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パリを中心とした北フランスに行ってきました。目的は、アミアン・ランス・シャルトルなど、世界遺産にも登録されたゴシック建築。すべてパリからの日帰りの旅でしたが、あらかじめネットで時刻表を印刷(なぜかSBB=スイス国鉄のHPが便利)しておいたため、フランスは初めての私でも効率よく観て回ることができました。

北フランスの中世ゴシック聖堂を巡る(1)

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2004/12 - 2004/12

23811位(同エリア35765件中)

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Giraud

Giraudさん

パリを中心とした北フランスに行ってきました。目的は、アミアン・ランス・シャルトルなど、世界遺産にも登録されたゴシック建築。すべてパリからの日帰りの旅でしたが、あらかじめネットで時刻表を印刷(なぜかSBB=スイス国鉄のHPが便利)しておいたため、フランスは初めての私でも効率よく観て回ることができました。

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  • まずは“ゴシックの王者”アミアンの大聖堂から。パリ北駅9:13発の列車にのり、10:34終着駅アミアン着。

    まずは“ゴシックの王者”アミアンの大聖堂から。パリ北駅9:13発の列車にのり、10:34終着駅アミアン着。

  • 諸王のギャラリーなど美しい彫刻が一面に施され、「石の百科全書」と言われる西正面。<br />ゴシック建築を特集した本で、このアミアンの大聖堂が表紙を飾ることが多いのも納得。<br />

    諸王のギャラリーなど美しい彫刻が一面に施され、「石の百科全書」と言われる西正面。
    ゴシック建築を特集した本で、このアミアンの大聖堂が表紙を飾ることが多いのも納得。

  • 扉口の彫刻。

    扉口の彫刻。

  • 身廊の高さはフランス最大級の42m。ステンドグラスがほとんど残っていないのは残念ですが、おかげで堂内が明るく、細部まで見通せます。随所に施された後世のバロック風装飾・彫刻も、ゴシック建築によく合っています。

    身廊の高さはフランス最大級の42m。ステンドグラスがほとんど残っていないのは残念ですが、おかげで堂内が明るく、細部まで見通せます。随所に施された後世のバロック風装飾・彫刻も、ゴシック建築によく合っています。

  • 内陣の周歩廊には聖フィルマンの生涯を表した彩色彫刻があります。木彫りのように見えますが、石造りだそうです。

    内陣の周歩廊には聖フィルマンの生涯を表した彩色彫刻があります。木彫りのように見えますが、石造りだそうです。

  • 身廊床面に描かれたラビリンス(迷路)。中央には国王・大司教と並んで、この大聖堂の建築家の名も刻まれています。

    身廊床面に描かれたラビリンス(迷路)。中央には国王・大司教と並んで、この大聖堂の建築家の名も刻まれています。

  • ゴシック初期の傑作、シャルトル大聖堂へ。パリ・モンパルナス駅9:15発、終着駅シャルトル10:24着。<br />朝もやの中から現れる大聖堂に、遠くからでも圧倒されました。

    ゴシック初期の傑作、シャルトル大聖堂へ。パリ・モンパルナス駅9:15発、終着駅シャルトル10:24着。
    朝もやの中から現れる大聖堂に、遠くからでも圧倒されました。

  • 西正面。ゴシック様式への過渡期の建築物のため、他の大聖堂に比べ、まだ質素なロマネスク様式の趣を残しています。

    西正面。ゴシック様式への過渡期の建築物のため、他の大聖堂に比べ、まだ質素なロマネスク様式の趣を残しています。

  • シャルトル・ブルーと称される、建築当時のステンドグラスが数多く残っていることで有名。

    シャルトル・ブルーと称される、建築当時のステンドグラスが数多く残っていることで有名。

  • 周歩廊の石造彫刻。

    周歩廊の石造彫刻。

  • 料金を払えば、塔に登ることも可能(12時〜2時の間は閉鎖)。この細い螺旋階段をひたすら上るので、それなりの覚悟を。

    料金を払えば、塔に登ることも可能(12時〜2時の間は閉鎖)。この細い螺旋階段をひたすら上るので、それなりの覚悟を。

  • ゴシック建築の特徴のひとつであるフライング・バットレス(飛梁)を間近で見ることができます。

    ゴシック建築の特徴のひとつであるフライング・バットレス(飛梁)を間近で見ることができます。

  • さらに塔の上部へ。<br />壁面のステンドグラスの面積を多くするために、フライング・バットレスが突っかえ棒になり、外から建物を支えている様子がよくわかります。

