2005/08/13 - 2005/08/14
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いのうえさん
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九塞溝・黄龍を旅しました。個人旅行です。通常ツアーでないと無理だそうですが、何とか予約して行けました。最盛期じゃなかったからよかったのかも。1泊2日で、午後2時に空港についてから黄龍、夜までに九塞溝に到着し、翌朝は九塞溝を観光。
黄龍は普通の人は4−5時間でまわるそうですが、登り1時間半、下り1時間弱でした。九塞溝は、Yの字になっていて、一方の端から2時間、次の端に行って2時間、真中から入口に向かって2時間でほぼ制覇しました。
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成都空港から九塞溝へは新ターミナルに向かって左手の高いタワー(写真右)を通り過ぎて、左の写真の旧ターミナルから出発します。
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成都11時15分発九塞溝行きは約1時間遅れました。40分のフライトですが、機内では辛い豆腐のパックと、辛い??のパックとミネラルウォーターがでました。
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成都は小雨でしたが、九塞溝は快晴で暑かった。空港内の売店で酸素ボンベを35元(500円)で売っていたので購入。黄龍行きのシャトルバスはもう今日は出ないということでタクシーで行くことに決定。
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九塞溝空港からのシャトルバスだと黄龍行きは約50km弱で22元(330円)、九塞溝までは約90km弱で45元(700円)です。タクシーだと各々150元(2200円)、200元(3000円)になります(泣)
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九塞溝空港から黄龍に行く途中の山。多分高度3500m程度。冬は道路が凍結するので通行止めになるとか。
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世界遺産・黄龍(ファンロン)の入口の右手にあるチケット売り場(写真上)とビジターセンター(写真下)。チケットは一人200元(3000円)。
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平均高度3500m程度?の黄龍(ファンロン)の入口(標高3200m)。左手と中央に階段があります。入ってしばらくは森の中を歩きます。この日は快晴で暑く、30度ははるかに越えていました。
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黄龍のチケットは絵葉書になっていて、切手が既に貼ってあります。みなこれにメッセージを書いて、ここから送るようです。
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ポストの横では、こうしてカゴ屋さんが待っています。平均高度3500m程度?で、かなり登りますから、しんどい人は利用をお勧めします。全行程を乗ると行きが220元(3300円)、帰りも同額だそうですが、行きに利用して帰りは歩く人が多いとか。
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カゴ屋さんを通り過ぎると、こういう森の中を歩いていきます。
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最初はこういう感じです。黄色いカルストが形成され、そこを川が流れているという感じです。みんな黙々と登って行きます。
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山口県の秋芳洞の中で見た黄色いカルストが洞窟でなく、地上に出てきた姿です。これがウロコのように見えるので、黄色い龍ということで、黄龍と言われるのでしょう。
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その龍のウロコにたまった水はとてもきれいな色をしていて、透明です。
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さらに上に上がると深さも深くなり、面積も大きくなります。
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蓮台飛滝。出発点から1120m。全部の高さは167m、幅19mの滝です。滝の下の岩が吉を代表する仏の蓮台のように、光の中、美しく金色に目をひきます。
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洗身洞。出発点から1273m。幅40mの滝で、上でダムとなっていて高さ10mの滝となる。滝の裏の壁に洞窟があり、伝説によると、この洞窟前で仙人は浄身し洞窟に入り、瞑想する。不妊症の女性もここで浄身すると子宝を授かると言われている。
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金沙舗地。出発点から1338m。世界で最も長い色彩豊富な石灰化浅流で、下流の区域では滝形成の理想的な条件がないため、水は長さ1.3kmの激流となる。水底の石はウロコ状に配列し、太陽の光で金色のウロコが光り、希なる景観となっている。
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盆景池(盆栽湖)。出発点から1600m。池の総面積は20240平方mあり、330あまりの小池からなる。小池の深さ、大きさは多様で、池の中や周辺に木、花、草、石などでお互いに美を競いあった自然の盆栽となっている。
