2012/10/14 - 2012/10/15
5位(同エリア43件中)
フルリーナさん
- フルリーナさんTOP
- 旅行記86冊
- クチコミ43件
- Q&A回答23件
- 444,766アクセス
- フォロワー83人
カンノビオからロカルノ経由、バス乗り換えで向かったヴェルザスカの谷。
小島先生の「スイス秘境の旅」を読んで以来、ぜひぜひ行ってみたかったのですが、あいにくの天気に。
今回はLavertezzoの渓谷と「ロミオの青い空」の舞台となったSonognoを訪れました。Lavertezzoは、小雨にもかかわらず、宝石のように美しい川の水でした。
※写真・文章の無断転用は禁止します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
さあ、いよいよヴェルザスカの谷です。
スイスに入ったので、バスがホルンマーク。
あのおなじみのプカプカ〜というクラクションの可愛いバスです。
スイスに入ってうれしいのはなんといっても荷物を駅や郵便局留めで送れること。
さっそく、大きな荷物を送ろうと駅へ。
ソーリオは郵便局がないので送れないので、プロモントーニョ止めで送りました。11年前は泊まるホテルを荷札のようにつけておいたらホテルに届いていたので、今回もそれを期待して荷物にホテルの名前を書いた荷札を付けました。
はたしてホテルまで届くでしょうか?
そして、ロカルノ→ラヴェルテッツォ→ロカルノ→ソーリオ、フェックス→ミュスタイア→マッレスまでの切符をゲット。
日づけと乗りたい電車、時間、を書いて渡すとお安いチケットをさがしてくれます。
ヴェルザスカ谷は、アルコバレーノ(虹)切符というのがあって、お安くゲットできました。ただ、これは時間制限があるようなので、乗りたいバスの時間、途中下車して乗り継ぎたいバスの時間などを書いた紙を渡すのが間違いありません。
ロカルノの駅後ろのバスターミナルから、Valle verzasca のSonogno行きが出ています。観光客はあまりおらず、学校帰りの生徒や、買い出しに来た地元の方らしき人がちらほら。 -
ロカルノから谷を登って行くにつれ、マジョーレ湖の絶景が広がります。
晴れてたら、きれいだろうなあ(涙)。
そうして谷の入り口。
谷の入り口はダム湖になっています。 -
谷深く分け入ってく感じにワクワク!
途中、ここも心ひかれた村、コリッポが山に張り付くようにありました。
ここもすごく行ってみたかったのだけれど、母たちには無理そうな坂道なので断念。
ダムに流れ込む川。雨だからということもあってか、水量も豊富。 -
そうして、バスはラヴェルテッツォに到着。
数人の観光客と一緒に下車。
降りるとすぐに、この美しい渓谷の景色が待っています。
ヴェルザスカ川はほんとに美しいエメラルド色。
そして、石に横線の模様が入っているので、なんとも造形作品を見てるようです。 -
奥に見えるのは村の教会。
でも、みんな村とは反対のほうへ歩いていきます。 -
そう、目指すはポンテ・デイ・サルティという名の眼鏡橋。
この谷の、代表的な景観の一つです。
ポンテ・デイ・サルティとは、飛び込み橋という名前だそうな。
確かに、こんなにきれいな色の川の水、夏だったら飛び込みたくなっちゃうかもですよね〜。 -
小さく見えるけど、けっこう長い橋です。
でも、幅はとっても狭くって、高さもあるからちょっと怖い感じ。 -
橋の上で記念撮影。
手前では、けっこうなお歳のおじいちゃまがラブラブ?ハグ中。
いくつになっても、こんなにラブラブな夫婦なんて羨ましいなあ・・・。
と、独り身のわたしはちょっとさびしい(笑)。 -
ポンテ・デイ・サルティから、村の方面の眺め
-
谷の上流方面。
ほんとにきれいな色ですよね〜。 -
普段は穏やかな川だけど、大雨が降ると激流になるそうで
岩が流れに削られて、その岩岩がなんともリズミカルで美しいです。 -
そしてこの透明度。
川底の岩の模様まで、はっきりと見えます。
小雨が降っていても、こんなにきれいな水の色。
晴れたら、どんな色なのでしょうね〜。 -
バスの待ち時間が2時間もあるので村の散策。
-
と、思ったらあっという間に村一回り。
-
道沿いにカフェ兼レストランを見つけたので、そこでバス待ちをすることに。
花好きの母は、民家のお花に引っかかってます。
この花、なんだろうね〜。
この花の種、売ってないかしら・・・。
そんなこと聞かれてもわかりませ〜ん。 -
カフェには地元のおじいちゃんたちがビールのみながら、大盛り上がり中。
最初見慣れないアジア人に、びっくりの様子でしたが
すぐに親しげに「ボナ セーラ」とご挨拶してくれました。
バスまで2時間近くあるのだけれど、それまでコーヒー飲んで待たせてもらえるか聞くと、「もちろん!」とのこと。
レストランがすごく眺めがいいのでのぞいていたら、飲み物だけなのに、そちらに座らせてくれました。
広い窓からは、この渓谷の眺め。
飲み物だけで、嫌な顔せずにバス待ちさせてくれた叔父さんに感謝!!