    さらに塔の上部へ。
    壁面のステンドグラスの面積を多くするために、フライング・バットレスが突っかえ棒になり、外から建物を支えている様子がよくわかります。

  • 雨樋の役目をするガーゴイル。

    雨樋の役目をするガーゴイル。

  • 歴代フランス国王の戴冠式の場とされ、ジャンヌ・ダルクの物語の舞台ともなった、ランスの大聖堂。<br />パリ東駅8:16発、終着駅ランス9:54着。<br />パリから少し時間はかかりますが、途中の車窓から見る田園・河川の風景も美しいです。

    歴代フランス国王の戴冠式の場とされ、ジャンヌ・ダルクの物語の舞台ともなった、ランスの大聖堂。
    パリ東駅8:16発、終着駅ランス9:54着。
    パリから少し時間はかかりますが、途中の車窓から見る田園・河川の風景も美しいです。

  • 第1次大戦の爆撃の影響か、一部石が溶けている所があり、ゴシック風味のおどろおどろしさを増しています。

    第1次大戦の爆撃の影響か、一部石が溶けている所があり、ゴシック風味のおどろおどろしさを増しています。

  • フライング・バットレス。装飾過剰がゴシック建築の特色のひとつとすれば、このランスの大聖堂は他よりも抜きん出ているように思います。

    フライング・バットレス。装飾過剰がゴシック建築の特色のひとつとすれば、このランスの大聖堂は他よりも抜きん出ているように思います。

  • 訪れたのがちょうど日曜日で、ミサの最中だったため、荘厳なパイプオルガンの音色(と司教さんの美声)を堪能することができました。

    訪れたのがちょうど日曜日で、ミサの最中だったため、荘厳なパイプオルガンの音色(と司教さんの美声)を堪能することができました。

  • 現在の外壁を飾る彫像は復元された物が多く、隣接するトー宮に、オリジナルの彫像が展示されています。

    現在の外壁を飾る彫像は復元された物が多く、隣接するトー宮に、オリジナルの彫像が展示されています。

  • トー宮のクリプト(地下墓所)。現在のトー宮は第1次大戦後に再建されたものですが、クリプトは昔のまま(破壊されたまま?)のようです。

    トー宮のクリプト(地下墓所)。現在のトー宮は第1次大戦後に再建されたものですが、クリプトは昔のまま(破壊されたまま?)のようです。

  • 東側(裏手)から望む、ランスの大聖堂とトー宮。

    東側(裏手)から望む、ランスの大聖堂とトー宮。

  • ランスの大聖堂からさらに歩くこと20分余りで、サン・レミ修道院に到着。後代に改築した部分がはっきりわかります。

    ランスの大聖堂からさらに歩くこと20分余りで、サン・レミ修道院に到着。後代に改築した部分がはっきりわかります。

  • 隣接の付属博物館には、中世の武具やタペストリの展示あり。

    隣接の付属博物館には、中世の武具やタペストリの展示あり。

  • ランスからの帰路に途中下車したエペルネーの教会。

    ランスからの帰路に途中下車したエペルネーの教会。

  • モンサンミッシェルにも行ってきました。<br />パリ・モンパルナス駅発7:05のTGVに乗り、レンヌでバスに乗り換えて10:50現地着。帰りは16:45発のバスで20:40TGVパリ着。<br />モンサンミッシェルは1泊しないとだめという意見もありますが、とりあえず私は日帰りでも充分楽しめました。