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金沙舗地が再度出現する。今度はウロコがさらに深くなっている。
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婆夢映彩池。出発点から2136m。池の総面積は6840平方mあり、400あまりの小池からなる。周辺につつじが咲き、春末初夏はとてもきれい。
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争艶池。出発点から2447m。総面積は20900平方mあり、658個の小池からなる。池の形や深さや水の色も様々で艶を競っている。
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中寺。争艶池を抜けて左の写真のような道をずっといくと、向こうにお寺が見えてきます。まだ中間点です。出発点から3456m。お寺の面積は約500平方mあり、明の時代に建立された仏教のお寺。
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映月彩地付近。中寺と奥の寺である黄龍古寺の中間にある場所。
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黄龍古寺。出発点から4125m。道教のお寺で古来当地の人々は黄龍真人を祭っていて、明の時代に拡張された。寺の正面に「黄龍古寺」と書かれ、入口の左に「飛閣流丹」、右に「山平水碧」と書かれている。このお寺の裏側に五彩池があり、寺の右手に高く上がれるところがあるので、そこに向かう。
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黄龍の五彩池。黄龍古寺の裏に広がる池。総面積21058平方mで、693個の小池がある。池は浅いために水は常に流れ、翡翠皿が集まったように美しい。光の下、水は赤、紫の色となり、深く、浅くと多様性を示す。冬の黄龍は全て雪に被われるが、ここだけは王のように凍結なく、美しく光る。さきほどのお寺の右手に向かって高いところから撮影。画像では見難いですが、左の方の池はレイクルイーズの青色とほぼ同じ色だと思いました。
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黄龍古寺の真後ろまで移動しました。画像では見難いですが、池の色が低くなるにつれて青色がかっていってます。低い方の池はレイクルイーズの青色とほぼ同じ色です。右下の写真は逆から撮ったものです。赤色のチベット族の女性たちが写真を撮ったりしてお金を要求します(左下)。黄龍は以上で終了。登り1時間半、下り1時間でした。
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写真は九塞溝のシェラトンホテルです。黄龍の入口に5時に到着。バスがないので、タクシーと交渉。300元(4500円)で九塞溝のシェラトンに到着。2時間弱かかりました。下の写真はロビーにある大きな卵?のオブジェ。
http://www.starwoodhotels.com/sheraton/property/overview/index.html?propertyID=1482 -
九塞溝のシェラトンホテルの外観。朝は多くの日本人に出会いました。九塞溝の入口までは約3km。タクシーで7元(100円)でした。
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世界遺産・九塞溝の入口。左の窓5つ分の場所はビジターセンターというか博物館?その右の窓2つ分の場所がチケット売り場。入場料は220元(3300円)で、グリーンバス乗り放題は90元(1350円)でした。チケットが絵葉書になっていて、中で投函できるようになっています。
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九塞溝の中で無料で?(90元払っていますが)何度も乗れるグリーンバス。他のバスも停留所で止まってくれる分は無料。運がよければ民族衣装?の女性ガイドがいます。通常は右のような男性かな?彼は親切にしてくれました。
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九塞溝はYの字型になっていて、入口から端まで20km以上、バスで35分?かかりました。こちらはあまり人気がない方の端ですが、眼前の高い山が綺麗です(写真上)。写真下はバスから見える日則溝景区の「草海」。
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五花海。九塞溝で一番きれいかもしれない五花海。熊猫海から歩いて下って、熊猫海瀑布を見て、高いところから五花海を見ると、色が変化していて青い色もとてもきれい!今回はバスの中から見ただけに終わりました。誰か写真お願いします(笑)。湖の底の乳白色の木々もきれいに見え、山々もきれいに湖に反射し、人も少なく静かで空気もきれいでとても幸せな気分になれました。
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五花海のすぐ下にある珍珠灘瀑布。幅約200m、最大落差約40m。ここもマイナスイオンが充満していて気持ちがよかったです。
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珍珠灘瀑布からずっと歩きました。鏡海と言われる湖ですが、きれいに山々を反射していました。手前の部分で木々が沈んでいるのも見えます。ここでY字型の九塞溝の一方は終了。約2時間かけました。バスに乗り反対側の端に向かいます。
