麗しのスロベニア＆クロアチアのんびり旅【2】ブレッド湖１日目

2009/06/09 - 2009/06/09

９時４０分発のバスでクランの長距離バスターミナルからブレッド湖へ。のどかな田園風景の中を約４０分(3.6E)でターミナル駅に到着。実は予約したペンションはターミナル駅の一つ手前のバス停に近かったのですが、乗ったバスはここには停車してくれず来た道を戻るハメになりました。

ステキな宿ですが荷物を置くのもそこそこに早速湖岸へ向かい、まずは湖に浮かぶブレッド島へ行こうと船乗り場へ。しばらく客待ちの後島の往復観光→ブレッド城→しばしば休憩しつつ湖岸を１周、と魅力的な湖を堪能しました。

「アルプスの瞳」とか「絵のように美しい」と称えられる湖は実際絵のように美しい、としか言いようのないような美しい風景でした。どこを撮っても絵になるのでたくさん写真があり、２日に分けて紹介することにします。
まずは１日目のブレッド島、ブレッド城と湖１周ウォーキングの写真から。

エリア ブレッド湖周辺(スロベニア)

宿泊したペンションから湖岸まではリュブランスカ通りを10分ほど歩きます。

天気も良く、蒼い湖面とブレッド城のこの景色を前にすると思わずワァ〜っと声が出てしまいます。

まずは湖に浮かぶブレッド島へ行きましょう！とホテル群のあるあたりにある舟乗り場へ。ボケしまいましたがこんな風にドンブラコ、、と手漕ぎボートで往復します。

これは帰ってきた時に撮ったものですが船着き場風景。左が一仕事終えた船頭さん、ありがとう＆お疲れさまでした。

私たちの先客は２人で計４人になりましたが、そこそこお客さんが集まるまで出発待ちです。の〜んびり待つこと２０分ほど・・そこへどっとイタリア人らしき一行がやって来て１０人余りになったので出発になりました。

島への往復の船代は12ﾕｰﾛ。東岸のここはお客さんが一番集まりやすい所ですが、島はむしろ西岸近くにあるので遠くなり、船頭さんにとっては大変です。でもこの船頭さんはステキな若いお兄さん☆

湖上から望む断崖の上に建つブレッド城。
蒼い湖面と風景が美しい〜

湖に浮かぶ島とそこに建つ聖母被昇天教会、通称聖マリア教会はブレッド湖のシンボル。島に近くなると湖の色はいっそう魅惑的な美しい色合いに見えます。

島の東側の船着き場です。ミルキーブルーというかパライバブルーというか、とにかくなんともいえない水の色です。

島での滞在時間は３０分と決められています。時間までに戻って同じ船頭さんの船に乗らなくちゃなりません。では早速この階段を登って教会へ行きましょう。

教会の歴史は古く８〜９世紀には建てられ、現在のこの塔と教会は１７世紀にバロック式に改築されたとか、、だけどなぜか中には入らずじまいで・・

島の西側にも船着き場があり何艘か船が来ています。南岸に乗り場がありますが距離はずっと近くなります。

階段を降りて島岸を歩きます。木々の間から見る水の色がことに美しい！

島の散歩道。

島からのブレッド城。

時間前には船着き場に戻って。

また３０分近くかけて戻ります。この女性は一番に乗り込んでいた乗客の一人で、眺めのいい位置に座って日光浴。

遥かになった島、、

では次にあの断崖の上のお城を目指して湖岸を行くことにします。

まだシーズン前でしょうが、このあたりはバスターミナルとホテル群の間で人の多い所です。

湖面からは約100mの崖の上にあるお城までは馬車や観光列車もあるそうですが、私たちは近そうな湖岸から登山道を登ります。

聖マルティヌス教会のそばあたりから城へ続く登山道があります。

・・山登り中・・

森の中だし折り返しながらなので思ったほど大変ではありませんでしたが、さすがに息が上がり、、

２０分ほどでお城の入り口に到着。
入場料は、、７ユーロ！高っ・・　
城は博物館にもなってるそうですがそれほどのものではなく、景色代、、と誰かが言ってました。景色代が７ユーロか〜と節約トラベラーは愚痴りながら入場。