    モンサンミッシェルにも行ってきました。
    パリ・モンパルナス駅発7:05のTGVに乗り、レンヌでバスに乗り換えて10:50現地着。帰りは16:45発のバスで20:40TGVパリ着。
    モンサンミッシェルは1泊しないとだめという意見もありますが、とりあえず私は日帰りでも充分楽しめました。

  • オフシーズンで他の観光客が少なかったため、まるで貸し切り状態。中世の雰囲気そのまま。

    オフシーズンで他の観光客が少なかったため、まるで貸し切り状態。中世の雰囲気そのまま。

  • 最上部の礼拝堂。手前が半円アーチ・窓面積の少ないロマネスク様式で、奥の内陣が尖頭アーチ・窓の大きいゴシック様式。

    最上部の礼拝堂。手前が半円アーチ・窓面積の少ないロマネスク様式で、奥の内陣が尖頭アーチ・窓の大きいゴシック様式。

  • 迷宮のような通路。

    迷宮のような通路。

  • 海側から見上げるモンサンミッシェル。百年戦争の時代には難攻不落の要塞だったというのもわかります。

    海側から見上げるモンサンミッシェル。百年戦争の時代には難攻不落の要塞だったというのもわかります。

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この旅行記へのコメント (5)

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  • コクリコさん 2007/01/24 14:08:18
    シャルトル
    Giraudさん、初めまして。
    voodooさんのところからやってきました。
    Giraudさんもフランスゴシック建築に興味があるのですね!
    私も、パリから日帰りでいけるゴシックの大聖堂を見て回っています。
    ただし勉強不足のため帰国してから「見落とした、しまった!」が多いです。
    シャルトルの塔にも上られたのですね。すばらしいです。塔の上から眺める景色やフライング・バットレス、感動的ですね。
    私は体力がなくて上がれませんでした。

    Giraudさんと同じような所を私も訪ねているので懐かしく拝見させていただきました。

    Giraud

    Giraudさん からの返信 2007/01/24 22:48:25
    ご訪問ありがとうございます
    はじめまして。
    コクリコさんの旅行記も拝見させていただきました。
    フランス・ゴシックの大聖堂の写真が、
    どれもきれいに撮れていてうらやましいです。
    (私のは、天気の悪い冬に行ったので・・・)

    旅行記の中で「ロマネスクも見たいけど、交通便が悪いところが多く〜」
    というのは、私も同じ気持ちでした。
    時間がたっぷり取れるときがあれば、ヴェズレーとか、
    南仏のロマネスク教会とかを見て回りたいのですが・・・

    これからも旅行気分に浸りたいときには見させてもらいので
    よろしくお願いします。
  • wiz さん 2006/11/26 20:43:56
    フライング・バットレス @シャルトル
    Giraudさん、こんばんは!

    この旅行記、このあいだも見ていたんですが大好きです!
    まさしく「フランスゴシック教会を巡る」の本のよう!
    そしてこのフライング・バットレスのお写真気に入ってます、
    これまたゴシック教会建築本のお手本ショッーート!!

    また遊びに来まーす(^-^)/~

    Giraud

    Giraudさん からの返信 2006/11/26 21:37:29
    RE: フライング・バットレス @シャルトル
    たびたびのご訪問&ご投票ありがとうございます。
    ここ数年ヨーロッパの教会建築巡りにはまっていますが、その中でもお気に入りのひとつがフランス・ゴシック様式で、だからこの旅行記を楽しんでいただけると、とても嬉しいです。
    これからもよろしくお願いします。

    wiz

    wiz さん からの返信 2006/11/26 23:07:47
    RE: フライング・バットレス @シャルトル
    教会建築巡りにはまっているGiraudさんの
    お気に入りのひとつ、フランス・ゴシック様式なんですね!
    他のお気に入りも気になります!

    次はどのへんを狙っているのでしょうか・・・?
    とっても興味あります・・・
    大国としては・・・スペイン?イギリス? ^^

    P.S.もっと投票したいくらいですが・・・(笑)

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