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Y字型の九塞溝の一方の端の長海のバス停を下りたところ。とても賑わっていて人が多い。チベット族の人が店を出していて、服やアクセサリー(写真右下)などを売っていました。チベットの服を着て写真を撮る商売もあるようです(写真左下)。
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Y字型の九塞溝の一方の端の長海。標高3100m、長さ8km、幅4.4km、面積200万平方mで、九塞溝で最大。氷河の侵食によってできたフィヨルド湖。奥に万年雪の○爾納峰(○は「乃の下に小」という字)が見える。
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九塞溝のメインスポット五彩池。長海からみんな30分程度かけて歩いて下ってきます。深さ6.6mで青く、底がきれいに見える。秋には紅葉とのコントラストが素晴らしいらしい。ものすごい数の人がいました。
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五彩池から下ってバスを待っていた時に、おなかが空いたので、ここのお店でカップメンを10元(150円)で買って食べました。お湯は入れてくれましたが、Y字型の真中の場所にお昼を安く食べるところがあって残念!ここで緑茶も6元?(90円)買って飲みましたが、甘い!(笑)
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Y字型の九塞溝の中心にある諾日朗観光客センター。Y字型の先の長海から2時間。お昼はバイキング形式で40元(600円)、25元(400円)の2種類があります。
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諾日朗瀑布。Y字型の九塞溝の中心から少し下ったところにある諾日朗瀑布。観光客センターから歩いて下って、地下道をくぐったところにあります。意外と人も少なく、素晴らしい。
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諾日朗瀑布から犀牛海までハイキングすることにしました。とても暑くてかなり日焼けしました。蝶も飛んでいました(写真左下)。お花もかなり咲いていてきれいでした。
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犀牛海をハイキングしましたが1時間かかりました。バスにしておけばよかった。湖の底には乳白色の沈んだ木々が見えます。犀牛海は長さ1023m、幅約200m、北岸には芦が茂り、周囲には広葉樹が多く、秋には美しいそうです。
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犀牛海からさらに下りました。チベット族の家があります。橋はチベット族のタルチョ?旗がはためいています(写真右下)。家と橋の間に宗教的なマニ車があります(写真左下)。
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チベット族の家のところの石段を上がると、現在のチベット族の家々があります。その左手には宗教的な場所やマニ車があります(写真下)。
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老虎海・樹正群海。チベット族の家の上流のところ、老虎海から木々の間を水が流れでる場所。有名な九塞溝の風景「樹正群海」です。Y字型の中心部からここまで2時間。もう時間がないので、九塞溝はこれで終了。成都に帰ります。
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九塞溝空港に安く向かうために、九塞溝入口から1km程度離れた「九通賓館」の隣のバスターミナルに行く。この正面の建物は成都とかに行く分で、空港に行く分はこの建物の右の建物1階奥にある部屋です(写真真中)。バスは写真下。でもこの日は次のバスは5時だということで、仕方なくタクシーに乗る。交渉して180元にしてもらった。
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九塞溝空港にタクシーで向かう途中。チベット族の人はヘルメットなしでバイクに乗っています(写真左)。また牛なども放牧されていますが、時折道路に出てくるようです(笑)
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九塞溝空港で突然の夕立。午後5時45分、飛び立った飛行機のエンジン付近に虹が見え、みんな吉兆だと言っているようでした(笑)機内食はクッキーとミネラル・ウォーターでした。
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この旅行記へのコメント (4)
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- 数碼さん 2006/05/15 19:58:57
- 九寨溝に関しての質問
- 初めまして、数碼です
いのうえさんの旅行記、すごいですね
沢山いかれていて、もう すごすぎます!
実は今年の夏(7/E)、成都、黄龍、九寨溝を個人で回りたいと考えてます
いろいろ調べると、個人旅行は難しいことが良く出てきます
そこで、いおうえさんの旅行記を拝見しました
1.友人と2人で、個人旅行を考えているのですが、飛行機、ホテルの手配
のみで、九寨溝、黄龍と回れそうですか?
ガイドブックでは、九寨溝入山の予約がないと、入れないとか書いて
あったのですが・・・
2.また、九寨溝←→黄龍への移動も、8−9月でないと、バスがないとか
書いてありました(両方とも、地球の歩き方なんですが・・)
移動手段として、バスは大丈夫でしょうか?
