイ（苦笑）
  この傾向は、今も同様のようですね。
  私は、９年前に亡くなった祖父が兵隊へ行っていたのと、
  自分が歴史好きゆえ、多少は戦前・戦中の知識がありますが、
  もっと多くの方に関心を持ってもらいたいですね。
  
  「月面歩行はインチキ？」話、今でも時々話題になりますね。
  それをネタにした「カプリコン１」という
  映画もありますが、アレは面白かったです。
  
  ブルーチーズドレッシングに関しては、
  味覚・嗜好の個人差が激しいと思いますね、
  今なら大丈夫かもしれません。
  １０年前に香港で香草に閉口してましたが、
  最近では週に一回タイ料理屋へ行くほどですので。
  あ、お腹は大丈夫でしたよ（苦笑）
  沖縄でも有名なチェーン店でしたから、
  さすがにカビは入ってなかったと思います。
  
  ではまた〜。