お城の中のテラス。博物館や展望レストランなどの建物があります。

写真を撮ってウロウロしてた私をＴさんは手で目隠しして、この左手の展望所まで導いてくれ「ホラッ！」と手をはずすと、、

ワァァ〜〜〜すっご〜い！！

湖が一望の大展望です。ケチな考えを反省、景色代７ユーロでも惜しくないです。ただ昼過ぎなので島のあるこちら側はやや逆光気味、実際見たほどの美しさが伝えられないのが残念です。

この景色は特に晴れた午前ならぜひ！とお勧め。

対岸の南岸あたり。右端にちょっと見えている白い建物はチトー大統領の元別荘だったという高級ホテル、ヴィラ・ブレッドでしょうか。

湖岸一部ズーム。

湖の西側遙かにユリアンアルプスの雪山が見えます。山の向こうはオーストリア、ザルツブルクからは３時間、とやってきた一人旅の人から聞きました。

展望レストランからの風景。ワインや食事が数段おいしくなりそうなゴージャスなロケーションです。

お城のほぼ向かい側に見えるこの山が翌日行ったストラーザ。この時はまだ知りませんでしたが。

高いところが平気な人ならこんな風に景色を楽しめます。

湖の東側あたり。たくさんのホテルなどの建物が見えます。こっち側ずーっと先の南東方向がリュブリャナ。

その一部をズーム、、多分泊まったお宿もこのあたりのどこかにあると思います。

では一回りして景色も堪能したので、名残は尽きないのですがお城を後にします。

下りは早くて１０分ほどで降りてきました。
では湖を反時計回りにプラプラ散策開始！

「あぁ〜きれいねぇ〜」とあちこちで引っかかりつつ、、湖に流れ込んでる清流あたり。

雲が少々出てきましたがの〜んびり日光浴中。

白鳥の湖、、

西岸に近づくにつれ島が近くに見えてきます。

１周6Kmほどの湖ですが、ずっと湖岸の道で景色も変化に富んでいて飽きません。

このあたりでちょうど半周くらいでしょうか、左にブレッド城、右に島が見えます。
鉄道駅はこちら側、湖の西岸に近い所にあります。

水鳥にエサをやる人、、

ボートを漕ぐ人、、

自転車でまわる人、、

私たち同様歩く人、、
湖の楽しみ方はいろいろ。こんな所で少なくとも１週間、、なんてのが欧州流バカンスなんでしょうねぇ、、

ここからはしばらく同じような写真が続きますが、歩くにつれ城と島の位置が変わって見えて面白い。

島も西から東側へと景色が変化し、お城の位置も変わっています。

南岸途中で面白い絵描きさんに会いました。
葉書大のブレッド湖の絵を石垣に並べて売っています。ほとんどモスグリーン系の色合いで、Ｔさんとどれがいい、、とか品評しつつ絵描きさんと話してるうちに安いので１枚買うことにしました。

すると名前を聞いてその絵の裏にサラサラと絵を書きだしました。薄ずみ色でどうやら私たち３人の今の情景をシルエット風に書いてるようです。私の名前やサインも入れてます。正直言って絵はそれほどでもなかったのですが、裏の絵とやりとりが楽しく何よりの記念と思い出になりました。（気分が乗ると書いてくれるらしいです）

湖岸１周も終わりに近くなりました。

休憩や遊んでる時間も含め約２時間半あまりものんびり湖岸散歩を楽しんでいたのでした。満足♪

一旦宿に戻り休憩後、お勧めのレストランを聞いたら湖岸のパノラマホテル向かいのここを教えてくれました。道路沿いで湖岸ではありませんが大勢で賑わっています。

手前は隣席のスイスからの夫婦が食べていておいしそうだったので頼んだ魚フィレグリル、それとエビのスパゲティをシェアして、ワインで楽しく満喫した１日に乾杯！