そんなこんなで、航空券、ホテル予約の前に心配事だらけです
(航空券も、日本から手配可能か まだ見切れてませんが・・・)
私の中国旅行としては、昨年 雲南省、一昨年桂林 ってとこです
両方とも全て個人手配で行きました
(雲南旅行時は、中国に出向していた友人に手配していただけました)
また、何か注意事項等ありましたら、ご教授願います
よろしくお願い致します
- いのうえさん からの返信 2006/05/16 00:13:41
- RE: 九寨溝に関しての質問
- いのうえです。
数碼さん、はじめまして。
>いのうえさんの旅行記、すごいですね
ありがとうございます。
>実は今年の夏(7/E)、成都、黄龍、九寨溝を個人で回りたいと考えてます
>いろいろ調べると、個人旅行は難しいことが良く出てきます
>そこで、いおうえさんの旅行記を拝見しました
>1.友人と2人で、個人旅行を考えているのですが、飛行機、ホテルの手配
> のみで、九寨溝、黄龍と回れそうですか?
> ガイドブックでは、九寨溝入山の予約がないと、入れないとか書いて
> あったのですが・・・
個人は本当に難しいですよ。僕の場合も申し込みをしてからかなり時間が
かかりました。飛行機は空いているのに、予約が入らないという状況がずっと
続きました。OKが出たのは3−4日前だったと思います。
そういう意味では、僕はやろうとしてできなかったのですが、Air China の
HPで予約するという手もあります。これだと飛行機が予約できるので、余裕
で行けます。
黄龍、九塞溝の観光シーズンは10月です。なので7月だと入山の予約がなく
ても入れるのだと思います。これは確認した方がいいのですが、僕は入山の予約
はしてません。
>2.また、九寨溝←→黄龍への移動も、8−9月でないと、バスがないとか
> 書いてありました(両方とも、地球の歩き方なんですが・・)
> 移動手段として、バスは大丈夫でしょうか?
僕は8月だったので、7月はどうなのかがわからないです。ただ、
バスが終了する時間は早いようです。僕が到着したのは午後2時頃だったと
思いますけど、もうどちらに行くバスも終っていました。ただ、マイクロバス
みたいなのがあって、九塞溝から飛行場へのバスは5時頃があるということです。
遅い時間だと黄龍からの移動手段はタクシー以外はなかったように思います。
>そんなこんなで、航空券、ホテル予約の前に心配事だらけです
>(航空券も、日本から手配可能か まだ見切れてませんが・・・)
これが難物です。手配可能ですが、なかなかOKがでません。
なので、僕はある旅行会社に1人のツアーという形を作ってもらって行動した
のですが、どうもそこまでやる必要はなかったようです。ただ、成都にはいろいろ
安いツアーもあるようですので、それも考えてみたらどうでしょうね?こういうのを
利用すると安心して旅立てますし、移動もタクシーなど考慮しないでいいので、
結果的に安くなるかもしれませんよ。問い合わせもできますね。
http://www.touraaa.com/rute/rute1jiuzhaigou.htm
Air China のHPで申し込みできれば一番いいのですが・・
そういう意味では、成都で旅館を営業されている人がいますので、そちらで
聞いてみるという手もありますね。
http://www.gogosc.com/house_jp.htm
「個人で行くよりもお買い得!!既成ツアー」って書いてあるページもありますよ。
http://www.gogosc.com/jply_HOME_lvyou.htm
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- こぶちゃんさん 2005/09/08 16:03:53
- ご訪問ありがとうございます
- 先日は私の旅行記にご感想いただきありがとうございます。本当に同じ時期に旅行していたようですね。どこか出会っていたかも。私はいつもほとんど個人旅行なのですが、九塞溝はちょっと無理かなと思ってツアーに入りました。いのうえさんとは渡航先の興味が似ているのでいろいろ参考にさせてもらいます。次はメコンデルタを狙ってます。
- いのうえさん からの返信 2005/09/08 22:24:41
- RE: ご訪問ありがとうございます
- いのうえです。
>本当に同じ時期に旅行していたようですね。どこか出会っていたかも。
もしかして、13日に日本を出て、14日黄龍、15日九塞溝、16日帰国
でしょうか?僕は12日に日本を出て、13日黄龍、14日九塞溝、15日成都、
16日帰国でした。ちょっとすれ違いだったのかもしれませんね。
>私はいつもほとんど個人旅行なのですが、九塞溝はちょっと無理かなと思ってツアーに入りました。
僕もダメだと思っていましたが、3日前程度に何とか決定できました。
>いのうえさんとは渡航先の興味が似ているのでいろいろ参考にさせてもらいます。次はメコンデルタを狙ってます。
そうですか。今後の旅行記が楽しみですね。
メコンデルタにも興味があります♪
また遊びに来てくださいね。
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