ところが、「ほんとにありがとう!」とお別れして、バス停に行ってビデオをお店のテーブル下に忘れたことに気づきました。
ダッシュでお店に走り、ビデオゲット・・・。
バスに乗る前に気付いてよかった〜!!
無事に忘れ物をゲットしてバス停に戻ります。 -
バスの待合室は、ちいさな礼拝堂のようになっていて、バスを待ってる間も何となくほっこりとした気持ちになります。
-
そうして、さらに谷をさかのぼります。
雨は本降りになってきました。
標高が上がるにつれ、霧が深くなり、バスの目の前は真っ白。
バスを降りて気が付いたのですが、あれは霧ではなく雲。
雲が、目の高さに流れていきます。
さすが、スイスだわ。 -
今日の夕食は、ラザーニャとスパゲッティっとスープとサラダを3人でシェア。
格式高いところでは、こんな非常識なシェアできないけど、そこが田舎の小さな宿のいいところ。
スパゲッティが来て気づきました。
あっ!!ここはスイスだった!
そう、イタリアではありえない、昔のナポリタン風の小麦粉スパゲッティです。
イタリア語圏だから、パスタはアルデンテかと思ってたんですけどねえ。
でも、妙に懐かしい味で「昔、こういうスパゲッティ―作ったわよね〜」と、うちの母たちには好評でした。
ラザーニャとスープとサラダはとっても美味しかったです♪ -
日も暮れてきました。
かろうじて、山がうっすらと見えてます。
うっすらでも、見えてよかった! -
村は、ちょっとソーリオを思わせる石造りですが、ソーリオよりもちょっと可愛らしい感じ。
-
こんなちょっとした工夫が、街並みを美しくするんですねえ。
-
時間が早くて開いていなかったけど、エノテカ。
ワインも売っているのかな?
ちょっとすてきな居酒屋券食堂のような雰囲気でした。 -
壁絵の家もいくつかありました。
マリア様の絵が多いですね。 -
こちらもマリアさま。
村人の、そしてこの家の家族の、いろいろな出来事を、喜びも悲しみも見てきたのでしょうね。
スイスは昔とても貧しく、出稼ぎに出る若者も多かったとか。
ロミオのように煙突掃除だったり、傭兵だったり。 -
ホテルの窓から。
村の入り口にあります。 -
村の教会の鐘楼。
鐘の音が、村に響き渡ります。 -
バスまで時間があるので、村の博物館へ。
貧しかったこの谷の、でも谷の生活の家族の温かさを感じられる博物館でした。 -
村の中心部から少し足を延ばすと、牛さんたちが。
のどかな静かなソノーニョでした。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- 温泉スイスさん 2012/11/27 19:41:08
- ちょこっと、お近くへ
- フルリーナさん、こんばんわ。
まだまだ、アップは先になりますが、我々も、ちょこっとロカルノへ行きました。
ドモドッソーラからチェントバッリ鉄道で。雨の中、することもなく鉄道の旅を、と思って。でも、いつかぜひ、じっくりと日数をかけて行ってみたい所です。
では!!
温泉スイス
- フルリーナさん からの返信 2012/11/27 21:38:58
- RE: ちょこっと、お近くへ
- 温泉スイスさん、そうですか。
あいにくのお天気だったのですね。
チェントバッリ鉄道と、沿線の谷、私も行ってみたいなあと思いつつ、今回はいけませんでした。
アップ楽しみにしていますね〜♪
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
フルリーナさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
29