ボーダーの旅４日間【２】　～ハドリアヌスの城壁編～

2005/06/26 - 2005/06/26

AD122のバスは１日６本しか走っていない上、ニューキャッスルまで行くのはたったの１本！
Hexhamから電車でニューキャッスル入りすれば終バスを使っても行けるけど、私はバスで行きたかったのでそれは却下。
同じくHexhamから685番のバスを使うっていう手もあるんだけど、乗継の時間が少ないうえ、バス停が離れているらしいのでそれも却下。

時刻表を見つつ、行きやすいところを決めたらたったの２箇所しか行けないことが判明。
「Housesteads Roman Fort」と「Chester's Roman Fort」。
Housesteads Roman Fortの周りには城壁が城壁っぽく残っているから、ここは外せない。
Vindolandaも行きたかったんだけど、一度通り過ぎた場所に再び戻るにはバスの本数が足りなかった・・・。
30分程度しかいられないんじゃ時間足りないしさ。

お天気がよかったので、素晴らしい景色が拝めました。
イギリス人は歩くのが好きで、ヘイドリアンウォールも端から端まで歩いちゃったりするんだけど、その気持ちが分かったよ（笑）。
私も端から端まで歩いてみたい、と思ってしまった。

エリア その他の観光地(イギリス)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス

このバスに乗ってヘイドリアンに向かいます。
本数も少ないけど客も少ない。

Housesteads Roman Fortで降りて、遺跡まで歩きます。
普通に牧歌的なイギリスの田舎で、羊と同じフィールドを歩いて行くのが気持ちいい。

羊さん。
お宅にお邪魔してすまないねえ。
怪しいモノじゃないんで怖がらずに食事を続けてください。

ようやく遺跡が見えてきた。
斜面にべた〜っと広がっている様子が圧巻。

所々にたっている看板には日本語も書いてあります。

丘の上にはヘイドリアンウォールが残ってます。

これだよこれ。
すっごく昔に人の手で作られた物が、そのまま目の前にあるっていうのがちょっと不思議。
触れちゃうしね。
っていうか、上に登れちゃうし（笑）。

ヘイドリアンウォールは見学無料。
端から端まで壁沿いを歩く人は、当然お金はかかりません。
でも、Housesteads Roman Fortとかの遺跡は入場料がかかる。
なので遺跡の周りには柵が設けられていて、ヘイドリアンウォール沿いを歩いてきた人がタダで入れないようになっている。

けど、イギリス人がやることはそんなに厳密ではないので、柵にも隙間があったりするんだな。
私はこの隙間を逆に利用して、外に出て壁を見学したよ。
だってさ、こんな壁を見たらついつい横を歩いてみたくなるでしょ？？？

壁の上を歩いている人もいれば、横を歩いている人もいます。
でも、フットパスマップを持っててもどっちに行けばいいか分からないことも多いのがイギリス。
あっちにウロウロこっちにウロウロしてる女性もいました。

壁の上にはすっかり土がつもって草が生えている。

横からみるとこんなに積もってるんだよ。
年月を感じるね・・・。

ここからはChester's Roman Fortです。
壁はないけど、宿舎とかお風呂の跡が残っている。

排水溝の跡かしらね。

これはお風呂の跡。
お風呂って言っても湯船じゃなくて湯気のお風呂だったみたいです。

ここがメインのお風呂。
壁のアーチがきれいに残ってる。

遺跡の横にある川沿いで一休み。
いい景色だねえ。

結構広い中に色んなものの跡が点々としているので、全部を渡り歩くと疲れる・・・。

でも、こんなに規則的な石の整列が大昔からそのまま残ってるってのを見ると疲れた体に鞭打って歩いちゃいます。

帰りのバスを待っていたのに全然来ない。
Hexhamで１時間あるからちょっと町を歩こうと思ってたのにそれ所じゃく、乗り継ぐ予定のバスが来ちゃうんじゃないか！？って位待たされた・・・。
何だかアクシデントがあったらしい。