バウハウスの魅力

2008/08/28 - 2008/08/29

2008年夏、ドイツを訪問しました。
ドイツを訪れた一番目的は、別にあったのですが、
二番目の目的が、そう、バウハウスを
実際にこの目で見るためだったのです。

1996年に世界遺産に登録されたバウハウスは
1919-1933の14年間しか開校されていませんでしたが
世界中に与えた影響は本当に大きかったのだと思います。

これは、デッサウにある本校舎、マイスターハウス、
ベルリンにあるバウハウス資料館を訪れた旅行記です。

エリア デッサウ(ドイツ)

• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: 中国国際航空

ベルリンにあるバウハウス資料館

ワイマール→デッサウ→ベルリン
と移転したバウハウス。ここはベルリンにある
創立者グロピウス設計の建物。
エントランスからして芸術。
6ユーロ

バウハウス付近の看板

クレーやカンディンスキーの作品に出会えます。
展示と掲示でバウハウスの輪郭を掴む事ができます。

ミュージアムショップも充実していて
ポストカード、ポスター類は日本ではなかなか
みかけることのないものまで網羅、勿論工芸品の
レプリカやバウハウスデザインの小物まで多種。
館内は７カ国語対応のヘッドセットをIDと引き換え
もしくは10ユーロのデポジットで借りることができます。
勿論日本語も対応。マシンはiPod。

入口のドア

ここから中に入りますが、館内は撮影禁止。
スタッフにデッサウ校舎の行き方を聞いたら
ものすごく親切に流暢な英語で答えてくれました。
デッサウのパンフレットまで出してくれて、
各種資料と共にいただきました。
http://www.bauhaus-shop.de/

翌日、中央駅から7:30発の電車でデッサウに向かいます。
途中、Lutherstadt Wittengerg(ルターの生まれた町)で
乗り換えて行きます。

この辺りは、旧東ドイツ。
雰囲気が西側とは違い，とても興味深いです。
駅舎も沿線の風景も、壁崩壊から２０年が経とうとしているのに、
あまりの違いがショックでした。

デッサウに到着。
到着直前、左手側にバウハウスデザインの
一連の住宅群が見えました。
気分は一気に高まります。
駅舎はこじんまりしていて、ちょうど改修工事中で
バウハウス側の駅出口は封鎖されており、反対側から出て
橋を渡って遠回りして向かいました。

駅の連絡通路壁にもバウハウスのポスター展示中！

電車から見た住宅群を、橋の上からじっくり
眺めることができます。

バウハウス通りもあります。
さすが世界遺産のバウハウス。

駅から歩くこと１０分ほどで、ついに
バウハウスデッサウ校舎に到着です。

本校舎入口。この右手はカフェ。
休息したり本を読んだり、みんな思い思い。

入口にあった立て看板。
校舎の一部を使い、バウハウス関連のものを
展示しています。４ユーロ。
英語ガイドツアーも催行されていますが、
２時間程かかるので、今回は断念。

バウハウス校舎の歴史1
消失したり、改築改修したりの連続でした。

バウハウス校舎の歴史２
デッサウに移ったのは、1924年です。

校舎をうまく使って展示されています。

校舎遠景。

マイスターハウスは３棟見学可能。
チケット5ユーロ。
ここも世界遺産指定されています。

←まずはグロピウスの棟

階段が面白いのです。
３棟とも配色が違います。

バウハウスデザインのチェアーもふんだん！

次は隣接する、クレーとカンディンスキーの棟。
一つの建物を壁を挟んでこの大物２人がシェアしてたんですねー

大きめの窓からの採光は十分で
森の空気を感じながら創作活動ができたのです。
どこの棟にも大きなアトリエが設置されていました。

帰りに英語ガイドツアーの団体と遭遇。
みなさん、お行儀良く整然と列を作って歩いていて
ビックリ。後ろ向きにガイドしながらナビしてる
お兄さんは、ずっとずっと一回も背後を振り返ることなく
エンドレスで説明してました〜

もう一度バウハウス本校舎に戻り
ブックショップで本やポスターを買い
駅に向かいました。

ベルリンまで乗り換え含め２時間ちょっと。
小旅行にはうってつけのデッサウでした。